←HOME デカレンジャー日誌  

prev

index

next
第26話『クール・パッション』
「テツと愉快な地球署の先輩達」シリーズ、今週は待ってました♪の青vs白のエリート対決回!青ファンとしてすんごい楽しみに待っていました(^^)
時に「パーフェクト・ブルー」は、『あ、宮部みゆきだ』と思ってたんですけど、今回は「クール・パッション」…「情熱と冷静の間」…江國香織かい!(笑)と妙に納得していたり。あ、江國さんは「情熱〜」のROSE編で、BLUE編は辻仁成さんだったな。いや、かなりどうでもいいんですけど。

そんなんで今週冒頭、テツと愉快な先輩達は射撃訓練を行っています。6人ずらりと横一直線に並んでSPシューターを構えてひたすら的を狙い続けます。

そして成績。
バン…187/200 ランクS 「ん〜〜、いまいち!」
センちゃん…176/200 ランクA 「ん……まあ」
ジャスミン…171/200 ランクA 「流石ジャスミン!」「ん!」

ウメコ
…67/200 ランクなし 「もお〜〜〜最高!!」「…ナンセンス」

「いつも30か40だもんね」「お?筋力がついてきたんじゃない?」と厭味じゃなく普通に褒めてくれる仲間に「へへ〜♪」と得意そうに喜ぶウメコ。
……つうかいくら何でもそれでいいのか、宇宙警察(^^;


そして。
ホージー…200/200 PERFECT,ランク555 ←メーター振り切り??

特に喜びもせずに点滅する「Perfect」の文字を見つめてるホージーの元に、テツがひゅっと口笛を鳴らして近寄ってきます。
「地球署には『戸増宝児』っていうすっっっげえスナイパーがいるって聞いてたんですけど、流石!」
……え?
そんなに有名なの?ホージー??
特キョウにまで名前を知られているという事は『射撃の名手で犯罪者達に恐れられている』というコピーもあながち誇張でもないのかもしれない。凄いぞ、ホージー!!

でも本人は顔色ひとつ変えずに「いつも通りだ」とぼそり。…可愛くない!(笑)

「いつもパーフェクト!?…実は俺、射撃だけはちょっと苦手で……4発外しました

………つまりは。
テツ…196/200 ランクS(推定)

…可愛くねえ!!(^^;
本人厭味なつもりは全くないと思うので、尚更可愛くない。…これだからエリートってのはなあ……(←ひがみ)

そして「うまくなるコツとかってあるんですか?」と後輩おねだりモードで聞いてくるんですが、
「うまい奴はうまい、ヘタな奴はヘタ、それだけだ」
と身も蓋もない一言。
……可愛くねえ!!(- -;;
これだからプライドの高いエリートってのは……(以下同文)

当然テツは不満たらたらでしたが、
「俺の相棒は一見取っ付きにくいけどいい奴だぜ!気にするなよ、後輩♪」
と後ろからバンがフォローに登場。でも先輩ににっこり笑ってそう言われたからといって素直に納得出来る筈もなし。のっけからすっかりエリート対決モード。
その後、ホージーにテツがくっついていく形でバイク乗り二人のパトロールがスタートします。


そして、お互いの愛車で街を走る二人。テツのマシンボクサーは走行中は基本的にCGなので、処理の関係かホージーまで合成されてて、流れる背景との組み合せが非常に微妙な感じです(^^;

暫くの後、後方を走っていたテツがすっとホージーの脇に登ってきます。ボクサーはシート高が高いので並ぶとホージーよりもひとつ頭が上って感じです。まあ、もともとテツの方がホージーよりも身長高いんですけどね。あまりそんなイメージはないですけど。

そして突然、
「あの…いつか聞こうと思ってたんですけど…俺ってホージーさんに嫌われてます?とぼそりとでも直球発言。
「…どうして?」
「そんな気がするっていうか…ずばり、俺が金バッヂだから嫉妬してます?
テツ、直球ど真ん中勝負。あ〜あ、言っちゃった〜〜!って感じです(^^;
言われた方も言われた方困りそうな発言ですが、でもホージーのサングラスに隠れてるその表情は伺えず。いまいち不自然な合成の効果も相まって非常にきまずい感じです。

