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第5話『バディ・マーフィー』

『地球を守るデカレンジャーにも休息の時がある』という事で、今日はウメコがバンを連れてお買い物をしています。つってもバンは見事に荷物持ち扱いですが。お約束。でもその最中に聞き慣れたサイレンの音が響き渡り、休息はあっという間に終了。なにしろ5人しかいないデカレンジャー。事件とあればお休みもなにもあったもんじゃありません。
…まあ、そのうちの2人が同時に休みを取っているというのもどうかと思いますが(^^;ドギー親分の代わりが出来るような人もいないですし、ここは一体どういうローテになっているのやら。労働基準法にひっかかりそうな勢いの少数精鋭のデカレン地球署です。

そんなんでブルー達と合流するウメコ&バン。
「どうした、相棒?」「…相棒って言うな!」と相変わらず律儀に返すホージー君曰く、このマンションの最上階の住民からアリエナイザーに狙われているという通報があったのだそうで。
「遅いぞ、デカレンジャー!」
と出てきたその最上階の住民・イワキさんに、
「安心して下さい。リーダーの私が来たからには、あなたに指一本触れされません!」とウメコ。
…リーダーだったんですか?(^^;
まあ、つってもリーダーになりたがっているけど存在感がいまいちないブルーとか、1番ゼッケンはつけているけど新人さんのレッドとか、リーダーというよりは影の支配者的なグリーンとか、もーちょっと目立たせてやれよエスパー能力!なイエローという面子の中では彼女をリーダーにするしかないのかなあ(笑)

最も小娘全開のウメコの発言に不信感爆発のイワキさん。
「あなたね、人を見かけで判断しちゃ…!」と怒るウメコでしたが、敵が出てきていざ変身!て時に、なんとSPライセンスが見つからない!
他の人たちはそれに気が付かずにさっさと変身して、
「一つ、 非道な悪事を憎み!」
「二つ、不思議な事件を追って!」
「三つ、未来の科学で操作!」
「四つ、よからぬ宇宙の悪を!」
「五つ、一体全体ライセンスはどこ〜〜?」
…と来て始めてウメコが変身してない事に気が付きます。皆様、もっと周りを見ましょうね(^^;

慌てたウメコは買い物に歩いた場所を探しまわる。結局試着室の床の下から見つかるんですが…それもどう見ても置いたというより落としたという位置。落とした音で気が付けよ!(- -;; でもまあ、そういう位置にでも落とさなければ、拾われていたか盗まれていたかしたかもしれないので、不幸中の幸いなのかもしれませんが。

この件で後でウメコはボスに思いっきり絞られます。
「SPライセンスはデカの命!それを一瞬といえども無くすとは迂闊にも程がある!」
「申し訳ありません!(汗)」
只謝るしかなくて超反省モードのウメコでしたが、ぶくっとお風呂に浸かって、
「小梅ちゃん、良い子強い子めげない子!反省終了!」
…あっという間に反省終了。まるまる一週間どつぼで落ち込みまくっていた超エリート君と足して二で割りたい感じです(苦笑)

話は前後しますが、 ウメコを欠いた4人はサイとゆうか一昨年のライダーのメタルゲラスをちょっと可愛くしたようなアンリ星人ベイルトンと格闘…の前にアーナロイドと格闘中。
その隙にベイルトンはイワキさんに近付き、イワキさんを脅し謎の赤い液体をゲット。その際イワキさんが宇宙人だという事がわかりびっくりするメンバー達。
…地球に来ている宇宙人達、絶対全く管理をされていませんよね(^^;
国外から勝手に入ったら不法入国なのに宇宙からだったらどうでもいいのだろうか。いくら宇宙にいい宇宙人がいっぱいいるとしても、これでは犯罪がはびこっても仕方ないと思うんですけどねえ。地球署を設置する前にもっとなにかやる事がありそうな気がします。

