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第27話『ファンキー・プリズナー』
「テツと素敵な地球署の先輩達」シリーズもほぼひとまわりして今回はジャスミン編。バンは特になかったけど、22、23話のぶつかり合いのとこがそれに代えさせてもらったって感じなんですかね。

で、今週は冒頭からアリエナイザーさんが博物館を襲っているというシーンから始まったのですが、このアリエナイザーさんが実に可愛くて♪私好みの大きなつぶら瞳の一つ目。とゆうか目で殆ど顔が終わっちゃっている感じ。目が縦型なのがポイント♪全体的にメカ系な感じで赤と灰の色調、まあるい顔の周りでちゃらちゃらしている飾りのようなものが彼の可愛さを更に引き立てていて、実に可愛らしいです♪♪…って、賛同して下さる方はあまりいらっしゃらないと思いますが(笑)
この可愛子一つ目君の特技は竜巻起こし。博物館の中で思いっきり竜巻きを起こして、屋根をぶち抜いてついでに展示品を外に吹き飛ばしてそれを拾い集めてトランクに詰めるという豪快で地味な技をやらかしてくれます。
「大量、大量♪いただきます!どっしり、ざっくり、さら〜と、頂きます♪」
大喜びで革トランクにぎっしりお宝を詰め込んでいく彼はホントとても可愛いです。賛同して下さる方はまずいないと思われますが(苦笑)

まあ、でも彼はれっきとした窃盗犯罪者。器物破損のおまけまでついているので、正義の味方が見逃してくれるはずはありません。
「そこまでだ、アリエナイザー!!」
と、まず登場したのはテツ。
マシンボクサーで十数メートルの高さから登場した彼は、メットを外すとボクサーからひらりと飛び下りる。流石はボクサー、普通の白バイのハスキーじゃこうはいかないよな♪とゆうかCGとスーツアクターさんの華麗な技が光ります(笑)

そして少し遅れて地上から走ってくる残り5人。この際、いつも通りにホージーが砂利道でちょっとずるっといっていたのに大笑い。あんまりおかしいのでその後面白がってビデオを何度も巻き戻して見ていたり。(性格悪…)しかし彼、結構よくこけそうになってますよね。腰の銃に手を当てて姿勢低めに走っているのが原因だとは思いますが、しっかりしろ、スーパークール!(笑)

で、6人がかりで竜巻き君と戦う訳ですが、この竜巻き君が結構強い。ホージーが久々にDスナイパーを出して百発百中の腕を披露するんですが、その弾丸(あ、エネルギー弾だっけ)は風であっさり弾き返されて自分にはね返り。他の面子も風攻撃やらなにやらにやられて6人揃ってへろへろです。今さら期待もしてませんが、テツもなんの役にも立ちません。

でまあ、「温帯低気圧並の弱さ」と揶揄られ、7:34で既にピンチのデカレンジャーでしたが、竜巻き君の竜巻き切れ(?)で戦闘は終了。ホージーが最後に放ったショットで彼の首飾りが壊れて落ちるんですが「そんな安物くれてやる!」という捨て台詞を残して、トランクを抱えて逃げてしまいます。
で、仕方がないのでデカベースに帰って体勢を立て直す6人。
「バリゲ星人ミリバル。宇宙刑務所から脱獄し、48の惑星を荒しまくって、竜巻きで建物を破壊して金銀財宝を強奪するという荒っぽい手口で、今まで多くの人が犠牲になっている…。ミリバルの起こす竜巻きの威力は900ヘクトパスカルの超大型台風並よ」とスワンさんが説明してくれます。巻き上げ式の竜巻きと横殴り風の台風って質が違うもんだと思うんですが、まあ、気分的な風の強さとか破壊力とかで考えればいいんでしょうね。思わず「デンジャラス…」と呟く青さん。

ただまあ、ミリバルさんは一度大きな竜巻きを起こすと、30時間は竜巻きが出せなくなるらしいので、その隙になんとかしようとするデカレンジャー。…でも手がかりがなにもないので、ジャスミンが残されたペンダントから残留思念を辿ります。