でも、そこに都合良く一般市民の悲鳴が聞こえてくる。
「…おしゃべりしてる場合じゃないみたいだぜ」
と、ホージーがハスキーを緊急停止、テツも続いて止まります。ボクサーは止まってから足(?)が出るまでに少々時間がかかるので、緊急停止なんかしたらこけそうですが、まあその辺は流石はスーパーエリート。

悲鳴の中心ではいかにもアリエナイザーが暴れています。
颯爽と駆付けた二人、
「器物損害罪に加えて、迷惑防止条例違反で、逮捕だ!」
……いや、器物破損って看板投げたり自転車ほんなげたりしてるだけなんすけど(苦笑)ちょっと判定が厳しい気もしなくもないですが、まあ、異星人には冷たい地球署ですので。
まあ、でもアリエナイザーさんも、
「うるせえ!俺が一番強え〜んどぅああ〜〜!」
と同情の余地なく暴れまくり。素面で対応する二人が共にバイク乗りって事で手袋をしたままなのがなんかかっこいいです♪
飛びかかってくる二人をまとめて投げ飛ばした彼は、
「買って賞金を貰うのはおれだああああ〜〜!」
と雄叫びをあげる。
その暴力衝動・誇大妄想・筋力の異常増加から、テツは彼が「メガゲストリン」という薬物を服用しているのではと推理します。
「メガゲストリン?」
「中毒になった挙句、死に至る、非合法の筋肉増強剤です」
まあ、要は麻薬の一種なんですな。

尚も暴れ続けるジャンキーさんをなんとか取り押さえた二人は、彼がメガゲストリンを手に入れたのは「イリーガルマッチの会場」なのだと言う事を聞き出します。


「イリーガルマッチ」とは。
アリエナイザー同士が死ぬまで戦う試合に賭けて楽しむ違法ギャンブル。漫画とかでよくあるアングラ格闘技賭博なんですね。まあ、そんな死人がばたばた出るようなもんじゃ宇宙法で禁止されても当たり前ですけど。

で、変装してその会場に潜入する二人。
ホージーは派手な柄シャツに黒革のスーツ、
テツは白のスーツに柄ネクタイ。
そして二人ともサングラス。柄の悪さ爆発、思いっきりチンピラ風味でとても宇宙警察には見えない感じです。ある意味ホストっぽい気もしますが(笑)

街の片隅の自販機のような受付に言う合い言葉は「チャンプのバンダレ星人ジーバ、連続1999人勝ち抜き中」 ひみつの入り口から入った地下…ライブハウスみたいなとこですが…既に戦いが繰り広げられていて、結構な数のギャラリーが興奮して感染しています。たまに変なひともいますが、観客は基本的には地球人。まあ、ここは地球なんですから当たり前ですが、でも戦ってるのは何故か異星人です。謎。
「…結構繁盛しているな」
「プロモーターのダーデンって奴が切れ者なんです。会員制のネットで宇宙に流して大儲け。メガゲストリンの上がりも、もの凄い金額になる筈です」
「…てことは」
「特キョウ扱いの特別指定凶悪犯です。地球でやっているとは知りませんでした」
……さよですか(- -;;
まあ、こんな警備がザルな怪重機も飛来したい放題の無法地帯なら興行もし易いのかもしれませんね(苦笑)

テツは近くにいた観客から、オーナーのダーデンはVIPルームで観戦中で、チャンプにしか合わない、という情報を聞き出します。
「…ここでチャンプになるしか、ダーデンに合う方法はないって事か!」
調度ひと試合終わって手持ち無沙汰になって相手を募集しているチャンプがいたので、テツは立ち上がり、上着を脱いでかれに挑戦しに向かいます。

