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今週は銀桃!!先週予告からすんごい楽しみにしていました!!…フィーバーぶりが文字サイズに出ています(笑)
で。
冒頭から
「…オレ様に報告書作りなんてちまちました仕事が似合うと思うか?」
「似合う似合わないじゃありません」
「嫌いなんだよ、そういう面倒なのは」
「嫌いでも面倒でも関係ありません、やって下さい!」
と超平行線な会話を繰り広げる二人に、他のメンバー目が点。社会人的には自覚ゼロの映士が明らかに悪いんですが、確かに彼に報告書書きは似合わないよなあ(笑)
それでも押し付けられた(割り当てられたか?)報告書をしぶしぶ受け取った映ちゃんは、それをそのまま蒼太さんにパス。
「お前、そういうの得意だろ?頼むわ」
…確かに得意そうだ、と、もの凄く納得(笑)
これには流石のさくら姉さんも怒りを通り越して呆れ果て、諦めて「分かりました」とそのまま部屋を出ていってしまいます。
言われた映士は映士で「あ、そ」と文字面通りにしか受け取ってないし(^^;非常に彼らしいんですが、少々さくら姉さんに同情。ついでにこないだ見てきた「太陽」という昭和天皇映画を思い出しました。イッセー尾形演じる天皇の口癖が「あ、そ」だったんですよね。
真墨が半分感心、半分呆れ気味に「お前、さくら姉さんによくあそこまで言えるな」とえいちゃんに話しかけてきます。真墨に呆れられちゃおしまいだな(笑)
「なんだよ、向こうだって『わかった』って言ってんだからいいじゃねえか」と、言葉以上の意味をまったく読めない映ちゃんに、
「映士相手に言い争っても無駄だと思ったんだろうな」
「菜月だったら映ちゃんのことごつん!だよ」
「さくらさんはクールだから」
仲間達が次々と補足説明。ここまで言われて、映ちゃんはようやくさくらの台詞が額面通りの物でないことを理解します。
で、出てきた台詞が、
「・・・気にいらねえなあ。クールだかなんだか知らねえけど、言いたいことがあるんなら言えばいいじゃねえか」
…いや、確かにそうかもしれないけど、あれだけのれんに腕押しの態度を取り続けたあなたにそんな事言う資格はないから(^^;
でもま、えいちゃんの言う事はいつも一応筋が通ってるんですよね。彼に似合わないのも多分苦手なのも、そして蒼太さんが得意そうなのも事実だし。そして『てきとーに書いて出しちまえ』という発想にならないあたりも変なとこでまじめな彼らしいかなと。
「ま、人それぞれあるんだよ」
チーフがさくらさんをフォロー。とゆうかこの人、きっとこーゆー部下達のぶつかり合いが面白くて仕方ないんだろうな。
一方、サロンを出て行ったさくらさんはお気に入りの甘味屋さにれっつごー。で、ストレス解消とばかりにパフェをやけ食い。見てるだけで胸焼けがしそうですが、それ以上に『甘い物は苦手』らしいさくらさんの中の人に思いっきり同情してしまいました。役者さんも大変だなあ(汗)
さて、今週の敵はクエスターチーム。
今回のプレシャスは『亡国の炎』という、決して消えず、『かつて一国を焼き尽くしたという伝説をもつ』という物騒なシロモノで…って、今回の場合は炎自体がプレシャスなのかな?
