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第43話『アバレキラーは不滅?』
やっとこさステゴスライドンも戻って来たし、キラーさんの過去も正体も明かされたし、ついでにヤツデンワニも恐竜やにやってきたし♪という事で先週の続きです。
キラーさんは「不滅」に喰われてしまい、とりあえずお休み中。
ヤツデンは恐竜やで愛しの軽蔑のまなこと、そして幸人さんの手によって尋問中です。世界最強の尋問人と言っても過言ではない幸人さんに脅されたとあっては、貴重な情報をぺらぺら喋ってしまう彼の事を誰も責められませんよね。もっとも尋問なんてしなくても、ある程度は勝手にべらべら喋っていたような気もしなくもないですが。

「デズモゾーリャ様が復活するんです。仲代壬琴の肉体を使って!その時がアナザーアースの最後です!」
まあ、ヤツデン情報は視聴者的には知っている事だらけで、あまり目新しい事はなかったのですが、アバレン達にとっては情報の宝庫。
てゆうか、アバレン達、あまりに情報知らな過ぎ。
「アスカさん、『デズモゾーリャ』ってなんですか?」
「………分かりません」

おいおいおいおい(^^;……いやまあ…確かに仕方ないんですけど、でも43話にきて「分かりません」と言われてしまう敵首領サマって一体…。昨年のタウ様も不動の(つうか動けん)方でしたけど、昨年はその辺ゴウライが情報持ってましたからね。とゆうか昨年は敵幹部がでばって雑魚敵の影が薄くなってしまったけど、今年は幹部が殆ど出てこないですっかり下っ端任せ。色々極端です。

ともかくまあ、そんな知らな過ぎの中にあって、唯一まともに情報を知っているのが白リジェ。
「エヴォリアンの…神………」
「あったり〜!良く知ってるなあ♪」
…レベル低過ぎ(^^;つうか白リジェがリジェそっくりな事位ヤツデンなら分かるでしょうに。あれ?ヤツデンと白リジェって会った事ありましたっけ??
で、今回ヤツデン情報で一番驚いたのが、
「 デズモゾーリャ様を復活させるのが、エヴォリアンの目的なんだな〜!」
………………。
……それが目的なのかい!(笑)いや、それが目的なのなら、アナザーアースなんかのんきに侵攻してないでとっととデズ様にお体を作ってあげなさいって!まあ、今思えばアナザーアースを侵攻したのは、アナザー版のデズ様を探すためだったとかいう説明もつかなくもないのかもしれませんが。でもそれじゃあジュピターあたりがアナザーアースをぶち壊してしまっていたらどうなる?とか色々と問題が…………まあ、いいか。細かい事は気にしない♪

