ボウケンジャー感想日誌


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Task.12『ハーメルンの笛』

今週の放送を見て「…さくら姉さんの『昔のつて』って七原秋也…?」と思わず呟いた方が何れくらいいたかは分かりませんが(笑)今週はさくら姉さんの「目指せ桐山、気分はワイルドセブン」物語って感じでしたね。って…バトロワ見てない方は訳分からないですよね。失礼しました(^^;


えっとそんなんで今週主役のさくら姉さんは冒頭からその冷静さを強調気味で大発揮。
今回のプレシャスは「ハーメルンの笛」というとってもメジャーな代物だったのですが、それを風のシズカから奪おうと(この表現で合っている気がする)した際、仲間が程ビルから転落したって気にもせず冷静にプレシャス確保の為に動ける素晴らしさです。

チーフは「さくらには分かってたんだ、お前らが自力でどうにかすると言う事を」と言っていたのですが、
実はさくらさん的には、
「既に落ちてしまった以上、なにも出来る事はありません」ということだったらしい。
「でも心配じゃなかったの?」と菜月ちゃんが問えば、
「心配ですよ!でも任務がありましたから」 とあっさりばっさり。
実際とも自力でどーにかしたので結果オーライだった訳ですが、さくら姉さんの冷徹とも言える冷静さに仲良くため息。
そしてここでチーフは達観しているようで実は部下の事をあまり見てない事も判明(笑)本人は『部下の事は俺が一番良く分かってる』とか言いそうですが、実は結構思い込みが激しい故のナチュラル勘違いも多いのではないかと。「さくらの言ってる事は間違ってない、うん」と焦って取り繕っている姿がなんともです。

さくらさんは、元自衛隊の特殊部隊にいたそうで、チーフ曰く「ああいう時の判断の素早さは俺も適わない」との事。つか、プレシャス奪還を何よりも最重要課題と考える彼女は、隊員の命よりもプレシャスの危機の方を心配したボイスにとても気に入られてそうです。


つってもまあ、面白くないのは「落ちてしまった以上」で片付けられてしまった
ついでに菜月ちゃんもさくらさんを尊敬しているからこそ、その人間味が薄いと思いたくなる冷静さに首を傾げている様子。

で、3人は基地でチャーハンを食べながら、
「確かにさくら姉さんは間違ってないんだけどさ…」
「女性としてはこう…もうちょっと可愛げがね!」
「…俺たちは冒険のプロであって戦闘のプロじゃない。仲間が死ぬかもしれないって時に、ああ冷静にはなれない」
「尊敬してるけど…菜月の目指す冒険者とはちょっと違うかなあ…」
などどぐちぐち言っているんですが、まずそのチャーハンは一体誰が作ったんだと問いただしたい所。出前?お世話役牧野さん作?案外チーフ作だったりしたらいいなあ、チーフは男の料理は得意そうだよな〜!と脱線気味な事を考えてたりして。

そして、そのチャーハンからグリンピースをちまちま避けている真墨「子供の教育上良くないからちゃんと食べなさい!」と言ってやりたい気分です。つっても真墨はわざわざ別に取り皿を用意して、レンゲで一粒づつ取り除くという非常にまめな事をやっているので、「…まあ、そこまでやるんなら残してもいいかなあ」とちょっと思ってしまったり(苦笑)でも肩肘をついてちょまちょまやっている姿はやっぱ教育上良くないかな。
もっともそのグリンピースは、
「安心しろ。お前はなろうと思ってもさくら姉さんみたいにはなれやしない」
と余計な一言を言ってしまった為に、菜月の怒りに触れて全部皿に戻されてしまう訳ですが(笑)

ついでにその後ろで猛スピードで完食していた蒼太さんが印象的で。したら役者さんが公式ブログで「スタッフさんが作ってくれたんですが、凄く美味しくて『こうなったら本番で全部食べちゃえ』てな感じで自然にああなった」みたいな事を書かれてました。成る程(笑)


一方。今週の当番(?)のダークシャドウ。
冒頭で手に入れたハーメルンの笛はボウケンジャーに強奪(この表現で正しい気がする)されてしまい、仕方なく基地に帰った風のシズカですが、実は笛はもう一本あったそうで、取られたものとそっくり同じものが基地にあってびっくり。
ハーメルンの笛には文字らしきものが刻まれており、それを要約すると「子供の魂と引き換えに大いなる力を生み出す」力があるらしい。
風のシズカは名誉挽回!とばかりに(安心しろ、お前に名誉挽回なんてできこない。by真墨って気分ではありますが)今週のツクモガミ「カナデガミ」を連れて子供狩りに出かけます。

その際、鳥首領に「こいつらも連れて行け」と言われて出てきたのはなんとカース兵。首領様はなんとガジャさまから彼らをレンタルしたのだそうです。…そういえば、初期の話の頃にそんな交渉をしてた事もあったような(^^;先週までの一件で恐らくはリュウ陛下と断絶したであろうガジャ様。今週は出番はなかったのですが、相変わらずの暗躍が嬉しい感じです♪


