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第22話『娘たちのアバレ歌』

先日こうらくえんゆうえんち改め東京ドームシティアトラクションズ内のスカイシアターにアバレンジャーショー「激突!アバレキラーVSアバレンジャー!!」を見に行って参りました。…念のため、素顔の戦士の参戦は10月(多分)からです、あしからず(苦笑)
まあ、ショーの内容は置いておいて、その際購入した公式パンフ(500円)を見て、
「元気大」「本気発」「勇気で進」
というように「ばく」の漢字が全員違う事に始めて気がつきました(^^;らんるの字なんかネット上でちゃんと文字化けしないで見れるのかな?心配(汗)

さて、本日はしょっぱなからキラーオーが町中でアバレております。「今日こそ決着をつけてやる!」と意気込むアバレンジャー達ですが、キラーさんにとっては新しいゲームの始まりでしかない。パラサお手手の「アバレンジャーロッキル」で立ち向かうも、ちょっと油断した隙にやめりゃいいのに飛び出してきたバキケロとディメノコを「ゲームの景品に」と人質(?)に取られてしまいます。
…この際この二匹は樽の中に閉じ込められちゃう訳ですが、バキケロはともかく、背中の回転のこぎりがやたらでかいディメノコをあの樽の中に詰め込むのは少々無理がないでしょうか(^^;まあ、あののこぎりは普段からゆらゆら揺れているので、案外ぐるっと丸めたら丸まっちゃうのかもしれませんけど(笑)
相変わらず一方的に勝手にゲームを始める「ルールは次の連絡まで待ってろ」とキラーさんはそのまま樽入りの二匹を連れて消えてしまいます。


「あのしろい奴、またしてもアバレンジャーとやりあってんだね〜!」

その光景を面白そうに見守っているエヴォリアンの基地に、古風なじりりん音を鳴らして電話が一本。殆ど電話係と化しているリジェが出るんですが、電話の主はなんとアバレキラー。
「だれだ、お前は?」
「だれだって……あなたこそ誰よ?」
「俺はアバレキラーだ。子供じゃ話になんねえからよ、大人出せよ、大人!」
ふんぞりがえって電話をしているキラーさん、利用しているのはなんとヤツデンワニの電話で(笑)
奈留程、この電話は念じるだけでどこにでもかけられるという非常に便利な電話だという事が先週判明してますから、この辺は実にすばらしい伏線だとは思うのですが、只の巨大置き電話と化しているヤツデンワニがなんとも言えません(^^;
そのある意味妙な光景の中、キラーさんはエヴォリアンに対して、いきなりトリノイドの発注を依頼します。制作者のミケラは「このほこり高きミケラ・フォン・エンガキン・メッタ・クッタ・デーモスゴーリャ様がアナザーアース人なんかの発注を受けるわけが…」と怒りますが……このやたら長い名前もどうかと思いましたが、それよりもミケラに歯がある事に驚きました(笑) 歯があるって事はちゃんと食事もするんだろうなあ、ううん(^^;
ともかくそんなミケラの芸術家のプライドは、リジェ@デズモウォーリャ様の「…いいだろう」の台詞ひとことであっさりと崩されてしまいます。ちょっと可哀想ですが、首領さまの命令には逆らえません。

キラーさんの正体もデズ様の考えもいまいちよく分かりませんが、さらによく分からない時々現れるリジェ似の女の子。街中を歩き回ったり東京ドームの屋根を滑り降りてみたり。楽しそうな親子連れを見てなんとなく寂し気ってことはきっと両親をなんかしらの形で失ってるんでしょうね。
…まさかと思いますが、アスカとまほろの子供とかだったらどうしましょうね(^^;舞ちゃんの存在もあって、その辺は予断の許さないアバレンです。