「デズモゾーリャは、究極の生命体。一度目覚めれば、全ての生命はデズモゾーリャの一部となる…」
……らしいです。目覚めて何がしたいのかいまいち分からないのですが、とりあえずはまあ、誰かの体の中に眠っている状態では何も出来ない人みたいですね。
「…あり得ない事ではないな。先日のサンタ騒動、あの時の騒ぎが世界中で起きたら…」
「デズモゾーリャの復活で、世界にジャメイ因子がまき散らされたら…!」
幸人さんの仮説思わず脳内想像してしまうみんな。凱旋門に、万里の長城に溢れかえるバーミア兵達。可愛い♪♪……いやいや(^^;まあ、んな事は空から例のダイエット蛇をばらまきまくれば簡単に出来るんですけどね。てゆうか、そんな素敵な攻撃が出来るような敵でしたら、とっくにアナザーアースは滅んでますけど。
「…しかし、何故仲代壬琴の肉体にデズモゾーリャが?」
「あ、ジャンヌ様ンが言ってました。あの人が産まれた時から邪命神の因子が……また言っちゃった…
「仲代先生の中に……デズモゾーリャが……」
そんな近所に敵ボスがいようとは。 切なく呟いてみる凌駕さんです。
さて、一方「不滅」の中に捉えられてしまい、蔓で手足を拘束された上でお休み中とゆうか気絶中のキラーさん。
「奴(キラー)の中には、デズモゾーリャ様の片割れがおられるのだ」
「『不滅』にはそれを覚醒させる装置を仕かけておいた。奴はまんまとそれに乗ってしまったという訳だ」
エヴォリ基地では今回の作戦首謀者、芸術家コンビが語っております。
でもリジュエルは、自分は何も知らされてなかった上、ミコ様がいなくて不機嫌さ爆発。
「……ミコトはそれを知ってるの?」
「知る訳ない」
「じゃあ駄目!中止!!」
「…デズモゾーリャ様復活は我等の悲願ではないか。それにそうなれば奴も立派なエヴォリアン。お前とも…」
「私とミコトが、本当に結ばれるかも!……でも………」
ヴォッファの甘言に本気で嬉しがっているものの、なんか複雑そうな表情のリジュエル。
しかし、デズ様が復活すれば、キラーさんもリジュエルも多分いなくなってしまう事を知った上でこの発言(リジュエルを懐柔しようとするような)をする芸術家コンビ。すっかり悪役の風体です。いや、多分はじめから悪役だったのだとは思いますけど(苦笑)
「もう間もなく奴の中から邪魔なダイノガッツが消え去り、邪命因子が全身を満たす。その時こそ復活の時!」
…つまりはキラーさんが今までデズ様に乗っ取られないで人間をやってこれたのは、人並み外れたダイノガッツの力があったからという事なんでしょうね。てことは、「不滅」の中の装置とは、ダイノガッツの力を押さえて邪命因子の力を活性化(もしくは増殖)させるような装置なんでしょうね。只の蔓にしか見えませんけど。
「ヴォッファ〜〜〜!」
「ミケラ〜〜〜!」

悲願達成間近とあって、今までの苦労を分ちあうかのように喜びあう二人。でもその周りで、母と娘はちょっと複雑そうな顔をしています。


さてさて、やっとこさ基本情報を得たアバレンジャー達。
でも、「不滅」の居場所はさっぱり分からなくてお手上げ状態です。
そんな時、 キラーさんの故郷の写真を見た白リジェが、とっても可愛らしいのに凌駕曰く「妙な木」を見た事があると言い出します。つまりはエヴォリ基地の中心にある生命の木なんですが。
「君は、エヴォリアンの内部を見たのか?一体どうして!?」
突然慌てるアスカさん。 …ああ、そういえばアスカさんはこの子がリジェの中にいたと言う事を時間差で知らないんだな〜としみじみ。
「今はそんな事を言っている場合じゃない!」
…そうして、彼女が自分の子(多分)だという事実を知らずに進むアスカさんでした(笑)最終回にはリジュエル問題も含めてなんとか解決してくれるといいんですけどね。一番まるく収めようとしたら、白リジェをリジュエルの体内(デズ様消滅済み)の中に返す、という事なんでしょうが…そこまで都合よく話がいくかなあ?
ともかくまあ、手がかりはこの木だけという事で、アバレン達はキラーさんの故郷に向かう事にします。
先週から引き続き、恐竜やの新メニュー作成に励む舞ちゃん(幼稚園児だよ、この子、えら過ぎ…)に、
「帰って来たら新メニュー食べさせてね!」とにこやかに声をかけるのを忘れない凌駕パパ。舞ちゃんも嬉しそうに元気に返事をします。

そして、あっという間にその写真の場所につくアバレン達。んでその妙な木の場所にお約束のようにいる「不滅」。…何故恐竜やレーダーに引っかからなかったのかは謎。
そして今週は、湧いて出たバーミア達と戦いながら決め言葉を叫んでの変身です♪実にかっこいいんですが…、ブレスのスイッチを押さなくていいのでしょうか??(^^;アスカさんなんか鍵差しこんでないし(苦笑)どうやらそれでも変身は出来ちゃうみたいなんですよね。じゃあ、いつもわざわざポーズを取ってスイッチ押しているのは一体…。気分の問題?(笑)
まあ、戦隊ではたまにありますよね。そのあたり、絶対に「変身!」と叫ばないと変身出来ないライダーとは対照的です。