が。

「ん?」
呟いたのは、モニタで観戦していたオーナーのダーデン。テツを見て「あいつは…」と呟いた彼は早速部下にネットで?調べさせます。
そしてあっさり特キョウだという事がばれてしまうテツ。
…そんなに有名人だったんですか、テツ。地球にきて多少へたれたとしても流石は特キョウ。
ダーデン自体はチャンプのジーバVS特キョウの試合を見てみたかったみたいなんですが、部下に窘められ「分かっている。帰ってもらえ、丁重にな」と命令します。

すっかりジーバと一戦交える気まんまんで気がついたら上半身裸にまでなっていたテツ。
でもそこに部下さん達がやってきて、「申し訳ございませんがお客さま、宇宙警察の方の御参加はご遠慮願ってます。…お帰り願えますね?」と丁重にもてなされてしまいす。

無茶するテツをやきもきしながら見守っていたホージーでしたが、
流石に「待ってくれ」と飛び出してきます。

((駄目だ!俺を庇ったりしたら仲間だって事がばれてしまう…))
テツはホージーに必死に目で訴えかけるんですが………

「…てめえ、警官だったのか」
やってきた先輩は心配するまでもなく赤の他人のふりをする気まんまん。咄嗟の事で頭が回らないのか、または裏手で頬をぴたぴたやってくるホージーのあまりのガラの悪さに驚いたのか、テツ、思わず目がまんまるです。流石はアバレキラー最終オーディションに残っていた先輩、悪人っぷりがひと味違います(笑)
チンピラホージーは驚く後輩の顎につかみかかって、
「馴れ馴れしく話しかけてきやがって…妙だと思ったぜ!!」
と、その頬目指して全く遠慮なく左拳一発お見舞い。
そして倒れたテツを一瞥し、
「こんな奴、さっさと放り出してくれ」
と一言。
仕方ない状況とはいえ、なんとなく釈然としないまま放り出されようとするテツの耳には「次は俺がやる」という言葉が聞こえてました。


で。
「こりゃ倒した所でなんの自慢にもならねえな!」と言われながらも試合を始めるホージー。
でも、その劣勢さは一目瞭然。殴られ蹴られ、次第にサンドバック化。親切な観客に「地球人がジーバに適う訳ねえだろ!」と棄権を進められるんですが、負けず嫌いの彼がそんな忠告を素直に聞く筈はない。
懲りずに立ち向かって、腹に膝蹴り一発、よろけた所で顔面に左フック
ごろごろ転がって苦しそうにうめき、既にすっかり敗者状態です。

「もう終わりか?メガゲストリンでも飲んだらどうだ?」
笑いながら揶揄る連勝記録保持者に、
「…薬に頼らなきゃ勝てない程、俺は落ちぶれちゃいない!」
と、ふらつきながらもうそぶく、とってもかっこいいホージー。
でもちょっと足が滑った所で、腹を蹴られ背中を殴られ、最後は右アッパーで派手にふっ飛ばされ。
柱にぶつかって倒れこんだ所で、とどめとばかりに右手を思いっきり踏みつけられてぐりぐりされてしまい、苦しみの悲鳴を上げる。…ヴィーノに撃たれたのも右手でしたから、古傷痛めつけられ状態で流石のホージーもここでリタイアです。


敗者、ホージーはデカベースの保健室で包帯ぐるぐる巻で寝かされ中。
…しかし誰がどうやってここまで運んだんだろう。宇宙警察だってばれたらまずいので直送はありえないので、一旦病院に搬送されたか、もしくは外で待機していたテツあたりが運んで帰ったのか。
「ホージーさん、全治3週間だって!」
「打ち身・擦り傷・筋肉痛」
「…その程度で済んで良かったよ」
まあ、確かに「死ぬまで戦うイリーガル・マッチ」で命があっただけましなんでしょうけど。 骨にも異常はなさそうで痛々しいけど、でもとりあえず一安心です。

