ボウケンジャー感想日誌


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Task.26『ガラスの靴』

女装は既に近年戦隊のお約束みたいになっちゃってますが(アバレブルー@トミショーのせいだと思われる)今年の被害者は誰かな?普通に考えたら真墨か?とか思っていたのですが……ボウケンスタッフさんはそんなお約束なあたりには着地はしてくれませんでした(^^;


本日冒頭はサージェスサロン。
菜月はシンデレラの絵本を読んでいます。…何故そんなもんがあるのかは不明。

いつの間にか菜月は物語の中に入り込み、シンデレラになって床を磨き始めてます。ま、それはいい。そのキャストに文句を言う人は多分いない。
でもチーフが継母義理の姉が真墨と蒼太って誰が考えたんだ(汗)

「あなたたち、王子様のハートをゲットするのよ、アタック!」
娘達に指示するチーフは濃茶のゆるウエーブヘア紫地の花柄のシックなドレス。…母ってこともあるし流石に真っ赤なドレスは着せられなかったかな。代わりにほっぺを真っ赤に染めてます。
そして真墨。金茶のおかっぱヘアにドレスは何故かオレンジ茶基調。でも代わりに顔はガングロ(笑)この方は体重50kg、ウエスト62センチという女性の敵のような体型なので、流石にドレスは一番綺麗にラインが出ていました。あえてキワ系メイクにしたのはまともにやると洒落にならないと判断されたからなのか?
最後に蒼太金髪のソパージュ青い花柄のドレス。彼が一番化粧が薄くて(でも濃いけど)子供でも一目見てすぐ蒼太だとわかるんじゃないかな〜って感じでした。だからこそ似合っているとは言い難かったですけど(^^;

そんなキワ者継母たちが気合いを入れている所にやってきた菜月シンデレラ。彼女はゆるくウェーブをかけた地毛に緑のドレス。…なんで黄色にしなかったんだろう??

絵のようなカボチャの馬車に乗って絵のような舞踏会にやってきた菜月シンデレラは「ここがお城!」と大はしゃぎ。逆に義姉さん達は「何あの子!…悔しいけど可愛いわ!」とハンカチを噛む勢いで悔しがりまくり。つか、役者さん達楽しそうだなあ。これもまたボウケン。

基本、客はこれしかいないので、王子様は当然のように菜月を選びます。

「綺麗なお嬢さん、一緒に踊って頂けますか?」
…王子様は宝塚(笑)あれだけ男がいる筈なのに何故か王子様はさくらさん。でもま、妙に似合っていてかっこいいので全然ありです♪

で、残る一名は王子様の従者役。ひとり女装を免れたえいちゃんは「ふっふっふっふ…」笑いが多少気色悪かったとはいえ、比較対象があれでしたのでかなりまともに見えました。
…何故彼がひとり女装を免れたのか。スタッフとしてもやっていい事と悪い事があると判断したのかとかなり本気で納得しかけましたが(爆)単にデフォルトギャル男の彼に今更金髪長髪のカツラを被せても面白くもなんともないとか、そんな単純な理由なのかなとか思ったりします。

そんなんで、ガラスの靴がぴったりだった菜月シンデレラはさくら王子と一緒になって幸せに暮らしました。めでたしめでたし。


……と絵本を読んでた菜月はすっかりうっとりモード。白馬の王子様に憧れるお年頃のようです。
でも脇にいた黒い王子様(彼は『実写テニスの王子様』に出演経験があり/笑)「王子様なんている訳ないだろ」とばっさり斬って捨て。しかもツッコミながらも菜月のおやつをがんがんつまみ食いをしてたりします。…彼も王子への道はまだまだ遠そうだな。

いじけた菜月はさくら姉さんに同意を求めるんですが、
「なんの努力もせずに幸せになるなんて、教育的にいい話とは思えません」
…流石さくらさん(^^;脇にいた青い王子様「さくらさんらしいですね」と苦笑いです。


