マジレンジャー感想日誌


back

index

next

Stage.24『先生として〜ゴル・ゴル・ゴジカ〜』

先週、可愛い後輩を助けたいが為に禁断の魔法に手を出してしまい、突然おなかにブラックホールが出来てしまったちい兄。そのブラックホールは先生曰く「すべての時間が翼の体の中に流れ込もうとしている」そうなんですが……それってどうなんだ(^^;そこまで来ると「クロノジェルさんは一体何がしたかったんだろう…」と悩みたくなってしまいます。

そして、そこまで無理をしてやっとこさ取り返した魂ボールもあっさりと緑川植物(…)に取り返されてしまい元の木阿弥。冒頭からすっかり踏んだり蹴ったりの味方サイドです。


先生の魔法バリアの力で、なんとかブラックホールの吸い込みを停止する事だけは出来たんですが、それは一時しのぎでしかなくて、そのうちまた吸い込みが始まってしまうという。
…吸い込む方もともかく、吸い込まれた方の時間は大丈夫なんだろうか…?と思っていたら、案の定大丈夫じゃないらしく、
「このままではあらゆる秩序は乱れ、世界は崩壊してしまう
…らしい。
……だから何がしたかったんだクロノジェルさん(- -;;
禁忌を破った罰の話から遠くそれて、インフェルシア以上の脅威になってる気がしなくもないです。


ようやく静かにはなったものの、いまだおなかに渦巻きを抱えている翼。マジレン達はすっかりおろおろ状態で、正直魂を抜かれた人たちの事なんて考えている余裕なんてなさそうです。

沈痛な面持ちの先生は彼を抱え、
「リバースの魔法の恐ろしさをもっときちんと説明するべきだったのに……僕のせいだ」
…そうだよ!(怒)←きっぱり
まあ、一応呪いについての説明は破ったその次のページに書いてあったようですが……不親切設計。ちゃんと分かりやすい場所に、
「この魔法はとっても便利ですが、もし使ってしまったら、本人死ななきゃ世界が崩壊するっつうトンデモな呪いがかかります」
とでも書いといてあげるのがユーザビリティというもんだと思います。え?そんな不用意なバカ者はマジトピアにはいない??そうですか、失礼しました。


一方の敵サイドは、緑川インキュバスさんと蜘蛛さんに集めさせた魂1000人分で何をすんのかと思ってたら、それを花火にして打ち上げて、更に多くの人間を滅ぼすという、壮大なような無駄に地道なような不思議な作戦を計画しているらしいです。

とゆーか人間を多く殺したり、人間社会を闇に陥れたりすると、ン・マ様の復活が出来るってことなんでしょうか?いまいち分かりませんが、人間に害を及ぼすのが戦隊系悪の組織の基本セオリーなのでその辺はあまり気にしなくてもいいのかなあと。気にしてても始まんないし(^^;

ナイ&メアは、ベルビレジが、そしてメーミィも微妙に気に喰わないみたいで「失敗すればいいのに…」とか呟いちゃってます。おいおい、一応彼らはン・マ様復活の為に動いているんだから、その台詞、冥獣帝の耳に入ったらやばいんちゃいますか?(^^;


そしてウルさんは、先週マジシャインを見逃した事をメーミィに突っ込まれても、さほど気にした風もなく「…すべてはン・マ様の為…」と相変わらず呪文のようにぶつぶつ呟いている。
…いや、それ絶対違うから。←断言
もしくは激しく間違った思い込みだからさウルさん。


さて、味方サイド。
とりあえずちい兄を除いた兄弟達は蜘蛛冥獣&インキュバスのおっかけ。先生はちい兄を助ける為になんか案があるそうで単独行動を取る事になりました。

出かける前に先生はみんなに「僕の家に代々伝わる」指輪を渡します。
…この指輪、東映ヒーローネットで先生の車掌制服と一緒に早々と発売されてたんですが(笑)てっきり先生だけの持ち物だと思っていたら、まさか全員分あったとは。何故都合よく兄弟の数分あるんだよとかの正当派なツッコミは却下。なんてったって魔法アイテム、きっと魔法でいくらでも増やせるんでしょう。
そして、
「お守りだ。これを見たら僕の教えを思い出して欲しい。…あんまり教えてあげられなかったけどね」
…なんて今生の別れのような言葉を言ってくれたりする。この時期に先生が退場する事はまずないだろうとは思ってはいてもちょっとどきどきする感じ。

