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第48話『ファイナルアバレゲーム 』 |
恐竜やから謎の少女が去り、かわりに赤ん坊がやってきました。 「でも不思議ですね、この赤ちゃんがあの少女なんて…」 しみじみとつぶやいてしまうスケさん。不思議で片付けてしまっていいのかどうかはわかりませんが。 この少女は育ったら、爪のついた謎の少女…とゆうかリジェになって、その後リジュエル風の外見に成長する訳ですよね。恐らくは性格のいいリジュエル。…楽しみです(笑) そして先週強制引越し強要をされ、ラストで「……ワニの奴、引越しの片づけは済んでるんだろうな」 とつぶやいていたキラーさんも、なんだかんだいいつつ「恐竜や」で暮らす事にしたようです。てゆうか部屋の鍵はキラーさんがそのまま持って行ってしまったので、ヤツデンも掃除したくても出来なくて困ったんじゃないでしょうか(笑) そんなんで店の隅の爆竜モニタ側に椅子を置いて所在無さげなキラーさん。折角個室を貰ったんだから居心地悪いんなら部屋にこもってればいいのにね(爆) そんな彼にモニター越しでゲラさんが話しかけてくる。 「デズモゾーリャと戦うのは、罪滅ぼしのつもりゲラ?」 「…これは俺の個人的な復讐だ。気にいらないなら…好きにしろ」 「…人間…」 なんか寂しそうなゲラさん。それよりもモニタに出てくるって事は、ゲラさん洞窟にも監視カメラが設置されてるって事ですよね〜(^^;いやはや。 残りあと3週。 …先週の縁起でもない予告から一週間。 …「ファイナルアバレゲーム」。 「ただいま〜!」と元気良く舞ちゃんとえみぽんが帰ってきます。なんか舞ちゃんの送迎はすっかりえみぽん任せになってしまっているようですね。さぼるな、お父さん!(笑) 「ただいま、お姉ちゃん♪」 とばぶばぶ赤ん坊に嬉しそうに声をかける舞ちゃん。元は大好きなお姉ちゃんという事もあるでしょうが、純粋に自分より小さい子が来て嬉しいんでしょうね。 現在の状況。 ・イケメン系成人男性4名 ・ 元アイドルの女性一名。 ・ じいさん一名・ヒーローおたく系女子高生一名・幼稚園児一名・赤ん坊一名、 ……そしてワニ一匹(笑) なんだかんだで気がついたら10人構成。これにマホロさんに、おまけに爆竜が10匹(11匹か?)いるわけですから、ホント今年はにぎやかっつうかなんつうかです(^^; 「舞ちゃん、明日の卒園式でお遊戯会やるんですって!」 とえみぽん。 「そっかあ、じゃあ今度は絶対見に行かなきゃね!」 明るく答える保護者に舞ちゃんも嬉しそうに元気良く「うん♪」と頷きます。つうか世界平和も大事ですが、卒園式位ちゃんと行ってあげて欲しいんですけど、保護者さん(^^; 「そっかあ、舞ちゃんもとうとう一年生なのね!」 「私も見に行かせて頂きますよ」 とスケさん。大人達のそんな反応に、とっても嬉しそうな舞ちゃん。 「みんな見にきてね。幸人さんも、アスカのお兄ちゃんも、らんるさんも……そして壬琴さんも!」 「………は??」 突然名前を呼ばれた壁の花さんは思いっきり間の抜けた返事。 「お遊戯会!」 先週思いっきり敗北している純真な瞳に見つめられて固まるミコ様。とゆうかいつのまにか舞ちゃんの呼び方が「壬琴さん」に。先週は「お兄さん」で、その前までは凌駕の影響で「仲代先生」でしたから。らんるちゃんあたりの呼び方がうつったのかな。 「はいはい、ゆっびきりげんまん〜〜!」 「おい!?」 突然ふって湧いてきた凌駕に手を取られ、幼稚園児とゆびきりげんまんをするはめになる仲代先生。…お遊戯会を見に行く仲代先生…(想像)…異様な光景…(^^;みんながはしゃいでいる脇で壁の花になって腕組みしてしかめっ面で壇上を見つめていたらそれは既に只のめちゃんこ怪しい人の出来上がりじゃないでしょうかねえ(苦笑)ワニが行くよりはましかもしれませんが。(そういう基準か) …しかし、こういう場合の『約束』はのちのちろくな事がないので、ちょっと心配です(- -;; そんなほのぼのムードの中。 「これであとマホロさえいてくれたら…」 と、哺乳瓶片手の竜人。すっかり新米パパが板についてしまった彼です。 |