そのお宝があると言われている山(正確には古代の王の墓があったと言われている場所なんだそうで)に、やってきたクエスター2人。ガイは「やっほ〜〜〜!」なんてやってます。この人もどんどん楽しい人になっていくなあ(^^;流石はジャマイカ系。
そんな彼の脇で、レイは地面に魔法陣(?)らしきものを書き上げ、あたり一面を結界で覆ってしまいます。何かと裏方担当の彼は『大いなる獣』というよりガイの後方支援役。ゲームで言うと補助魔法使いのイメージです。
で、クエスター出現の報を受けやってきたボウケンジャー達は、その結界に行く手を阻まれてしまいます。
結界といっても見た目では全然分からないんですが、入ろうとするものはすべて見えない壁にはじき返されてしまう感じ。
アシュと付き合いが長い映士が結界の存在に気がつき、「どうしたんだよ!?」とわめいた真墨を実験台にして人がはじかれてしまう事を証明し、続いて菜月が小石を投げて物もはじき返されてしまう事を証明します。そして跳ね返った石は見事に真墨にHIT。今日の彼の風水は「ちょっと不運」に固定されている模様です。
これは映士曰く「『百鬼無限封鎖の陣』。アシュの古くさい術だが……ま、バリアみたいなもんだ」だそうで。んで、壊すためには中にあるさっきレイが書いてた魔法陣もどきを壊せばいいと説明します。
そんな『オートロックで閉めたら鍵は部屋の中』状態でどーしろとという感じなんですが、そこは昔取った杵柄とゆーやつで、映士の高丘の技を使えば中に入る事が出来るのだという。
もっとも「結構力使うから、お前ら全員連れて入るって訳にはいかねえが…」なのだそーで「一人でちゃちゃっと言って壊してくる」事を提案します。
この映士の提案に異議を唱えたのは冒頭の喧嘩相手の姉さん。
「中には他の罠が仕掛けられているかもしれません。やはり複数で行った方がいいかと思いますが…可能なら私が」
…なんて正論を言われてしまった上に、チーフに「一人くらいなら連れて行けるか」なんて挑発するような物言いをされてしまったので、映士は彼女を連れて行く事をしぶしぶ承知します。
で。結界破り。
映士は『…どっから出したんだ』とツッコミたくなるような荒縄を肩に担ぎ、その先につけた黒い板のお札のようなものを手にして目を閉じ精神統一。映ちゃんVSアシュのお約束でどこからともなく風が吹いてきますが、この風は一体何なんだろう。アシュの息吹?(笑)
「高丘流、邪気貫通・・・!」
映士が呟いた瞬間、お札は縄の尾を翻し、見えない結界の壁に波紋を広げて飛び込んでいく。すかさず縄を握り締めた映士はさくらさんの腰をがしっと引き寄せ(!!)二人揃って結界の中へと消えていきます。
うん、この体格差で抱き寄せやってくれると萌えますね!(笑)
投げ出されるように倒れ込む二人。映ちゃんがさくらさんをかばうように下敷きになっていたあたりも萌えポイントです。
「…どうやら、中に入れたようですね」
すかさず立ち上がる姉さんの背後で……妙に苦しそうにうずくまったままの映ちゃん。はじめはさくらさんの下敷きになったせいかと思ったんですが(爆)どうもそんなレベルではなさそうです。
その苦しみ方は視聴者から見るとかなりあからさまな感じだったんですが、さくらさんが気がつく前に映士は立ち上がり、二人何事もなかったように結界の中心に向かいます。
が、でもやっぱり様子がおかしい。
「どうしたんですか?」と厳しめな声のさくらさんの問いを誤摩化すように、「なあ、さくら姉さん」と呼びかける映士。…つか、『さくら姉さん』って……。こないだまでは確か「さくら」と呼び捨てしてたと思うのですが…真墨の真似?(^^;
すっかり誤摩化された姉さんは「ミッション中はコードネームで!」と怒り口調で注意してましたが、
「…姉さんが一緒に行くって言い出したのは、罠があるからとかじゃねえだろ」
…名前を呼ばなきゃいいという訳ではないですから(笑)つか、本当にどうしたんだろう。呼び捨てをさくらが嫌がったのかな??