その後、先生は目覚めはしたけれど動けない風な翼の脇に行って、
「もう少しだけ待っていてくれ。僕が必ず君を助ける。…先生として、絶対責任を取るから」
なんてみょ〜〜に真剣な顔で言ってみたりもする。

更には、
「僕は君たちの力を信じているよ。ずっとずっと……永遠にね」
なんて、死地に赴く兵士のような言葉を言い残して出かけてしまいます。

…これが20話台でなく、40話台、いや30話台でも確実に遺言です(^^;死ななくても一時退場とか大いに考えられる所ですが………。でも時いまだ20話前半、しかもこれはマジレンジャー(笑)多少かっこつけて遺言めいた事を言ったところで、別にどーなる事もなく来週も普通に出てくるんだろうな〜!とかなりのんきな気分で見てました(笑)


さて、その頃、町では蜘蛛冥獣くんとベルビレジさんが、せっせこと恐怖の魂集めに励んでいました。
先週は悪夢を見せた後に魂を奪う…というまめな事をやっていたベルビレジさんですが、今週はどーもその辺にいる人を蜘蛛冥獣で驚かせた所でさくっと魂を奪うという、大分効率的な作業をやってるっぽい感じ。まあ、この位のペースで仕事をしないととても1000人なんて相手はしてられない感じですけどね(苦笑)

そして努力の甲斐あって、めでたく1000人の魂をGETした2人。早速「恐怖の花火ボール」を作成するんですが、そこにマジレンジャーたちが現れます。
…が、5人揃わないと本来の力が発揮出来ないのが戦隊のお約束。4人しかいないマジレンジャーは、女性陣がベルビレジに操られちゃったりして、思いっきり、目一杯劣勢モードです。


一方ヒカル先生。トラベリオンで、とある世界…クロノジェルが作った世界「マルデヨーナ」にやってきます。

先生はひときわ高くそびえる山に向かって、
「クロノジェルの思いを宿せし山よ、リバースの魔法の呪いを解くには、許しの杖で呪いの渦を逆向きにかき回せばいいと聞くが本当か?」
と、まるで大統領の演説のごとくの力強さで語りかけます(笑)

したら程なく、
「…いかにも。この山に私が思いを宿したのは、不届きものを救わんとする者に、容赦なき試練を課す為だ。…禁断を犯した罪は重い。それを乗り越え、運良く杖の元に辿り着いたとしても、それを抜いた者は永遠の闇の訪れから逃れる事は出来ない。分かっているな?」
クロノジェルの思いを宿した山から返事が返ってくる。
…つまりは、一応禁断を犯した者を助ける余地だけは残してくれてあるって事なんですが、その代償は助けようとする者の命って事で。
「…承知の上だ!」
「では、挑むがいい」
確かに、リバースの魔法はそれだけとんでもない魔法ってことなんでしょうが、それにしてもクロノジェルさん性格悪過ぎです。何がなんでも命を奪わなきゃ気がすまないのか、あんたは(- -;;

そうして、それを承知の上で、それでも翼を救おうと進み始める先生。…後ろからこっそり翼がつけてきていた事には必死過ぎて全く気がついておりません。


今の会話をすべて聞いてしまったらしい翼は、なんとかして先生の後を追おうとするのですが、呪いに蝕まれた体はどうも言う事を聞いてくれない模様。

…そこに助け舟にあらわれたのが、空飛ぶ絨毯ことスカーペット 。
きゅーきゅーと必死そうに翼に訴えかけた?後、半分強引に彼をのっけて飛び立つ。
カーペット君、激しく可愛い♪♪
鳴いてるよ!鳴いてるよ!!…うちにも一匹欲しい〜〜!この際一反木綿でもいい!(笑)