ちなみにボウケンジャー側の笛にもやはり文字が刻まれていたのですが、こちらは牧野先生が一生懸命解読中。翻訳者としてヤイバ様を雇った方がいいかもしれません(爆笑)


お宝・ハーメルンの笛の威力は本物で、カナデガミの笛の音につられて子供達がふらふらと集まってきます。
「大変だ!笛がもう一本あった!」のボイスの指令で出撃したボウケンジャー達はその光景を影から見つつも、「それ以上近づくと危険です。対処法の分析が出来るまで待つように」という牧野先生の指示で手も足も出せない状況です。

が、目の前で10数人はいた筈の子供達が小さなガラスの玉に変えられてしまう場面を目にしてしまってはそう冷静な気分ではいられない。
「チーフ、早く助けに行かないと!」と焦る菜月に、
「…今行っても無駄です」とぴしゃりさくらさん。
その台詞に先ほどの『既に落ちてしまった以上何も出来る事はない』の台詞を重ねてしまった菜月は、
「でも菜月、只見てるだけなんて無理!」と飛び出していってしまう。
慌てるさくらさんでしたが、
「正しいだけじゃやってられない事もある!」と、反抗期気味兼半分逆恨みが入っている感じの真墨。
そして「女の子一人危険に晒しておく訳にもいかない」と、可愛い女の子には無条件に甘い蒼太さんまで飛び出していってしまってはどうにもならない。てかチーフ止めろよ。

そして飛び出した3人は期待を裏切らずに操られてくれるし(爆笑)
ここでやっと牧野先生から通信が入り、ボウケンスーツの機能を使う事により笛の音波領域をカット出来る事が判明。レッドとピンクも飛び出すんですが、操られた3人が襲いかかってくるもんだからたまったもんじゃない。菜月だけはどうにか正気に戻せたんですが、後の二人はどーにもならない感じ。

「一旦引くんだ!」のチーフの命令で背中を向けて走り出す3人でしたが、操られた真墨に「弱点はそこだ!」とベルト後ろに刺してあったアクセルラーを撃たれてしまい素面に戻ってしまう3人。…成る程、そんな所に弱点が(^^;しかもアクセルラーは大破。
ついでに風のシズカにボウケンジャーの弱点を教えてしまう事になってもしまった訳ですが(苦笑)…が、シズカは今後都合良くこの事は忘れてるんだろうなあ。

そしてカナデガミが「とどめだ!」と素面の3人に攻撃。…笛で操ればいいと思うんですが、まあ、それは話の都合上(^^;
チーフが庇ってくれたお陰でガールズは怪我をしないで済んだのですが、代わりにチーフは背中に大穴を開けてしまいます。つっても破れたのはジャケットだけでインナーすら破れてないんですが(爆笑)倒れた拍子に頭を打ったらしく流血もしてたのですが、そっちの方がよっぽど重症そうです。


で、ぼろぼろになって基地に戻ってきた3人。
菜月は「菜月のせいでみんな…」と膝を抱えて落ち込み中。
牧野先生曰く幸いにもチーフの怪我はたいした事ないそうで…あの例年比地味めな隊員服は結構防御力あるのかもしれないなあと思ってみたり。
牧野先生が笛の音波を辿ってシズカ達の居場所まで突き止めてくれたのですが、何しろアクセルラーは大破中。「急いで直します」と言ってくれたのですが、正直作り直した方が早そうな壊れっぷりです。


一方。
「僕はなにをやってたんだ…。操られて仲間まで攻撃して…」と呟く蒼太さんは檻の中に閉じ込められ中。その後ろで座り込んでいる真墨が地面にやつあたりをしています。
アクセルラーはシズカの手の中でどうにもできない二人は、シズカの目的が「集めた子供達の命を引き換えにすっごい力を呼び出す事」だと知って愕然とします。
つっても、
「凄い力?どういう事だ」
「何が出るかはお楽しみ〜♪もしかしたら世界を支配出来ちゃう位すごいものかもね〜!」
なんて言っているシズカも、何が起こるかは分かっていない様子。場所は洞窟のような場所なので、超巨大ななんかが出てきたら、それだけで全員まとめて潰されそうなんですが(^^;つうかそーゆー力って制御出来るかどうかすら怪しいんですが…。でもシズカはそんな細かい(??)事を気にするタイプではないので、あまり考えなしに「凄い力」を発動しようとします。最も『安心しろ、お前はそんな力を発動できっこない。by真墨』という気分ではありますが(笑)


その頃森では菜月が一人とぼとぼ歩いてました。
((自分の責任は自分で…))
とけなげにも子供と仲間の救出に向かったらしいのですが、何しろアクセルラーは故障中。 生身に丸腰ではレンタルカース兵に襲われただけで手も足も出ない。一気に地面に押さえつけられてしまい簡単にピンチです。

