ボウケンジャー感想日誌


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Task.19『眩き冒険者』

またまた一週間ぶりの放送。
どうやらレギュラー入りするっぽい高丘野菜男の動向もさることながら、前回最後に久々に登場したガジャ様の活躍を心待ちにしていた方も多いかと思われます(笑)

陛下もバカで可愛いし、ダークシャドウ連も楽しいのですが、でもやっぱりなんといってもガジャ様!!悪代官(悪老中かな)を思わせる素敵な笑みに、どことなく儚げで寂しげな枯れた雰囲気がたまらない。口八丁な地味な営業努力も涙を誘います。

ボウケンには彼の活躍が不可欠です。
ここ暫くの不在はホントに寂しかったので、今後は出番が増える事を祈りたいと思います。スタッフさん、お願いします〜〜♪

…そうそう、ガジャ様お誕生日おめでとうございます(笑)ホントおいくつになられたんでしょうね(^^;←東映公式参照
そして、蒼太さん&真墨もお誕生日おめでとうございます!


さて、本編。
こちらもご無沙汰していた牧野先生がやっと出張から(?)帰ってきました。
長らく留守にした(放送日の関係で一ヶ月…)からとゆーわけでもないでしょうが、お土産は新チェンジャー×1個に新メカ×3台とすんごく豪華。
特にメカは既に一人2台体制になっているのに、これ以上増やしてどーするんだよ(^^;とゆうのが正直な感想。つうか今年は売る気だなBAN○AIさんとストレートに思ってしまいました。大人って嫌です。

サージェスは、プレシャス技術を人類に役立たせる「サージェスレスキュー計画」という計画をすすめているんだそうです。
チーフ曰く「災害や凶悪犯罪に立ち向かうための装備」なんだそうですが…そもそもプレシャスって手に入れた所でお金になる訳でなし、民間企業が災害救助や凶悪犯罪に立ち向かった所で感謝状程度が関の山だと思うので、つまりは社員を使ったボランティア活動をやろうなんて…。一体どのように資金が回っているのかが相変わらず非常に気になります。

それだけでも充分に問題があるのに、更にボイスはチーフをそっちのチームに移らせるつもりだったのだと言う。以前のチーフの「レッドを辞める」問題はやはり移籍話だったんですね。

最もチーフはこの話をあっさり断り、
ボイスも「計画はしばらく延期するよ。レッド君に断られちゃったし〜!」とのんきなもの。
どこまでやる気があるのかを疑いたくなりますが、まあ…普段からプレシャス確保のついでに災害救助したり凶悪犯罪に経ち向かっちゃったりしちゃってますから、その辺を独立、認知させ企業イメージアップとかそういう効果を狙っているのかもしれません。
そういう訳で「サージェスレスキュー計画」は広告宣伝費から出てるんじゃないかと推測してみたりします(爆)

つか、その前に増員を考えてあげなよと。


チーフもそう思っていたのか、新しいチェンジャーを手に取ると、
「このゴーゴーチェンジャーを預けてみたい奴がいるんです」とボイスに進言します。

預けたい相手とは、勿論「高丘野菜男」さんの事です。


その野菜男さんは今日も健康的にパプリカをまるのままかじってます。今日のパプリカは。次は機会は黄色になってるんじゃないでしょうか。
それよりも、錫杖におっきな袋をぶら下げていた事が気になって仕方ありません。中身は恐らくは放浪生活用の身の回りの品物なんでしょうが、殆どは野菜なんじゃないかという気がしてなりません。


どうやってか野菜男さんの居場所を突き止めたチーフ。
追いついて来た部下達は、
「チーフ、チェンジャーを預けたい奴ってまさか…」
「あんな俺様野郎に…」
「チーフ、無茶です」
とまさに言いたい放題です。
しかも高丘野菜男さんは油断しきっているのか、彼らの存在に全く気がついていません