さて、不滅の中でやっとこさ目を覚ましたキラーさん。
しかも目覚めにミケラさんの笑い声という中々素敵な状態です。
「ミケラ…、ここはどこだ?」
目を覚ましてみれば自分は見知らぬ場所で拘束され中。あまり嬉しくない状態でちょっと不機嫌気味です。
「ここは不滅の中だ。お前は不滅と一体化してるんだな〜!」
「なに?」
思わず手を動かしてみるキラーさん。そうするとその彼の動きと同じように動く「不滅」。殆どモーションキャプチャー状態ですね。
「へえ、こいつはいい」
でっかいおもちゃを手に入れてすっかりご機嫌になったキラーさんです。でもこれって歩く時ってやっぱ「不滅」の中でのしのし歩くのかな。もしくは足をばたばたさせるとか。どのみち操縦してる姿は結構まぬけだと思われます(^^;

そんなんで、早速大きなおもちゃで遊び始めた仲代先生。
突然動き出した「不滅」にアバレン達もびっくりです。
「仲代先生、聞こえますか?」
「中々快適だぜ、ここは。最高の気分だぜ!」
「…さっさとそこから出ろ!」
「あなたは、デズモゾーリャにされてしまうのよ!?」
「…は?騙すなら、もうちょっとましな嘘をつけ」
そりゃまあ、誰だっていきなり敵ボスにされる!と言われても信じないでしょうけど普通。仕方ないので力ずくでひっぱり出す事にして、アバレンオーを召還します。
まあ 「不滅」は結構強いので、事はそんなに簡単には行きませんけど。どうでもいいですが、「不滅」が動く度に、中でキラーさんがそのポーズを取っているのだと考えると結構笑えます。最もやってる本人はおおまじめでそんな事は気にしてないでしょうけど。ゲーセン状態ですね(^^;
「この俺は最強の肉体を得た!ゲームはこれからだ!!」
正にゲーム感覚で大喜びのキラーさんだったんですが………そこで「妙な木」が突然光り出し、急に巨大化。「不滅」と融合し、巨大な木になってしまいます。
更にはそこから生命の実が飛び出し、ギガノイド「悲劇的」と「奇跡」が現れます。
「ギガノイドルネサンス!デズモゾーリャ様のお力だ!」
「不滅と生命の木が融合し、いよいよ復活の準備が整ったんだな! もうすぐあそこから、無限に邪命体が産まれるぞ〜!」
大喜びの芸術家コンビ。まあ、ルネサンスと言ったとこで、つまりは再生ギガノイドなんですけどね。
でも再生とはいえ、突然巨大獣が2匹なのには変わりない。なのにこちらはアバレンオー一体。「恐竜や」でモニターを見つめるえみ&スケコンビも真っ青です。
「まさか、あの無数の実は、すべてトリノイドやギガノイド…?」
「一斉に産まれちゃったら、もうどうにもならないかも……」
…確かにこの調子で10体位ギガノイドを再生すれば、さしものアバレンも手も足も出ないと思うのですが、でも結局2体のみ。実はもっといっぱいなっているんですけどまだ熟してないとかなのかな?白っぽい実もありますし。

でも、そんな中、舞ちゃんだけが余裕でお料理をしています。
「舞ちゃん、心配じゃないの?」
「だって凌ちゃん、舞のメニュー食べてくれるって言ったもん!だから作って待ってる!」

…パパの言葉偉大。そんな言葉を素直に信じて待っている舞ちゃんが可愛いなあ(^^)…最も実際凌駕は結構怪我が多い人なので信用あまりないんですけど(苦笑)
ついでに、にこやかに笑う舞ちゃんの後ろで、アイマスクで寝っころがっているヤツデンワニが非常に可愛いです♪口としっぽがでか過ぎて、仰向けにもうつぶせにもなれないのね、こいつ(^^;

不滅を取り込んだ生命の木はどんどん育ち、そこから大地に亀裂が入って街を道路を引き裂いて行きます。アバレンオーも2体のギガノイド相手に苦戦中。なんかどうにもならなくなってきていたその時…