テツはボスに会場に踏み込むように提案するんですが、ボスは「いやそれだとダーデンを取り逃がす可能性がある…」と渋り気味。いやあ、その前に宇宙警察に場所がばれちゃったんですから、とっとと会場を変えている可能性だってあると思うんですけどね。結果的には変える気もなかったのんきなオーナーさんだった訳ですけど(笑)

「よ〜し……次は俺が出てやる。相棒の敵を取ってやります…」
黙り込んでいたバンがボスに志願の意を示すのですが、

「……相棒って言われる覚えも、敵を取ってもらう覚えもないぞ!」

…ふらふらの全治3週間の相棒が壁に捕まりながら登場。思わずみんなびっくり。
… 何に驚いたって、倒れた時はホージー、私服(変装服)だった筈なのに、しっかりと制服のズホンを履いていて、しかも腰にSPシューターまで下げてたこと。制服で寝ていたとは考えづらいので、一回部屋に帰ってズボンをわざわざはいてきたのでしょうか(笑)

「相棒、まだ寝てなきゃだめだろ!」
「そうですよ、後は俺達でなんとかしますから!」
「…そのことなんですが、幸い俺の正体は向こうにはばれていません。もう一度行かせて下さい」
心配してくれる仲間の言葉はぱっきり無視してボスに話しかけるホージー。
「また返り討ちにあっちゃいますよ!」と厭味と言うより冷静な判断をするテツの言葉をを更に無視して、
「ジーバには致命的な弱点があります。次は必ず勝てます!」
と、バンよりは根拠はありそうで、でもセンちゃんよりは考えてなさそうな言葉で必死に訴えかける。
その熱意に負けたのか、ボスも「よし、やってみろ!」とGOサインを出してくれます。


それから、ホージーのトレーニングの日々が始まりました。

怪我している右手を多少庇いながらも、筋トレやスパーリングを必死にこなすホージー。キックを使う気はないらしく、ひたすらボクシング系のトレーニングを続けます。

「…分かんないんですよね。射撃ならともかく、格闘はホージーさんの得意分野ではないんでしょう?」
河原でパンチの練習をするホージーを遠目で眺めている赤白二人。…仕事は?(笑)
「さっきっから同じ振りばかり。誰かはっきり言ってあげた方がいいんじゃないんですか?辞めた方がいいって」
正直と言うか歯に衣を着せぬというかの後輩の言葉に、
「相棒は頑固だからな〜!言い出したら聞かねえんだ!」
と何故かにっこり嬉しそうなバン。
ひたすら特訓する先輩も、嬉しそうに見守る先輩も理解の範疇外のようで、ちょっと複雑そうなテツ君。

そこにセンちゃんが「次のイリーガルマッチの日取りが分かったよ!」とやってくる。
ホージーもトレーニングを辞め、こっちにやってきます。
「いけるか、相棒?」
「…勿論だ」
微笑む赤に自信あり顔の青。二人ともなんか妙にいい顔をしています。
……あれ?「…相棒って言うな!」がない!?余裕がないのかな、ホージー(笑)


そして日は過ぎて試合の日。
チャンプ・ジーバの所に「ホウジの奴が来ました」と下っ端伝令。てゆうか名前覚えててもらえてたのかホージー。凄いなあ(笑)

革のスーツに本日のインナーは白のランニングのホージー登場。
そして、応援団も登場。
カップル風のバンとジャスミン。そして何故かサッカー応援団コスのウメコとセンちゃん。フェイスペイントまでしっかりしています。本格的です(笑)
「どきが…むねむねする…」とオヤジギャグのジャスミン。つうか気分はすっかりプロテストな感じです(笑)

そして、見なれないクレオパトラ頭のやたら背の高い赤いワンピースの女性も登場。
……………………………と思ったら……

……………………………テツ(汗)