まあ、高丘さん以上に俺様なチーフが部下の意見に耳を貸す訳もなく、
「まあ、見てろって」と早速高丘さんの元に向かいます。

ようやくチーフに気がついた高丘野菜男さんは、
「おう、お前か。まだ何か用か?俺様は忙しいんだ」
非常にフレンドリーに応対してくれます。

で、部下の話を聞かないチーフは高丘さんの話も全く聞いておらず、いきなり彼の目の前にチェンジャーをつきつけます。
当然「なんだこれ?」と眉をしかめる彼に、
「ゴーゴーチェンジャーだ。高丘、ボウケンジャーになれ」

超どストレートに勧誘。

しかも既に呼び捨て

更に「ならないか」ではなく「なれ」って…。

あまりの突然さと強引さに、さしもの高丘さんもおもわず「はあ?」とかなり間の抜けた顔をしてしまいます。無理もありません。

チーフはそんな彼の様子を気にする事もなく、
「ボウケンジャーになって、お前だけの宝を見つけてみるんだ」
と、もうこれが規定事項のように話を勝手に進めようとします。
ここらでやっと我に返った高丘さんが、
「…何を言ってる。俺様はまたアシュを探して旅に出る」
「…それがお前の冒険か」
「『冒険』じゃねえ。『使命』だって言ってるだろ!?」
…反論してものれんに腕押し。チーフに完全にペースを狂わされてます。
てか、本当にチーフは人の話を聞きません


ごり押し勧誘が続く中、場にいきなり響いたのはガジャ様の声。
待ってました、ガジャ様!!
「ガジャ、随分と久しぶりだな!」という台詞が入ってしまう位久々の登場。久々のネイティブ当番回(??)に心が躍ります。

ガジャが連れて来たのは、先週最後に復活させたガイとレイ。
倒したもんだとばかり思っていた親の仇の登場に高丘さんは勿論、ボウケンジャー達もびっくりです。

しかもこのガイとレイは今までのガイとレイじゃない。
ガジャ様が体に埋め込んだ「ゴードムエンジン」の力でパワーアップし、「怒りの鬼神、クエスター・ガイ」「大いなる獣、クエスター・レイ」に進化してしまいます。このクエスターモードは結構かっこいいんですが、二人の区別がつけにくいのがちょっと残念。

ガジャ様的にも彼らは自信作のようで、
「『クエスター』とは『探索者』の事。あらゆるプレシャスを手にする最強のチームだ」
と命名の説明までしてくれます。視聴者に優しいです。

で、クエスターとなった二人(二匹?)
パワーアップはお約束なんですが、クエスター化した事によってアシュではなくなったそうで(そもそも一回死んでる訳ですし)アシュ封印の力を持つ高丘氏の錫杖の力が通用しなくなってしまっています。

更には核となる「ゴードムエンジン」は、以前出て来たジョルダーナのスケッチを元に、パラレルエンジンが原理を分析してそれを逆転させて制作した『アンチパラレル』エンジンなんだそうです。

その件についてガジャ様。
「この偉大なる大神官ガジャ様は、一度目にしたものを忘れる事はない!」
…ぱらぱらとスケッチを見ていた時にすべてをカメラのように記憶してしまったようなのです。
凄過ぎますガジャ様。
自分の事を「様」付けで呼んじゃう所も凄いです(笑)

…てかその記憶術の技術を是非教えて下さい。「ゴードム流記憶術」とかいって商売始めたらかなり繁盛するんじゃないかと思います(笑)


おまけに、ゴードムエンジンの波長はボウケンジャー達のアクセルスーツへの力の供給を遮断する力を持つんだそうで、ボウケンジャー達はスーツが重くてろくに動く事すら出来なくなってしまいます。

そんなんで、そんな反則ともいえるシロモノを出されてはボウケンジャー達は手も足も出ない。
高丘氏も応戦しようと頑張りはするのですが、返り討ちに合い、トレードマークでもある錫杖を折られ粉々にされてしまい、更には鳩尾一発で気絶させられてしまいます。