その新米パパが待ちわびるママは遠く侵略の園。 彼女の前にはミケラとヴォッファの合成体の「デズモヴォーラ」。 「おのれ、アバレンジャー!!我が怒り、我が憎しみ、最高潮に達した!」 何しろ元がミケラとヴォッファなので、なんとなく愛嬌のある可愛いデザインなのですが、中身は一応デズ様。声もシリアスですごみまくっていますが、でもどうも微妙に迫力不足の感があります(苦笑) 体が自由になったマホロさんはデズヴォラにかかって行くんですが、彼女の剣はあっという間に灰にされてしまい、ついでに生命の木にの蔓に体を取られ、捕われの身になってしまいます(T T) 「愚かな竜人よ…そこで我が復活を見届けるがいい…」 こらこら、マホロさんを離せよ〜!(汗)って感じですが、でもあそこまで完全に裏切っていて、殺されないで済むってのはある意味凄いかも。なんだかんだでデズ様ってマホロさんの事気に入っているのかな。子供を孕ませたくらいですからねえ(爆) 「…もはやお前の復活の為の肉体は失われた!その体も完全なものではない筈!」 ジャンヌから竜人の姿に戻ってしまったマホロさんは、抵抗しながら気丈に言い放つんですが、 「ところが、最高の肉体の用意が整っているんだな〜!」 「しかもあの肉体なら、爆竜どもも手も足も出まい…」 いきなりミケラとヴォッファの声。彼等は完全にデズ様に取り込まれた訳ではなくてちゃんと意識がそれなりにあるみたいですね。 さてさて、そんなんで『東京湾35街区』に滅茶苦茶強力な次元の扉反応が出現。 そこにワニが何故か縄を持って「縛って〜〜!」と騒ぎ出します。つうかこいついつから縄をほどかれてたんですっけ??縛られててもほどかれていても大差ないので忘れました(爆) 「なに騒いでんのよ!」 「デズモゾーリャが来ました〜〜!!このままではワニも影響されてまたエヴォリアンに戻ってしまう!!」 「…デズモゾーリャが来たんなら、お前は喜ぶんじゃないのか??」 至極当然な疑問をぶつけるカリスマに、ワニは「ワニは今が幸せ〜!」と言う。 みんなと一緒にご飯を食べたり、遊んだり、 舞ちゃんの笑顔を見たり、 ……そんな今が幸せ、だと。 「だからそれがなくなるのは嫌です〜!ねえ、アバレキラー様!?」 「…一緒にするな」 いきなり話を振られたミコ様は、間髪入れずにワニの鼻先にダーツ一発!「これも幸せ〜!」とのたうち回って苦しんでんだか喜んでんだかのワニは、マゾなんだか幸せそうなんだか微妙です。 そもそもトリノイドなんて幸せを求めるようになんて絶対作られていないと思いますが、シリアスノイドの1、2号とか、こいつとかを見ていると、必要以上に個人としての欲望とか人格(?)を与えられているような気がしますね。それは戦闘&作戦においてむしろマイナスになりそうですが、その辺は創造主のミケラパパのお茶目と言う事にしておきましょうか。 さて、そんなんでデズモヴォーラ降臨。 彼は「我が肉体にふさわしい呪われた肉体」を蘇らせる為に、空を赤く染め、街に赤い雪を降らせます。 その赤い雪を浴びた人間は、狂暴化し、自分勝手に動き出して街を破壊したり争いを始めたりしてしまいます。結構凶暴な事をやっている人もいるんですが、どっちかと言えば壁に落書きをしているとか、消化器を振り回して大喜びしているとか、微妙にせこい事をやっている人の方がなんとなく印象に残ります(笑) 駆け付けたアバレン達はその状況にびっくり。 「これはこの赤い雪のせいです。我々はダイノガッツのお陰で影響を受けないみたいですが…」とアスカさん。成る程ね。 