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第17話『戦場のアバレかっぽれ』
今週はアスカさんのダイノアースでの思い出映像から始まりました。アジトで眠ってしまった幼いマホロに毛布をかけてあげる幼いアスカ、そして幼いミズホ。そしてその静かなひとときは敵の出現によって一瞬にして終わりを告げる。つっても攻めてきているのはバーミア兵なんですけど。
「ダイノアースで生まれた私は、戦いの中で育ちました。エヴォリアンに制圧されたダイノアースでは、私達竜人はレジスタンスとして生きるしかなかったのです。そして、アナザーアースに来てからも戦いの連続でした……」
暗い照明に照らされてかっこ良さげに語るアスカさん。おぼけのほほんの固まりのように見えるかれにも色々な過去があるようです。

が、そのシリアスな回想はスケさんののんきな声で強制終了。
「みなさん〜!戦いに疲れた、みなさんと心と体を癒す為に、日本の、いやアナザーアースの伝統の『かっぽれ』を踊ります!」
先週までの謎の放浪の旅についてはなんの説明もないままですが、今後はレギュラーでずっといてくれるんでしょうかね?ともかくねじりはちまきにたすきがけで登場した彼は、そのままみんなの前で『かっぽれ』なる舞(?)を踊り始めます。
「…日本にこんな伝統芸能あったんだ…」
「…あったみたい」
「……アスカさん、癒されます?」
「んな訳ないだろ?」
相当に失礼な発言をしているアバレン達でしたが、まあ、私もそんな感じの感想でしたし、きっとTVの前の他の視聴者の反応も似たり寄ったりだった事でしょう。…かっぽれ愛好家の皆様、すみません(^^;
でも、一番失礼なのはアスカさん。彼はスケさんのかっぽれがバーミア兵の動き方に似ていると思ってしまい、幼い頃のトラウマ爆発で思いっきり気絶をしてしまいます。


一方侵略の園。ジャンヌは椅子に座ったままお眠り中。
「アスカとの戦いに疲れたのね…」と優しげなリジェ。しかしジャンヌにはベットとか横になれるものはないのかなあ。
そのエヴォリアン一の働き者の女流戦士にひきかえ、芸術家達は煙草だか麻薬だかなんだかよく分からない泡の摂取に夢中で、そりゃデズ様も怒りますって状態です。
電撃力技で怒られた彼等は慌てて仕事にかかります。しかしミケラの図鑑、ネズミとアヤメが見開きで載っていましたが、一体どんな順番で載ってるんでしょうか。種類でも名前でも色でもない。気になります(笑)


さて、場面は変わって神社。スケさんがお祈りしています。
「私のかっぽれを見て、感動して気絶したアスカくんが早く目覚めますように!」
…大物です、スケさん。きっとそういう前向きな思考が長生きの秘訣なんですね!(笑)
ちなみに、その頃アスカさん「かっぽれ……」と呟きながら思いっきりうなされ中。
「スケさんのかっぽれを思い出してうなされてる…」
「そんなに怖かったのかしら…」
「……失神する程ではないと思うが」
とことん失礼な奴らですが、その発言は妙に頷けます。…かっぽれ愛好家の皆様、すみません(^^;
でもそこにエマージェンシーサイン。3人は気絶中のアスカさんを横ちゃんさんに押し付けて出撃します!

で、スケさんは色々祈り続けてるんですが、そこにトリノイド「アヤメガネズミ」が出現。つうか彼も「アバレンジャーに勝てますように!」ってお祈りしてるんですけど。トリノイドが神頼みとは世も末です。流石はミケラの作品ですねえ。
そのまんまるメガネが可愛いアヤメガくんは、何故かスケさんの頭にアヤメの花を咲かし、その後、駆け付けたアバレンジャー達と戦闘を始めます。

…その光景を影からこっそり見ているのは、先週予告でティラノに「この白い男は?」と言われていた謎の白コート男。でもとりあえず今は何もせずにいなくなってしまいます。

で、白コートさんと入れ替えにアスカさんが登場!
「アスカ君、店は?」『この人でもそんな心配するのか…(^^;』的な発言をしてくれるスケさんに「あ、横ちゃんさんに!」とアスカさん。
不幸な横ちゃんさんはその頃珍しく客の入っている恐竜やで接客中。「どうなってるんだ、この店は…」と呟いてましたが、いくら常連とはいえ、部外者がひとりで応対出来てしまう店に4人も店員要らないよなあとつっこんでも仕方ないツッコミ入れてみたり。