ゲラさん登場。

その大きな翼で猛スピードで「奇跡」に突撃。そういえばこいつって一体でダイノアースを破壊した過去を持つ強い奴でしたっけね。
「トップゲイラー!」ブラキオもびっくり。
「……手を…貸してくれるテゴ……?」テゴもびっくり。

そんなびっくりの観客相手に、ゲラさん爆弾発言。

「私は、あの人間を見捨てる事は出来ない……」

ゲラさん〜〜!!!(T T)お前、いい奴だ!!嬉し過ぎて思わず踊ってしまいました。

ブラキオの中の余剰爆竜達が語るには、ゲラさんは強過ぎて封印された爆竜なので、力があるあまり疎まれたキラーと似てる。だからゲラさんはキラーさんを選んだんだという事で落ち着きました。ううん、成る程ですねえ。でもゲラさんがなんでダイノアースを破壊して封印されたのとか、その辺のあたりは……なんかスルーされちゃいそうな気もしますね(^^;まあ、いいですけど。ゲラさん好きですし♪←えこひいき
ゲラさんは光線技を出しながら「奇跡」に攻撃、…どっから何を出してんだ、この方。まあ、ブラキオだって口から光線を吐くんですから、ゲラさんが目からビームを出そうが何しようがもうどうでもいい気もしますけど。

そんなゲラさんを見ていた、今まで乗るべきロボがなくておろおろしてるだけだった無敵の竜人魂。
「ステゴ、私に力を貸してくれ!」
叫ぶやいなや、驚くステゴにいきなり融合。
……ステゴですかい。成る程なあ……と視聴者もステゴに負けず劣らずびっくり。
そして、「来い、トップゲイラー!」といきなり命令口調。
でも、ゲラさんは気を悪くする様子もなく、
「面白い…、やるな竜人」
普段は「人間」なのに今回は「竜人」のゲラさん、なんかいいなあ♪♪…という事で、キラーオー見参!成る程、アバレンオーとは違って一人で合体が出来るキラーオー。ゲラさん側でなくてもステゴの方でも合体出来るんですね。新発見。

それよりも。
43話目にして、やっとロボに乗れたアスカさん、おめでとうございます!(涙)
いやあ、戦隊の歴史長しといえど、一話目から出ていてこんな時期になるまでロボに乗れなかった人と言うのも珍しいのではないのでしょうか(苦笑)てゆうかもう最後まで乗らないものだと思ってました。しかし成る程、ステゴとは……。
キラーオーとアバレンオーの共同光線で生命の木に穴を空けて、キラーを救出する(引きずり出す)為にその中に飛び込んでいくアバレンジャー3人。
残ったアスカさんはパラサとアンキロを呼んで「キラーオーベイルスロッキル」を完成、まずは「悲劇的」を撃破。

でも生命の木はどんどん成長して、その亀裂は日本列島全体を覆う。街には触手が溢れまくり、人々を襲いえらい事になってしまっています。
デズ様復活を喜びまくる芸術家を置いておいて、
「リジュエル……本当にいいの……?」
と、静かに娘に声をかけるジャンヌ@マホロさん。彼女としては作戦という事もあるんでしょうが、それ以外に純粋に恋をしている娘を応援する気持ちがあっての言葉だとも思いたいですね。たとえ相手があんな人でなし男(笑)であったとしても。
でも、娘はきっとひとにらみ、「今さら母親面するつもり?ふざけんな、おばはん!」と吐き捨てる。
つうか。
リジュエルはジャンヌが母親だってこと知ってたんですね……びっくり。てっきり知らないものだとばかり。リジェ時代にもそんなそぶりは全く見せませんでしたしね。呼び方も「ジャンヌ」でしたし。まあ、当時は「お母さん」と呼んだら怒られた、とかありそうですけどね(^^;


さて、生命の木の中に入っていったアバレンジャー達。
「どこですか!仲代先生!」
探しまわるまでもなく、あっさり見つかる仲代先生。
「……なにしにきた……」
「あなたは、デズモゾーリャに操られているんです!このままでは、身も心も、邪命神に乗っ取られてしまう!出ましょう……!!」
凌駕が言い終わる前に、キラーさんの目がみどり色にきらり。額にも怪しげなマークがきらめき、凌駕の首を押さえつけます。

