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劇場版『アバレサマーはキンキン中!』

色々あって、公開から3週間後とかなり遅くなってしまったんですが、見てきました、映画版!
とりあえず、入口でチケットを買う時に、あえて「アバレンジャーを一枚」と言ってささやかな戦隊ファンの自己主張をしてみたり(苦笑) 夏休み空け後の、しかも夜の回とあって子供の姿は全くなく、つうか大人の姿もちらほらという広々とした状況でのんきに見ていました。

で、内容。
いやあ、面白かったですね〜!………エンティングが(笑)
まあ、それもともかく、見るまで『ネタばれする程内容はないだろう』と思っていたのですが、これがどうしてどんでん返しとかあって面白かったです(^^)ので、ざざっと一見感想で書いてみようと思います。完全にネタばれですので、見てない方は御注意です(汗)


とりあえず、冒頭の文字どおり絵に書いたような氷山に大爆笑(笑)それがまた絵に書いたように爆発してくれるもんだから、新爆竜そっちのけで思いきり笑い転げ。いやあ、やっぱ戦隊はいいですね〜♪

さてさて、なんの前触れもなく、みんなで海に遊びに来ているアバレンジャー御一同。スケさんもちゃんと来ていたので、『「恐竜や」はどうした(^^;』ってのがまずはじめのツッコミですが、まあいつも通り横ちゃんさんあたりがひとり途方に暮れて店番しててくれてるのかな〜とか。 レギュラーキャラなのに今回は出番なしで可哀想ですよね、この方。
そこにダイノアースの伝説の中に出てくるフリージア王女が突然出現する事で、平和な夏休みモードが一気に戦闘モードに突入になります。

彼女を追って現れるエヴォリアンのトリノイド……ならぬヘキサノイド「ハナビキニキビーナス」。映画版特製の「六種類」の要素が合体するこの怪人、自己紹介のあとアスカさんが指折って「花火、ビキニ、にきび…」と六個の要素を確認していたり、えみぽんさんが「ヘキサってのは6って意味」とカメラ視線で説明してくれたり。無理がありまくるのは承知の上みたいです(笑)
とゆうかパンフによると「スタッフみんなで無言でしりとりを考えていた時があった」そうで(^^;デザイナーのさとうさんも『(デザインするのに)かなり困った』という談話を出されていましたし。…御苦労様です(苦笑)
このデザインも去る事ながら、「どうやって使うのよ、六つの要素!?」的なビキニキビさん。みんなをビキニ姿にするという訳の分からない攻撃を仕掛けてくるかと思えば、えみぽんさんをビーナス像(足下にはちゃんと貝殻付き)にするといういきなり恐い攻撃に出てきたり。この調子でみんなをビーナスにしてしまえば話は早いと思うのですが、まあ、それやっちゃったら話終わっちゃいますしね(苦笑)

とりあえずなんとかニキビさんを振りきり、フリージア王女が持っている折れている剣の先っぽを探す為に東京に向かうアバレンジャー達。(海岸はどこの設定だったんだろう??)
そんでもやっぱニキビさんはおっかけて来る訳で、凌駕だけが剣探索に向かい、あとの残りはニキビさんのお相手。
良く分からないハチ能力で、幸人がちっちゃくなっちゃったり、らんるが100人(多分)になっちゃったり大混乱だったんですが、なんだかんだでミニ幸人の活躍でニキビさんを無事撃破。あのらんるの大軍に踏みつぶされもせず、しかもどこからかミニ車をちゃんと調達してくるその甲斐性には脱帽。しかもニキビさんの爆発にも、超高度からの落下にもしっかり耐えるアバレスーツの耐性に感服。まあ、スーツの耐性はジシャクナゲンゴロウの時に証明済みですけど(笑)

一方凌駕さんとフリージア王女は剣さきっぽ探索でテレ朝のスタジオへ(笑)この際テレ朝ビルと東京ドームシティを行ったり来たりしてるんですが……どんな位置関係だ(^^; いや、少なくてもターザンでひゃーと行けるような距離ではないとは思いますけどね(笑)
ここでキラーさんがちらっと出てくるんですが…ホント『ちらっと』というしかないような出番で(苦笑)しかも殆どいいとこなしであっという間に退場だし。唯一の見せ場が思いきりカメラ目線アップの爆竜チェンジだけっつう。まあ、昨年のゴウライも出番少なかったですし、追加キャラは仕方ないかな。…と思ったけど、考えたらガオシルバーは結構出番あったなあ(^^;
ついでにやはりここでジャンヌが「ちらっと」を通り越した位ちらっと出てくるんですが…ちらっとでしたね〜(^^;出番があっただけましかな。