さて、場面変換。
深夜の街で一般市民のお姉ちゃんが一人で楽しそうに踊っています。踊ってるといっても明らかに見えないパートナーがいるとしか思えないような踊り方で、しかも「うふふふふふ」とか楽しそうに笑ってます。踊ってる本人はかなり幸せそうなんですが、端から見たら不気味以外の何者でもない光景。正直あまりお近づきになりたくないです。

が、彼女は12時になった瞬間にばったりと倒れてしまいます。

そんな場面に偶然居合わせてしまう天然事件探知機能ナビ搭載の映士。
相変わらずサージェスサロンに居着かないでふらふらしている彼ですが、こんな深夜に一体何をしていたのか。普通に考えたら夜遊びか?といきそうなもんですが、役者さん本人はともかくとして映ちゃんはいまいち居酒屋とか似合わないしなあ。いつも通りふらふらしていたらつい真夜中になってしまったというのが一番ありそうな気がします。

ま、んでびっくりした映ちゃんは倒れたお姉さんのもとに駆け寄り、
「おいおいおねえちゃん、大丈夫か!?おい??」
…『おねえちゃん』って(笑)…普通言わない。

そいえば先日「映ちゃんの喋り方ってガテン系のお兄ちゃんみたいなんだよね」なんて話をしてました。そして「八百屋さんのバイトとか滅茶苦茶似合いそうだよね!」とも(笑)髪結わえて前かけかけて「今日はいい野菜入ってるぜ、おねえちゃん買ってかない?」とか。似合い過ぎて想像するだけで目眩がしそうです。…って完全に脱線(^^;

映ちゃんは一生懸命彼女をゆさゆさしてみるんですが、完全に意識を失っている彼女はびくともしません。
そしてその背後に突然謎の女が出現……。「気配で気づけよ、映ちゃん(汗)」って距離なんですが映ちゃんは全く気づかず(^^;
女は彼女が履いていたガラスの靴を脱がせて、そのまま立ち去ります。ここに来てやっと映ちゃんは気がつくんですが、時既に遅し。追う事も出来ません。

……そして、同様の事件が多発している事が判明します。


病院で寝ている若い女性達。みんな突然踊り出し、夜中まで踊り続けた後突然倒れてそれっきり眠り姫になってしまったそうなんです。夜中までって…途中で誰か気がつけよという気もしなくもないですが、単にみんなあまりお近づきになりたくなくて無視してしまったとかいうドライな都会の一面が現れた結果なのかもしれません。
「俺様は現場から怪しい女が光る靴を持ち去るのを見た」という映士の発言と合わせて、その女が持ち去ったのはプレシャスである可能性があると判断したボウケンジャー。早速手分けして調査にかかります。


「ガラスの靴ですか?」
「ああ、彼女は確かにそう言っていた。…そういえばなんかおとぎ話であったよな?」
「シンデレラですね」
今回は非常にレアなさくら&映士の組み合わせ。美女と野獣ペアと名付けたいと思います(笑)最近密かにもいいなあとか思ってたりするので(節操なし)かなり嬉しかったです(^^)
しかし映士、よくシンデレラを知ってたなあ。ママが読んでくれたの?それともパパ??

で、今回あたりくじを引いたのはこのペア。突然聞こえてきた「うふふふふふ」の声のする場所に駆けつけたら、公演の野外小劇場のような場所でガラスの靴を片方だけ履いてひとり踊るお姉ちゃんの姿がありました。
二人は踊るお姉ちゃんを止めようとするのですが、まず先に映士が吹っ飛ばされます(笑)残ったさくらさんは勢い余ってお姉さんごと倒れてしまうのですが、その弾みでガラスの靴が脱げ、お姉さんは動かなくなってしまいます。

そこに突然ゴードムのカース兵が登場。
気絶していた筈のお姉さんはびっくりして逃げてしまいます(笑)

雑魚兵が出てきたって事は、次に出てくるのは勿論ガジャ様♪カース兵に奪わせたガラスの靴を手にして「面白いものを見つけたではないか」とにんまり。もっとも応援に駆けつけた4人の攻撃であっさりと取り返されてしまうんですが(苦笑)

