ボウケンジャー感想日誌


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Task.9『折鶴の忍者』

今週冒頭に登場したのは、スーツに眼鏡で変装した風のシズカ・・・だったんですが、実は眼鏡を外すまでピンクと間違えてました(爆)基本は普通に綺麗なお姉さんなのであの妙な鎧系衣装が衣装がないと分からないですよ〜〜〜!(^^;
シズカは眼鏡のサラリーマン風の男を前に、
「DSカンパニーから来ました。ご依頼の方ですね?」
「どんなものでも手に入れてくれると聞いた。…金さえ払えば」
などと交渉をはじめます。
あの古風な忍者組織に金貨ならともかく札束はあまり似合わなそうなんですが、ダークシャドウも生きていく為にはお金が必要なんですかね。シズカのスーツだって買わなきゃいけないし(笑)

まあそんなんで今週は意外に現代的な事が判明したダークシャドウことDSチーム編です。


さて、今回のプレシャスはお人形さん。しかもTask.3の巻物に続いて人様の持ち物。
サージェスは以前から人形を自分の所に預けるように交渉していたそうで、とうとう管理者が折れてくれたそうで、ボウケンジャーは早速受け取りに出向く事になりました。それも5人雁首揃えて。

…が、雁首揃えて行ったのに、先に来てサージェスの名を語っていた風のシズカ『こっちが本物だ』合戦を繰り広げる始末。
風のシズカはご丁寧にボウケンジャーのジャケットを着てたんですが、これもまたまたボウケンジャー達が「風のシズカ〜〜!」と叫んでくれるまで誰だか分からなかったです(^^;

んで、シズカはチームカラーって事でか青のジャケットを着てたんですが、ちゃんとサイズが合っている所を見るとわざわざ作ったんですね、衣装さん!
蒼太さんは「僕の事が忘れられなかったの?」とすっかり口説きモードに入ってましたが、シズカは猫が逆毛を立てるごとく目一杯嫌がっています。まあ…鳥が首領の謎集団に属している彼女ですから、人間の男に興味が向かなくても不思議ではないですけど。本人も人間かどうか怪しいもんですし。

ともかくぎゃーすかわーすかやってるせいで「…やはりサージェスなんて信用できないわ」と持ち主のおばあちゃんに言われてしまう始末。まあ、確かに宇宙警察のようにライセンスがある訳でなし証明の仕様がないのも事実ですが。つってもボイスに連絡を取るとかなんとか色々方法はあると思うんですが、そういう方向には頭がいかないらしい。

そこに、突然DSチームの鎧男こと「闇のヤイバ」さんが登場。
「はじめてお目にかかる」
「双方がお互いの主張ばかり繰り返していても埒が明かない」

などと礼儀正しい口調で正論を言う彼は、いきなり「勝負して勝った方にプレシャスを渡せばいい」と滅茶苦茶な提案をしてきます。
勿論そんな勝負は受ける必要はないんですが、 それを独断で勝手に受けてしまったのは、ボウケンジャー1の未熟者、真墨。しかも「但し俺とお前のサシの勝負でだ!」とますます条件を不利にする始末。
そしてそんな無茶な勝負を「真墨に何か考えがあるみたいだしな」とあっさり許可してしまったのはある意味お気楽上司のチーフです。


まあ、勿論真墨にもそれなりに言い分はある訳でして。

真墨が勝負にこだわった理由は今週明らかになった彼の過去の日の出来事。
真墨は幼い頃、トレジャーハンターグループ(?)のようなとこで大人達の中で下働きをしていたそうなんです。
勿論真墨なので可愛らしい下っ端なんかである筈がなく「すぐにお前達を超えるトレジャーハンターになってみせる!」と大人達相手にタンカを切ってましたが。三つ子の魂百までもです。

でも、ある日突然現れた闇のヤイバに、大人達は皆殺しにされてしまったんだそうな。なんとか攻撃を避け生き残った真墨はヤイバに反撃をしようとするのですが、「辞めておけ」の一言だけで凍り付いてしまいます。
まあ普通に考えて適うわけないし。
てか、あの裂け目鎧まじ怖いし(^^;

そんな青っちい幼年真墨をヤイバは見逃してくれます。
真墨は苦し紛れに「…今度あったら倒す!」と去り行く彼の背中に叫び………とまあそんな訳で真墨にとって彼は倒さなければならないトラウマになってしまったそうなのです。

時にこの時点での真墨は小学生くらいなんですが……学校……行ってる訳ないよな…(汗)それ以前にこの自然溢れるアジトは果たして日本なのか!?(^^;
まあたとえ日本だとしても、何しろ「月刊冒険王」なんて雑誌が刊行されている世界です。今現在の日本とは似て非なるものだと思った方がいいでしょう。…つうか非なるものであって欲しい。猟銃持ったハンター達が跋扈するような世界にはあまり住みたくないですし(苦笑)