そんな彼女を救ったのは王子様………ではなく女戦士・さくら姉さん。
3丁のマシンガン(なのかな?)と手榴弾を装備した彼女は、
「昔のつてで用意出来るだけのものは持ってきました」とさらり。
視聴者がどんな「つて」だよと突っ込む間もなく、さくらさんは菜月に銃を一丁差し出し「一緒に行きますか?」と問いかけます。
菜月は何がなんだか分からなそうでしたが(そりゃそうだ)、とりあえず銃は受け取ります。撃てるのかよ?とまた視聴者が突っ込んだ事と思いますが…まあ…訓練は受けてるでしょうから多分、という事で(^^;
その後、さくら姉さんは長い髪をポニーテールに結い上げます。ポニーテールは結構邪魔じゃないかとか(もっと下で結わえる方が現実的)そもそも普段結んでいる一段目をほどいてる様子はなかったぞとか色々言いたい気もしますが…もうどうでもいいです、はい。

その後二人はわさわさ沸いてくるカース兵を銃で撃ちまくってなぎ倒して進んで行きます。

その図は中々かっこいいものではあったんですが、
…マシンガンを連射ってどうなんだよ。
てか、何発入ってるんだよ、あのマガジン。
…さくら姉さんは一応途中でマガジン変えてましたが、途中一度もマガジンを変えずに間違いなく1分くらいは連射してましたが…。数えてませんが50発以上撃ってそうなんですけど……。
てか、両手撃ちってありなんですか??
かなりガタイのいい男性でもあの手の銃は反動を押さえる為に両手でしっかり固定して撃ってますよね……。
まあ………きっとさくら姉さんは、昨年米俵を4俵軽々と持ち上げていたチイ兄位力があるんだろうと強引に納得するようにしてました。突っ込むだけ空しいですしね(^^;


そんなんで女コマンダーと化した二人は「すっごい力」が発動する前に洞窟に到着。隙を見てシズカが持っていたアクセルラーを奪いに渡し形勢大逆転。
変身し、あっさり檻を壊した
彼らが戦ってる隙に、サージェスが持ってた方の「ハーメルンの笛」を吹き出すさくらさん。サージェスの方の笛は『子供達を元に戻す為の笛』だったそうで、子供達は無事元に戻り、とりあえず一安心。てゆうか笛の制作者は何がしたかったんだ(^^;

そこに「アクセルラー、修理完了だ」と現れた慰め程度に頭に包帯を巻いたレッドも加わり、あとはボウケンジャーペース。カナデガミが巨大化しても先週新登場のスーパーダイボウケンであっさり倒しておしまいです。


最後。
もう一本の笛も無事回収したさくらさんに、
「ご!さくらさんの指示を無視したせいで捕まったのに」
「…そうでしたね」
「『正しいだけじゃやってられない』なんて偉そうな事言っちまって」
「あ、でもそれはそうだと思いますよ」
…あっさり返されてしまって「あ、そう」とまぬけに答える真墨がバカっぽくて非常に宜しいです(笑)
「…でもさくらさんがあんな無茶して助けにきてくれるなんて、感動だな」
とフェミニストを思い出した蒼太がフォローっぽく言うも、
「いえ、状況的にシズカ達を放置しておく時間は少しでも短い方がいいと判断しただけです。」
と、相変わらず冷静さっぱり。
「けど、アクセルラーもないのに??」
「出来る限りの装備も揃えたし(どこから??しかもあの短時間で??)アクセルラーの修理が間に合う時間も読めました。私的には80%の安全は確保してあったんです」
その理系チックな説明に「え」と間抜けな声を出す蒼太さんに、
「私は無謀な冒険はしませんから」
ときっぱりにっこり。
いや、無謀な冒険をしない人はマシンガン持って突撃なんかしないですから!(^^;
…流石、元自衛官。
その自衛隊も今現在の日本の自衛隊とは大分違うもののような気がしてなりません。

一人さっさと岐路につくさくらさんに仲間達もあっけに取られつつも、
「…やっぱ超クール」
「全く面白い奴だよ」
「読めない人だよ。でもああいう女性もありかもな」
となんとなく和解した感じで後を追います。

菜月ちゃんも、
「100-80は…うん、20%の危険はあったんだよね!…クールだけどそれだけじゃない。菜月の目指す冒険者がまた増えたかも!」
と嬉しそうに後を追います。

でもそれよりなによりも、菜月ちゃんが追いついてくるまでやたらラブラブモードに入っていた赤桃の大人モードが気になりまくって仕方なかったです。
…公式は赤桃推奨なんでしょうか(苦笑)
…青桃推奨はもうなんつうか完全玉砕した気分です(^^;仕方ないから今年は青×シズカでも押そうかなあと思う今日この頃です(笑)


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