「これはお前が作ったプレシャスか?」
チーフの問いに、ガジャ様は、
「違う。それはシンデレーラとかいう女の呪いのかかった靴だそうだ。その靴を履いた女はシンデレーラ呪われーる、とか。…実に恐ろしきは人間の女の執念、だな〜〜」
…説明と笑いを有り難う(^^;って感じの台詞を履いて、そのまま幽霊さん手をして消えてしまいます。
…彼の出番は今日はこれだけ。見事に只の説明係と化してます。あと癒し(笑)


ガラスの靴をサージェスに持ち帰ったボウケンジャー達。
「シンデレラの話って本当だったんだ」
「シンデレラの物語はペローやグリム兄弟が民話から採取したものだけど、中国にも同形の物語はある。つまり、元になったプレシャスが存在してもおかしくないよ」
菜月の素直な感想にボウケンジャーの解説係の蒼太さんが説明をしてくれます。
「…しかし、何故履いた女性が眠りにつく?」
「履いたらシンデレラになれるとでも思ってんじゃないのか?」
菜月に劣らず素直な感想を口にするボウケンジャーの本音係の真墨。
「ね、菜月が履いてみてもいい?」「危険です!」
ボウケンジャーの素直担当の提案は、理性担当によってあっさり却下。で、チーフは命令担当で映ちゃんは野生担当かな?うんうんまあまあバランス取れてる取れてる(^^)

ともかくま、調べてみない事には、という事で、さくらさんと牧野先生が夜通しで調べる事になりました。

でも最も靴を調べていた牧野先生は自分の研究室であっという間に夢の世界。そこに先の謎女が現れて靴を奪ってってしまいます。

一方、眠りについた女性達に共通点がないかどうかを調べているさくらさん。…こーゆーのは蒼太の方が向いていると思うんですが、ま、話の都合上(^^;つか、調査は蒼太の担当で分析がさくらの担当だと思っていていいのかな?

残業手当が出るかどうかは非常に怪しいサージェス内で、もうすぐ12時って時間までひとり格闘中の彼女の前に…例の女が靴を持って現れます。

その姿を認めるも、さくらさんは動けない。
しかも彼女の意思とは無関係に左足のブーツが脱げ……ここでさくらさんって素足にブーツなの??という事が判明しましたが(笑)ま、それはそれ(^^;
そしてさくらさんは謎女に強制的にガラスの靴を履かされてしまいます。片足だけ。

その瞬間、さくらさんは舞踏会の会場に降り立ちます。
しかも、ピンクのドレスでフォーマルモード。

彼女の回りでは病室で寝ている筈の女性達がやはりドレスアップをしてにこにこくるくる踊っています。が、相手役なしの一人上手なので本人達がいくら楽しそうでもやはりかなり怖い感じです(^^;

びっくりしていたさくらさん。
はっと我に返った第一声が「アクセルラーが…ない…」問題はそんなとこにはないだろ!!(^^;って感じですが…ドレスについててもかなり嫌だよ…。
焦るさくらさんの脇にはいつのまにか例の女が。
「そんなものはここには持ち込めない…」
無表情で言い放ちます。こういうタイプの女性って戦隊ではかなり珍しいかも。

そしてここでやっと王子様が登場します。

金の仮面の王子様は、例の女(『クロリンダ』という名前だという事が判明)を下がらせ、さくらさんの手を取ります。
「女の子は誰でもシンデレラなんだよ。王子様をずっと待っている」
「君の求めるものはなんだい?なんでもあげるよ」

…普段のさくらさんだったらこんなタイプの男性には見向きもしなそうに思えるんですが、そこは舞踏会ドレスシンレデラモードマジックなのか、それともなんかの魔法がかかっているのか。
はじめこそはちょっととまどっていたものの、そのうち楽しそうに王子様と踊り出してしまいます。