正義感爆発の凌駕はなんとか人々を止めようとするのですが、「俺は俺の好きな事をやっているだけだ!文句あっか!!」などと叫ばれ、逆に投げ飛ばされてしまいます。 そんな光景を見つつ、 「…こいつは俺だな」 と呟く赤いフィルターの中で妙に白い衣装が目立つミコ様。あとの人はフィルターに埋もれちゃってるんで(^^;ついでに未だにどうもこの方がアスカよりもちっちゃいというのがいまいち納得出来ないんですが、もしかして膨張色白のせいなんですかねえ(笑) …脱線しましたが、そんな自重気味の発言に、 「そんなことありません!あなたは俺達と同じ……!」 と反論する凌駕でしたが、 「俺は、お前と違う…」 「でも……」 この微妙な会話は初期キラーの「俺とお前は似ている」発言と立場が入れ替わっていて面白い。 そんなこんなやっているうちに、赤い雪は人間からどす黒い悪気(??)を吸い取り、海の方に向かって流れていってしまいます。 そしてそのまま海の中の一点に突入。実に嫌な感じです。 赤い空気を追いかけて、5人は海辺へ。船止まってますが、臨海のどっかでしょうか?? 「一体、ここで何が起ころうとしてるんだ?」 「この間の湖と似ていない?」 ……似てません(笑) 「また、デズモゾーリャの体とやらを作ろうとしているのか?」 そんな彼等の前に「その通りなんだな〜!」とデズヴォラ登場。 「なんだ、あいつは?」 「…デズモゾーリャだ……俺の中の片割れが騒いでいるからな…」 思わず胸ぐら握りこぶしのミコ様。前もその辺を押さえてましたから、きっとなんか胸のあたりがざわざわする感じなんでしょうね。…想像するだに嫌な感じだなあ(- -;; デズモゾーリャがミケラとヴォッファの肉体を使って復活したと理解したアバレンジャー(…よく分かったなあ…)、「マホロはどうした??」とアスカさんが怒り形相で叫びますが、「あの女は既に抜け殻」とか色々勘違いしたくなるような台詞を言ってくれます。間違ってはいないのですが。 そしてこの体もまた仮のもの。デズモゾーリャは彼にふさわしい肉体を、アナザーアース人の悪の心を利用して復活させようとしてるんだという。…言わなきゃいいのに(笑) 「人のものを奪いたいと思う心」 「互いを憎みあう心」 「ひたすらに壊したいと思う心」 …それらは全て、肉体復活の栄養となると。 「…そんなもの、俺達のほんの一部分でしかない!」 と怒る凌駕は、逆をつけば『一部分ではある』と認めた事になりますから、なんかいい感じかなあって。ある意味この辺も微妙に仲代効果なのですかね。 怒る戦士達はそのまま変身! 今回は仲代先生が真ん中ではなく(笑)つうか中心はらんるで、赤・青・黄・白・黒の並び順。色のバランスだけを考えたら黒・青・赤・黄・白とか、黄・青・赤・白・黒とかの方がいい気もしますが…力関係とか色々あって中々難しい(^^; 前回はちょっと無理ありげながらポーズをみんなと揃えていた仲代先生ですが、今回はひとりでいつものポーズで変身していました。なので変身後の決めポーズが他の人とタイミングがあってなくて大変そうでした(苦笑) で、デズヴォラと戦いはじめる訳なんですが、これが中々どうして大苦戦。彼の幻覚(?)に惑わされて、なんだかんだで白と黒は海の中に落ちてしまいます。…撮影、真冬だぞ〜〜!(T T)この時、ミケラとヴォッファが一瞬元の姿を取って出てきたのが嬉しかったです♪幻覚だったみたいですけど。 「凌駕、マックスだ!」 3人だけ取り残されたらあとはこれしかない。今回は敵には聞こえなかったのか(笑)邪魔も入らず無事変身し、あっさりマックスフィールドに連れ込めるんですが……青い地球を背景の戦いはマックスの負け。 「この程度の力で、我を倒せると思っているのか…?」 マックスフィールドは破られ、凌駕は地上に戻ってしまいます。 「マックスフィールドが破られるなんて……!」 