「俺は不滅によって、最強の肉体を手に入れた…」

驚く凌駕を突き飛ばし、「不滅」の蔓の拘束を解き立ち上がる。

「我が復活を妨げるものは、絶対に許さん…滅べ…」

声がすっかりデズ様になってしまったキラーさんは、手から光線を放ち、ついでに念力で3人を吹き飛ばし叩き付ける。時既に遅し、すっかり邪命神に乗っ取られてしまった模様です。

一方孤独に戦い続けるアスカさんは、今度はバキケロ、ディメノコを呼んで「キラーオー、ナグルスノコドン」を完成。ううん、この華やかさ(?)がクリスマス商戦まっただ中っぽくていいですねえ(笑)

さて、すっかりデズ様化してしまったキラーさんは不敵な笑みを浮かべてます。まあ、あまり普段と変わらない気もしますけど。
「凌駕、マックスになれ…」
「そうよ、マックスフィールドの中なら、邪命因子を飛び散らせず倒せるわ!世界は救われるのよ!!」
「でもそれじゃ、仲代先生が……!」
一度彼をマックスフィールドで殺しかけた前科を持つ凌駕さん。でもどうしても殺せなかった前科も持つ凌駕さん。ひたすら「仲代『先生』」と呼び続けるのは、自分の命を救ってくれた恩人だからでしょうか?
「愚かな人間よ…我に従え……」
キラー@デズモゾーリャは更に攻撃を仕掛けてくる。
凌駕はその攻撃を紙一重で裂け、もろに喰らった仲間を見捨ててキラーさんに駆け寄り押さえつける。すっかり電撃使いになってしまったデズキラーの電撃攻撃をまともに喰らって素顔に戻ってしまうけど、それでもひるまずにキラーさんの顔面に一発おみまい!
鉄拳をまともに喰らって倒れ込んだキラーさんの胸元を掴んで叫びます。

「仲代先生、あなたはばかだ!…だけど、あなたを助けなきゃ世界が救えても意味がないと思っている俺は…大ばかだ!!」

……凌駕さん……(T T)
なんか滅茶苦茶嬉しい台詞でした。ずうっとこういう台詞を言って欲しかったので。この甘ちゃん加減が凌駕さんのいい所ですよね!こう来なくっちゃ!o(^_^)o

そんな凌駕をきょとんとした瞳で見つめていたキラーさん。
ふっと瞳の色が正気に戻る。
「……俺は………何を…?」
「仲代先生……!」
嬉しそうに名前を呼ぶ凌駕さん、だけどそれは一瞬でまたデズ様モードに戻ってしまい、まともに突き飛ばされる凌駕。けどそれもまた一瞬で、吼えるだけ吼えたのち白目を向いてぱたっと倒れてしまうキラーさん。
そしてゆっくり体を起こす彼。
「俺の体の中に、何かがいる……」
再びキラーさんに戻った模様で、自分の体を押さえながら放心状態っぽい感じで呟く。どうやら、キラーさんの意志が再びデズ様を体内に封じ込めてしまった、といったとこでしょうか。
「……デズモゾーリャが、いるんです」
「なんだと……?」
「あなたは、自分の意志で力を求めて戦って来たつもりかもしれません。でもそれは、すべてデズモゾーリャがあなたを操ってきたことなんです!」
語る凌駕さんのとどめの一言。
「 …… これは、あなたのゲームじゃない…」

「ばかな…そんな事が……」
といいつつ自分の中に何かがいるのは確か。放心&パニック状態のキラーさんはすっかり目が泳いでしまってます。

そして、そこに聞き慣れた声が。
「ミコト、そいつらの言っている事は本当よ……」
突然リジュエル登場。まあ、空間を自由に移動出来る彼女なら朝飯前ですね。

「リジュエルの奴、なんて事を!」
怒るヴォッファはほくそ笑んでいるジャンヌに気が付いているのでしょうか?(^^;
「もう時間なんだな、リジュエルが何をしても無駄なんだな!」
そんなミケラの言葉を裏付けるように、日本中あちこちに生命の木ジュニアが出没。街は大パニック状態、孤独に戦うアスカさんも苦戦気味です。