そしてあっと言う間に2週間経過。やっとこさ、キラーさんからゲームの内容が提示されます。
この時通信に使用されたのもヤツデンワニ電話。しかも今回は御丁寧に目の前にちゃんとカメラまでおいて映像つきでの通信なんかしちゃったりしてます。
…素朴な疑問なんですが、この映像もヤツデンワニ電話から送信(?)されているんですよね、きっと。てことはヤツデンワニのどっかにD端子とかS端子とかともかく映像入力が出来る端子がついてるんでしょうか?見た目に反して結構ハイテクなヤツデンワニ。この調子ならインターネット回線にも利用出来そうですね、便利(笑)
ともかく3日の間にトリノイドを倒さないと、人質の2匹の樽に仕込まれた爆弾が爆発してしまうという。んなこと言われたってトリノイドがどこにいるかすらも分からず、困り果てるアバレンジャー達。

そんな彼等に追い討ちをかけるように舞ちゃんが不良化しちゃってて(^^;
あの可愛い顔で「うっせえなあ」なんて言うもんだから保護者の凌駕さんをはじめとしてみんな目が点。 「そんな言葉使っちゃダメだ!」と慌てるお父さんですが、それは今世間でとっても流行っている少女グループが使っている言葉とのことで、「なんで?みんな使ってるよ?」とか明るく言われてしまう。

この少女グループ「ぷりぷりんせすシスターズ」なんですが、女の子3人のユニットで、イメージとしてはモー娘。キッズと言った感じ。「うぜえんだよ!」が決め言葉というちょっと過激なイメージが子供達の間で大受けなんだそうで。
この話の為にオーディションで選ばれたというかわいらしい女の子達が、
「 怒りの嵐だガガンガーン、親も教師もうっせえんだよ♪いつもつべこべガガンガーン、うぜえんだよ♪とっとと消えろ〜♪」なんて親御さんが聞いたら泣きそうな感じの歌を歌ってるんですが、いやもうなんつうかかんつうか(^^;
「こんな世の中で我慢しろって♪子供は今どきストレス満タン♪うぜんだよ〜♪」
……いやあ、すごい歌ですね(汗)「むかついてンだよ、爆発寸前、もうキレるぜ〜♪」…今思いきり頭を回っちゃって困ってます。誰だよ、作詞をしたの(苦笑)
この道徳上あまり宜しいとは言えないこのCD(マキシシングルかな?)、この世界では800万枚のメガヒット。ついでに「うぜえんだよ」ドリンクまで発売されて、こちらも大ヒットになっているそうで。
舞ちゃんが「みんな使ってる」と言っていた通り、感化されやすい世間の子供達はみんな「うぜえんだよ!」と言いはじめちゃって、世間の親御さん達は半悲鳴状態。この現象は国会の議題にまで取り上げられたりする位大騒ぎになるんですが、でも文部科学大臣まで「うぜえんだよ!」と言いはじめちゃったりして。
でもまあ、それだけならまだ良かった(?)んですが、子供達がみんなで超能力らしき事を使いはじめ、気に入らない大人を念動力で吹っ飛ばしはじめた所から、これはトリノイドの仕業に違いない、とアバレンジャー達は動き始めます。


とりあえず子供達(大人も時々混じってるけど)の狂暴化の影にはCDやドリンクがあると睨み、その辺から調べていくアバレンジャー達。
で、何をするのかと思ったら直接TVスタジオに乗り込んでるし(笑) しかも「俺達アバレンジャーで俺はレッド、こっちはブラック」なんてなんじゃそりゃ的な自己紹介してるし(^^;
シスターズ、マネージャーさん、レコード会社、ドリンク製造会社と色々聞いて回るんですが、シスターズは「マネージャーさんに言われて…」、マネージャーさんは「レコード会社に言われてあの子達を売り出さなきゃならなくて…」、レコード会社は「ドリンク製造会社がスポンサーでビックプロジェクトになるからと言われて…」、ドリンク会社は「マネージャーさんからプロジェクトを持ちかけられて…」とぐるぐる回りでどうどう巡り状態。

