ボウケンジャー感想日誌


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Task.21『打出の小槌』

先週ラストでめでたくはじめての仲間を手に入れた高丘氏。なりゆきでサージェスの新入社員となってしまったので、本日はサブチーフ講師によるサージェス説明講習会を受けています。

ちなみに彼の今日のおやつはキュウリ。相変わらず調味料なんてものは無縁とばかりにまるのままがぶっと行ってます。
時に高丘氏のキモさ(暴言)の原因の一因はベージュピンクの唇にあるんじゃないかと思ってるんですが、如何なもんでしょうか(笑)

まじめが売りのサブチーフ殿は資料片手に一所懸命講義をしてくれるのですが、高丘氏はあくびなんかしちゃってて、しまいには「長い話は苦手なんだ」と講義を逃げ出してしまいます。その態度は褒められたもんじゃないですが、「要するに冒険をすりゃいいってことだろ」という台詞には思いっきり「うん、正しい」と頷いてしまいました(笑)

でもこの人、一応所属は「サージェスレスキュー」なんですよね?

当然怒りだすサブチーフ殿に、高丘氏は「お近づきのしるしに」といきなり荷物からニンジンを取り出して渡します。アドリブに弱いさくらさんはその場で固まってしまうのですが…まあ彼女じゃなくても普通固まりますよね。

そして、続いて、
チーフにはトマトを。
菜月にはイエローパプリカを。
蒼太には何故かセロリを渡していました。…手頃な青い野菜がなかったんだろうと思われますが、それよりもセロリがちょっとしなびていた事の方が気になりました(爆笑)ソタさん可哀想。

しかし、予想はしていましたが、本当に袋の中に野菜が入っていてびっくりしました。
お前は行商人か。
…絶対アニキと仲良くなれるって。むしろアニキ農場の常連客であって欲しい。期待してます、VS。スタッフさん宜しく!!

てか、あの袋はおやつ入れだったのね。…でかいよ!(笑)


で、最後に真墨の元に向かったえいちゃんは、しばし悩んだ後に「お前、黒いの!」と笑顔で茄子を差し出します。
そうじゃなくても高丘加入に一番難色をしてしていた真墨。だいっ嫌いな色名呼びをされて「俺は色で呼ばれるのが大嫌いなんだ!」とぶち切れて茄子を投げ返します。食べ物は大事にしよう。
さらには、「さっきから聞いてりゃ…お前何様のつもりだ!?」んなの聞く方がバカじゃんと言うしかないような台詞を吐いてくれます。しかも続けて小さな声で「新入りのくせに…」とぼそり。お前にだけは言われたかねえよ。
勿論えいちゃんは「何様?俺様は俺様だ!」という期待通りの返事をしてくれますが、手に握りしめた茄子がステキ過ぎです。

そんなんで、「まだまだ青い生意気俺様」「実は寂しがりや(←東映公式認定)の自称俺様」ヘタレ俺様対決勃発です。

睨み合いシーンはこれでもかという位の真墨の目の大きさに注目。すんごい極端な三白眼。これだけまるい三白眼も珍しい。
ついでに二人の身長差にも要注目かと(笑)映士@出合正幸さんの身長は175cm。真墨@斎藤ヤスカさんの公称身長は173cm。…絶対サバ読んでるから(爆)他の人との身長差から見て、170cmあるかないかだと思うんですが。

余談ですが、チーフと高丘氏は身長がほぼ同じなんですが、Wヒーローフェスで見た時に足の長さの差に首を傾げてました(爆)いやま、恐らくは衣装の違いによる錯覚(高丘はスリムパンツ、チーフはだぼっとパンツだし、上着の丈も違うし)の力が大きいだろうとは思うんですが、明らかに頭の大きさが違ったのは絶対に気のせいではないと思います(笑)…でもいいの、そんなとこもチーフの魅力だと思ってますから!(褒めてます)


…大分脱線しましたが、そんなヘタレ対決を他のメンバー達は野菜を食べながら見守っています。 流石にさくらさんはニンジンをがりっとはやってくれませんでしたが。 …やってくれたら惚れたんですけど(笑)


その後、高丘氏は牧野先生のおもちゃになった後、また真墨と対決。
やってる事は無駄に目力対決なんですが、この際の「揉めたって疲れるだけなのにね〜〜!」という蒼太さんの台詞が印象的。

続いて、通信して来たMr.ボイスとの初対面。
「はじめまして、キミがボウケンシルバーだね?」
…と言っていたということは、ボイス側からはこっち側が見えてるんですね。どっかにカメラが仕込んであるのかな??