が、それはあくまでも夢の世界(?)での話。
現実世界のさくらさんは、片足ガラスの靴状態でひとりでくるくる踊っている怪しいお姉さん状態になってしまっています。ガラスの靴とブーツの踵の高さが結構違うので踊りにくそうだなあ…とか思っちゃったり(^^;

そんな場面に現れたのが彼女の真の王子様(??)のチーフ。
恐らくはさくらさんに「今日はもういいぞ」とか言いにきたんでしょうが、目の前のある種ありえない状況にびっくり仰天。慌てて彼女に駆け寄ります。

で、その後どーやって靴を脱がしたのかは不明ですが…まあ、力づくで脱がしたんだろうなあ(^^;どうやらこの靴は12時ジャストまで履き続けていると王子様の夢の世界に閉じ込められてしまうという代物らしく、さくらさんはチーフのお陰でぎりぎりセーフで逃れられたみたいです。

言い訳のひとつすらしようとしない彼女を見て、彼女が好奇心とかで自分で靴を履いた訳ではないと確信したっぽいチーフ。「…何があった?」と静かな声で尋ねます。


場面は変わって病院。
ひとりやってきたさくらさんは眠り続ける女性達を見ながら、先に王子様に問われた『自分の求める物』について考え出します。

そんな彼女の心は過去に。
それは初めてチーフと会った日。

まだ自衛官衣装に身を包んださくらさん。
「あなたもサージェスの方ですか?しつこいですね」
「西堀さくら。俺たちは君を必要としている」
「…正式にお断りした筈です。宝探しに興味はありません」
冷たい目で拒絶の意を示しながら、射撃訓練場で弾を打ち続ける彼女。つられるように撃ち出したチーフは両手で構えているのに彼女は片手。さっすが男前度ボウケンNo.1です(^^;

この後の会話でさくらさんは「なにひとつ不自由ない西堀家のお嬢様なのに家を飛び出して特殊部隊に入った」という事が判明。…なにひとつ不自由ないって他人に言われちゃうって…どんなレベルなんだ?(汗)
しかもその理由を問われたさくらさんの答えは、
「私は、私の本当にしたいことを見つけたかっただけです」
…いや、気持ちは分かる。
でも何故に特殊部隊。
「それは見つかったのか?」の問いに答えられなくて当たり前です。根本的に何かが間違っているような気がするあたりがお嬢様ならではなんでしょうか(^^;

で、その後、チーフの
「誰も自分だけの宝がある。それは誰も与えられない。自分で見つけるしかない。…俺も探している」
発言に根負けして現在に至る…という状況のようです。

しかし「正式に」断っているくらいだから、自衛隊の上の方にも話は通ってるんだろうし…民間組織から名指しで正式に引き抜き希望が来るような優秀な人材を本人の希望次第では転職を許可する自衛隊は懐が深いなあとか全然関係ない事を思ってしまいました(苦笑)それともサージェスはそれと同等の国家レベル的な組織って事なんでしょうか?超全集とか見る限りは学術団体っぽいんですが。ま、ロボとか作っちゃうんですから国家が絡んでいた方が納得出来たりもしますけどね。…脱線。


その後も、サージェスに戻り調査を続けたさくらさん。
なにか解決の糸口を見つけた模様です。


で、夜。
野外で裸足になり、ガラスの靴をそっと地面に置くさくらさん。その光景を仲間達は影から見守っています。ちなみにこの場所は戦隊の聖地・東京ドームシティのスカイシアターの客席裏手です(笑)

地面に置いた靴がかたかた動き出したと思ったら…現れたのは例の女。
彼女を初めて見た仲間達は「あれがシンデレラ??」と驚き顔。
でも彼女が来る事はわかっていたさくらさん。
「クロリンダ、いくつかの記録にあなたの名前が残っていました」
…彼女は、シンデレラの義理の姉なのだそうです。