見えたのは、そのペンダントを彼に渡した人物。
見えたのは姿形だけで、名前もなにも分からないのに、実にあっさり身元が判明。…すごいぞ、宇宙警察(笑)
彼にペンダントを渡したのは、彼の昔の盗賊仲間。で、その人物は現在監獄衛星で現役で服役中だと言う。
「昔の盗賊仲間なら、彼の性癖を知っているはず」
ジャスミンはボスに接触の許可を貰い、テツに送られて、監獄衛星アルカポに向かいます。

この際、なんでわざわざテツに送ってもらったのか?という素朴な疑問が残るのですが、…まあ、恐らくはパトアーマーは宇宙間飛行が出来ない設定なんでしょうね。いや、あのフォルムで飛ばれてもちょっとどうかと思いますけど(苦笑)
この辺の設定はなんかいまいち曖昧で、パトストライカーデカバイクは宇宙間航行が出来る事が判明していますが、あとはどうなんだろ。ホバージェットのパトジャイラーあたりは気分的に可能であって欲しいですが、あとの3体は飛ばなくていいよ、って感じで(笑)
で、だったらバンが送っても良かった訳ですが、まあ、アッシーは一番後輩に任せとけって事ですかボス??(笑)いやいや、恐らくはパトストライカーよりもデカバイクの方が早いとかそんな物理的な理由かなあと思ったりする訳ですが……パトストライカーの最高時速は500km、デカバイクはマッハ3ですからその差は歴然。どのみち宇宙航行に耐えるスピードではない事は確かですが(苦笑)
そんな話を弟にしたら、「そんな事を今さら気にしてたって仕方ないよ、ウルトラマンだってマッハ5なんだからさ!」と軽く言われてしまいました。…そうなんだ。彼等、母星と地球の往復に一体どれだけの時間がかかるんだろう…(^^;
まあ、弟にとっては重さ1000tを余裕で超すホバージェットの存在の方が気になって仕方ないみたいですけどね(笑)でもこれこそ戦隊では今さら気にしていても仕方ない事のような気がします。……なんか思いきり脱線(汗)


話を戻して(^^;宇宙の果ての監獄衛星アルカポにやってきたジャスミン&テツ。以前でてきた監獄衛星プリズロンはシェイクさんによって破壊されてしまったので、今回はまた違う名前の場所です。監獄衛星ってどんくらいあるんだろうなあ。
目的の人物「ワンデ星人ニワンデ」の牢獄を尋ねます。このニワンデさん、説明するまでもなく元ネタは昨年の人気キャラ「ヤツデンワニ」。しかも声優さんも同じく津久井さんがやって下さるという事で放送前から大分話題になっていて、私も楽しみにしていました♪

ニワンデさんは当然ワニではなく(笑)でっかい嘴を持った鳥系の宇宙人さんで、何故か牢獄の中で腕立て伏せをしていたりします。
「私は地球署刑事、礼紋茉莉花。バリゲ星人ミリバルについて聞かせてくれる?」
牢越しに話しかけるんですが、ニワンデさんは腕立て伏せを辞めようとしない。
本日ジャスミンのナイトを気取っているテツが「こっちを向いたらどうだ!」と起こり出すんですが、ジャスミンはそれを静し、静かに語り続ける。
「ミルバルは脱獄して数えきれない程の凶悪事件を起こした挙句、今は地球に潜伏してる。なんでもいいから手がかりが欲しいの」
「や・だ・ね」
やっと腕立て伏せを辞めて立ち上がったニワンデさん。
「お待たせ〜!マリカちゃんっていったっけ?かっわいいじゃ〜〜ん。よだれでちゃう〜!お近づきのちゅ〜〜〜!」
スキップしながらやってきた彼は確信犯なみにヤツデンワニ(笑)まあ、ちゅ〜しようとした顔はナイト・テツにどつかれちゃうんですが。
協力する気がないと判断した2人はジャスミンのエスパー能力で彼の考えを探ろうとするんですが、何故か彼の心は全く読めなく、困惑するジャスミン。その理由は後ほど判明するのですが、
「だから、お互い理解しあう為のちゅ〜〜!をvv」
とふざけまくるニワンデに、これ以上はムダと二人は地球に帰ろうとします。