突然出現した妙な三角にびっくりしたえいちゃんは、
「司令官??この変なやつが??非常に素直な感想を述べてしまいます。
ボイスは「なんか感じ悪いな〜」とご機嫌斜めになってしまいますが、これが正しい反応でしょう。それが嫌ならもっとまともなCGモデルを作って下さい!

ともかくま、今回のプレシャスはなんと「(一寸法師の)打出の小槌」。その在処を示した地図が盗まれたという情報が入ったそうで、早速ボウケンジャー達は新しい冒険(仕事)に出かけます。


ちなみにその地図はガジャ様が始めは持っていたのですが、
「よくもサージェスエンジンの力を独り占めしようとしたな!」と怒鳴り込んで来たリュウオーン陛下の怒りを鎮める為の取引材料となってしまいました。
クエスター達には反抗され、おまけにロボまで盗まれて、更には宝の地図まで取られちゃうガジャ様不憫過ぎ。再登場をしてからこっち、ますますその不憫さに拍車がかかっているような気がします(^^;


さて、打出の小槌を探しに、とある島、とゆうかいつもの伊豆(笑)にやってきたボウケンジャー。
その島には既にジャリュウ一族が来ており、早速軽く戦闘になるのですが、ここは出しゃばったシルバーの活躍であっさり終わります。
でもえいちゃん。今のは「俺様の力」でなく「シルバースーツ&サガスナイパー」の力ですって。すっかりスーツの性能に頼り切りの存在になっちゃって全く(^^;


そして、ここでも真墨と映士の対決勃発。
その内容はといえば、
「なに格好つけてやがんだ」
「だまれ黒い奴。俺様は俺様の好きなようにやるだけだ」
「…俺を色で呼ぶな、この銀色野郎!」
「なんだ?黒い奴を黒いと言って何が悪い!」
「銀色の…新入りの癖に光り過ぎなんだよ!」
「新入りだと!?じゃあ光ってみろよ!」
「光りゃいいってもんじゃないだろ!」
「本体と影の区別がつかねえんだよお前は」

……小学生レベル(^^;いや、幼稚園児レベルかも。
改めて書き出してみると真墨の方が滅茶苦茶な事いってますね。難癖もいいとこ。逆にえいちゃんは気遣いにかけまくる感はありますが、意見にはそれなりに筋が通ってます。だからといって褒める気は全くないですが。


この大人げのかけらもない争いは、チーフが二人にペアを組んで動くように命じた事で無理矢理収められてしまいます。勿論二人とも不満たらたらでしたが、どちらもいまいち押しが弱いので、真の俺様・チーフにはとても叶いません。


そんなんで、しぶしぶと一緒に探索に向かう二人。
無駄に足並みが揃っていていい感じです。
二人揃って「俺様の前を歩くな!」「それはこっちの台詞だ!」と、あいつが先行きゃ♪俺(俺様)が追い抜く♪仲良く揃って競歩大会〜〜♪♪
つか、バカ二人。
今まで真墨ひとりおこちゃま状態だったけど、負けず劣らずなお子様登場で、ある意味真墨良かったね♪と思ってみたり。チーフと張り合っても「動かざる事山の如し」って感じですし、蒼太さんはある意味のれんに腕押しというかそんな感じでしたもんね。


同レベルの二人はまだ言い争いを続けてます。
「俺が小槌を手に入れたら、お前を小さくして、その生意気な口、きけないようにしてやるからな!」
「俺様が小槌を手に入れたら、お前をでっかくして遊園地のアトラクションにしてやるよ!」
…でっかくするのはいいとして、何故アトラクション。つか、どんなアトラクションだよ(^^;高丘理論はスケールがでかいとゆうか常識を超えています。
…でも、真墨はもう一度おっきくなっちゃってるので(偽物でしたけど)実現してもあまり面白くないかも(笑)


そんなんで、レベルの低い意地の張り合いをしている二人は、装備やメカまで駆使をしてお互いを出し抜く(??)事に必死。階段代わりにわざわざ呼ばれたクレーン、不憫だなあ(^^;それよりも映士、どこにサガスナイパーを隠し持ってたんだろう…。(禁句)