まあ、そんなこんなでデカレン達は残されたイワキさんをデカベースに連れ込み事情聴取。イワキさんの正体は「ドルトック星人マノ・マーク」と言ってかなり優秀な科学者さんだったという事が判明。しかも研究費用を得る為にどんな薬でも作るというちょっと困ったタイプみたいで。
しかも彼はどーも警察に非協力なタイプで、バン&センちゃんの取り調べも全然らちがあかない。
でも急いでベイルトンをどうにかしなきゃいけないので、
「あいつの出番か…」とボス。
その言葉に、
「頼りになる奴がまだいるんすか?」と嬉しそうなバン。
「ああ、でも性格に少々問題があってな…」
「??」

ボスの指示でスワンさんが運んできた大きな箱の中身は、
「最新型」「超高性能」「AI搭載の」「ロボット警察犬!?」なのだそうで。分かりやすく言えばア●ボ犬です(笑)ソ●ーから苦情が来そうな勢いで似てるんですけど、それでもこの玩具を発売するんだろうなあ、バン●イさんは(^^;
「マーフィーK-9、普通の警察犬なら不可能なレベルのな追跡も可能」の超高性能なものだそうでメンバー達の期待もいっきに高まり。しかしアヌビス星みたいな星もあるのに警察犬というのはどうかとも思いますが(^^;てゆうかボスは地球に来て4本足で人間の愛玩動物と化している地球犬を見てどう思ったんだろうなあ。
箱から尻尾だけ出している警察犬君はスワンさんの呼びかけには全然無反応。
仕方なく「マーフィー、Come on!」とボスが声をかけたらちゃんと出てくるロボット犬・マーフィー。メンバーも「流石!」と感心したのもつかの間、マーフィーはボスの足になんとおしっこをひっかけます。真っ青になるメンバー達。
でも、ボスは仕方ないなあといった顔で、
「またか…」
とぼそり呟くのみ。
「大丈夫、それ只の冷却水だから!」
のスワンさんの言葉にほっとする一同でしたが…冷却水を無意味に放出して大丈夫なのかロボット警察犬!?(^^;つうかそもそもなんであんな位置から放出するように…。よく分からない。
しかも彼は「性格に問題がある」の言葉そのままに、いきなりボス席に座ったりなんなりで「いくら性能が良くてもあの性格じゃあな…」とバンに言われてしまう始末。
そんな困った君はボスの指示でウメコとペアを組む事に。ボス曰く「毒を持って毒を制す」という事なんですが、ここからウメコVSロボット犬の格闘が始まります。

犬は、格下と判断したものの言う事は聞かない。
当然ウメコの言う事なんて聞く訳もなく、やっと操作に走り出したかと思えば店に飛び込んでものすごく貴重な超高級オイル(定価6万円!)を飲み出す始末。その『超高級オイル』は一体何に使われるものなんだ?ってのが少々気になりますが、それよりもこの6万円はちゃんと経費で落ちるのかが心配です(^^;領収書はちゃんと貰ったかい?ウメコちゃん??(笑)

一方、ホージー&センちゃんの粘り強い取り調べの結果、イワキさんがベイルトンに渡した赤い液体は、なんと地球の全人類を液体燃料に変える為のの恐ろしい液体だったと言う事が判明。何が凄いって試験管一本弱のあの分量でそれが出来る事が凄いなあって(笑)
「でも安心したまえ、今のままではうまくいく訳がないからねえ」
イワキさんは、ベイルトンが素直に金を払うかが心配で、すぐには使えないようにある成分だけを分離しておいたんだそうで。…これを白状させる為にホージーが彼の胸ぐらを掴んでゆさゆさとかかなり暴力的な事をしてたんですが、こんな事をする位だったらジャスミンにこっそり心を読んで貰えば簡単なのになあ。ううん、この世界では暴力以上に心を読むのはいけない事なんですかねえ。
てゆうか分離した成分がベイルトンに渡した赤い液体と同じくらいの分量があるというのはどうよ。…それは既に分離とは言わない気がするんですが(^^;欠陥液体を渡されてしまったベイルトンさんは早速ラーメン屋台のおっちゃんに試してお約束のように失敗していましたが、一瞬でもちゃんと液体化してただけ凄いような気もします(笑)つうか気化して使っているとはいえ、あの調子で使っていて地球全人類の液体化は分量的に絶対無理だと思います(^^;あれだけ派手に成分を抜かれていても気がつかないベイルトンさんに再調合して増やすなんて器用な真似が出来るとは思えませんし。謎。