「…ちょっと待って!」
帰り際にいきなり呼び止められて「?」状態のジャスミン。
「ここから出して、地球に連れてって!マリカちゃんの為なら、あいつの居場所を探しあてられるかも〜!」
「…捜査に協力してくれるってこと?」
「そ、そ♪但しマリカちゃんと二人っきりで〜!」
その申し出にナイト・テツは大憤慨するんですが、ジャスミンは「いいかも」とあっさり承諾し、ニワンデを地球に連れて帰ります。


そして、早速マシンドーベルマンの助手席に彼を乗せて、捜索を開始。
…と思ったら後部座席にはテツの姿が。
「え〜?あんたついて来るの?やだやだ!マリカちゃんと二人っきりっていったじゃん!」
「二人っきりになんかさせられるか!!」
「約束違う〜!(泣)」
すっかりボディーガード化しているテツ。てゆうか今週はなんとなくジャスミンの弟みたいなイメージになっちゃってます。役者さん、テツの吉田さんの方が年上な筈なんだけどなあ(笑)

「で、ミリバルの立ち寄りそうな場所はどこ?」
「その前に、折角娑婆に出たんだから、ちょっとだけデートしようよ♪」
「何言ってんだ、お前!(怒)」
「愛について語り合うようなムーディなお店に君と行きたいな〜なんて。今日のぼくちゃん大胆?大胆??」
ヤツデン同様、拾っていると疲れるタイプの台詞を延々と言い続けるニワンデさん。ジャスミンは無言で聞いていたんですが、ため息ひとつつくと急ブレーキ。車を路肩に止めて車を出てひとり歩き出してしまいます。
……何かと思ったら、車に残っていたニワンデが急に苦しみ出す。いつの間にか首に首輪をしていて、そこから電撃が発されている模様。
「逃走防止用に、この首輪は50m以上離れると電撃モードになるんだ」
「うっそ………」
テツの説明に涙目のニワンデ。成る程、手錠すらしてなくて甘いな〜と思ったらちゃんとそんな小細工はしていたんですね。腐っても甘くても流石は宇宙警察です。
何ごともなかったように車に戻ってきたジャスミン、
「ふざけると、今の再び。 ちゃんと心当たりの場所に行きなさい!」
「了解と書いてラジャー!!」
そうして今度こそ捜査がはじまります。

ニワンデによると、ミリバルはぐるぐる回るものが好きなんだそうで、とりあえずぐるぐる回るものがある場所をつぎつぎと回ります。

・回転寿司屋さん。
・綿菓子やさん。
・かき氷屋さん
・コインランドリーの乾燥機コーナー

「回る回る回る〜〜!」と乾燥機の前で身体をぐるぐるするニワンデさん。何故かジャスミンとテツもつられてぐるぐる回ってみたり。目を回して倒れるニワンデさんに「駄目だこりゃ」と呟くジャスミンでしたが、それよりも他の人の洗濯物の入っている乾燥機をじっと見つめているってものどうかと(^^;一緒に目を回しちゃっているテツは論外です。

ちなみにこの探索時のBGMが「デカレンジャー体操」のインスト版で笑いました。ギャグ用の音楽として作った訳ではないと思うんですけど、いい感じでハマってて良い感じ♪♪ノリとしては、ガオレンの「サンバdeガオレン」と似た使われ方かなあと。「ぼ〜く〜ら〜は〜♪でっかれんじゃ〜〜♪♪」