ま、それはそうとして、
「…オレ様がひとりでガイと闘うかもしれないと思った…だろ」
「ええ」
……即答(笑)
流石の映士も「もうアシュとかそういうのにこだわってねえよ」とため息混じりで言い返すんですが…てか、いいの??こだわらなくていいの?高丘流根絶??葉陰でお父様泣いてません?(^^;
……ま、いいのかなあ。一人孤独に使命を追っているよりは信頼出来る『人間の』仲間と一緒に冒険ごっこをしている方が親的にも。それにガイ達がクエスターであってプレシャスを追う限りはボウケンジャーの倒すべき敵である事は変わりはないですし。
「…かもしれませんが、あなたの性格上、結界の解除なんて面倒なことをするより、クエスターを倒した方が早いと言い出しかねません」
「…だったら最初から言えばいいじゃねえか。一人で行かしちゃ信用出来ねえって!」
「…そうは言ってません」
「けどそう言う意味だろ!?」
…冒頭再びの平行線。さくらも譲らないし、映士も相手が誰だろうが納得しなけりゃ譲らないし遠慮もしない。
「オレ様は腹に溜め込まれるのが一番気に喰わねえ……!」
「…先を急ぎませんか?今はミッション中です」
平行線の喧嘩は冷静な分だけさくらの方に軍配。とゆうか、ま、映士の場合『腹に溜め込まれる』とゆうか含みなくストレートに言ってもらわないと察せないだけですよね。姉さん自体はなんだかんだで言う事は言ってますから。
振り上げた言葉の拳をかわされてしまった映士は、不服そうに先を行くさくらさんをずんずん大股歩きで追い抜きます。真墨だったら追い抜きっこをやってくれるけど、さくらさんじゃ相手にしてくれませんな。
が。追い抜いた瞬間、また苦しみ出す映士。興奮して大股歩きで歩くからだよとか思ってみたりしますが、ここまであからさまに苦しまれてしまってはさくらさんも放ってはおけない。
そこで彼女、焦る映士の抗議を無視して、彼のシャツとジャケットを背中から思いっきりめくりあげます。視聴者びっくりですが、やられた方はもっとびっくりしたみたいで、思わず万歳状態で一瞬固まってしまいます。
これって…セクハラって言うんじゃ(^^;
しかも映士が押さえてたのは背中じゃなくてお腹側なんですけど…。流石の姉さんも真正面からめくる勇気はなかったのかなあ(笑)
ともかくめくりあげられた映ちゃんの背中には無数の赤い傷。切り傷というよりも鞭で打たれたか、引っ掻かれたかって感じのものです。
「どうしたんですか、この傷は!?」
叫ぶ姉さん。
やっと我に返って彼女の手を払い、シャツを元に戻す映士。
その理由は、突然現れたガイが説明してくれました。
「痛そお〜〜。結界超えなんてするからそおなるんだよ、ばぁ〜〜〜か」
……成る程。結界破りは力を使うというより、単純に肉体的に危険な技という事だったんですね。姉さんはぴんぴんしてるとこをみると、この呪詛返しのような現象は術者だけに帰るのか、また、姉さんを連れて行った事でさらに負担が増えたという事も考えられます。この辺の真相ははっきりとは描いてもらえませんでしたが。
「…てめえらのちゃちな結界、痛くもかゆくもねえ!」
焦り顔の姉さんの前で映士は強がって吠えますが、どんなに強がった所で体のダメージは誤摩化せない。
この後、変身してガイとの戦闘になるのですが、病人になってしまった映士は思うように動けず、結局さくらさんを巻き添えにして崖の下に落ちてしまいます。…ホントによく崖から落ちる人だ(^^;
一方、彼らの帰りを待つ仲間達。
結界の中は通信も通じず(…でも変身は出来るんだよなあ…。ま、アクセルスーツはアクセルラーの中に圧縮保存されているそうなので、一応つじつまは合うんですが)中々帰って来ない二人をやきもきしながら待つしかない状況下、また言い争いをしていないかと不安になってみたりします。いや、思いっきりやってましたが。
で、待ってるだけってのも難なので、ものはためしとズバーンに結界破りに挑戦させてみます。が、力ずくのズバーンの攻撃も結界には通じない。
「やっぱズバーンにも高丘みたいな力はないか」
真墨のどストレートな発言に落ち込むズバーン。ここでも蒼太さんは慰め役に回ってます。苦労人。
…あとで思ったんですが、この結界、上空はどのくらいまで続いてたんだろう。案外ゴーゴージェットで上空を飛べば入れたんじゃないかなあとか思ってみたりします。ま、上空も3km球状になってたのかもしれませんけど。
で、場面またまた中の二人。