…私はその昔、「アラジン」で空飛ぶ絨毯に恋した事のある前科者で(^^;丸いものとくねくね系と無機物生命体にはとことん弱いです。…そんな訳で今年は30分後の番組の某ディスク動物にも惚れまくってます(笑)カニ可愛い〜〜♪♪
全く同じ理由で、デカの「マシンモンスター・ギーガス」とか、アバレの「暴走連結生命体バルキゲニア」とかも大好きだったなあ。『…どの辺が同じ理由なんだよ!』とか翼風に突っ込まれそうですが、私にとっては次元は一緒です(苦笑)てゆうかすみません、また脱線してます。

まあ、そんなんで「容赦なき試練」に挑戦するヒカル先生なんですが、要は沢登りなんですけど(苦笑)少々(?)強い風が吹いたり雨が降ったり岩が降ってきたりとかするんですが、見てる感じではデカレンのスワットモードの訓練よりも楽そうです。てか、忍者学生戦隊のハリケンジャーだったらデフォルトで通ってそうな道ですし、ついでにこの位の崖はガオレン第一話でレッドがうきうきしながら登ってました(笑)もしかしてロケ地おんなじとこなのかな?

……結論。
魔法使い、魔法が使えなければただの人。
もしかしたら普段魔法に頼っているせいで、筋力的には通常よりもなまっているのかもしれません(爆)


そんなんでぼろぼろになりながらも、なんとか頂上まで上り詰め、やっとこさ「許しの杖」の刺さっている場所まで辿りつく事が出来たヒカル先生。でもその杖、抜こうとすると激しい電撃が走るみたいで、ちょっと触っただけで手が黒こげになってしまうという、最後の最後まできてもお素敵トラップ満載状態。ホントにクロノジェルさん性格悪いです。

しかもそこに突然ウル様登場。
「天空聖者よ、弟子の為に命を捨てるつもりか」
「…それしか道はないんだ!」
ゆったりと会話をしている余裕のない先生は、ウル様を無視して再び杖に挑もうとする。

…そこに今度は翼登場。

「辞めろよ。俺は先生が駄目って言ったのに…自業自得なんだよ!先生が犠牲になる事ねえんだよ!」
「…責任は僕にある。だから僕に責任を取らせてくれ」
先生は翼がどうやってこの世界に来たかなんて気にする余裕もないみたいで(苦笑)なんか普通に会話しちゃってます。
しかし先生、あれだけ苦労してここまで登って来たのに、みんななんか普通に頂上に来ちゃってるし(笑)…まあどうも試練を受けながら登る事自体が呪いを解く為の必須条件みたいですけど。

「…だが翼、これだけは覚えておいてくれ。魔法世界の禁を破るという事は、誘惑に負けて魔導師への道を選ぶということだ。君たちのお母さんを手にかけた、こんな奴と同じになっては行けない!」

さくっとウルさんに嫌みをいいながら、笑顔で遺言のつけたしをする先生。…あれ?でも先生ウルさんが深雪ママを倒した(あえて殺したとは言わない)事知ってましたっけ?誰かから聞いたのかな??

そして、再び杖抜きに挑戦し始めつつ、半泣き状態になっている翼に、
「いつだって正々堂々と戦って勝てる男になれ。正義のためだけに、魔法を使える男に……!」
更に更に遺言の付けたし。
…ここまで来ると普通に生き残っちゃった時に少々まぬけな気がしなくもないです(苦笑)

翼は「なんでそこまで…」とすっかりおたおた顔。
もともと全体的に垂れ気味の顔が更にたれてえらい事になっています(爆)が、それより更にまぬけなのは後ろで所在なさげに突っ立っているウル様でしょうか(笑)


先生は超垂れ顔になってしまった翼(黄色ファンの皆様スミマセン)に向かってにっこり微笑み、

「当たり前だろ、僕は君の…先生なんだから」

「先生………」

生徒の不始末は先生の責。押し掛け先生は後処理も押し掛け気味ですが、まあ美しき師弟愛という事にしてきます。


が、そんな美しき師弟愛の時間は、すっかり蚊帳の外ゆうか二人の世界に入り損ねた、ハブものウルさんの怒りの(?)一撃によってあっさり終了。
ヒカル先生が杖を抜きかけたその瞬間、ウルさんはクロノジェルの魂の宿った岩を破壊、呪いの主がいなくなったところであっさりと杖を抜き去ります。
…あまりの展開に半分目が点のヒカル先生。