ともかくまあ、恐竜やは心配なさそうですし、アスカさんも加勢にと爆竜チェンジ!…しようとするのですが何故か変身出来ない。
「地球の、いやアナザーアースとダイノアースの平和の為にも、アバレブラックになって戦わなくては!」
側で見ていたスケさんが頭のアヤメを揺らしながら励ましてくれるんですが、アスカさんは「平和…平和って一体なんですか?」とうろたえるばかり。
「スケさんの踊りで…子供の頃の恐怖が蘇って……」
「恐怖?私のかっぽれを見て感動して失神したんじゃ……」
「違います!」(きっぱり)
とことん失礼なアスカさんはどうやらトラウマ肥大で平和を忘れ、変身が出来ない体、もとい心になってしまった模様です。何がなんだかよく分かりませんが(^^;まあ、単純にダイノガッツが不足しているんだろうと勝手に納得してみます。

その状況が自分のせいとわかり、すっかりアヤメごとしおれてしまうスケさん。でも、凌駕さんに霧吹きで水をかけてもらうと復活。凄く単純です。
「それ、中々似合ってますよ!なんかこう、ちょっと若返ったような!」
「…そうですか?(喜)」
口がうまいねえ、凌駕さん!(笑)流石は先週口八丁のみでカリスマを落とした男です。
…そのカリスマがぼそり。
「…トイレに飾るか」

…トイレで微笑むスケさんの図挿入。

……かなり嫌な感じです(- -;;


とりあえずアスカさんが変身出来ないままでは困ります。いや、たいして困らないような気もしなくもないのですが(爆)やはり困ります…という事で、戦士達はあの手この手でアスカさんに平和を思い出させようとします。

「おいしい料理を食べて、平和を思い出して!」と、らんるはアスカさんを高級レストランへと連れて行きます。
でも、アスカさんは「いつエヴォリアンが攻めてくるかわかりません!」といきなり手づかみでがつがつと料理を食べ出してしまい、らんる真っ青、折角のタキシードも台無し…このタキシード、どっから出てきたんだろ?幸人さんの?(笑)

「おだやかな心が平和を思い出させます」と、凌駕はとアスカさんを茶室に招きます。つうか凌駕、茶道も出来るのか。この男、幅広過ぎ(^^;
一応作法は教えてもらったのか、ちゃんと器を手にするアスカさんでしたが、お約束で抹茶を思いきり吹き出して「平和って…苦いんですね!」と涙目。
その吹き出された抹茶をもろに被ってしまった凌駕も「…ちゃんとやって下さい!」と涙目です。

「こうやってゆったりしていれば、平和なんてすぐ思い出す」と幸人さんはアスカさんをジャグジーに連れてきます。ってここは幸人さんがいつも使っているジムの中とかなのかな?
でもそんなゆったりのんびりな状況でもアスカさんは落ち着けず、何故か潜水メガネ装着で「静かにして下さい!エヴォリアンに見つかります!」と超警戒モード。呆れた幸人さんに「…勝手に警戒してろ!」とお風呂の中に沈められてしまいます。

そんなんで、作戦は総て失敗。
平和ってのも大変なものです。
つうか総てにおいて少々軸がずれているような気もしなくもないのですが、きっと気のせいです。


正義の味方がそんな漫才をやっている間に、アヤメガ君はじっくり作戦を遂行中。
アナザーアースの人達の頭に次々にアヤメを咲かせ、準備完了。
「アナザーアースの一達の頭に咲き乱れるアヤメの皆さん、太平洋上の梅雨前線を誘って下さい、この大空に!」
天気図でちゃんと梅雨前線の解説もしてくれます。親切です。

「…梅雨前線を呼んでどうするつもりだ!?」
駆け付けた正義の味方を前に、
「こうしまちゅ〜〜!」と天を仰ぐアヤメガくん。

その指示を受けて、梅雨前線が『梅雨前線山脈』化。

更にはそれは活火山になって爆発し始め、溶岩やらマグマやらがなだれこんで、地上は大騒ぎ。

……つっこむ気力も失せる滅茶苦茶さ。

「なんで〜〜??」と驚き慌てるアバレンジャー達。
こっちが聞きたいです(^^;
ううん、流石は「アバレリーガー」の浦沢氏の脚本の回です。訳解りません(苦笑)