そして、最終的には戦隊のメッカ、元こうらくえんゆうえんち事、東京ドームシティアトラクションズにやって参ります。10月からはまたここで素顔公演が始まります。
そしてやってきたのは『スピニングコースター舞姫』の乗り場。アトラクションズ一階にある乗り物で、『全長300mの複雑なコースを、すばしっこいネズミのようにスリリングに走り抜けるコースター系アトラクション。前後背中合わせに乗るのは、日本初!』…だそうです。by東京ドームシティアトラクションズ公式より。
「あれこそ間違いないの!」
と断言するニワンデでしたが、散々引きづり回された二人は全然信用してくれず違う場所に行ってしまいます。まあ、ここは回るものなら嫌になる位ありますからね。大観覧車とか。って、50m離れたらやばいんですけど。

でも、そこには「もう一回だ!」と中毒のように乗りまくっている大人が約一名……。が、ニワンデの顔を見るや否や「アニキ!?」といきなり逃げ出します。どうやらこの方がミリバルの人間体だったみたいです。ドンピシャ。
ちなみにミリバルを演じられていたのはJAEの大林氏。着ぐるみアクション・人間体・声すべてをやられたそうです。ご苦労様!!

「アニキ、アニキが出た!アニキが出た!!」
なりふり構わず必死に逃げるミリバルさんをこれまた必死に追いかけるニワンデさん。刑事二人も状況に気がつき追い始めます。明らかに50m以上離れている場所がある気もするんですが、気にしません。
「なんでアニキがいるんだよお〜〜!」
ひたすらあたふた逃げ回るミリバルさんでしたが、いつの間にかアニキに先回りされてしまいます。流石は元仲間。性癖を熟知されてしまっています。
「ミリバル!何故脱獄なんかした!警察はお前を凶悪犯扱いしているぞ!」
「…そりゃそうだろうな、あれだけ大量殺人してりゃな」
その言葉にびっくりし「お前……本当なのか?!」と目をみはるニワンデさん。って、始めから大開きしているような目なんですが。
「…だったらなんだってんだ!俺をこの道に引きずりこんだのはあんただろ?」
「だが、俺達には美学があった筈だ!お前はそれを捨てたのか!宇宙盗賊としての誇りを!」
「説教は沢山だ!人がどうなろうと、俺さえ儲かりゃいいんだよ!」
本来の一つ目姿に戻ったミリバルさんはニワンデさんに向かって強風攻撃。でもニワンデさんはなんとそれをバリアのようなものを張って防いでます。
が、あまりの威力にバリアが弾かれやられそうになった時にやっと宇宙警察が追いついてきます。…絶対50m以上離れてるよなあ(^^;
逃げるミリバルはテツが追って、ジャスミンはニワンデさんの元に駆け寄ります。

暫くは「あ、マリカちゅあ〜〜〜ん」とヤツデンモードをやっていたニワンデさんでしたが、ジャスミンの真剣な心配顔に、
「いや…もう芝居は辞めよう」
突然シリアスに呟きます。


「何かの間違いだと信じていた。出来心で脱走はしたが、凶悪犯なんかにはなっていないと。だから警察の目を盗んで、アイツに刑務所へ戻れと説得するつもりだった…」
「それで心にバリアを張って、油断させるためのお芝居を…」
「ああ、昔の俺達は人を絶対に傷つけないのをポリシーの義族を気取っていた…」
すっかりキャラが変わってしまったニワンデさんは過去の事を語り出します。

孤児だった二人はあくどいやり方で私服を肥やす奴らからものを巻き上げ、自分達のような孤児たちに分け与えていたのだと。この時の孤児役が第一話のネコちゃん星人ことチャンベーナ星人で(笑)前回のイリーガル・マッチの観戦者の中にもいたチャンベーナ星人。思いの他広い地域に渡って生息している模様です(^^;
で、ミリバルが破壊を担当し、ニワンデはその被害が人に広がらないようにバリアを張る役目。それでずっとやってきたある日、ミリバルがつい人を殺してしまい、その罪を償う為に二人は出頭したのだと言う。