全くです。もうどうにもならないじゃないですか〜(^^;まあ、でもマックスで決着がついちゃったら戦隊としてはどうかな〜という気もしますけどね。 へろった凌駕にデズヴォラが襲いかかる。いつの間にか海から上がってきた(らしい)ブラックが他の2人と一緒に攻撃を仕掛けるんですが、全然駄目。 そんなんでデズ様はアバレッドターゲットロックオン。何故凌駕単体を狙うのかがよく分かりませんが、まあ、マックスに変身出来るのはこいつだけなので(多分)面倒な奴はとっとと始末しておこうと言う事でしょうかね。 「覚悟するがいい、アバレッド」 その長い手(ヴォッファ手に近い感じ?)がぐいんと伸びて凌駕を突き刺そうとしたその瞬間。 彼の前で体を張ってそれを受け止めたのは……アバレキラー。 その触手のようないがいが手はキラーさんの体をぐっさり突抜け、貫通し……うわわわわあ!(汗) 「ばかめ、死ににきたか…」 「死ぬ……俺は今程…心の底から生きたいと思った事はない…。俺は生きたい……お前と戦う!!」 らしからぬ熱い台詞のキラーさんは、そのまま「うおおおお〜〜!」と腹から触手を引き抜く。そしてそのもろにぐっさりいってた傷は綺麗に塞がる。スーツの傷まで綺麗に。流石はアナザーデズ様(笑) 「お前らが言った筈だ。…俺の命は、俺の思うままにはならないと」 死ぬ事さえも許されない…と。 「お前の中にはアナザーデズモゾーリャ様がおわす」 「その生命力がお前の命を守り、ダイノマインダーノ暴走を押さえているのだ…」 「…いわば、今の俺は不死身……違うか!」 まあ、つまりはそういう事ですよね。 BGMはミコ様のテーマソング「Dead End Game」のインスト版。これって流れたの初めてじゃないですっけ?…未確認。 そんなんで戦闘再び開始。 普通こういう場合って、敵さんは中に入っている味方を殺しちゃまずいので、中々戦いにくいもんだと思うんですが、今回の場合は絶対死ぬ事がないので、敵も容赦ないですよね〜!ううん、でもミコ様の命を守っているアナザーデズ様の負荷がちょっと大変そうかな(笑)こんな死にそうな無理ばっかりしてる居心地の良くない(と思われる)肉体からさっさとでちゃえばいいのに!とかほんのり思ったりして。いやまあ、したらしたらでミコ様がやばいのであれですが。 とりあえず、スーペリアダイノボンバーをかましてみるんですが、やっぱラスボスさんはこれくらいじゃ倒れてくれない。 どころか、キラーさんが触手とゆうか伸びた指に首をぐるぐる巻きに締め付けられ、そのままデズヴォラさんの方に引き寄せられしまい、ついでに苦しみのせいか素顔に戻ってしまいます。 その瞬間、きらりと目がみどりに輝き、 「わざわざ迎えにきてくれたか、我が分身よ」 …デズ様声になっちゃった…(T T) 「我等らはもともとひとつの存在。器となりし肉体に入らん…」 しばしデズ様モードでその話を聞いていたミコ様でしたが、でも次の瞬間「やめろ、俺の中で騒ぐな〜〜!」と必死の抵抗を始めます。 「仲代先生を離せ!」 と味方は叫びますが、その瞬間、今度は海から「我にふさわしい肉体」が現れます。 ……バクレンオー。 映画を見ていらっしゃらない人には「……なに??(- -;;」って感じでしょうが、今度発売するDVDを見て下さい♪(笑)…宣伝は置いておいて(^^;ええと映画版の敵が乗っていたロボでした。氷河の中から現れ、スケさんの言っていた通り「この夏、日本を冷夏に陥れた、凶悪合体爆竜」です。細かい設定とかもあったりするんですが、とりあえずパス。 「奴の言っていた肉体ってバクレンオーの事?」 「…冗談じゃないぞ!」 当然ながら映画では大苦戦させられた相手ですので、戦士達も真っ青です。 戦士達が驚いている隙に、デズ様はミコ様を捕らえたままバクレンオーに乗り込んでしまう。…この際、ミコ様、首の触手のみで持ち上げられちゃってんですが…苦しそう(T T)もう、死なないと思って扱いが乱暴過ぎです。敵も本人も(- -;; 合体ロボが登場と言う事で味方もブラキオを召還。3人はアバレンオーに、アスカさんはスティラコに…なんかスティラコもなんでもありになってきたなあ(^^;に乗り込んで、2体でバクレンオーに立ち向かいます。 |