外のそんな騒ぎとは対照的に、静かに言葉を紡ぐリジュエル。
「…ミケラとヴォッファはあんたをだましてこれに乗せたの。あんたはデズモゾーリャにされちゃうのよ!」
アバレン達よりも明らかに信用出来る情報源の登場に、絶句というかもうその状況を認めるしかないキラーさんはうつむくばかりです。
「… でもそんなの嫌!あんたは強くて悪くて賢い仲代壬琴でなきゃ嫌なの!」
リジュエルは彼に手をかけゆさゆさしながら叫びます。…「 強くて悪くて」はともかく「賢い」にちょっと首を傾げましたが、考えたらこの方天才外科医でしたね(苦笑)
リジュエルに揺すられるままになっていた彼はでしたが、自重気味に笑って彼女の手を振りほどく。
そして、笑いながら、静かに言葉を紡ぐ。

「……おかしいぜ……この俺が……この俺が!!……ゲームの駒に、使われていたとはな…!」

この方にとっては、デズ様がどうのというよりも「ゲームの駒にされていた」という事の方がショックなんでしょうね。
怒りの形相でチェンジポーズを取る彼に 「駄目です!あなたの体は……!」と止めようとする凌駕さん。でも間に合わない。
「…爆竜チェンジ!!」
無事変身するも、体中に電撃をほとばしらせ、ついでに煙を吹いて苦しみ出すキラーさん。
「仲代先生!」「ミコト!!」
悲痛そうな顔で叫ぶミコ様応援団の二人(?)

でも、その時、キラーさんの体をオレンジの輝きが包む。そのあまりのまぶしさに思わず顔を覆う外野。
「あいつの体に、ダイノガッツがみなぎっている……!」
その輝きでパワーを取り戻したキラーさんはそのまま飛び上がって不滅の中から脱出。そこにゲラさんがやって来て彼を拾います。…ゲラさん、いい奴だなあ…(T T)

残ったみんなも脱出。
「さて、これからが本番ですよ!」
アバレンオーに戻った3人は、あれだけアスカさんが苦労した「奇跡」をドリルスピンであっさり撃破します。
その衝撃で生命の木は消滅し、「不滅」の姿が現れる。
ついでに街を襲っていたミニ生命の木も消滅し、街にも平和が戻ります。巨大蔓は残ったままですけど。どうすんだろう、あれ(^^;ついでに道路の亀裂も…。痛手は色々ありそうですが、まあめでたしめでたしです。

「…あと一歩というところで〜〜!!!」
そのショックで何故かミケラが気絶。…この場合、ヴォッファが倒れるべきだと思うんですけど(^^;
今回は怒り役のヴォッファさん、
「…「不滅」よ、もう一度キラーを取り込んでしまえ!」
「不滅」はゲラさんごとキラーさんを攻撃開始。でもゲラさんは素早く回避。ついでにアバレンオーが不滅に体当たりして、援護します。

「仲代先生、俺も力を求めてました。大切な人を守れる力を。…でも俺たちはひとりじゃ強くなれない!」
「組めと言うのか…?」
「お前だって騙されたままではいられないだろう?」
「スティラコも言ってますよ、みんな一緒に戦えって!」
少し思案中のキラーさんでしたが、「騙されたままではいられないだろう?」の言葉に大分強く反応したようで、「ふん……」と軽く同意の意志を伝えます。
そんな返事でも凌駕は嬉しさ爆発、そのままステゴアスカさんも加えて、アバレンオー+ゲラ+テゴ+スティラコの武器と頭をちょっと貰って5人合体!
「爆竜最強合体、完成、オオアバレンオー!」
「私が名付けたかったのに〜!ずるい!!」
ふくれ面のえみぽん。でも仕方がない 、早いもん勝ちですから、こういうのは(笑)
まあ、要はアバレンオースライドンにゲラさん翼をつけただけという感じの合体なんですが。操縦席も殆どアバレンオーのままで、後ろにアスカさんとキラーさんが非常に無意味っぽく立っているだけといった感じ。それでいいのか、とゆうかとっても狭そうです(^^;
「アスカさんも……なんか不思議」
「いいから前を見てろ!」
…後ろから監督されているような感じであまり気分は宜しくない気もしなくもないですが、操縦席がない事よりも5人揃った事の方が絶対価値があるのが戦隊ものという所でしょう。
「5人揃った俺たちのダイノガッツを見せてやる!」
凌駕さんがとっても嬉しそうに叫びます。