崖下のお約束で川辺を歩く二人。…水は結界を超えられるのか?とか細かい事を考えてみたりして(苦笑)
映士は崖から落ちてダメージが倍増したのか、まともに歩く事もできなくなっていてさくらさんの肩を借りています。
…菜月の肩を借りた前科があるのに今度は姉さん。多分今年の気絶回数もナンバーワン。この人強いんだか弱いんだか微妙です(^_^;)
姉さんに怪力設定はないので、映ちゃんが崩れたらもう支えきれない。あお向けに倒れた彼はおなかのあたりを押さえ、苦しそうな顔で荒い息を吐き、時々ぴくぴく痙攣しています。
任務第一の姉さんも流石にこんな状態の彼をひとり置いて行くことはできないみたいで、今にも泣き出しそうな心配顔で彼の側に座り込んでます。…素足の膝に石がめり込んで痛そう。(そこかよ)
「どうして言ってくれなかったんですか!結界を越えるのは危険だと!」
半泣き状態で叫ぶ姉さんに、
「…言ったってしょうがねえもんは言わねえ!」
なんとか起き上がってきてむくれたように返事を返す映ちゃん。
「腹に溜め込むのは嫌い、じゃなかったんですか」と、彼自身の言葉を持ち出して反論する姉さんに、
「あんたと一緒にするんじゃねえよ!…こんな事言ったってめんどくせえだけだ」
色んな意味の『めんどくさい』が今日のキーワード。
そして、
「結局は、行くしかねえんだからな」
まっすぐな視線とともにこんな事を言われちゃったら、姉さんも折れるしかない。時として彼はとっても男前。普段はわがままオレ様なんですが。
あっさり素直に「そうですね…」と呟き背中を向けた姉さんに、「あんた、ホント見えねえな、何考えてんだかさっぱりだ。それがクールってやつか?」とストレートに嫌みたらたら映士。
そんな彼に、
「鎮痛剤です。少しは楽になると思います」
ポケットから出した薬と水筒を差し出す姉さん。…水筒はともかく鎮痛剤をいつも持ち歩いてるの??(^^;化膿止めとか絆創膏とかも出てきそう。
奪うように受け取り、やけ気味に服用するえいちゃん。先週予告で「何食べてんだろ??」と思ったんですが、薬だったんですね〜〜!…彼は普通の(人間の)薬を飲んで平気なのか??と素で思ったのは内緒。
彼の背中側にある岩に腰を下ろした姉さん。
「…自衛官時代も言われましたよ。クールとか、冷たいとか」
「だろうな」
…遠慮ない(^^;
さくらさんは正論をストレートに言い、映ちゃんは本質を歯に衣着せずにストレートに物言い。(←真墨のストレートさとはまたちょっと違う。真墨は本音言い)この二人の会話は質は違うけどある種硬質なストレートさは似たり寄ったりなのかもしれないなあと思ってみたり。
「小さい頃からの癖、ですかね」
ここからさくらさんの昔語りが始まります。
彼女は金魚の回に「何不自由ない西堀家のお嬢様」という事が判明していましたが、その西堀家は実は映士すらも知っている程の世界有数の資産家だった事が判明。
一人娘だった彼女は跡取りとして教育され、「思った事をそのまま口にしてはいけない、感情的であってはならない」と教えられ続けたのだという。
「西堀を出たつもりでしたが…中々抜けませんね」
自虐的に笑う姉さん。
何も言わずに聞き続ける映士。
「…とゆうか、やっぱり性格なのかもしれません。あなたのめんどくさがりと同じで」
「…だから一緒にするんじゃねえよ」
見つめられてばつが悪そうに顔を背ける映士。
でも、なんかちょっと嬉しそうに、
「そうやって言えばいいじゃねえか。…言えば分かるんだからよ」
にっこり笑う。男前度更に倍。
姉さんもちょっとはにかみつつ「そうですね」と答える。
いいな銀桃!!!
……めろめろきてしまいました。
任務なんかきれいさっぱり忘れかけていた状況でしたが、
「さてと、行くか。…薬効いたぜ」
映士が立ち上がり、ミッション続行。彼に人間の薬は普通に効く模様です(笑)
その一方で、スコープ片手に地道にプレシャスを探し続けていたレイがとうとうお宝を発見します。
…ガイは何をやってるんだ。こんなのんきに話し込んでいる二人を何故見つけられないんだ??(^^;
……と思っていたら、ようやく結界の中心に辿り着いた二人の前にガイ様登場。面倒なので先回りしていたのかな??(笑)
二人も二人でガイが襲ってくるのは予測の範疇内だっただろうに、素面でいたためにガイの攻撃をうまく防ぎきれない。
そもそも変身してる方がずっと早く走れて結果結界にも早く辿り着けただろうに…変身してると身体に負担がかかるからとか?それとも変身してると映士の探知能力(??)がうまく働かないとか??
