マジレンジャー感想日誌


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Stage.23『禁断の魔法〜ロージ・マネージ・マジ・ママルジ〜』

今週冒頭は悪夢と現実の両面から冥獣人に襲われる不幸な少年の悲鳴から始まりました。
この不幸すぎる少年は、仮面ライダーアギトで主人公が居候していた家の息子の太一くんなんだそうで。アギトは2001年の番組ですから4年経過。すっかり大きくなっちゃって・・・って感じです。

そして彼を襲う冥獣人。
「…抱きしめたら、離さないよ」
怪しくささやく低音ボイスは緑川光氏。近年戦隊ではアバレのトップゲイラー の声をやられてますが、私としては、調度今見ているゴーゴーファイブ('99)で敵幹部役で登場された所なので、そちらの方の印象の方が強い感じ。
シリアス系の造形ですが、ある意味『成長したマンドラ坊や』と言われても信じそうな姿です(笑)緑川氏だから緑系なのかどうかは不明ですが。

どうでもいいですが、彼、真夜中にあれだけ絶叫してるんだから、家族の一人位驚いて出てきてもいいんじゃないかとか思ってみたりしちゃいます(苦笑)


さて小津家。
今日の課題は「魔法でピアノを弾く」
先生はやる気まんまんで、ホワイトボードにわざわざお題を書いてたりしますが(とゆうか日本語書けるんだなあ…)生徒たちはやる気はともかくとしてみんなうちわでぱたぱたしてて、あまり授業態度はよくないです。とりあえず小津家にはクーラーはないらしい(笑)

で、ええととりあえず。
・魁、サッカーボールよりももっと動かしやすい物体っていくらでもあるんじゃない?
・アニキ、…そもそも何をしようとしてたの?(^^;
・麗ちゃん、上に同じく。(…つうかあれって『占い』なのか…?)
・芳香ちゃん、どうせなら「ピアノ弾きマシーン」とかに変身すれば良かったのに(笑)

結局「逞しき匠の技を託す薬」などという、韻を踏んでどーする・・・まあそれはいいとして(^^;便利とかそういう次元を通り越した薬を使ったちい兄がひとり課題クリア。応用力だなんだと言ってますが、ある意味なんでもありの魔法薬調合はやっぱ卑怯な気がします(苦笑)いや、でも卑怯さにおいてはやっぱピンクの変身魔法に勝るものはないかなあ。

ともかく無事課題クリアで褒められまくるちい兄。
「翼の成長はすばらしい。僕の修業時代よりもすごいかもしれない」とヒカル先生も絶賛。…成長がすばらしいという事はそれだけ元がいまいちだったのではとか意地悪なツッコミを一瞬入れそうになりましたが(爆)

その凄さはスモーキー曰く「リバースの魔法を許される程」なのだそうです。
このとってつけたようにいきなり話題に出てきた「リバース」は、時間を自由自在に巻き戻せるという超便利魔法なのだそうで。でも一歩間違うと人の運命も歴史も変えてしまう可能性がある超危険魔法という事で、唯一使用を許された術者クロノジェルは自らを封印、ついでに魔法自体にも呪いをかけたといういわく付きのお素敵魔法なんだそうです。
…いや、それ自体はそれならそれでいいのですが、問題はそんな危険魔法が掲載されている本が小津家の魔法部屋の書棚に普通にさっくりとさしてあった事でしょうか。

…よかったね、小津家に本好きの勉強熱心な子がいなくて(笑)

そんなんでリバースの魔法が掲載された本はヒカル先生の手によって鎖でぐるぐる巻きにされた上に鍵をかけられてしまいました。そんな思わせぶりな事をしないでさっさと没収すればこの後の悲劇は起こらなくて済んだのですが…まあ、話の都合上仕方がない。


場面は変わり、本日の主役(…多分)のちい兄はボクシングジムにやってきます。
回想シーンやらの様子を見るに、どうやらちい兄はマジレンジャーをやる事になったためにボクシング修行を一時中断しているらしい事が判明。
学生でもなさそうだし、かといって働いている様子も見えない彼は「…今流行のNEET?」とかかなり本気で思ってたんで(爆)成る程なあといったとこですが…にしてもそれ程マジレンジャー忙しくはないだろ!(^^;とか叫んでみたくなったり。でもまあ確かに練習中ならともかく、試合中とかにいきなり抜け出す訳にはいかないと思うので仕方ないかなあ。

でも一年も休んでたら、体だるだるになまっちゃいそうなんですけどね〜〜!


