マジレンジャー感想日誌


back

index

next

Stage.20『キスしてケロ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜』

…もう今週はとにかくヒカル先生に尽きます。
いろいろあったような気もしますが、彼の登場にすべて持っていかれてしまいました(苦笑)なんなんだよ、あいつは〜〜!!!(焦)
…なんであんなにエセ臭い笑顔なんだ!
…なんであんなに胡散くさげなんだ!!
どことなく上っ滑りっぽい喋り方といい無駄に偉そうな態度といい……
つうか微笑まれるだけで背中に虫酸が走って悲鳴をあげたくなるような人間なんて世の中に早々いないような気がします。なんなんだ、なんなんだ、なんなんだ〜〜〜!!!(大汗)お陰で先週派手に登場したライジェルさんことメーミィさんの陰がすっかり薄れてしまいました。ううん、不幸。

…ヒカル先生を見ていると、初登場時に炎上する車を背景に雄叫びをあげていたアバレキラー@仲代先生がかなりまともだったような気がしてしまうのが不思議です(^^;てかまあ方向が違うだけ……仲代先生は変質者系で、ヒカル先生は悪徳商法セールスマン系とゆうか。(←言い過ぎ)
…まあ、どちらも変な人である事は変わりないですが。

…言いたい放題叫んだら、やっとちょっと落ち着きました。
てなんでヒカル先生祭りでした。(強制終了)


…これで今週の書きたい事はほぼ書いてしまったのですが(笑)一応ストーリーをば。

前回登場した、ランプ猫事スモーキー。
このランプは実は魔法力を込めると銃としても使えるそうなんで、何故か指名を受けた魁が試射をしてみるのですが、どうも魔法力の使い方がいまいち下手らしくてどうもうまく扱えない。どういう仕組みになっているのかは分かりませんが(魔法アイテムにそんな事を言うのはナンセンスですけど)魁がやけになって下手な魔法を注ぎ過ぎたお陰で、中にいるスモーキーはへろへろになってしまい、とうとう気絶してしまいます。…こういうのを端的な日本語で自業自得というのだと思います。


一方インフェルシア。
ウルさん留守をいい事にすっかりインフェルシアの大将気取りの彼は、早速「冥獣人」なる冥獣の進化系のような怪人を呼び出します。
冥獣人は冥獣よりも格が上のようで…とりあえず喋ります。喋れれば偉いという訳でもない気もしますが、どうやらそういう事みたいです(笑)つうか喋れる分だけまぬけになりそうというか、従来戦隊雑魚敵のコミカル系に走りそうな気がしなくもないのですが…まあ、個人的にはその方が歓迎♪

で、今週の雑魚敵はグレムリン。…つうかシュリケンジャー(笑)OPで(ハリケンの)シュリケンジャーの声優である松野さんのお名前をちらっと見かけて「あれ??」って思ってたのですが…あれだけ分かりやすく(シュリケンさん風に)喋ってくれれば、声優さんにどうも疎い私でも簡単に気がつけます。親切設計。

そして地上界にやってきたグレムリンくんは、メーミィから貰った魔導アイテム「災いを招くペン」で、ン・マ様復活の為に大量の人間の生け贄を手に入れるべく、せっせこと落書きを始めます。
落書きをする為の「災いインク」は人の災いを招くとインクがチャージされる…という少々曖昧な定義なシロモノなのですが、そこはいたずら好きのグレムリン。ノープロブレムでせっせこチャージし、大喜びで落書きをしています。個人的にはそのインクのあまりの伸びの良さに吃驚したりしてましたが(笑)

途中でマジレンたちがやってきて落書きの邪魔をしようとするんですが、意外にグレムリンくんは強くて、マジレンたちは逆にその伸びるアコーディオン手から繰り出されるピコピコハンマーでぽかぽか殴られてしまいます。…本編を見てない人には訳が分からない記述だと思いますが、嘘は書いてません(笑)

結局マジレンたちは光る雨蛙に助けられて窮地を脱します。
…重ね重ね言いますが、嘘は書いてません(^^;


そのカエル君はみんなの命の恩人という事で、芳香ちゃんの提案で小津家で飼われる事になりました。ぴかっと光ってみんなを助けてくれたという事で、名前は「ヒカルくん」に決定です。
他の兄弟は少々呆れ顔くらいで済んだのですが、それで済まなかったのが麗姉。先週ちょろっと伏線が張ってありましたが、彼女はカエルが大の苦手。
…なのに、カエルは何故か麗姉に懐きまくってきて、彼女半狂乱で魔法部屋は水難の相。