…まあ、今更そんな事を言っていても仕方ないのですが、二人は変身する隙すらも与えてもらえない。
倒れた姉さんにガイの刃が襲いかかろうとした時、その更に前に突き飛ばされてた映士(笑)が復活して、刃を素手で受け止めて(!!)暴れるガイを押さえ込もうと四苦八苦…無茶苦茶。
「姉さん、早く結界を!!」
「させるか!!」
ガイは結界に向かって走っていく姉さんに銃を向けるんですが、映士が邪魔をするので、照準がうまく定まらない。
それでもそのうちの一発が彼女の足に当たり弾みで転倒……でもそこは姉さん。お得意のスコープショットのワイヤーを発射し、結界の陣が書いてある地面の一部を削り落とす。
その瞬間、結界は崩壊。
このワイヤー使いアクションはアイディア的にもうまいな〜〜と素直に感心。冷静な姉さんっぽくていい感じです♪
…走りながら変身して銃で撃っても良かったような気もしなくもないですが(爆)
「…ってめぇえ〜〜〜〜!!」
怒ったガイは、その矛先を目の前の映士に向ける。
無理矢理彼を引きはがし、その左肩に剣を置き、そのまま心臓方向に身体をまっぷたつにする勢いで思いっきり斬りつける。
…斬られた瞬間の赤黒なエフェクトかっこいい!斬られてる方の視界は実際こんな感じなんじゃないかなとか思ってみる。目の裏が真っ赤に染まる感じ。
断末魔のような悲鳴を上げる映士に、思わず振り向く姉さん。
…でも心臓は外れたらしくて、血をだらだら流しながらも「残念だったなあ、ガイ!」と相変わらずの減らず口。
…フツーのジャケットだったら真っ赤に染まるとこんだろうけど、銀ジャケは流石に染まんないらしく(笑)傷口から血が滲むのみ。しかも布が固いのか裂け目が妙にしっかりぱかぱかしてるし。
既に半死半生な彼を、返し刀で今度はお腹から上下まっぷたつにする勢いで斬りつけるガイ。
やはり裂け目が妙にしっかりしている腹部からわずかに赤い血を滲ませ、後ろに数歩よろめく映士。今度は流石に声も出ない。
「高丘さん!」
悲鳴のような叫びとともにさくらさんは必死に走り寄る。
伸ばされた手に気がついた映士は、…泣きそうな顔をしてるさくらさんの表情が必死過ぎておかしかったのかなあ。ほんのりほほ笑みながら自分も手を伸ばします。
でもその手はさくらさんの手をすり抜けて…
うつぶせに倒れた彼は動かなくなってしまいます。
……フツーに考えてあそこまで派手に斬られて生きている訳がない……人間なら。そこそこ斬れる刃物でクエスターの力があれば、一撃目で即死ですって普通。映士ファンとしては本来なら真っ青になって硬直しなきゃいけないシーンの筈なのですが、今回は予告の時点から含め何故か全くと言っていい程心配する気は起きませんでした。…何故だろ(^^;
「…高丘…さん」
放心状態っぽいさくらさんは、映士の、彼自身の血で染まった大きな手をそっと握ります。その手の大きさ差がこれもまた萌えポイントです。…萌えてる場合じゃない気もしますが。
ついでに、この時映士を裏返したら、お腹の辺りから内蔵が飛び出てくるんじゃないかとピントのずれた心配をしていました(^^;スプラッタ、苦手なんですよね〜〜!
「ィエヒヘァ〜〜!やったぜ、ざまあねえなあ高丘の。こんなにあっけねえとはなあ…ええ!?高丘流もこれでジ・エ〜ンドて訳。…最高だぜ…ニヘヘァアハハハハァフェヘエヘヘヘヒャーハハハハ!!」
…頑張ってガイの笑い方を文字化してみましたが、如何でしょうか(笑)
宿敵をあっさり倒してしまってガイ様超上機嫌。以前彼自身が言っていたように、クエスターの彼にとって今更高丘流も何もないのでしょうけど、でもやっぱり嬉しいだろうなあと。まして自分の手で、思いっきり斬る感触を味わえた上に断末魔の悲鳴まで聞けりゃそりゃ。
でも、ガイは気がついていなかったのです。
彼の背後で姉さんが密かに涙を流していた事を。
……そして、それがどんなに危険な事なのかを。
「ボウケンピンク、お前も一緒に……」
「黙れ〜〜〜〜!!」
姉さん、完全にぶっちぎれ。
握りしめたアクセルラーを地面に叩き付けての変身です。これもまた滅茶苦茶かっこいい。
キレた姉さんに叶う人間はこの世にはいないと分かっていましたが、どうやらクエスターも例外ではないようで(^^;多少苦戦はしましたが、結果的にはレイが助けに来なければガイは倒されてたんじゃないでしょうか(笑)