サガスナイパーのサガスモードの力で、二人はジャリュウの姿を見つけます。
「これは任務だ!」とばれないように後をつけようと提案する真墨に、
「なんだ、びびったのか?」と勝手に飛び出す高丘映士。
…やってる事がいちいち第一話の真墨とデジャ・ヴで笑えますが、真墨はそれに気がついているのか気がついていないのか。
飛び出す前に信号弾を打ってちゃんと仲間に連絡を入れるあたり、彼のこの半年の成長と順応が見とれるってもんです。でもそんなレトロな事やってないで普通に通信入れればいいのに(笑)

で、ちょこっと戦闘があった後、最終的には映士が誰よりも先にプレシャスの隠し場所に到達します。


が、プレシャス自体はあっさりと手に入れたものの、そこをジャリュウ一族に襲われ、あっさりと変身解除をしてしまいます。
…弱いよ!(^^;
シルバースーツ、案外耐久性は…低いのか?(苦笑)でもま、考えたらこのスーツはレスキュー用の装備なんですよね。そんな事もう誰も覚えていないと思いますが。

そこで、やっと辿り着いた真墨が助けに入るんですが、二人まとめてリュウオーン陛下の攻撃に吹っ飛ばされる始末。
真墨もあっさり変身解除。
高丘氏に至っては、小槌を手放してしまった上に断崖絶壁から転落。なんとか側面の岩にしがみついている状態になってしまいます。
先週も崖から落ちてたぞ、この人。

真墨はびっくりして映士を助けようとするんですが、
「早くプレシャスを確保しろ!」と映士に叱咤され…仲間の命か、任務遂行かの二者択一を迫られ目を閉じて迷い出してしまいます。

恐らくは第一話の自分の姿がデジャ・ヴで頭の中ぐるぐるしてるんでしょうが、
…助けるにしろ、拾いにいくにしろ早くせんかい!
…高丘のも早く登ってこいよ!(^^;
…陛下ももう一発喰らわせば面倒無くなりますぜ!

…みんなのんきなんだから、もう(笑)

そんなこんななうちに、岩が崩れ、高丘氏は崖下に転落してしまいます。


……が、すんでの所で真墨がその腕をしっかりキャッチ。
あのタイミングでは絶対間に合わないと思うんですが、その辺は「火事場のクロックアップ」という事で許してあげましょう(笑)
「好きにやるのは嫌いじゃない。俺様もな!」
「…余計な真似しやがって」
「タダじゃないからな。貸しだぞ貸し!」
一気に和解。

つか、元々高丘氏は真墨がつっかかってくるから張り合ってただけですもんね。真墨も真墨でやっと入ってきた後輩が尊大なおっさん(暴言)でちょい意地を張っていただけでしょうし。

なんとか明らかに自分より重そうな高丘氏を引き上げた真墨ですが、この隙に小槌は陛下に奪われてしまい、更に二人は素面のまま再び陛下の攻撃の標的になってしまいます。

…と思った所にやっと仲間が参上。
ここで黒銀2人の変身シーンを見せてくれたんですが、高丘氏のチェンジャーのスタートボタン(??)の上に真墨がアクセルラーをぶつけ&滑らせ、2人同時にスタートアップする図が実にかっこよかったです(^^)


全員揃ったのに加え、二人の友情パワーまで加わった今、ジャリュウの下っ端なんか敵ではありません。あっという間に陛下を追いつめ、巨大戦に移行。
今回は邪悪竜も大邪竜もいないので、巨大化した下っ端ジャリュウくん3人組が相手です。多少でかかろうが、そんな雑魚、アルティメットダイボウケンの敵ではありません。

…でも、なんといっても陛下の手には最強アイテム、打出の小槌。
陛下はそのプレシャスの力で3人組ジャリュウを更に巨大化させてしまいます。その巨大さはゆうにダイボウケンの3倍以上という、正に反則的としかいいようのない無茶苦茶なサイズ。
凄過ぎるよ、打出の小槌!(^^;
…既にプレシャスを通り越して魔法です。

とにかく、でかさは力とゆうか、巨人に小人とゆうか、全く手も足もでなくなってしまったアルティメットダイボウケン。あっという間に追いつめられ、踏みつぶされる危機に追いつめられます。