ミニのワンピースから覗く細い足、勿論化粧もばっちりで更にはウメコのネックレスとバックまで装備でもの凄く本格的……………な女装。

「ウメのネックレスにウメのバック!ちょっとやり過ぎなんじゃないの?」
「俺は面が割れてるから仕方ないんですよ!」
……まあ、そうなんでしょうけど……。でもなあ(^^; 更には太ももに銃まで装備。あまりのインパクトに負けてイラストまで書いてしまいました。特キョウって分からない……。


「本日のメインエベント、無制限一本勝負を始めます!
2001戦無敗の男、鋼鉄のチャンピオン・ジーバ!
今度は果たして何分、何発喰らうまで立ってられるか、再挑戦者・ストロング・ホージー! 」

……メインイベントにされてるし(汗)
しかもリング名までつけられてるし(笑)

外野からは「またお前かよ!」とか野次が飛んでますが、まあ何しろ「死ぬまで戦う」が売りのイリーガルマッチですから当然でしょうね。何故この試合がメインになるのかさっぱり分からないのですが、ネット会員からの熱い要望でもあったのでしょうか(苦笑)
ついでにジーバって今まで2000人近い人を殺してきたある意味大悪党なのかと思っていたのですが、この調子だと実は誰も殺してないんじゃないかって気がしてきてます。それでいいのだろうか、イリーガルマッチ。

両者リング(は特にないけど)中央でにらみ合い。
「この前は痛めつけるだけで終わったけどな、今日は完全に叩き潰してしまうぜ!」
「……ダーデンは来てるのか」
「ああ」
「……そうか、やっと会えるな……早く始めようぜ」
……そうか、目的は試合じゃなかったんだっけ(爆)そんなんで試合開始のコングです!

で、今回はちゃんと試合に来ているのでグローブ装備。…でも足元は革靴なんだよなあ。良く分からないんですけど、そんなもんなんでしょうか??(^^;

今回のホージーは特訓の成果が出たのか、フットワークも軽く、パンチもキレがいい感じです。
「自分の欠点も分からない奴に勝ち目はない」
「何!?」
ちょっとむかっときた相手をワンツーパンチで翻弄。応援団たちは大喜び。モニタ越しでその光景を眺めているオーナー・ダーデンさんも面白そうに見ています。

とどめは左アッパー。今回はジーバの方がふっ飛んでしまいます。
仲間達はそれぞれ手を叩いたり異星人と戯れたりで大喜びです!

……ちょっと訓練を積んだSPDとはいえ地球人に負けてしまう無敗のチャンプって一体。

…実はイリーガルマッチ、レベル低い?(^^;


「……ぶちのめしてやる!!」
怒りに震えたジーバさんはカプセル状の薬を大量に取り出し一気に服用。
それは噂のメガゲストリン。……その存在なんてもうすっかり忘れてました(^^;

メガゲストリンは単なる筋力増強剤でなく、なんと身体の形状まで変化する恐ろしいというか訳の分からない薬で、ドーピングをしたジーバさんはとげやら角やらなんか余分な装備が一気に増えてしまいました。…地球人が飲んだらどんなことになるんだろ。

こうなってくるとアリエナイザーに一人で立ち向かう素面の戦士状態で、殴られ殴り飛ばされで見てる方まで痛くなる感じ。応援団の皆様の顔も眉間に皺が寄りっぱなしです。
シャツはところどころ破れ々しい傷が見え隠れ。明らかな切り傷はとげのせいでしょうか?何度も転がって、肩で大きい息をしています。