少々脱線しましたが、ともかくここで会ったが百年目。真墨は早速ボウケンブラックに変身してヤイバと勝負を始めます。
良かったね、『今度会った時』がボウケンジャーになった後で(笑)
…只の人間だったら叶う訳ないもんなあ(^^;

最もボウケンジャーであっても容易な敵である筈がなく、思いっきり真墨は押されまくりなめられまくり状態になってしまいます。
ヤイバさん(時々間違えてヤバイバさんと打ちそうになる)は昨年の某暗黒パパのようにエキサイティングな戦いが好きみたいで、よわっちい真墨を相手にするのはつまんなそうです。

その台詞を拾い出してみると、
「今のお前では俺には勝てん、小僧。折角の心の闇を封じ込めて『平和』がどうのとほざくボウケンジャーなどになったお前にはな」
「何故あの時私がお前を見逃したのだと思う…私はお前の中に闇を見たのだ。お前は大人達の体を盾にして自分一人生き残った。…それでいい、欲望の為に他人など犠牲にする。ただ己の強さだけを求める…それが闇だ」
「…もっと俺を楽しませてくれ、闇を解放しろ!」

……ん〜〜〜〜!ウルザードとは似て非なるタイプみたいですね(^^;味方にはなりそうもないかな(爆笑)

ひよっこ真墨はヤイバの台詞に思いっきり動揺してしまい、戦闘が出来る状態ではなくなってしまいます。
んで、ヤイバさんはつまんなくなったのか、真墨にとどめを刺さずに紙吹雪になって消えてしまいます。


一方。
真墨たちがいなくなった頃、人形の持ち主のおばあちゃんは菜月ちゃんの手のブレスを見て「あ、それ…?」と驚いた顔をします。
ああ、そういやブレスなんて話もあったっけ(爆)
…ごめん菜月ちゃん(^^;
おばあちゃんがあまりにあからさまに驚いた風だったので、菜月は当然問い返そうとしたのですが、この時は非常にわざとらしくごまかされてしまいます。


この後、チーフが「真墨の様子を見てくる」と座を外したのを見て、風のシズカはおばあちゃんに「そろそろ人形を用意しといた方がいいんじゃない?」と進言します。
おばあちゃんは素直に従って人形を取りに行くのですが、それはダークシャドウの作戦通り。シズカはツクモ神を放ってこの隙に人形を奪い取ろうとします。つまりは真墨の本気は単なる時間稼ぎだった訳ですね(爆)

……が、菜月がおばあちゃんの後を追って行った事でダークシャドウの作戦はあっさり崩れさってしまう事になるのですが。


おばあちゃんを捕まえた菜月は早速ブレスの事を問いつめます。
おばあちゃんは菜月の身の上話を聞いて「そうだったの…」と優しく対応はしてくれるのですが、
「そのブレスと同じものを昔どこかで見た気がするのだけど…はっきりと覚えてないの」との返事。菜月はしゅんとしてしまいます。
つうかあんなシンプルなデザインのリング、珍しいものでもなんでもないと思うんですが(爆)…よく気がついたな、おばあちゃん!と、どうでもいい所で妙に感心してました。

「やっと何か分かると思ったんだけど…」と落ち込んでいる菜月に、おばあちゃんは例の人形を見せてくれます。
その人形…「波右衛門の人形」は立雛で男雛と女雛の2体セット。おばあちゃんは辛い事とかがあった時はよくここに来てその人形に話しかけていたそうで、曰く「大事な友達」なのだそうです。そりゃそう簡単に手放したくはないですよね。
「大事な宝物だから、よく怒られたのだけどね…」と笑うおばあちゃんはとっても可愛くて、ほのぼのとってもいいシーンです。


一方真墨。
消えたヤイバを探して森の中を歩き回ってるのですが、「あいつの言う通りだ…俺は自分が生き残る為に…」と落ち込みまくりで目が泳ぎきっている状態です。これでは確かに戦っても面白くも何ともなさそうです。

でもチーフが様子見にやってくれば「大丈夫だ、今度は(さっきは負けたと認めてるらしい)勝つ!」と相変わらずの強がり吠えまくり。
最もそんな彼も本心は誰かに話を聞いてもらいたかったらしくて、チーフに「何があった」と問いつめられたら簡単にべらべら喋り出します(笑)