「か弱き正義の魔法使いよ、闇の力ならばこれほど容易いのだ!」
勝ち誇ったような態度のウルさん。
「…クロノジェルの思いを宿せし山を!!」
半分呆然としながらも、怒りをたたえるヒカル先生。

…まあ、結果的に杖が手に入った事で翼は助かるし、ヒカル先生も死ななくて済んだしである意味めでたしめでたしなんですが、ヒカル先生的には偉大なる天空聖者の思いを大切にしたかったから、わざわざ命をかけてまで試練に臨んだ訳で。
個人的にはどーもいまいち性格の宜しくないクロノジェルさんの思いなぞ、むしろなくなった方が世のためのような気もするんですが(爆)しきたりとか手順とか思いとかを大切にしたいと思っているヒカル先生と、実利主義一辺倒のウル様の対比は中々面白い。

「そんなのは反則だ!!」
「魔導師はいかなる掟にも縛られない」
完全に平行線の二人。
ウルさんの手に渡ってしまった杖を取り返す為に、ヒカル先生はぐたぐたな体を押してロボ戦に臨みます。


さて、半分忘れ去っていた冥獣追っかけチーム。
すっかり敗戦モードですっかりベルビレジさんに遊ばれちゃってるんですが、
「遊んでないで、さっさと花火を打ち上げなさい!」
超不機嫌モードのバンキュリア様登場。
この際、どーもベルビレジはバンキュリア様よりもナイ&メアの方がお好みらしい事が判明(笑)「両手に花のデート」を提案し、ますます彼女達を不機嫌にしてしまうのでした。
…しかしデートってどこに行くつもりだ。映画とか?遊園地とか??(笑)

すっかりぐだぐだになってしまった4人には、もう花火打ち上げを阻止する力なんか残ってなかったのですが、ヒカル先生がくれた指輪に勇気付けられて再び変身。愛と勇気と気合いで魂奪取に向かいます。


また、闇の力に劣勢気味だったヒカル先生も愛と勇気と希望で復活。
いきなり舞い降りて来た新しい魔法でウルカイザーを圧倒し杖奪取に成功。ウルさんは戦闘にいたく満足をしてまた帰ってしまいます。
…なんか彼、ただの戦闘マニアのような気がしてきました(笑)

ヒカル先生は、手に入れた杖で早速翼のおなかのブラックホールを逆回転にかき回し始めます。
…つうか、杖を思いっきりおなかに刺してぐるぐるぐるぐるって……(- -;; 気持ち良くない良くない(汗)…内臓どこ内臓どこ?!(泣)
…こういうの、苦手です…。痛い痛い痛い〜〜!!!

が、お陰で翼はすっかり元に戻りました。めでたしめでたし。クロノジェルさん(の思い)は消滅しちゃったけど、その程度で済めば安いものでしょう(爆)


翼が戻って来た事で、冥獣おっかけチームも一気に形勢逆転。
ベルビレジさんは蜘蛛冥獣を盾にしたり、空飛んで逃げようとしたり、中々に往生際悪い所を見せてくれて素敵だったんですが、結局は天空切りでばっさりやられてお陀仏です。


最後、無事魂が元に戻った後輩にボクシングを教えるちい兄。なんでもただ練習するだけでなく、例の「流星パンチ」を教える約束をしていたらしいです。つうかいきなり夕方ですが、ボクシングに夕日はお約束です。(多分)

それを影から見守る兄弟&先生。
「今回は僕も教えられたよ。教える難しさをね。これからもお互い学びながら成長していこう」
新任教師と生徒達。
美しい夕焼けの中で、その絆は一層深まった模様です。めでたしめでたし。


…………で。
結局「流星パンチ」ってどんなんなんだよ〜〜!!(汗)
気になる気になる気になる〜〜!(^^;


back

index

next