「CDもドリンクもあの歌を広める為のものでしかなかったらしい」…と見込み違いに夜中の3時に悩み込むアバレンジャー達。
そんな時、えみぽんさんが「ぷりぷりんせすシスターズはCMは色々な局で流れているけど、番組は一つのTV局にしか出ていない!」と気がつき、今度はみんなでそのTV局に乗り込んでい行きます。
そのどことなくマークが某フ●テレビに似ている「テレビ夕焼け」(←フ●から苦情がきそうなんですけど(苦笑))の微妙にせこい社長室に乗り込むアバレンジャー達……「…どうやって次々そんな大物達と簡単にアポをつけていくんだよ〜(^^;」って感じですが、まあアバレンには元アイドルのらんるや、あちこちに貸しがありそうなカリスマ整体師がついてますからね。その辺は不問にしてあげましょうって事で(苦笑)

ともかくその社長さんから、屋上の電波塔がトリノイド「ムカデンパンジー」に乗っ取られていると聞き、「その電波塔からあやつり電波を出しているに違いない!」と判断。
トリノイドは姿を消していたんですが、らんる特製の「トリノイドに強く反応するサーチビーム」 であっさり発見。(←改造が出来るってことはあのブレスは単なる通信機で生物って訳ではないのかな…)
でもそこに「ゲームを面白くする為」にとキラーさんが現われて。「ここは俺が…!」と立候補したレッドと一騎討ちを始めます。

そうして、考え方が正反対コンビの超平行線会話が始まります。
「…あの社長に聞いてきたか」
「誰にだって、悪と戦う心がある!お前が思うようには行かない!」
ちょっとムキになっている感のあるレッド。やっぱ「お前は俺に似ている…」発言をまだ多少ひきずっているんですかね。
キラーさんはそんなレッドをあざ笑うように、
「いいこちゃんのお前には理解不能かもしれないが、あんまり人間を信用すると失敗するぜ…」
なんて、にやにや笑いながら(←多分)言ってくる。
「…信じる気持ちがなかったら、世の中はどうなるんです!」
「刺激が増えて、面白くなるんだよ……」
「そんな考え方、俺は嫌です!」

この平行線コンビは、今後どこに行くんでしょうか。
まあ、ある意味レッドが負ける事はありえないので、いつかなんかしらの形でキラーさんが折れるんだと思いますが(苦笑)あまりあっさりと味方化されてもどうかと思うのですが、最後は爆発、その瞬間に改心…とかそういう寂しいのもちょっとどうかなあ、とか思ったり。
ゴウライジャーになってしまうのか、タイムファイアーのように最後まで孤高でいるのか。
今後の展開に注目したいと思います。

そんな平行線コンビは相打ち。(アバレスーツの性能を考えたらレッド凄い)
トリノイドの相手をしていた他の3人は無事トリノイドを撃破。
この際、レッドがいなかったので、ダイノボンバーの変わりにブラックの「ファイアーインフェルノ」でトリノイドを倒します。奈留程の展開。…もしかしてレッド要らない?って話もありますけど(苦笑)

でも、そのみんなが倒したトリノイドは偽者で。
……バーミア兵(ゾルル)の周りにトリノイドの分身が取り囲んで、トリノイドのふりをしていたそうで。このトリノイド、いくら弱かったとはいってもビーム攻撃くらいはしかけてきてたんですけど。それでも分身なのか。凄いな(笑)

「本物は、まだぴんぴんしてるぜ。世の中はまだ、全然元に戻っちゃいない…」
キラーさんはあざ笑う。

残り時間はあと1日、2匹の爆竜の運命はいかに?すっかりサイキッカーだらけになってしまった世界の運命はいかに??
戦隊なんだから、まあ来週であっさりかたがつくだろ〜!(笑)と思いつつ、続きます。


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