でもそこまでやっときながら、ガイとレイは彼らにとどめを刺さずにそのまま立ち去ってしまいます。

「あいつらをコテンパンにしてしまうチャンスだぞ!!」
ガジャ様が慌てて引き止めようとするのですが、彼らは言う事を聞きやしない。ホントに純粋に生き返らせただけで支配とかは出来ないんですね(^^;
でもまあ、立ち去ってしまったものはもう仕方がない。
「…まあいい。これがクエスターのデビュー戦だ。思い知ったかボウケンジャー!」と捨て台詞を吐き、ガジャ様も消えてしまいます。…ここまで弱ってるボウケンジャーならガジャ様一人でもコテンパンに出来そうだったんですけどね(笑)

てか、「コテンパン」なんて言葉、よく知ってたなあ、ガジャ様(^^;結構な勢いで現代に適応している模様です。


で。
目をさました高丘氏がいたのはボウケン基地。気絶していた間に運び込まれた模様です。彼はソファーに寝かせられてましたが、他の部屋にはベッドがある筈なので(先週チーフが寝てたし)そっちに寝かせてあげればいいのになあと(^^;
コートだけは脱がされてた高丘氏、コートを脱いじゃうと意外に普通の格好(笑)そこらの一昔前のロッカーそのまんまって感じです。

「寝てなさい、勝手に動かないで!」とサブチーフ殿の声に、
「…錫杖は…?」とちょっとピントを外したような問いかけをする高丘氏。それについては「粉々で回収不能」と蒼太さんが答えてくれます。

「…駄目だ…あれがないと……俺は…!!」

急に頭を抱えて苦しみ出した高丘氏に、「…大丈夫?」と優しく近づいて行き、顔を覗き込む菜月ちゃん。

その瞬間。

彼の瞳が白く輝き、頬には怪しげな痣が浮き上がり、口には吸血鬼ちっくな牙が生え……………

人外人間キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!

獣のように雄叫びを上げる異形の高丘氏にみんな唖然。

でも、獣のような動きの彼に襲いかかられて我に返り、力ずくで彼の動きを止めようとするのですが、その力は半端じゃなく逆に投げ飛ばされる始末。最終的には冷静さを売りにするサブチーフ殿がアクセルラーの電流機能(?)で彼を再び気絶させます。
意外に弱いです。

気絶した彼の顔は、普通の人間のものに戻っていました。
「こいつ、人間じゃなかったのか…」
嵐が去って、なんとか状況を理解したメンバー達。まだちょっと放心状態な感じです。

いや、しかしこういう展開になろうとはまったく想像していなかったのでかなり驚きました。
でも、人外生物好きには非常に美味しい展開です。私的には高丘氏への好感度がさらに50%位アップしました(笑)


「高丘映士について調べる必要があるな」
とチーフ。
「人間じゃない」程度は、チーフの「彼を仲間にする計画」にはたいした影響はない模様です。

で、どう調べたのか、高丘さんの家にやってきた。高丘さんが身分証明所のようなものを持っていたとは思えませんが(苦笑)しかもサージェスはアシュの存在を確認してなかった位だから彼の事は知らないだろうし……まあ、そこは蒼太さんあたりの情報力って事なんでしょう。
勿論ボウケンジャー達に向かって、鍵がどうだというのは野暮ってもんですね。

ここの洋館は、過去、鏡からモンスター誕生の場所だったり、某大正ロマンな人外男女の住まいだったりする由緒正しい化け物屋敷なんですが(爆笑)意外にまともなおうちに住んでるなあと思ってみたり。
雇い主(パトロン)もいなそうだし、某サソリ坊ちゃまみたいに使用人もいなそうだし、どうやって生計を成り立たせているのかがかなり気になります。密かに裏に野菜畑とかあったりするのかもしれませんが。