で、真墨は要するに『俺は自分の欲望のままに生きてきた=闇属性だ』と落ち込んでいて(FF4の暗黒騎士時代のセシルのような奴だなあ)「ボウケンジャーになったのだって、お前を倒したかっただけだ!」とチーフにぎゃんぎゃん噛み付きまくります。
が、チーフはさらりと、
「俺たちはみんな自分だけの宝を探す為に集まった。お前が本当に探しているのは自分の光じゃないのか?そして光は…闇に打ち勝つ!」
…などど、一見まともそうで、でも真墨が翼が乗り移ったが如く「何言ってんだか分かんねえよ!」と叫びたく気持ちも良く分かるMY理論を展開してきます。

で、こののれんに腕押しのような問答はヤイバさんの登場で終了。

「今度は二人掛かりか…」とそれでも全然構わないという風のヤイバさんに、
「俺は手を出さない」とアクセルラーを投げ捨てるチーフ。
そして、
「俺はこの男を信頼している」
と、とどめの一言。真墨は目が点。
でも構ってもらいたがりとゆうか寂しがりやの真墨には(時々この人の存在がパプアくんのアラシヤマと被る)悩んでた事がどーでも良くなる程度の効果はあった模様で、ヤイバの攻撃からチーフを守った後はふっきったように戦い出し、なんとヤイバを倒してしまいます。
…両側に刃がついた槍(名前知らない)をぴこぴこハンマーが破るのは半分ギャグみたいな感じもしますが、まあ、ぴこぴこハンマーは真墨のせいじゃなくてサージェスの趣味(?)でしょうからまあいいでしょう。

時に、ヤイバの千羽鶴攻撃を見て「邪鬼様〜!」と大爆笑した方が他にもいらっしゃいましたら、是非お友達になりましょう(笑)


更に一方。菜月とおばあちゃんはシズカの放ったがまぐち系ツクモ神に襲われ、ブルーとピンクもシズカとの戦闘に入ります。ブラックとチーフも合流し、そのままがまぐち君と戦闘に。
途中、巨大化したがまぐち君がおばあちゃんを倉ごとたべちゃったりして大変だったんですが(そんな力があるなら、始めからおばあちゃん家をまるごと食べてしまえば話は済んだのでは…)新登場クレーンの活躍もあり、なんとかおばあちゃんを(倉ごと)救出。がまぐち君を倒してめでたしめでたしです。

………………が、ボウケンジャーの勝利を喜ぶおばあちゃんの背後にヤイバが登場。おばあちゃんを突き飛ばして人形を奪い取ろうとします。慌てて駆けつけた真墨の活躍でなんとか女雛だけは守れたんですが、男雛はヤイバの手に落ちてしまいます。

当初の礼儀正しい印象とは大分変わってしまった「勝利に卑怯もくそもない」系のヤイバさんは、
「中々楽しませて貰った。だが、お前の本質は闇だ。光など一時しのぎでしかない」
と言い残すと、シズカと一緒に消えてしまいます。真墨との勝負は一勝一敗で持ち越しってとこですね。

菜月は残った女雛を拾い上げ、おばあちゃんに男雛を守りきれなかった事を詫びるのですが、おばあちゃんは
「いいのよ、私の代わりにこの人形をかわいがってあげて。あなたの大切なものもきっと見つかるわよ、いつか」と優しく微笑んでくれます。


最後。
冒頭のサラリーマンに手に入れた人形を渡すシズカ。
でも、
「一体では何の価値もない。代金は1/10でいいな」と冷たく言われてしまい涙顔です。

が、サプライズはこの後。

サラリーマンさんは人形を抱え歩き……たどり着いたのは…ガジャの前!!今週は出てくるとは思ってなかったのでマジびっくり。すんごく嬉しかったです。
サラリーマン風の男は、無言で佇むガジャ様に戦利品の箱を手渡します。
やっと部下が出来たんだね、良かったねガジャ様!!…と喜んだのもほんの束の間。男はただ操られてただけで、正気に戻ったら心底驚いた顔で本気ダッシュで逃げてしまいます。まあ、確かに素面であの顔を見たら普通逃げると思いますけど。

ガジャ様は箱の中から人形を取り出し、
「…ひとつだけか、ダークシャドウの役立たずめ!」
と苦々しく呟きます。
が、まあ敵対組織を手玉に取って宝を手に入れるなんて、流石は我らのガジャ様♪♪(^^)その黒幕っぽさが敵ボスみたいでとってもかっこいいです!!…いや、前から敵ボスなんですが、一応。


で、話はこれで終わるのかと思ったら、次回予告でボイスが「人形を焼却処分しろ」とか物騒な事を言っててびっくり。
しかもタイトルは「消えたボウケンレッド」とこれまた物騒と言うか不吉な感じで。

そんなんで来週に続きます。


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