で、レイが亡国の炎を積んだ巨大ロボ 「クエスターロボ/噴(ブレイズ)」で姉さんを踏みつぶそうとある意味反則行為を行おうとするんですが、そこにやっと中に入れた仲間達が駆けつけます。
この際、チーフがズバーン(剣モード)で、クエスターロボの足を受け止めさくらさんを助けたんですが…これ…剣の強度云々の前に…アクセルスーツは一体何tの力に耐えてるんだ(^^;
で、映士はズバーン(人型モード)に任せて、ロボ戦に突入。
めんどくさくなってきたのではしょりますが(おい)怒りてっぺんにきてた姉さんの前には国を滅ぼした永遠の炎の力なんてなんのその。一歩間違えばみんなで焼身心中になりかねないような暴走の仕方をし、結果殆ど怒りだけでクエスターロボを倒してしまいました。
…触らぬ神に、祟りなしです(違)
ラスト。病室で目を覚ます映士。どんどん気絶回数NO.1の座を不動のものにしていってます(笑)
「もう、死んじゃうかと思ったんだよ!」
「悪運が強いらしいな」
上半身裸で包帯ぐるぐる巻状態の映ちゃん、そんな状態でも「…オレ様がそう簡単に死ぬか…」とほざいてますが、「ドクターは『危なかった』と言ってたけどね」と言われちゃいます。それでも「んなことねえよ」と言ってましたが。
それにしても映ちゃん、肩から背中にかけての筋肉もっこもこの超逆三角体型でびっくりほれぼれしてしまいました。
前々からえいちゃんの…なんつうのかな、二の腕の筋肉があり過ぎてボディから腕が浮いてる感じってゆーのかな?(マジグリーンのマッスルを思い出してもらえばいいかも)ともかくそんなフォルムが気になっていたのですが、実物を見て納得。ついでに銀ジャケがぴちぴちして見えるのもこのもこもこ筋肉(←この表現が正しいと思う)が理由だったのかと思いっきり納得してしまいました。
…次の機会は是非包帯なしでお願いします!(爆)男も女もきれいな肉体は見せるべきだ、うん。
しかし出血多量で危険な状態だったと思われる彼の輸血はどうしたんだろうと本気で悩みました。どーなんだろう…お父さんとおなじ血液型なら輸血OKとか?もっと凄くてどの血液でも輸血OKとか??どちらにしろ、だとしたら今の彼は普段よりも普通の人間に近くなっているのかもしれません(笑)
…もしくはその真逆で、普通だったら即死の勢いの傷だったのに、何故か生きてたから、とりあえず縫い合わせだけしたらどーにかなってしまったというのも考えられます。
または…さっきも書きましたけど、フツーに考えてあの斬られ方をして生きてる訳がない。手で受け止められた事も考えてガイの剣の切れ味は相当鈍いんじゃないかとか色々考えちゃいましたが、真実はいかに。
ま、そんなんで仲間達に囲まれてほのぼのムードなんですが……
「さくら…姉さんは?」
そう、さくらさんだけがいない。
「なんか用があるんだってさ」
「映ちゃんが無事なのが分かればそれでいいんだって」
「やっぱクールなんだよね」
口々に感想を言う仲間達。真墨は「ま、さくら姉さんが映士なんかの心配をする必要もねえけどな」なんて要らん事をいって菜月に小突かれてましたが……なんか押し黙って考え込んでしまう映士。
その後菜月の林檎むき騒ぎをBGMに、
「やっぱり気に入らない…か?」と問いかけてきたチーフに、
「…さあな」と薄く笑って答える映士。
どこまで分かってるんだか、のチーフは軽い笑みで返します。
やっぱいいな、銀桃!!
その頃、姉さんは冒頭の甘味屋さんで美味しそうにパフェを平らげてました。満面の笑みって感じではないけど、なんか嬉しそう。
まあ、姉さん的には、ちょっと顔を合わせづらいって感じもあるでしょうね。本人的には半弔い合戦的な部分もあったでしょうし。案外あの時点では生きてるなんて全然思ってなかったりして(爆笑)
……にしてもいいな、銀桃!!是非この「美女と野獣」コンビを公式カプに!…とかなり本気で思ってます。ハリケンの一鍬&七海だってあったんですからありじゃないですかどうでしょう東映さん是非!!
…そういや、ガオの銀白ってのもありましたっけね。最終回で思いっきり玉砕してましたけど(爆笑)
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