そういう訳でベイルトンさんの地球人類液体化計画を阻止する為に、まずはイワキさんが分離した成分を手に入れる事が急務と判断したデカレンジャー。イワキさんは警察にちょっと非協力的で「俺を釈放するならありかを教える」と高飛車な発言をしているので、デカレン達は彼の協力を諦めなんとか自力でそれを探し出す事にします。
…全人類がピンチというこういう時こそジャスミンの能力の出番なような気がしなくもないですが、どうやら倫理は人命をも超すみたいです(苦笑)

「あの小娘とそれがしつけた犬で探すとは。で、俺は駄目だった時の保険かい?」と呟く彼はパトの後部座席でホージーとセンちゃんに囲まれ。とりあえずとても窮屈そうです(^^;
デカレン達はウメコがマーフィーをどうにかしていると無条件に信じているのですが、でも当のマーフィー&ウメコはじゃれているというか思いっきり格闘中で。
「小娘とバカ犬か、お似合いだね」と男二人に囲まれたイワキさん。
そんな彼の見下した笑いに、
「なんなのよあんた!」
とウメコはマーフィーと喧嘩を辞めて超怒りモード。
「ろくに見てもいないのにマーフィーの何が分かるって言うのよ!」とイワキに喧嘩をふっかけ、自分達が青い液体を探し当てられなければ彼を釈放するという約束をしてしまいます。
「いいのかい?負けると分かっている勝負なんて…」
「負けるのはそっちよ!」
マーフィーもなんか一気にやる気になったみたいで、ジャスミンがくれた「科学的に再現した青い液体の匂い」を頼りに一気に調査を始めます。しかし、香りを再現するのはその液体そのものを作るよりもずっと難しそうな気がするのは気のせいでしょうか。…まあいいか。

走るマーフィーはあっという間に空き地のある一角に駆け付ける。
「ここね!」とウメコはどこからともなく「Dスコップ!」を取り出してそこを掘り出します。しかしDスコップ。折り畳み式のようではありますが、それにしてもどこから出したんでしょうウメコちゃん。って禁句。

そんなんでひたすら穴堀りウメコちゃん。

…でも、掘っても掘っても出て来ない。

「辞めなさい、時間の無駄だ!」と勝ち誇るイワキさん。
「おい、本当にここなのか?」というレッドの問いに、マーフィーはワン!と一声だけ鳴いて、その後自信なさそうな悲しそうな声を出して基地に帰ってしまう。
「やはりバカ犬だったと言う事だ。私の勝ちだな!」と勝利に笑うイワキさんを連れて他のメンバーも引き上げてしまいます。
でもウメコは、
「…マーフィ、私は信じてるからね!」
と、ひとりその場を掘り続けます。そのうち雨が降ってくるんですがそれにも負けずに掘り続けます。殆どひとり穴堀り大会のような勢いになってくるんですが、それでも掘り続けます。なのに他の面子は帰って来ないウメコの事を誰一人として気にしていません。…誰か手伝ってやれよ〜!(- -;;

んで、マーフィーは基地の小屋にこもってすっかり落ち込み中。
「元気出して!始めての出動だったんだから…!」とスワンさんが慰めてくれるんですが、でも只弱々しく尻尾を振るばかりです。