…気がついたら完全に脱線しておりますが(^^;話を戻して……えっとちい兄はジムにボクシングをやりにきた訳ではなく、ジムのおやっちゃんの息子兼後輩の誕生日にプレゼントを届けに参上したとのこと。
兄ちゃんにはエリコさん弟には山崎さんと例年になく浮かれているメンバーの中で、本人申告「俺に懐いてて可愛いんだぜ♪」とはいえ男性ゲストかよ!と少々同情してみたり・・・が、昨年もそんな人がいたし伝統で仕方ないのかな(笑)つうか一応兄貴でもあるとはいえ完全弟キャラが兄貴面しているのはなんとなく微笑ましいです。

……が、問題はその可愛い後輩君が冒頭で冥獣人に襲われていた少年だという事。
でっかいプレゼントを抱えて我がもの顔でずかずかと部屋に入ったちい兄が見たのは、すっかり生気をなくした後輩と、その首に残る吸血鬼に吸われたかのような赤い点。ただし間隔を置いて三つ。


その直後に冥獣反応コールが入り、慌てて駆けつけたら、冒頭の緑川冥獣人がいて、その手の中にうつろな瞳の一般市民の女の人が。他の兄弟&ヒカル先生も合流します。

「…こいつは俺のキスでのぼせちまったようだ」
相変わらずきざを通り越してこっ恥ずかしい台詞を吐きまくる緑川冥獣人はインキュバスなんだそうで。
「インキュバスは人の夢の中に入って悪夢を見せる。だが、こんな状態にする能力はない筈だ!」
「気にすんな、ちょっと強く抱きしめて魂を抜いてやっただけだ。あと五時間もすりゃ、完全に魂と体の繋がりが切れて死んじまうから心配すんな」

…なんで5時間もかかるかなあ…とか、まあすてきに説明くさい台詞は置いておいて(苦笑)彼女の首筋に後輩君と同じ点々がついてる事に気がつき、ちい兄真っ青。

インキュバスは本来誘惑系とゆうかぶっちゃけちょっとえっちい感じの悪魔系モンスターなんですが、流石にお子様番組という事でえっちい部分は基本的に省かれてしまった模様(笑)
…つうか仮にも夢魔なら夢の中だけで話を完結させろよ!(^^;という気もしますが、まあ、そこも話の都合上仕方ないかなあと(爆)

このインキュバスことベルビレジさんは相当ナルシーな感じの方なんですが、
「…もてないからってひがむな」
…と言ってゾビルを呼び出すお茶目さを合わせ持ってたりします(笑)ゾビルにもててもなあ(^^;

ともかくまあ、なんだかんだで結局マジレン達は彼を取り逃がしてしまいます(汗)


地底冥府に帰ったベルビレジさんは、ご機嫌メーミィさんからお褒めの言葉を貰ってます。でもバンキュリア様はちょっとご機嫌斜め。どーも彼と過去になんかあったみたい?

そんな時、いきなりウルさんが帰還してきます。既に懐かしい顔になってしまった彼に既に窓際族と化しかけているバンキュリア様、ナイ&メアモードで大喜び。
そんなんで、ここがメーミィとウル様のどきどきの初対面シーンとなった訳ですが、かなり権力意識が強いメーミィと、「ン・マ様のため…」と言いながら俺様モードで勝手に動いているウル様は、気持ちも言葉も完全にすれ違っていて対決のかけらもない感じでした(笑)これはこれで住み分けってことなのかな(^^;


さて、ベルビレジを取り逃がし、仕方なく家に帰ったマジレン達でしたが、被害者が既に700人以上もの規模になっているという事、そしてベルビレジが被害者の魂を持っている様子がなかったため、魂を取り戻す以前にそもそも魂がどこにあるかすらまるで分からないという状況ですっかりお先真っ暗。
てか、先ほどベルビレジさんが「今日はこれからあと300人以上デートの約束があるからよ」と言ってましたが…一人1分で片付けたとしても一時間で60人、300人で5時間。実際1分じゃ絶対片付かないでしょうから…なんにしろ見かけによらずに実に働き者です(^^;

途方に暮れたメンツの中で、ちい兄がリバースの魔法を使う事を提案します。流石は応用力No.1。
「そこで起こった事を只巻き戻して見るだけなら、歴史も変わらないし…」
ちい兄は一生懸命訴えるんですが、でもヒカル先生は首を縦に振ってくれない。この理由は後で非常によく分かるんですが。

でも、なんとしてでも可愛い後輩を助けたいちい兄は、煮え切らない先生の態度にとうとう逆ギレ。
「…えらそうな事を言って、びびってるだけじゃねえのか?」
「なんだと?」
「その程度の勇気もねえ癖になあ、先生面してんじゃねえよ! 」
……よく言った、翼!!(笑)
ああ、なんか妙に気持ちいい♪♪


その後、先生は「くだらない事を考えてないでベルビレジを探すんだ!」とだけ言い残して、トラベリオンでどっかに言ってしまいます。
この際、先生がもうちょっと詳しく説明をしておけば、この後の悲劇は防げたのかもしれませんが、まあ……そこも話の都合上っつうか……仕方ないっすね(笑)