まあ、そんなんで他人のおうちを好き勝手に探索するボウケンジャー達。
冒険のお約束の宝箱は見つかりませんでしたが、代わりにいかにも怪しげな姿見を発見します。

モンスターが出てきそうでちょっとどきどきしていたら…やはり出ました。お約束。
でも出て来たのはモンスターでなく、真っ白い髪に真っ白い服の女の人でした。

鏡の中の住民らしい彼女は、姿形は人間そっくりなんですがアシュなのだそうです。とてもガイやレイと同じ種族とは思えませんが、女性だけ人間体というのはまあ戦隊系の敵ではある意味お約束のようなものなのでまあいいでしょう。

で、彼女の名は「ケイ」
高丘映士のお母さんなのだそうです。

「高丘映士の父は人間だったんだろ?アシュの監視者の」
「…私たちは引かれてはいけないと知りつつ、愛し合いました」

人外ハーフキタ━━(゚∀゚)━━!!!!!

人間型人外だってだけでも充分美味しいのに、この上ハーフ。
更に好感度が20%位アップしたかもしれません(爆笑)

…いやでもよく考えたら、昨年の兄弟連中は全員人外ハーフだったといえばそうだったなあと(^^;あまりにナチュラル過ぎて忘れてましたが。
人間型(もしくは仮の姿で人型を取る)の人外生物は基本好きです。だから昨年も天空聖者の連中が可愛くて仕方なかったです(笑)
…脱線。


お母さん曰く。
「あの錫杖はアシュを封印するもの。だから錫杖が壊れると、映士の中のアシュの血も解放され、アシュになってしまう。…そうあの子は恐れていました」
高丘さんの錫杖は武器であるとともに彼が人間でいるために必要な魔法アイテムだった訳ですね。
アシュの監視者でありながらアシュの血を引いているという複雑な立場。それでも後継者になれるあたりが凄いですが、とゆうか多分彼以外に候補者がいなかったんでしょうね。昨年の鬼さんみたいに組織ではなく一子相伝みたいな感じですし。

彼は親達の禁じられた愛の一番の被害者と言えるでしょう。
…そりゃあ多少性格が歪んでも仕方ないよなあと(^^;

そして、高丘氏の髪の毛の淡い金髪の部分はお洒落ではなくアシュの血の影響なのかもしれませんね。(考え過ぎかな)

「…じゃあ、方法はないの?元に戻してあげる…」
「映士が怪物になるのは、アシュの血のせいだけではありません。あの子は…」

……サージェスの基地でベッドに縛り付けられて寝ています(^^;

高丘さんの事を心配しているお母さんはどうやらもうこの世の存在ではないらしく、話が終わると鏡は砕け、ガラス玉のような一粒の涙だけが残されます。


一方敵サイド。
ガイとレイは高丘さんがアシュのハーフだと言う事は当然知っており、錫杖を壊した事で彼がアシュ化する事も予想の範疇だったみたいです。
そして、相変わらずガジャ様の命令は全く聞いてくれません。


さて、一方ボウケン基地。
「…これで決まりだな。高丘はボウケンジャーにはなれねえ」

「でも、怪物にならなくなる方法はあるんだよ!」
「それでも、確率がゼロでない以上、危険です」
チーフを除いた4人が高丘氏のベッドの脇で会議をしています。結構大声で話しているのでそりゃ高丘さんも目が覚めるよな、って感じで(^^;こーゆー話は本人がいない場所でこっそりやってあげるのが親切なような気がするんですが。

でも彼らの会話はヒートアップする一方。
「…だったら菜月だって本当は何者かわからないし、危険かもしれない。それに真墨なんてドロボウじゃん」
ちょっと意地になってきた菜月の一言に真墨たじたじ。…いや、真墨が元ドロボウなら菜月だって元ドロボウなんですけど(苦笑)
でも急に自分に矛先を向けられそこまで頭が回らないらしい真墨は、
「だ、だったら蒼太はスパイでさくら姉さんは特殊部隊だろ!?」
なんとか自分から矛先を反らそうと必死。つか、スパイはともかく特殊部隊は前職としてなんら問題はないと思うんですけど(^^;