で、まあ、こんな状態になってしまっては敵なんている筈がない。…少なくとも今週は(笑)
ブラキオ滑り台でするっと飛び出して、あっという間に「不滅」を撃破します。

「………ふっ」

ポーズまでつけてキラーさんの決め台詞を取る凌駕&らんるに「……おい!」と脇から幸人さんが裏手ツッコミ。そのすばらしいチームワークの間にキラーさんの入る余地は全くないです(笑)

「はい、味見!」
「おいすぃい〜〜!」
舞ちゃんの新作メニューを味見させてもらったヤツデン。そのお味は抜群のようで、「もっともっと!」とおねだりするんですが、残りは凌駕さんの分。こちらの作業も無事終了でめでたしめでたしです。



最後、一人で歩いて行くキラーさんを凌駕達が呼び止める。
「仲代先生、どこに行くんですか?」
「お前の中にはまだデズモゾーリャがいる。勝手は許さん」
「…俺は俺の意志で戦ってきた。デズモゾーリャとやらのせいにするつもりはない。破壊も、欲望も、すべて俺のモンだ!」
くるっと振り向いてとびきりかっこいい台詞を言ってくれるミコ様。ううん、やっぱいいなあ、この方♪♪こうでこそ、我等が(?)ミコ様ですよね!
「…まだ、ゲームを続けるっていうの?」
そんならんるの台詞を軽く笑い飛ばし、
「次のゲームの相手はお前達じゃない……。そいつはここにいる……!」
軽く胸を押さえ、押しつぶすように呟く。そしてとことんかっこ良く自分のテーマソングをBGMに立ち去ってしまいます。
もう、この回はキラーさん&凌駕さんがかっこよくてかっこよくてすっかり日誌が長くなってしまいました(^^;一番のお気に入りは凌駕さんが胸ぐら掴んで叫ぶシーン。巻き戻す巻き戻す(苦笑)

そしてエヴォリ基地。
「リジュエル、よくも〜〜!(怒)」
「 これで、アバレキラーはもう戻ってこないぞ?」
「うるさい!いいんだ、これでいいんだ!」
やけくそのように叫ぶリジュエル。こうなる事が分かっていて、それでもキラーさんに忠告しにいった彼女。…キラーさんがもう戻って来なくても、彼が「仲代壬琴」である事を守ろうとした彼女はちょっと意外ながらもなんかとても可愛かったです。本当にキラーさんが好きなんだなあって。
こうなってくるとこの子にも死んで欲しくないけれどさてさて。

でも、そんないじらしい彼女を異変が襲う。
リジュエルになって、初めてその目が緑に光る。

………デズ様、降臨。

「もう一人の我を見つけたようだな……感じる……もう一つの波動。我が活力が蘇るのを…」
「……デズモゾーリャ!!」
…思わず呼び捨てで叫んでしまうジャンヌ@マホロさん。
「作戦は成功だったんだな〜!」
アナザーデズさまは目覚めさせられなかったけど、その刺激で代わりにこっちのデズ様が目覚めてしまった訳ですね。つうかこっちのデズ様は前からちらちら出て来てましたけど。でも何週間ぶりだろ。
「二つの我が一つになる時、新たなる進化の時……!」

残り話数もあとわずか。最終回に向けて話が急展開。
マホロ&アスカはどうなるのか。
キラーさんはどうなるのか。
リジュエルは生き残れるのか。
…ヤツデンワニは生き残れるのか!?(笑)
なるたけ平和なラストを願いつつ、最後まで応援して行きたいと思います。

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