「ホージーさん!」
派手にふっ飛ばされた所で、テツが見てられなくなって動こうとする……けれどそれはバンによって静止される。
「今、助けないとホージーさんは!!」
「…大丈夫、相棒は必ず勝つ。…必ずやってくれる」
その真剣な目にテツの動きが止まる。
その視線の向こうで再び立ち上がるホージー。
「…ボスから聞いた話だけどな、相棒はもとから射撃がうまかった訳じゃないんだ」
「え?」
…………………え?
「どんなに疲れてても、ハラ減ってても、風邪引いてても、相棒だけは一日1000発の射撃訓練を絶対欠かさない。だから今の相棒があるんだ」
ここでバンの回想シーン。後ろでバンが見ているのにも気が付かずにひたすら的を狙うホージー。右腕を庇っている所をみると最近の回想なんでしょうけど、怪我を押してまでっていい事なのかどうかと言われると悩むなあ(^^;
でもこの時のバンの見守りにっこり笑顔は好き♪赤&青はじゃれているのも好きですが、こういう声にならない信頼関係も好きですね。安心して背中を預けられる感じ。まあ、ホージーの方は素直には認めないかもしれませんけど(苦笑)

そんなバンの信頼の視線も受けてか、また再び立ち上がるホージー。
「相棒は天才なんだよ。……努力のな」
「努力の…」
「大丈夫、相棒は絶対にやってくれる」
彼の努力を知っているから、そして彼の力を信じているからこその力強い発言。そのまっすぐな視線にテツも思わず真剣な顔で頷きます。

体勢を立て直したホージーの反撃開始。先程までちらほら見えていた多少脅えたような表情が消え、また強気の自信家の彼に戻り、パンチもぼちぼち当たるようになってきました。

「…言っただろう、お前に勝ち目はないってなあ!」

ここでホージー、着ていたシャツを破り捨てる。少年漫画とかでお約束のシーンですが、一気に切れなくて二度引っ張ってるのがなんか微笑ましい(笑)
仕事の空き時間に筋トレをしているという話の実は体育会系のホージー@林さん。その身体は正直思っていたよりも細かったですが(苦笑)でもまあ180cm・65kg↓位が標準?らしい特撮役者さんの中ではいい筋肉の方でしょう。細いだけで筋肉全然ない人も結構いますしね(爆)

「…一発狙いの大振りが命取りだ!」
「なに?」
「そしてもうひとつ教えてやる。俺はしぶといんだ。宇宙で一番な!!」
連打連打連打ぼこぼこぼこぼこぼこ…………………

そしてとどめは左アッパー。

ふっ飛んだジーバは立ち上がれず、レフェリーはいないので観客の10カウントの後、ホージーの勝利が確定!…あの、「死ぬまで戦う」は一体どこに………まあいいか(^^;
「うおおおおおおおお〜〜〜〜!」
試合終了のコングに、両手をあげて勝利の雄叫びをあげるホージー。
応援団も大喜び♪♪
観客席からは「ホージーかっこいい!」なんてきいろい声が飛んでたりします。
努力が報われてよかったね、ホージー!

「努力の………天才……」
テツがシリアス顔で噛み締めるように呟きます。女装姿でですけど。


大きく胸で息をする(雄叫びのせいか?)ホージーに部下さん達が近付いてくる。
「ダーデンさんがお会いになります」
「ああ」
……そうか、これからが本番だったっけ(^^;


「私がダーデンだ。新チャンプを歓迎する」
ホージーと握手を交わすダーデン。荒稼ぎする悪党とはいえ、主催するくらいだからかなりの格闘好きなんでしょうね。なんとなく本気で嬉しそうな感じです。
「地球のような片田舎で君のようなファイターに出会えて光栄だ。ファンも満足していてね、早く次の試合が見たいとリクエストが殺到している」
……そうなんですか(^^; まあ、ごつい着ぐるみ(爆)よりもかっこいい兄ちゃんの方がそりゃファンも喜びそうですよね〜!って、それは地球の、しかも女性ファン限定の発想かもしれませんけど(苦笑)
「君ならジーバ以上のスターになれる。どうだ、私と組まないかね?勝ち続けるのは気分がいいものだぞ」
リベンジングチャンピオンになんか破格の賞賛。まあ、ジーバとかとは違って外見はいかにもひ弱そうなのがかえっていいのかもしれないな〜なんて思ったりします(笑)

「メガゲストリンを飲んでか……悪魔の誘いだな」
「何?」
「エマージェンシー・デカレンジャー!!」
ちょっと待て、SPライセンスを何処に隠し持ってたんだ(^^;まあ…………いいか。