てか、改めて言われるとホントに素晴らしい技能集団だなあとしみじみです。こんなとこに堅気の人間が入れる訳はないので(スカウトもされないと思いますが)半妖怪位でちょうどいいんじゃないでしょうか(苦笑)
ただま、半妖怪さん的にはこんな組織はごめんだと思ったのか(笑)起きるなり逃げ出してしまいます。別に半妖化もしてないのに拘束具はなんの役にも立たなかったみたいです。

が、逃げ出した先には最大の難関・チーフが控えていました。

相変わらず俺が道で動くチーフは、高丘さんの手をいきなり掴み、本人の断りもなしにいきなりその腕にチェンジャーを巻き付けます。
更には武器をつきつけ、
「これでこのサガスナイパーを使う事ができる」
思いっきり勝手に話を進めます。
…当然高丘さんは怒り出し(これで怒らない人はいないでしょう)
「なんだ、このガラクタ!」と叫んでみるのですが、
チーフはしれっと
「サージェスがお前の錫杖を分析して、同じ力をこのサガスナイパーに持たせた。これがあればお前はアシュになる事はない」
「え?」
「お前はアシュの血を引いてるんだそうだな。…だがお前は言った。『アシュと戦う事が使命なのだと。だったら自分の中のアシュの血と戦ってみせろ」
…その言葉につい微妙に心を動かされてしまう高丘さん。既にチーフマジックにかかってしまっているようです。

そしてそんな高丘さんとサガスナイパーを残し、部下を連れて出撃してしまいます。部下達も戸惑い気味なんですが、チーフの命には逆らえず(^^;仕方なしについて行きます。


が、出撃したものの、ノーマルアクセルスーツはアシュには役立たず。あっという間に変身解除してしまい、追いつめられてしまいます。

しかも、そこに追い打ちをかけるように高丘さんが登場。
髪の毛は真っ白、牙に白い目に頬の痣。高丘さんは四つん這い気味で完全にアシュ化してる…というより狼男とかそんな感じ。
普通のアシュは結構知的な種族なのですが…高丘さんは妙に獣ちっくで…あなたアシュじゃなく別なものになっちゃってません?(^^;

獣化した高丘さんはガイ達の言うままにボウケンジャー達を襲い出します。
「高丘の末裔が俺たちのいいなりだ。こいつは面白い」
ガイ様達もご機嫌です。


が、この程度の事でチーフの高丘さん仲間化計画が頓挫する事などありえません。

狙った獲物は絶対に逃がさないチーフ。
どこまでも世界が自分を中心に回っているチーフ。
生身の身で獣人高丘さんに掴みかかり、
「お前の使命はなんだ!お前の使命は『アシュと戦う事』…お前はそう言った。お前の中のアシュの血と戦ってみろ!」
力ずくの説得にかかります。

…高丘さんは俺様ぶってはいますが力づくに意外に弱いです。
…しかも結構流され易い事がこの3週で判明しています。

……………結局チーフの粘り勝ち。
高丘さんは自分を取り戻します。

取り戻したどころか、ボウケンシルバーに変身してしまいます。

チェンジャーの使い方とか特には教わってはいなかったようですが、見よう見まねでどうにかなるもんみたいですね(^^;


で、ボウケンシルバーなんですが……デザイン自体は……ええと……って感じなんですが(爆)特筆すべきは‘ボウケンシルバー’というよりはボウケンミラー’(by東映公式)と呼びたくなってしまう、あごの映り込みが綺麗な鏡面フェイスに、防火服のごとくのてかてかボディ。
時にこのシルバーというより「ひとりメタルシリーズ」なスーツは、サウナスーツを通り越して全身ホイル焼き状態なんだそうで、内部はえらい事なっているそうです(^^;
ちなみに中に入っているのは超ベテランアクターの日下氏だそうで。だからか銀にオレンジと青のアクセントという妙な色彩のデザイン(言っちゃった♪)はともかくとして妙にかっこいいです。
…多少脱線。