さて、一方バクレンオーに連れ込まれてしまったミコ様。 はっと気がついたらお腹にデズヴォラの手が刺さってて(…刺さってるんすけど…)びっくりして慌てて抵抗を始めます。いや、普通驚きます。 「動くな、まもなく我が分身は我の中に吸収される…」 どうやら自力ではどうしても出て来れないらしい分身君を自らの手で吸い出す作戦に出たダイノデズ様。 彼が言うには、6500万年前に二つに別れた自分がひとつになれば、地球を一瞬にして滅ぼし、ジャメイ体だけの世界を作り上げる事が出来るんだそうです。一気に話のスケールがでかくなりました。つうか一応デズ様完全復活の悲願の他に、ちゃんと普通の悪の組織らしい目標があったんですね、エヴォリアン(笑) んでもそんな事を聞かされてしまっては何がなんでも抵抗せずにはいられない。 もとより、彼の思い通りに踊らされてるのは御免なミコ様、お腹に力を入れて、必死の抵抗を続けます。それが抵抗になっているのかどうかは少々謎ですが。 「…やはり抵抗するか、只の人間には戻りたくないのだな」 必死のミコ様を蔑むように呟くデズ様に、 「違う!俺はお前のお陰で、子供の頃からおかしな力を持ち……友達のひとりもいやしなかった…。(←とてつもなくせつない瞳)…許されない事も、沢山してしまった…。だが、それをお前のせいにしようとは思わない……これも俺だ!!教えてやろう、デズモゾーリャ!!」 ……………………。 ……友達欲しかったんですね、ミコ様…(^^; いや、いいんですけど。人間素直が一番♪♪ 『許されない事』発言にはちょっとびっくりしましたが、まあ、子供番組だからな〜!という事で。それにそれも全て自分の責任で背負おうとしていますしね。 …もっとも友達が出来なかったのはデズ様のせいかどうかは知りませんけど。 その叫びはブレスを通し、正義の味方の元へ。 「この声は…仲代壬琴の声…?」 「仲代先生も戦ってるんです!」 …つまりは『友達がいなかった発言』も筒抜け(笑)あとで気まずい思いをしそうというか格好のネタにされそうです。 「人の中には、大なり小なり化け物がいるのかもな…」 自重気味に言う台詞は、悪の華だったミコ様ならでは。 「だが、人はそれと戦い続け、いつかはそれに勝利する事ができる。 …少なくとも、あいつらはそう信じている。 だから俺も信じる…あいつらの事を!!俺の中のデズモゾーリャと、戦い続ける!」 すっかりいい人モードになってしまったとゆうか、多分アバレン達が聞いているとは夢にも思わずについつい本音をべらべら喋ってしまっているミコ様。 盗み聞き(??)していた戦士達の心も熱くなります! 「そうさ、俺たちは…人間は負けない!!」 「受け取って下さい!私たちのダイノガッツを!!」 4人は気功法宜しく、バクレンオーのミコ様に向かってダイノガッツの光を放つ。送られたダイノガッツはミコ様の体に注ぎ込まれ、彼を綺麗なオレンジの光で包み込む。 「感じるぜ!あいつらのダイノガッツが!!そして、俺のダイノガッツが〜〜〜!!」 見るからに気持ちよさそうなオレンジの輝きの中で、 「ときめくぜ………」 と決めの一言。 もっともそれは彼の中のアナザーデズ様にはたまったもんじゃなかったみたいで。 「早く…ここから出してくれ……!」 瀕死のような声を出す。何しろダイノガッツにはとことん弱い人達みたいですからね(^^;アナザーデズ様が覚醒しても殆ど表に出て来れなかったのはやっぱミコ様のダイノガッツのせいだったのでしょうか。 しかも、「そんな強力なダイノガッツを浴びたら、我が分身が〜〜!」