部下さんを一通り叩きのめした所で仲間達がやってくる。
「タイラー星人・ダーデン。もう逃げられないぞ!」
「……スペシャルポリスだったのか!」
あの…切れ者のプロモーターさん。その星のスペシャルポリスの顔位知っていてもいいと思います。つうかその必要があると思います。
…特キョウ以外のスペシャルポリスなんてどうでもいいと思ってたのかなあ(苦笑)

結局ダーデンは逃げ出してしまって怪重機戦になってしまうのですが、動きの速さが自慢のダーデンさんの怪重機・アリティメットデビルに例年に比べると身軽なデカレンロボもデカバイクもスピードでは全然歯が立ちません。
でもスワンさんの「こんな事もあろうかと」「超特捜合体・スーパーデカレンジャーロボ」…デカレンロボとデカバイクロボの合体で、下半身はデカバイク、ボディはパトストライカー。ジャイラーとレイラーが手、残りのちび2台は肩というちょっと不思議な合体です。
……今まで足だった青&緑、視界が急に開けただろうなあ(笑)
しかも、
「移動速度は当社費380%UP、パンチ力は400%UPよ!」
……機能あがり過ぎ(笑)
しかも必殺技は連続パンチ。一秒間に80発、10mの鉄板もぶち抜けるそうです。それってあまり凄い事とは思わえないんですが(^^;なにより急に手パーツになったお二方の振動の方が心配です(笑)

まあ、そんなんで3体目の合体ロボの登場で、今回も一件コンプリートです♪
「これにて一件コンプリート、
…パーフェクトですよね?」
「……おい!」


今週はどうも美味しいところをちょくちょくテツに持っていかれてしまった、やっぱり不幸なホージーでした。あんなに頑張ったのにねえ(苦笑)



最後。ボスの前に揃う6人。
「イリーガルマッチ関係者50人を逮捕。顧客リストも押収し最終的には数百人単位の摘発になるだろう」
「お手柄だな、相棒!」
いつものように相棒にじゃれてぽこぽこやるバンでしたが、なんせ相棒は満身創痍。軽いぽこぽこでもなんかとても痛そうな感じです。
「お?すまん、痛かったか?」
「…別に、どってことない」「だよな♪」
顔色も変えずにさらっと…多分本人は言っているつもり(笑)の言葉に嬉しそうに返すバン。
「ホージーはジーバを倒した」
「経験値があがった。左アッパーを覚えた」
「やっぱりすごいね!」「おう!」
なんか我が事のように喜びまくるバンでした。今週はなんか相棒自慢が凄かったな〜!

「…この間は嫉妬とか言っちゃって…すみませんでした」
頭を掻きながらえへへへ顔で謝るテツにも、
「…別に、気にしない」
と、余裕の笑顔で返す。まあ、でもホージー、金バッヂには憧れていても嫉妬とかはしないと思うんですよ。自分の努力が足りないと思うだけで。 只まあ、憧れと尊敬の気持ちはあるけど、それを素直には出せなくて、んでちょっと冷たい感じになっちゃっただけなんじゃないかと思います。ついでにバンの件をみても人見知り結構しそうですしね(笑)

「ホージーさんのやせ我慢っぷり、見習わせてもらいます!」

と、ホージーがやせ我慢をしまくっているのを百も承知でぽこぽこ殴りだすテツ。面白がって反対からたたき出すバンに、更に面白がって後ろから叩く真似をするウメコ。
しばしの後、テツはセンちゃんと交代。バン&センちゃんのダブルぽこぽこ攻撃を受けまくって…我慢我慢我慢………………とうとうダウン。
「やった〜〜〜〜!」と両手をあげて大喜びの5人。

誰かホージーの身体の心配をしてあげて下さい。

…報われないなあ(^^;でも愛されてるよ……きっと♪


prev

index

next
←HOME