「…300年間刑務所で罪を償わせるつもりだった…」
…って、バリゲ星人の平均寿命ってどれ位なんだろう(^^;ダゴネールとかベートニンの時とかにもちょっと話題になりましたけど、宇宙は広くて寿命もそれぞれなので、やっぱその星の平均寿命とかに合わせて服役期間って決まるんでしょうかね。出頭したとはいえ、人を殺してしかも盗みの罪も山ほどあるでしょうから、地球人でいう所の20年位なんでしょうか。

そんなこんな話しているうちに、ボスから「テツがミリバルを追いつめたので合流しろ」という通信が入る。
ジャスミンはSPライセンスをちょいちょいいじり、
「首輪の電源を切ったわ。ここで待ってて」
とニワンデに告げる。

「俺にも協力させてくれ!」
「…気持ちは有り難いけど」
「ほっといたら逃げるかもしれないぜ」
「あなたは、そんな人じゃない…」
絶句するニワンデを置いてジャスミンは現場に急行。
しかし先程までの状況をみていると50m離れたら電撃とゆうのはおどしで、実はボタンを押すと電撃って仕組みになってたんじゃないかと超疑い中。まあ、今となってはどうでもいいですけど。


駆付けた先では、4人がアーナロイドと応戦(ミリバル、アーナロイドボールなんか持ってたんだ…)、テツがミリバルと応戦しています。
ジャスミンが駆付けた時にはもう追いつめまくってたとこだったんですが、そこで調度冒頭から30時間が経過した模様で急に復活するミリバルさん。
竜巻技が復活してしまっては一人でも6人でももう大差なし。冒頭のめたくたにやられまくる再び、です。

思いっきり吹き飛ばされ、地面に叩き付けられて素面に戻ってしまう6人。
「デカスーツの…限界を越えた……」
「でも…負ける訳には……」
正義は必ず勝たなきゃいけないのに、いつもいつも強大過ぎる悪のパワー。
デカスーツって結構凄いもんだと思っていたんですけど、星によってはスーツを着ない方が強かったりもするんだろうなあとかどうでもいい事を思ってみたりして。
「とどめだ!」
毎度毎度でヤバい!と思ったその時。

来るべき攻撃がこなくて不思議がって顔を上げるジャスミンの目に入ったのは、バリアで動けなくなったミリバルの姿と、自分達の前に立ちふさがるニワンデの姿。
「バリアで包み込んだ…暫くは動けない…」
「ニワンデ…」
ニワンデは驚いて呟くテツの腰から銃を抜き取ろうとします。へろへろになっているテツは全く抵抗も出来ずにそのまま銃を奪われてしまう…しっかりしろよ、特キョウ!!…もう半分諦め気味ですけど(^^;

ニワンデはしばしの躊躇の後、ミリバルに銃を向けます。
…自分のバリアで弾かれないのか?(汗)と、結構本気で心配したのですが、まあ、当たる瞬間にバリアを解くとかするつもりだったのかもしれませんしね。

でも、その銃弾はミリバルに当たる前に、その前に立ちふさがったジャスミンに当たってしまいます。

大きく広げた右腕に銃弾を受け、悲鳴を上げるジャスミン。
「マリカ!!」
「ジャスミンさん!!」
ついでに、残りの仲間の声にならない叫び。つうか残りの仲間、今回扱い悪いなあ(^^;

「どけ……!」
傷付きながらも尚も立ちふさがる事を辞めようとしないジャスミンにいらつくような焦ったような低い声をかけるニワンデさんでしたが、
「駄目よ、あいつを倒して、自分も死のうなんて……」
ジャスミンの言葉を聞いて立ちすくむ。
「何故分かった…心のバリアはまだ解いていないのに…」
「それ位分かる…あなたをみてれば……。あなたはホントはいい人よ。正しいやり方で、孤児達のためになる事をしてほしいの。だから…罪を重ねないで……」

成る程、ニワンデは自分達と違い一般市民だから、どんな犯罪者相手でも銃を向けたら犯罪になっちゃうんですね。
そのジャスミンの優し過ぎる思いを真正面から受け止めたニワンデは、ジャスミンに乞われるままに銃を渡し、
「すまない、マリカ……」
その場に崩れ落ちる。 とことんシリアスな展開です。
ここまで来ると「この人ホントに ヤツデンの声優さん?(^^;」って気分です。つくづく、声優さんって凄いよなあ…。