ボウケンシルバースーツは新開発されたネオパラレルエンジンで動いているそうで、ゴードムエンジンによって動きが阻害される事はないそうです。よって自動的に対ゴードムエンジン系対応はシルバー1人の仕事と決定。でもまあアシュが関わっている以上、高丘氏にも異論はないようで、スーツと武器の性能をフルに使って戦いまくり、ガイとレイを退散させます。

さて、この元アシュのクエスターチームはどこまで引っ張るんでしょうか。
ガジャ様との連携の期間も含め楽しみです。


最後。
すっかり我がもののようにサガスナイパーを構える高丘氏。
「ボウケンシルバーの誕生か‥」
その言葉にまんざらでもない様子の高丘氏がなんとも(^^;
「…でも、今でも不思議だ。これが俺様の錫杖と同じとは」
愛しげにサガスナイパーを見つめてみたりして。まあ、いままでずっと片手に錫杖の生活をしていたみたいですから、手元に何かがないと手持ち無沙汰なのかもしれませんね。

が。
「あれは嘘だよ」
チーフの爆弾発言に部下達も吃驚。
高丘氏に至っては「うそお!?」と思いっきり間抜け面をさらしてみたりして。
…駄目だこの人、一生チーフに勝てないや。そういう意味では真墨とレベルがとんとんなのかもしれません。
「しかし、俺様はアシュにならなかった…」
「お前は自分の中のアシュの血を憎んでいるんだ。その激しい憎しみが、お前の心がアシュの血を目覚めさせるんだ」
…とまあ成る程。アシュ化という点に関しては錫杖はお守り程度の存在だったみたいですね。

戸惑う高丘氏にチーフはとどめとばかりに、
「お前は自らの力で、自分の中の怪物を押さえ込んだんだ。お前はアシュじゃない。俺たちの仲間だ」
「……仲間?」
「一緒に冒険をしよう」
「仲間」という言葉におもいっきし反応する高丘氏。
『友達が欲しい』とその目に思いっきり書いてあります(笑)
…そんなに仲間が欲しかったんですか、この人は。あまりに動揺してチーフが完全に論点をすり替えている事にすら気がつきません。 「お前はアシュじゃない」「俺たちの仲間だ」って…なんだそりゃ(^^;

…いやでもまあ……
寂しかったんだね……。

なあんとなく、死の間際に「一人の友達もいやしなかった…」と本音をダイノガッツ放送で暴露しちゃったアバレキラー氏を思い出しました。いやでも彼にはワニもリジェもいましたから、野菜男よりは相当恵まれた環境だったと思いますけど。

そんなんですっかり心が揺れ動いている高丘氏でしたが、その脳裏に突然父の死の瞬間がフラッシュバック。
「…駄目だ、俺は仲間など要らない…」
ぽつりと呟く。
なんでだよという風のボウケンジャー達に対して、
「俺は、お前達の仲間になどならない!!」
…いやそんな大声で主張しなくても、って勢いで叫ぶ高丘氏。
しかもいつの間にか「仲間など要らない」「仲間になどならない」になってるし。
…ホントはすっごく仲間になりたいんだね。良く分かったよ(苦笑)
素直じゃないねえ、全く(^^;

無駄に叫んでしまった高丘氏はいたたまれなくなったのか思いっきり走り去ってしまいます。
「映士、どうして………」
針先まですっぽり飲み込んだ筈の獲物が逃げてしまってチーフはちょっと不思議顔。

……ま、来週には仲間になりそうですね、こりゃ。
こんなに早く攻略されるとは予想外でした。…寂しかったのね(^^;


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