と死ぬ程情けない発言をしてくれる本体のデズ様。 更にはダイノガッツの光が消えた後、 「我が分身が消滅してしまったあ〜〜〜〜!」 …んな簡単に消滅するな!!(^^; どうも今年のラスボス様は、肉体がないせいなのかいまいちヘタレてます。 そんなんで、わりとあっさりと自分の中の邪魔者を始末出来たミコ様。 にやっと笑ってデズ様触手を振払い変身ポーズ。 「やめろ人間!チェンジしてはいかんゲラ!」 ブレスからゲラさんが叫んでます。でもミコ様は、軽く笑って、 「……爆竜チェンジ!」 (どアップ&カメラ目線) アナザーデズ様がいなくなってしまったので、これがホントに最後の変身です(T T) それが分かってたからゲラさんも止めようとしたんだろうなあ…くすん。 まさに、「ファイナルアバレゲーム」。 バクレンオーを飛び出したキラーさん。 「みんな!今だ!!」 と仲間に攻撃を促す。 「みんな」かあ……「みんな」…ね(^^;なんかしみじみしてしまいます。 ミコ様の声を受けた「みんな」は大喜び(?)で徹底的にバクレンオーに攻撃をしかけます。最強の筈のバクレンオーも友情パワーと映画時にはいなかったマックスオージャの活躍のせいか、なんだかんだであっさりとやられてしまいます。折角登場してきたのに…なんか不幸だなあ(- -;; これで終わり♪と喜んでいた正義の味方達ですが、何しろまだ2話丸ごと残っているのでそういう訳には行きません。 倒れたバクレンオーの中から、巨大化したデズモヴォーラが登場。2体のロボを簡単に吹き飛ばしてくれます。 それを見ていたキラーさん。 「来い、トップ!ステゴ!!」 今年、売れ残ってしまって大変だという噂(^^;の相棒&飼い犬を呼ぶ。 「壬琴さん、やっぱりオラ達と一緒に戦ってくれるテゴ!」 「人間…ステゴ……」 …ステゴの名を呼んだゲラさんがなんか印象的。 キラーオー自体はキラーさんだけじゃなくても合体出来る事が判明してますけど、でもこれが最後のキラー搭乗のキラーオー。 なんか何もかも最後なんだろうなあと思うとしんみりです。 でも流石は最後。 次から次へと技をくり出すキラーオー。 「ヒレストライク!」「ギルスピアー!!」と今となっては少々見劣りのする技をかけまくるんですが、気迫の勝利かデズヴォラは思いきりダメージを受けている模様。 「やめてぇ〜〜〜!」 「こんなやられ方は芸術的ではない〜〜!」 ……芸術家達(^^;もしかしてデズ様がすっかりへたれてしまったのはこのひと達をボディに使ってしまったせいなんじゃないでしょうか(苦笑) とどめはやっぱり、 「爆竜必殺、デススティンガー!!」 ダイアモンドに近い硬度を持つゲラさんくちばしは、デズヴォラをもろに貫き撃破。爆発。 ……これで芸術家コンビも退場ですね…ご苦労様でした(合掌) 寂しいけれど、当初から「いつ死ぬか?」と言われてきたひと達としては充分かな〜とも思います(笑)でもなんとか無理矢理にでも復活して、来年のVSに出てきて欲しいものですけどね♪ アバレン達は大喜び。 恐竜やの残りメンバーも大喜び。 何しろやっと敵を倒したんですからね!…って、あと2週残っていますからいくらなんでもまだ死にきってないとは思いますけど、ラスボスさん(^^; そして現在タイム7:50。…中途半端に早い時間がなんか嫌な感じです。 赤ちゃんもなんか意味深に泣き出します。 ……嫌〜な感じ…… 「仲代先生〜〜!やりましたね〜〜!」 背を向けて湖を見つめているミコ様に駆け寄る戦士達。すっかりヒーローに駆け寄る一般市民化しています。この台詞前にも書いたなあ(^^; ミコ様は、その声に振り向き、軽く「ふん!」と笑う。 その口元から、流れ落ちる一筋の血。 その瞬間、ひざから崩れるミコ様。 アバレン達は勿論、本人も一瞬何が起こったのか分からなかったみたいで。 「…………………?」 