さて、赤青黄色や一般市民がそんな不条理な世界でわたわたしている光景を恐竜やからモニタ観戦しているアスカさん。
「この光景は、まるで戦場となったダイノアースです!…しかし今の私は戦う事ができません…一体どうすれば……」
人々が苦しんでいるのに、それでも戦う事を思い出せない戦士ってのもどうかと思いますが、まあ、恐怖のトラウマはとてつもなく巨大だったという事で。

そんなアスカさんを寂しそうな目で見ていたアヤメ付きのスケさん。
「アスカ君、聞いて下さい…」
そして、静かに語り出します。
あのかっぽれは、戦時中、食料がなく、腹を空かして泣く弟や妹に踊ってやったものなのだと。そんな思い出のある、大切な踊りなのだと。

…とはつゆとも知らずにみんな失礼放題でしたけど(^^;すみません、スケさん(汗)

それを静かに聞いていたアスカさん。
「私も、同じような経験があります…」
不安で泣く幼いマホロ、それを必死になだめようとするミズホに、ハープを吹いた過去を思い出す。ハープの優しい音色に、笑うアスカの表情に二人は笑顔を取り戻して…

「…それが、平和というものブラ」
「ブラキオ??」
「それがアスカの平和、ブラ」
「私の平和…あれが………」

笑うマホロに、笑うミズホ。
「平和」を教えてくれようとした今の仲間達。
アスカさんの心にみんなの「平和」という言葉が響き渡る。

自分の「平和」を思い出したアスカさんは、無事変身出来るようになります。めでたしめでたし♪スケさんもにっこりです。

さてさて、でも戦場は大騒ぎの真っ最中。
「こんどはあの梅雨前線山脈を逆さにして落としてやる!」
ネズミさんが物騒な事をいうもんだから戦士達も真っ青。
「そんな事をしたら地球は崩壊する!」
「そんな事冷静に言ってない!」
……みんな結構冷静そうですけど(苦笑)

でもまあ、アスカさんが帰ってきたので、もう大丈夫。
バーミア兵ごとネズミさんを吹き飛ばし。スーパーダイノボンバーでとどめをさしておしまいです。みんなの頭のアヤメも梅雨前線山脈もなくなってめでたしめでたし♪…つうか梅雨前線そのものもなくなっちゃったんですけど……まあいいか。

そして巨大化したネズミくん相手にアバレンオースライドン。どうもステゴが家出していたようで、ブラキオとちょっともめるんですが、アスカにたしなめられてそこはおしまい。
でもこのとにかく使い勝手の悪い波乗り(しか出来ない)ロボをどうすんのかと思ってたら、なんとアスカさんがスプラッシュインフェルノで波を召還!ううん、成る程…というか何か色々間違っている気がしなくもないのですが(苦笑)
ともかく、波さえくれば無敵!巨大化ネズミ君をさくっと倒しておしまいです♪


そしてその光景を見ている白コートさん。
「ふん、雑魚を倒して喜ぶのは、終わりだぜ。そろそろ最強プレイヤーの出番だな…」
敵とも味方ともつかない…とゆうかどう考えても味方な発言ではありませんが(^^;次週は彼の出番のようです。てゆうか不適に笑って、手のブレスにキスをする彼にちょっと半気絶…(苦笑)


最後、恐竜やでハープを吹くアスカさん。その音色は侵略の園にも届いたようで、目を覚ましたジャンヌは「今、なにか音が…」とちょっと遠い目をしています。

そして梅雨も終わった(??)という事で、最後はえみぽんが持ってきてくれたスイカを食べておしまい。まあ、お約束で弱肉強食の争いに負けたアスカさんの分はなかったんですけど(苦笑)
「どこが平和なんですか〜!」と泣くアスカさん、とゆうかみんな大人げなさ過ぎ(苦笑)
その向こう側では幸人さんとスケさんが「平和だな…」といいながら優雅にスイカを味わってました。てゆうかナイフとフォークでスイカを食べるってのもねえ、幸人さん(^^;

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