ついでにどこからともなく「キスしてケロ」という声が聞こえる…。

耐えきれなくなった麗姉は、カエルを(多分こっそり)池に捨てに行きます。

「仲間の所へお帰り!」
麗姉はケースをひっくり返して、ケースから水ごとカエルを放り出そうとしたのですが、中々カエルもしぶとくてケースから手(?)を離してくれない。つまんで放り出せば早いんですが、嫌いなものを触れる訳が無く、こちらも意地になってケースを降り続ける麗姉。
…まあ無理もない。私はカエルをはじめ大抵のものは平気なんですけど、ナメクジだけはどうしても駄目ですし。「噛まないから平気だよ」とか言われるんですがそういう問題ではないです(泣)触るどころか視界に入るだけで半泣き。もし魔法が使えたらきっと麗姉と似たりよったりな状態になるでしょう。同じ理由でウミウシとかアメフラシとかも駄目です。泣きますまじで。…脱線脱線(^^;

争いの結果、根負けしたのはカエルくん。厄介払いができてほっとした麗姉はさっさとその場を立ち去ろうとするのですが、その背後から寂しそうな(?)けろけろという声が…。
思わず振り返った麗姉は一言。
「…そんな目で見ないでよ」
目がいいなあ、麗姉!(笑)相手はあんなちっちゃな雨ガエルなのに、よく見えたな目が!

「…悪いけど、私はあなたと一緒には住めないわ」
麗姉はそんなうらめしそうなカエルくん相手に独白。
なんでも彼女は小さい頃弟(魁)に背中にカエルを入れられて以来、カエルが駄目になったのだそうです。ベタな展開ですが…不幸だ(^^;
麗姉は棒でカエルをつつきながらため息。

その時、
((キスしてケロ))
と再び声が聞こえる。
慌てて周りを見渡す麗姉でしたが、勿論周りには誰もいない。
「…もしかして、あなたなの?」
問われたカエルは喉をころころ鳴らして肯定とも否定とも取れる要するに人間には理解できないカエル語で返事をする…というか只鳴いただけのような気もしますが。

麗姉は困ったような顔をして、
「…好きにならなきゃキスなんてできないよ…」
と、ぼそり。
いや、そういう問題じゃないから麗姉。
…だってもしこれがカエルじゃなくてナメクジだったら…ナメクジだったら……うわわわわわわわあ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!(←想像の限界を超えて半狂乱気味)
ナメクジにキスなんて嫌だ、絶対嫌だ!!
…何があっても嫌だ!!(泣)

…失礼しました。取り乱しました(^^;


話を戻しまして、カエルをつついていた棒の軌跡から、グレムリンくんが書いていた落書きは魔法陣だという事に気がついた麗姉。最後の落書きがされる場所を割り出し、兄弟揃っていたずらっ子退治に向かいます。

……が、やっぱグレムリンくんは微妙に強い。
そんでも意地になった麗姉は果敢に一人で飛びかかって行くのですが、ピコピコハンマーパンチに返り討ちに合い、ひとり素面に戻ってしまう。
そしてピコピコハンマーからハサミに切り替えた手でぐさっとやられそうになったその時……!!

……助けに入ったのはカエル。

ナイト・カエルは、超ハイジャンプでグレムリンくんのおでこにぺたり。
あんな小さな雨蛙のアタックくらい攻撃にもならないような気もするんですが、グレムリンくんは気持ち悪いのかすっかり取り乱して、お陰で麗姉は命拾いをします。

怒った兄弟達が戦っている後ろで、麗姉は、自分を庇って、そのせいで地面に叩き付けられてしまったカエルを丁寧に拾い上げる。
「私を、助けてくれたのね…ヒカル……」
カエルはすっかりへろへろで、てっきりもう死んじゃったのかと思ったら、
((キスして…ケロ……))
……結構しぶとい(苦笑)

「…ごめんね………」

麗姉は、涙を一粒ぽろり。
そして、神聖な感じで、そっとカエルにキスをします。

その瞬間、カエルは金色に光りだして…………………………!!!!!