そんなシリアスなやり取りをしているうちに、ミリバルさんのバリアが破れ、ついでにミリバルさんが巨大化してしまったりしたのですが、まあ、したらロボの出番って事で、スーパーデカレンジャーロボでさっさと片付けておしまい。(はしょりまくり)

「これにて、一件コンプリート。罪を産まないのもまた使命」


「有難う、マリカ……」
取り残された地上で呟くニワンデさん。もうミリバルの事はすっかり諦めていたのか、その辺はあまり気にしてないみたいで、自分を庇ったジャスミンへのお礼の気分で心がいっぱいの模様です。


そしてラスト。
「ワンデ星人ニワンデはそのままデカバイクで監獄衛星に送り返しました」
デカルームで6人並んでボスに報告。
「ん、ご苦労だった。ジャスミン…その腕はどうした?」
…と言われたジャスミンは右手を吊り中。撃たれたのは二の腕だったんですけど、それでも吊りって必要なもんなんでしょうかね。何にしろボスじゃなくても聞きたくなるような痛々しい姿です。
「これは……」
…言ってしまったらニワンデの罪が増えかねないので、言うに言えない。
仲間達もばつが悪そうにみんなそっぽを向いています。嘘の下手な連中です(笑)
「…すみません、ちょっとドジしちゃって…Dショットが暴発して…!!」
もっとうまい嘘はつけないのかい!(^^; 整備の問題とか品質の問題とかそういう別な問題が出てきちゃうじゃん!!ホントに嘘の下手な連中です。まあ、相手がボスのつぶらな瞳じゃ無理ないのかもしれませんけど。
案の定ボスも「暴発……?」と不思議そうな顔で、ジャスミンを見かえすんですが、彼女のとても真剣そうな顔に、軽くぐるるるると唸って「…そうか…」とそれ以上は不問にしてくれます。
流石「上司にしたい犬NO.1」は違います。
そして、更に、
「ニワンデについてはまじめに服役をしていれば、近い将来、刑務所を出られるだろう」
とジャスミンの質問を先取ったような一言。
流石「抱かれたい犬No.1」は余裕が違います(笑)
その言葉にジャスミンも仲間達もとても嬉しそうな反応をします。

ニワンデ、再登場ないかなあ♪
密かにニワンデ×ジャスミンを応援したくなった今日この頃です。



エンティング。
「ボス、今日はありがとうございました」と明らかな嘘を不問にしてくれたボスにお礼を言うジャスミン。
…そんないいシーンは突然飛び出してきたバン達によって強引に終わらされてしまう。
「もういいだろ?ジャスミン!今回俺達出番少な過ぎ!」
「そうだそうだ!!」

……いやまあ、確かにそうだったんですが(^^;バカ丸出しの赤青コンビ。とりあえずジャスミンを突き飛ばして(…酷い)カメラ目線で嬉しそうにポーズを取りまくり。反対側では同じく出番の少なかった緑桃コンビがしっかりピースサイン出してたりして。
…EDミニストーリーは完全に公式ツッコミの場と化してます(苦笑)
いやあ、ボスの鼻問題もそうでしたが、公式につっこまれたら視聴者はもう何も言えないですもんねえ(苦笑)ここまでやられたらもう素直に白旗をあげるしかないです。
それでも尚前に出てこようとするジャスミンを今度は青が突き飛ばして(おいおい、スーパークール…)、その隙に今度はウメコがカメラ前陣取り。そのままカメラの前ポジションを取り合い合戦に突入。比較的ちゃんと出番があったテツもちゃっかり加わって無意味に腰を振ってたり。…何やってんだかなあ(^^;
てゆうかみんな素。
すっかり只のバカノリになっちゃって、役者さん達、非常に楽しそうです。

とりあえず地球署は、今日も平和です。

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