正体を暴かれ開き直ったのか、自らを「そうさ、私はシンデレラの意地悪な姉さ!」と自虐的に言い切る彼女。

「私は可愛いシンデレラじゃない。…けど、私のような可愛くない女でもシンデレラを届けている限りはあの人の側に居られるんだ」

…なんか…切ない。

さくらさんは納得したように、
「私も『可愛くない女』ってよく言われます。でも、シンデレラになれない女の子はみんな不幸せなんて…誰が決めたんですか?」
いや、この場合の「可愛くない」はちょっと方向が違う気がするよなあとか思いつつ。さくらさんの場合は「可愛いけど強過ぎて可愛げのない女」という基本的には可愛いのジャンルに入る人で…なんか言ってて訳わからなくなってきた(^^;でも少なくとも王子様に「シンデレラ」と認めてもらえるタイプなんですから、やっぱ方向が違う気がするなあ。

そして「私は幸せよ!」と反論する彼女に「みんなの犠牲の上にある幸せ、命令されるままに生きる、あなたが本当に欲しいものはそんなものなんですか?」と畳み掛ける。

とどめは、
「誰でも、自分だけの宝はあります。それは、誰も与えてはくれない」
思いっきりチーフの受け売り。
自分がサージェスに来た理由。

そして、さくらさんはガラスの靴に足を通し、再び舞踏会の会場に降り立ちます。

「…やっぱり来てくれたね。君の辛い旅はもう終わりだ。君の宝はここにある」
そういって自分を差すナルシスト王子様登場。
んで、しばらくは二人で会話をしながら仲良く踊ります。

ガラスの靴は、シンデレラのものではなく彼のもの。
彼はシンデレラだけでなく多くの女性の魂をこの世界に閉じ込めていたという事。
…ガラスの靴は昨日今日出来たものではないと思うので、一体いままで何人の女性が犠牲に…(汗)とゆうかここにきてなんで彼の活動が急に活発になったのかは(以前から事件が起こってれば幾ら何でも話題になってるだろうし)明かされる事はありませんでした。
そもそも彼がなんの為に女性達の魂を集めていたのかすらも明かされませんでしたし。…自己満足?(^^;

「僕のものになれば、幸せなんだよ」と言い切る王子様に、
「私だって女です。すてきな王子様には憧れます」なんて可愛い事を言っちゃうさくらさん。

でも次の瞬間、
「でも、あなたはタイプじゃない!」
と、片手で王子様を柔道の要領でくるっと投げ飛ばします。
名乗りあげ、絶対間違ってます。彼女にこそ「強き冒険者」の名を与えるべきでしょう。菜月の「実は怪力」設定は殆ど使われてないに等しいですし、誰も反対する人はいないでしょう(笑)

ただま、ここまではかっこいいのですが、この後の事を何も考えてなかったらしいさくらさんは「ここは僕の世界だ…」でピンチに陥ります。彼女の事だからちゃんとシミュレーションは組んできたと思われるんですが…なんかやっぱ詰めが甘いよなあと(^^;

ま、普通に考えたら現実世界には仲間達が控えている訳ですから、彼女がピンチっぽく見えたら彼らがガラスの靴を脱がせばいいだけなんでしょうけど、でも、それをやってしまうと王子様を捕まえられないからか?特に現実世界から助けが入る様子もありません。

最終的に彼女を救ったのは謎女ことクロリンダ。
「私は…外の世界とこの世界を自在に行き来できる。ものを持ち込む事も!」
そういって彼女が取り出したのはサバイバスター。どっから盗んできたんだというのは「天然どこでもドア」な彼女には野暮な話かな(^^;
この際、さくらさんの手に握られたサバイバスターが凄く大きくごつく見えてびっくりしました。こんなだったっけ……?スーツの人が持つのとじゃ全然イメージ違う。やっぱスーツの中の人は細く見えてもごついんだなあとしみじみ(^^;

「お前にも、『僕といるという幸せ』をくれてやったのに!!」と騒ぐ王子様に、
「…私の欲しかったものはここにはない。
幸せは、人から貰うものじゃなく自分で見つけるもの。…この人が教えてくれた」