その後、翼は一人鍵のかかった本を前に、回想シーンに入り込んでしまいます。
…非常に気になったのは、回想シーン内の少年の言葉。
「なんで辞めちゃうんすか、俺、翼さんの流星パンチに憧れてたんですよ!」
…『流星パンチ』ってなんだよ(笑)
なんだ!その異常に恥ずかしいネーミングセンスは!!(^^;そればっかり気になって、感動の(?)先輩後輩の約束のシーンも何も全然頭に入りませんでした(笑)

そして結局翼は後輩可愛さに「逞しき匠の技を託す薬」、別名「万能薬」(笑)で封印を破ってしまいます。
てか先生、本をどっかに持って行くか、せめて普通の鍵にしなければ翼は開けられなかっただろうに…。詰めが甘いっつうか………まあ、仕方ないっすよね。彼が禁忌を破らないと話が進まないし(^^;←今週こればっか

リバースの魔法は、凄い魔法でありながら魔力はあまり必要としないみたいで、翼でも簡単に扱えます(笑)そしてその過去見の力で、ベルビレジ以外にもう一体冥獣がいて、そいつが魂を持っているという事を掴みます。この冥獣、はじめカニだと思ってたら…蜘蛛でした(爆)あれ?

そしてついでにその蜘蛛冥獣がとある場所に潜伏している事まで掴んだちい兄。得意そうに他の兄弟を呼び寄せます。
単純なピンクあたりは純粋に「すごい!!」とか言ってたりするんですが、禁忌を破った翼の行動はちい姉にはばればれで、しらばっくれたものの「1ページだけなくなってた。リバースの魔法の所がね!」と証拠の本を突きつけられてしまいます。
それは彼女が占い師だからとかいう理由ではなく…
しらばっくれる気なら、せめて鍵を元通りに直しておけよ、ちい兄!!(^^;
…それとも、ちい姉が再び開けたの?開けられるの??
開けられたら開けられたでそれは問題だと思うんだけど…。

…まあ、結局その辺はそのままなし崩しに始まった戦闘のお陰でうやむやになってしまいます。


ちなみに、この頃ヒカル先生はウルさんとサシで戦闘中。
「そのひ弱な力であの5人に魔法を教えているのか!」
「なんだと!?」
「正義のために使う魔法などひ弱だ!!」
…なんとなく「ドラ●ン桜」を見ている気分になってきたりして(笑)
「本当に強いのは闇の力のみ。あの5人も必ずその虜になる…」
「そんな事はない、絶対にない!!」
いや、スター・●ォーズか(^^;ヒカル先生がオビ・ワンに見えてきそうです。

……とゆうか、ウルさん、単に寂しいだけなんじゃ……??(笑)

場面は戻って若きジェダイ達は、人々の魂ボールを巡って蜘蛛さんとベルビレジさんと戦闘中。
空飛ぶ箒を持っている癖に、無駄に蜘蛛の巣綱渡りをやってみたり、場合によっては30mくらい平気で飛ぶ癖に落ちるのを怖がってみたり(爆笑)中々謎が多い戦闘でしたが、最終的にはアニキのマッスルパワーと翼の『流星マジパンチ』でマジレンの勝ち。魂ボールを取り戻します。

…この『流星マジパンチ』、きりもみ回転しながらパンチを繰り出すような技でしたが…
ちょっとまて、じゃあ本物の流星パンチってどんなんなんだよ(笑)

……気になって気になって仕方ありません(^^;


そんなんで魂も無事取り戻したし、あとはロボ戦で蜘蛛さんをやっつけるだけ!!…の筈だったのですが、急に苦しみだした翼のせいで合体は解除。
ついでにはずみで魂ボールを再びベルビレジさんに奪われてしまいます。


一方、翼の異変を感じ取ったヒカル先生は、気を取られた隙にウルさんに切られてしまいます。
でも、
「心ここにあらずか!俺はそんなやつとは戦わない主義だ!」
きまぐれウルさんは、そのまま立ち去ってしまいます。
… 自分に興味が向いていないのが気に喰わないのかもしれない。寂しがりやだし(笑)


慌ててマジレン達の元に戻ったヒカル先生。
苦しむ翼に、おろおろ顔の4人。
ヒカル先生は、苦しむ翼の上着の前をあけ、Tシャツを破り…普通に脱がせろよ(^^;…なんて細かい事は置いておいて。

翼の腹部に、何故か小型のブラックホール出現。

「使ってしまったのか、リバースの魔法を!」

苦しむ翼。
苦い顔のヒカル先生。

…リバースの魔法を使ったら、どんな事が起こるのか知ってたんなら、「呪いが…」なんて曖昧に誤魔化さずにはじめからちゃんと説明しときゃ良かっただろうが、先生!!!(- -;;

…大声で突っ込みながら次週に続きます。


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