ウメコは掘る。ひたすら掘り続ける。
「マーフィーはおばか犬じゃないもん!あの時だって、一番いいオイルをちゃんと選んでた!やれば出来る子なのよ、きっと!」
そんなウメコのまっすぐな思いは、青い液体の入った箱を掘り当てる。
「やった…」と感激する彼女ですが…それよりもイワキさん、穴深く掘り過ぎです(笑)それもウメコちゃんが掘っている感じでは、最近掘り起こしたばかりの場所とは思えない感じでしたし…(そうだったらもっと確信をもって堀り進められたとも思えますし)どうやって埋めたんだか。それに何もあんな見通しのよさそうな目撃証言が出そうな場所に埋めなくてもいいのになあとか色々思いましたが…まあいいか。

で、「やったよ、マーフィー!」と喜ぶ彼女の前にベイルトンが現れる。彼女が液体を探し当てるのを待っていたんですね。
マーフィーが探してくれた液体を必死に守ろうとするウメコちゃん。仲間を呼ぼうとするんですが、SPライセンスを弾き飛ばされてしまって連絡出来ず大ピンチ。
でも、その時基地で落ち込んでいたマーフィーの耳がピン!と立つ。
そのままウメコちゃんの元に一気にかけつけ、ベイルトンさんに噛み付き攻撃。驚いて暴れるベイルトンさんの隙をついてウメコが銃攻撃!ベイルトンさんの自慢の(多分)角を折ってしまいます。
「マーフィー!」と喜んで彼の頭をなでるウメコ。そして遅れて仲間が到着。
「ウメコの思いが、マーフィーに通じたんだ…」と感慨深げなジャスミン。
ホージーは水溜まりに落ちていたSPライセンスを拾い上げ、
「奴に襲撃されて通信出来なかったのか…」とぼそり。よかったあ。水落ちして使えなくなったとかじゃなくて(笑)

銃でベイルトンにとどめを刺そうとするウメコに、
「ウメコ!こいつがある!」とバンが大きめで丸めの骨を取り出す。
それは「キーボーン」と呼ばれるアイテムで、マーフィーはそれをくわえると「Dバズーカ」に変形します!…なんだかよく分かりませんがそうなんです(^^;どうも全体的にマーフィーはかなり遊び心満載のアイテムのようですね。実用的なんだかそうじゃないんだか非常に微妙。

そして完成したバズーカを構えた後、本日はウメコがジャッジメント。
…バズーカを構えてデリートする気まんまんのポーズを取った後にジャッジを求めないように(笑)
結局ジャッジは×だったからまあいいんですけどね。万が一○だったらどうする気だったんだろ。

まあ、とりあえずデリートもしたしめでたしめでたし。ウメコはマーフィーに「一緒にお風呂に入ろうね♪」と約束して帰ります。『…羨ましい!』と思った男性視聴者がどれだけいたかは不明(笑)つうかマーフィーをお風呂に入れて大丈夫なのかな〜?(^^;良い子の皆様はア●ボをお風呂に入れないようにね♪(笑)


最後、赤&青に連行されるイワキさん。
「どうだ、お前を釈放しなくても俺たちは勝ったぞ!」
…てめえは何もしてないだろ!(^^;なのに無駄にえらそうなホージー。
「ビギナーズラックという奴だな」と、相変わらず口の減らないイワキさん。
そこに、
「はーい、小娘です〜♪」とピースサインのウメコちゃん登場。
「こちらはバカ犬。…で、そんな私達に負けたあなたは…」
「…うるさい!」
「水もしたたるいい男♪」
と、その言葉を合図にマーフィーがイワキさんに冷却水おしっこをひっかける。まさかそれが冷却水とは知らないイワキさんはがっくり肩を落とす。
「ナイス、マーフィー!」
そんな一人と一匹に仲間達もにっこり。
ちょっとマーフィーがいいこちゃんになるのが早過ぎな気もしなくもないですが…まあ、30分番組ですからねえ(苦笑)そんな訳で小娘&バカ犬のナイスコンビの誕生です♪


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