チーフの受け売りが更に伝染。ま、でもこういう前向きな伝染でしたらいくらでもOKでしょう!
クロリンダの指示通りに王子の金の仮面を撃ったら、王子様ハーレム世界はもろくも崩壊。クロリンダは世界とともに消滅してしまったようですが、最後の「あなたならきっと見つけられる、宝を」の台詞と笑顔が印象的でした。

現実世界に戻ってきたさくらさんの元に仲間達が駆け寄ります。
そしてその前には変わり果てた姿の王子様が……。ガラスの靴に踏まれているようなデザインは菜月に「なに、あれ〜〜」と言われてしまう始末。この格好ではどんなに夢見る女の子でもついていくとは思えません。やっぱ容姿って大事だよな……。

何の遠慮もなくなったボウケンジャー達は東京ドームをバックに変身。夜のドームシティは結構電飾が綺麗なので中々かっこいいです♪でも変身が終わった途端に違う場所に移動してましたが(苦笑)

「いいかいシンデレラ。君たちが夢見る幸せなんて本当はどこにもない。だから僕が幻を与えてあげるのさ!」
本音爆発の元王子様に、
「幸せも、夢も、宝も、幻ではありません!」
こちらも本気爆発で叫ぶ今日は変身後もさくらさんの独り舞台。「愛の炎」はハイドロシューターで消しちゃうし(よく考えると消火@レスキューは彼女の担当の方がしっくりくる気もする)デュアルクラッシャーも誰の助けも借りないで一人で撃っちゃうし。(力貸してやれよ仲間達!)

ロボ戦になった後も、さくらさん独り舞台。
巨大化した元王子様はダイボウケンにキス攻撃という前代未聞なトンデモ攻撃をしかけてくるんですが、怒ったさくらさんに平手打ちで吹っ飛ばされてしまいます。キスをされた巨大ロボも平手打ちをやった巨大ロボも私は記憶がないですが、過去に事例あるんでしょうか?(汗)
その後もビルダーのリキッド攻撃を無理矢理発動させた上に、最後は単独潜水艦体当たりアタックを敢行でとどめ。怒った彼女は誰にも止められません。…怖過ぎです(^^;


最後。
ボウケンルームでまた絵本を読んでいる菜月。冒頭と殆ど同じ光景ですが、菜月の脇に映士がこっそり増えてます。
絵本を読み終え、ついため息をついてしまった菜月に、
「ま、王子様なんていないって事だよな」とまたまた菜月のお菓子をつまみながら突っ込む真墨。
「そんな事ないよ!あれは悪い王子だったけど、幸せにしてくれるすってきな王子様はきっといるもん!」
そんな黒黄のじゃれ合いの脇で、映ちゃんはマイペースに野菜ジュースを飲んでいたんですが、「いる」「いない!」の叫び合いに「…いるんじゃねえの?」とぼそり。案外彼には王子様願望があるのかもしれません。

そんなやりとりを作業テーブル側で作業をしながら聞いていた青桃。
「さくらさん、何か言ってあげて下さいよ」
との苦笑まじりの蒼太の言葉に、

「私もいると思いますよ」

みんなびっくり。黒黄銀もびっくりし過ぎてじゃれ合いを中止。
側で我関せずと資料をめくっていたチーフまでも驚いて、思わず、「…お前も待ってるのか?王子様を」と会話に参加してしまった位です。

「待ったりしません。自分で捕まえるだけです」

捕獲用ワイヤー(?)を手にしてのあまりに力強い言葉に、蒼太ドン引き、真墨映士菜月にすがりつく始末。そんな情けない男性陣(…って無理もないと思いますが)の中でちょっと驚いた程度の反応しか示さなかったチーフは流石の貫禄といった所でしょうか。

ま、さくらさんはそんな軟弱な男性陣なんか吹き飛ばすような素敵な笑顔でにっこりと微笑みます。


姉さん最強伝説更新。
…果たして彼女の獲物になるのは一体誰なのか。
彼女が本気になったら逃れられる男性はいないと思います(^^;


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