…ヒカル先生の登場となります。


カエルがいきなり人間体になって、麗姉は勿論、他のみんなもびっくり。
「カエルがイケメンに??」の芳姉の言葉には笑いましたが、「イケメン」と言われて妙に納得出来る顔ってのもある意味凄いなあと(笑)イケメンというよりは天然王子様系ですが。

「君のキス、確かに受け止めたよ」
にっこり笑うイケメン(自分で打っといてなんかやだな)に、驚きと恥ずかしさで口を覆う麗姉。

彼の名前は天空聖者・サンジェル。
15年前のライジェルとの戦いの際に、ライジェルをミイラにした代わりに自分はカエルになる呪文を喰らってしまって、なんとかカエル体でも結界だけは張ってそのミイラを封印してきたのだけど、先の騒ぎで…という展開だったのだそうです。
「…僕がかけられた魔法を解くには、青の魔法使いにキスしてもらうしかなかったのさ」
とサンジェルさん。
「それで麗姉ばかりにつきまとってたのか…」と納得のちい兄。
何故青限定(^^;
ついでに、どうせなら「僕は実は魔法をかけられた天空聖者なんだ。キスしてくれれば元に戻れるんだ」とか筋道だった?お願いの仕方をすれば、麗姉ももっと早く腹をくくってキスしてくれたのかもしれないのになあとか思ってみたり。『カエルにされた人間』にキスをするのと『カエル』にキスをするのでは大分気分が違うと思いますし。
…まあいいか、今更。

笑顔が怪しい天空聖者サマは、戸惑う麗姉の頭をなでて、
「それにしても、よく魔導陣の事に気がついたね、優秀だ」
と褒めてくれます。
「それに引きかえ……」
…の言葉にびびったのは、魔法鏡でマンドラと一緒に一部始終を見ていたスモーキー。この天空聖者サマがスモーキーの言っていた「旦那」なんですね。折角得た自由を守る為になんとか逃げ出そうとするスモーキーでしたが、逃げられる訳も無くあっという間に魔法で天空聖者サマの手の中に収まってしまう。
更には、お仕置きまで喰らってしまったりして。
…嫌な旦那だなあ(^^;

その後は彼が変身する「マジシャイン」の独り舞台。
無駄にキンキラキンで兄弟達よりも長めのマントを翻す彼は、魁が打つ事すら出来なかった「マジランプバスター」を自在に操り(曲げて打てるあたり、気分はサイコガン)初登場らしい圧倒的な強さを見せてくれます。てか、魁はこすり方が足りなかっただけなんじゃないだろうかと真剣に思ってみたり(笑)

そして最後は「スモーキーシャイニングアタック」
…要するに猫パンチでフィニッシュです。

そして、決め言葉は
「今日の授業はこれまで!」
…かなり脱力気味です(^^;


ラスト、小津家にやってきた天空聖者サマ。
「今日から僕が君たちの魔法の先生だ。住み込みで教えるからね〜〜!」
と、いきなり居候宣言。しかも押し掛け先生ときた。
「誰がそんな事を許可したんだよ!」と怒る魁に、
「あれ?彼女が言わなかったかな。
『今日から家族の一員になったヒカル君です』ってvv」

…この時の笑顔にはホント倒れそうになりました。脱力しすぎて…。
光の天空聖者に相応しい輝かしい笑顔と言えばそうなんですが、それを遥かに凌駕する怪しさというか胡散臭さというかやらしさと言うか…だれかこの人どーにかしてよ〜〜!(^^;

「…僕の本当の名前はサンジェルだけど…ヒカルでいいよ」
…そしてウインクに気絶寸前(汗)…なんなんだよ、なんなんだよ〜〜!!(汗)
ついでに早速麗姉を口説いてみたりして。単純にからかってただけかもしれませんが、複雑な乙女心をいじめるなよ!!
てゆうかカエルにされてた癖にえばるな!!(笑)


まあ、という訳で今日から彼はヒカル先生。
彼の登場で、今まで築きあげてきたマジレンの世界が完膚無きまでに破壊し尽くされたような気がします(^^;
お陰ですっかり既存キャラが霞みまくり。…特にアニキとちい兄(汗)

まあ、こんな反則的に濃いキャラに勝てる人は早々いなそうな気もしますが、なんとか既存キャラ達も喰われないようにと言うか存在を忘れられないように頑張って頂きたいものです。


…そして、ヒカル登場のあまりのインパクトの強さにすっかり忘れてましたが、ウルさん今週も全く出番なし。どこで何やってんだかなあ、あの人は(汗)


back

index

next