……が、ここで一瞬完全に忘れ去られていたシルバーが、油断していたリュウ陛下の手から打出の小槌を奪取。

「アルティメットダイボウケン、巨大化だ!」

小槌の力で一気に巨大化したダイボウケンは危機を脱出します。

…しかし、相手を元のサイズに戻そうとしないで、味方をでかくしちまおうという発想が凄い。中の戦士達もおっきくなっちゃってるんでしょうから、万一大きさが元に戻らなかったらどうするつもりだったんだとか心配しちゃいますが、敵は高丘映士です。そんな事に頭を巡らす筈がない(笑)

ま、とにかく同じサイズになってしまえばこっちのもの。あっという間に巨大ジャリュウを二匹倒し、あと一匹楽勝♪♪…って段階で、
「残りの奴は俺に任せろ!」とえいちゃん。
ひとり仲間はずれなのがしゃくだったんでしょうが、まあ、販促的にも必要でしょうし。…どうなんだろ、サイレンビルダー。個人的にはビルダーよりもサガスナイパーが欲しいですが。金属探知機能付きなんて、だからといってステキなくらい何の役にも立たないのは百も承知ですがでもときめきます。

つってもえいちゃんもビルダーもちっちゃいままだったので、どーすんのかと思ったら、なんと巨大ジャリュウの中に口から入り込み、中から突き破るという荒技に出てくれました。「そんなしちめんどくさい事をやるよりもアルティメットダイボウケンでざくっと一発やった方が絶対早いじゃん」などどといじわるな事を言ってはいけません。高丘氏はボウケンスピリッツに乗っ取って「ちょっとしたボウケン」を楽しんでいるだけなんですから。

ま、結局はあっさりと片付いてめでたしめでたし。
巨大ダイボウケンの肩に乗るちびサイレンビルダーの図がかなり可愛い感じ(^^)…大きさ比が滅茶苦茶だったような気がするのは多分気のせいです。


ラスト。
「本日も俺様、大活躍だったな!」と得意げな高丘氏に、
「散々足引っ張って、しまいに俺に助けられたのは誰だ?」と真墨。
多少の憎まれ口は叩き合うものの、二人とも顔はすっかり笑顔。ボウケンは絆を産む不思議な力を持っているようです。それを見守る仲間達も、多少あっけに取られながらも一安心です。

問題は会話の最中に高丘氏が懐からいきなりキュウリを取り出して食べようとした事。…おやつかよ!!つか、ジャケットの中に入れてんのかい!!激しい戦闘の後なので、キュウリが変に暖まってそうで嫌です。いや、次元は既にそんなとこにはないような気がしますが(^^;

そのキュウリ、高丘氏が食べる前に真墨がさらりと奪い取ってしまいます。グリンピース嫌いが印象的だった真墨ですが、キュウリは大丈夫なんだ…。
その後、高丘氏がキュウリを取り返し、代わりに「お前には茄子をやる。おたんこ茄子だ!」
……まだ持ってんのかよ(^^;
昔、デカレンのウメコが細身のジャケットの中にこれでもかって位お菓子を隠し持っていてびっくりした事がありましたが、彼は絶対その上を行ってます。
しかも真墨も真墨で、奪い取った生茄子を迷いなくがぶっといってしまいます。
「うまいだろ?」
「…しゃくだがうまい…」
…普通茄子を生では食べま…せんよね??少なくともうちの地方では食べてる人を見た事がありません。あまりにびっくりして、思わず茄子を買って来て生で食べてみてしまいました(爆)…いや、意外に食べられるもんだなあという感想。みずみずしいお新香って感じで中々ジューシィ。でもいまいち消化が悪そうなのであまりお勧めはしません(笑)

そんなんで、微笑ましくキュウリと茄子の取り合いを繰り広げている二人。
「ちゃんと半分こしてやるから!」の高丘氏の台詞が印象的でした。「ずっと一人だった」割には、それなりの人付き合い(??)は出来るんだなあと妙に感心。
でもま、何しろ「実は寂しがりや」がオフィシャル設定にされてしまったので(東映公式グッジョブ/笑)案外「旅は道連れ、世は情け」状態で、結構楽しい旅ライフを満喫してたんじゃないかなあとか思ってみたり。彼と出会った旅人の心の中には「野菜をくれた気さくで陽気なあんちゃん」という印象が残っている事でしょう。

…最後に完全に脱線してしまいましたが(汗)とりあえずEDのカクレンジャーは高丘氏が一番似合っていたと思います。真墨、黒い装束に黒いマフラーは可愛そうですよね(苦笑)


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