ミコ様の、胸元から、腹から、手から激しく流れ出す真っ赤な血流。 それも尋常な量じゃない。てゆうか胸からの出血は不自然過ぎな位の見事な流れ方。いやどう見ても不自然……いやまあまあまあ。 本人もびっくりしてるような、既にうつろなような状態で。 そのまま完全に崩れ落ちる。 …この時のポーズがカエルで一瞬吹き出してしまったのは内緒の話(爆) 慌ててミコ様の元に駆け寄り、その体を抱き起こすアバレン達。 その白い衣装を染めあげる、尋常じゃない量の真っ赤な鮮血にぎょっとする。 「その傷は……!?」 「……どうしてなんですか!」 「…さっきの、ダイノガッツで…俺ン中の邪魔者はきれいさっぱり消えちまったのさ…」 すっかり毒気の消えた穏やかな顔で、弱々しく言葉を紡ぐミコ様。 「…不死身の力も、消えたと言う事か…」 「そんな……!」 どうやらそんな事になろうとは夢にも思ってなかったっぽいアバレン。 息を飲んで目を見開くアスカさんが印象的で。 「仲代先生!どうすればあなたを救えるんですか!?」 泣きそうな顔で必死に問いかける凌駕に、ミコ様は軽く頭を横に振る。その穏やかすぎる表情がなんか…。 憑物が落ちたとゆうか。ホントに落ちたんですが。 「…早くここから離れろ、ダイノマインダーが暴走し、爆発する……!」 そういって差し出した腕の ダイノマインダーは、既に青白い火花を立てている。 東京を一瞬にして吹き飛ばす力を押さえていた、アナザーデズ様はもういない。 彼の命のすべてを守っていた、アナザーデズ様はもういない。 …いなくなってからのこのタイムラグが少々気になりますが(^^; そんな事を気にしてられる場合ではない。 ダイノマインダーの状態にまずいと思ったのか、アバレン達の手を振払って起き上がり、ふらつきながらも少し離れた位置で仁王立ちになるミコ様。 「仲代先生!」 「来るな……!お前には……娘との明日の約束が…あるんだろうが!!」 逆行の夕日は彼をどす黒いオレンジに染めあげる。 絞り出すように言い捨てた台詞は、暴走しかけていた凌駕を止めるに充分なもので。 ……でも、あなただって約束してたじゃん。無理矢理だったけど。 でも何しろ敵は東京を一瞬にして吹き飛ばす事の出来る(アスカ談)超強力な爆発物。今思ったんですが、よくアスカさん東京の広さを知っていたなあ(笑) ともかく このままじゃみんな道連れ……と思った時、空から聞き慣れた鳴き声が聞こえ、おもわず天を仰ぐミコ様。 天高くから舞い降りたトップゲイラー、その羽ばたきで凌駕達を軽く吹き飛ばし、その隙にミコ様を乗せて、夕日に向かい天高く舞い上がってしまいます。 ゲラさんの巨大なとさか(??)に頭を預け、もたれかかるようにして空を運ばれているミコ様。瀕死のミコ様がどうやってゲラさんの鼻先(つうか額か?)まで登ったのかは、想像すると笑ってしまいそうなのでこの際無視します。 「来てくれたか、トップゲイラー。宇宙まで出たら、俺を放り出して、帰れ…」 『来てくれたのか』に小躍り♪ ……って……『 放り出して』って……ミコ様……!! ねえねえねえねえ、宇宙まで行ったら、ダイノマインダーだけ捨てて二人で帰ってくればいいじゃん…ねえねえねえねえ!!(汗) でも、ゲラさんは、その巨大な目を軽く細め、 「…人間、俺はお前と一緒だと言った筈だゲラ…」 なんて言ってくれる。 ええ、確かに言いましたよ。…予告でですけどね(^^; ついでにこの時、ゲラさんがまばたきが出来る事が判明(笑)いやまあ、一応仮にも生物なんですから当然なんですけど。あの固そうに見えるボディも実は結構柔らかかったりするのかな。いや、でも嘴は確かダイアモンドに近い硬度でしたっけね。 「……物好きな奴だぜ………」 呆れるように呟くミコ様はなんか嬉しそうで。 てゆうか。 ……ちょっと待て……(大汗) 「皮肉なモンだ…「生きたい」と思ったこの俺が……だが不思議と…悪い気分じゃない…」 ………おいおいおいおいおいおい(T T) ミコ様を乗せたゲラさんは天高く舞い上がり、宇宙に突入。その前に大気圏で燃え尽きるだろ!とか、呼吸はどうするんだ!?とか、そもそもゲラさんは羽ばたいて飛んでる訳だから宇宙じゃ飛べないだろ!??(^^;とか各種のツッコミを入れまくりたいとこですが、この状況ではとてもそんな余裕なんてない。 てゆうか、リアル視聴の時はこの時点で完全に凍り付いてました。 「…お前は俺達を充分にときめかせたゲラ。お前はもう、ときめきを探す必要はない…」 ……目を閉じて…がくっと項垂れるミコ様。 ゲラさんの鼻先で、それはなんかあまりにも安らかな表情で…… …………ミコ様……… 「さらばだ、壬琴……」 …………ゲラさん……… ここに来てはじめて「人間」でなく「壬琴」と彼の名を呼ぶ。 鼻先の彼には、もうその言葉は届いてなかったのかもしれないけど。 ダイノマインダーは白く輝きを放ち、それはミコ様を碧く白く染めて行く。 それは急速に拡大し、トップゲイラーをも包み込む。 東京を軽く吹き飛ばす白く輝く光が二人を包む。 地上までを白く輝かせる光が……… ……「生きたい」って言ったじゃん。 やっと味方になったばかりなのに。 荷物だって運び込んだじゃん。 舞ちゃんと約束だってしたじゃん。 やっと5人揃ったのに。 オオアバレンオーにだってなったじゃん。 大爆笑の名乗り上げだってノリノリでやってたじゃん。 今までの所行やら状況やら考えたら、仕方ないのかもしれないけど。 街だっていっぱい破壊したし、味方だって散々痛めつけたし。 自分の体がもたないのを分かってて、それでも変身し続けたのは彼の意志だし。 爆発するのを分かってて、ダイノマインダーを使い続けたのも彼の意志だし。 どのみちアナザーデズ様が消滅した時点で彼の死は確定していたのかもしれないけど。 だけどさあ、そんな満足そうに逝かれちゃったら、 文句のひとつもいえないじゃん。 地上で、声もなく、その輝きを見つめていたアバレン達。 凌駕も「どうしてなんですか!」とかわめいたりせず、只ただ、その光を凝視している感じ。 爆竜達も、ただただその光を見つめる。 「仲代先生……前に言いましたよね。『お前と俺は似てる』って…。その言葉、絶対に忘れません!」 そしてその輝きは空から急速に消え失せる。 文字どおり、真っ白に燃えつきた二人。 俺様でわがままで自分勝手で。 周りを振り回すだけ振り回して。 やりたい事を存分にやりつくして。 ……勝手に最後に星になりやがって…。 生き残って欲しかったと言う気持ちと、仕方がないという気持ちが入り乱れまくり。 最後の最後まで彼らしくいてくれたのでいいかな、と思う気持ちと、少々丸くなりながら、キャラ壊れながら(^^;……でも、生き残って欲しかったかなあという気持ちも入り乱れまくり。 悪態つきながら外科医やってるとか、最後の戦いでぼろぼろになった戦士達の手術をしてくれるとか、色々考えましたから。 この文章は放送からある程度時間がたってから書いてるんですが、放送後暫くは荒れまくりまくって、泣きながらミコ様の絵ばかりを描いていました(T T) さよなら、大好きだったミコ様。 以上、『ミコ様追悼大特集』でお送りしました。 半身を失い、完全体への道が閉ざされ「…あと2週残ってるのにどーすんだよ〜(^^;」のデズ様は、そんでもしぶとく侵略の園に帰る。いやまあ、あと2週残ってますし、それに彼が帰ってくれないと侵略の園に囚われの身になっているマホロさんがどうにもなりませんしね(苦笑) 帰った彼は基地中央の生命の木に取り憑き、そのまま侵略の園と一体化する。…んなら初めからこのボディでもよかったじゃん。ぜーたく言わないでさあ(笑) |
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