再びテレ朝に戻り、無事剣を修復する凌駕と王女。

でも、ここに来て大どんでん返し。

フリージア王女は実は偽者で、その正体は次元の流れ者・「ガルウディ」という怪物だった。

「窮屈だった」とかいいながらフリージア王女の皮(…(- -;; )を脱ぐ(??)ガルウディさんですが……子供泣かないか?あれ(^^;ちょっと前に見た「新・影の軍団」を思い出しましたね〜!。まああっちの方が断然グロかったですけど。
つまりは凌駕が一生懸命修復した剣は、冒頭で出現した爆竜の操作に必要なものだったんだけど、それを修復するにはダイノガッツが必要だったので、アバレンジャーを利用したんだという。

この展開にはやられましたね〜!まさか戦隊映画版でネタばれになる程の内容があろうとは(^^;

この後はガルウディ操る映画版爆竜と爆竜総動員の大騒ぎ…の脇でこっそり展開される肉弾戦(笑)
映画版爆竜のせいですっかり南極と化した氷の世界の東京で……あれで一般市民の死者が一体何人出たんだかってとこですが、まあその辺は戦隊ではナチュラルにシカト。
12爆竜対決の図は中々見ごたえがあったんですが、つうか本編ではキラーさんに奪われちゃって後、すっかり忘れられている(27話現在)バキちゃんとディメノコの姿にちょっと涙。しかもあっという間にフリーズされちゃうしでもっと涙(T T)しかも解凍するのにブラックのファイアーインフェルノと来ますからね。てれびくんCD版でも似たような展開がありましたが、破壊力を考えたらあんまりでしょう、それは(^^;
敵爆竜合体の「バクレンオー」は、『…アバレンオージ?』って感じでしたが(笑)味方合体の「キラーアバレンオー」はもっと無理があったのでまあいいでしょう♪(←何がだ)

時に、ここでキラーがいなくてもゲイラーさんは合体が可能な事が判明。
…キラーさんの今後をお祈り致します(^^;

ゲイラーさんもともかく、やっぱり役に立ってるんだか立ってないんだか非常に微妙なステゴスライドンですが(^^;まあでも他の腕パーツ連中はもっと扱いが悪かったのでまだいいでしょう。
ともかくまあ、30分枠というせせこましい展開の中で結構しっかりやった爆竜達の活躍により、無事敵ロボを撃破、残ったガルウディさんも凌駕さんに一刀両断であっさりお終い、めでたしめでたしです♪

で、めでたくないのはエヴォリアンサイド。
映画版は専門敵が出てくる関係で、どうしてもレギュラー敵陣の扱いが悪くなる傾向にありますが、ニキビくんは「要素を六つに増やしたため巨大化出来ない」、ギガノイドは「ようやく完成した時には映画が終わっていた」という切ない展開で。
で、せっかく作ったギガノイドを「じゃあ555に出してやる〜!」と叫んでいたヴォッファさんですが、それがあの555に出てた巨大獣なんでしょうか?(笑)そうですねえ、じゃあ名前は「威風堂々」あたりでどうでしょうか♪


ででででで。
本編はまあめでたしめでたしでお終い♪って事で。
エンティングは今年もダンスをやってくれるって聞いていたのでとっても期待してたんですね(^^)しかも先に見に行った 弟に『(私が)きっとエンティングの為だけにDVDを買うと言い出すんじゃないかなあ』と 言われていて。

…実際見てみて、その言葉の理由が良く分かりました。
まじ欲しいです(笑)

昨年のハリケンダンスも秀逸だったんですが、今年のエンティングは敵好きにはたまりませんね!
要はアバレンのエンティングのアバレンジャー達の部分が、リジェ・ジャンヌ・ミケラ・ヴォッファに置き換わっているいわば「オフィシャルパロディ」といった風情だったんですが、もう冒頭の4人歩きから大爆笑。恐竜やにやってくる4人、入口でつかえているやつはいるわ、にこやかにカレーを食べるジャンヌがいるわで、もうなんつうかかんつうか、エヴォリアン好きとしてはとにかく「嬉しい♪」って一言(^^)ホントこのエンティングの為だけにも一回見に行きたいですもんね♪

本編で出番が少なければ、エンティングで美味しい所を持って行く。
……そんな事を昨年ゴウライジャーもやってたなあ(笑)
キラーさんも最後ちょこっとなんかやってた気もしますが、エヴォリアンの迫力(?)には全然かなわないですもんね(^^;劇場版555の一番悲惨キャラ・カイザと合わせて「…頑張れ(汗)」と言っておきます。

そんなんで、面白かったです〜!劇版。やっぱいいですねえ、戦隊は♪

…その後に見た555のあまりの重さに胃痛発生。
ううん、私はやっぱ戦隊の方が好きです(^^;


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