←HOME デカレンジャー日誌  

prev

index

next
第31話『プリンセス・トレーニング』
先日発売されたデカ超全集(上)で、『デカマシンは全部惑星間航行が出来るらしい』事が判明してかなりびっくりしている今日この頃です(^^;パトジャイラーはまあいい。パトレーラ−も百歩譲るとして、パトアーマーパトシグナーが空を飛ぶんですか??そうなんですか??あの丸っこいのが宇宙空間をふらふらと超高速走行で……なんつうかかなり危なっかしいとゆうか不自然とゆうかなんつうか。まあ、そもそもタイヤのある車で宇宙を走る(飛ぶか?)事自体が間違っている気もしますが。
しかもこのデカマシン達、空間に存在するイオンをエネルギーとして動いてて、吸気口を塞がれない限りは無補給で走れるらしい事も判明。なんつう省エネ…とゆうか無理あり過ぎですって(汗)凄いぜ、宇宙の科学!!この調子だとデカベースの設備総てイオンエネルギーで動いているとか言われてしまいそうです。困った時のイオン頼み♪


余談はここまでにして今週の放送。
ちょっとアジアンちっくな服装の女の子が、赤いマント付きのスーツの人から逃げ回っている所から始まります。頭に王冠とか被ってたりして、アキバ辺りで見かけたら「どこぞのコスプレ店員のお姉ちゃん?」って感じですが、ここの世界では妙な格好をしている人はほぼ例外なく宇宙人。

不自然なまでに顔を出さずに逃げ回っている彼女は、よそ見をした隙に一般市民の業者のお兄ちゃんが押してたカートに乗ってしまい、そのまま柵を乗り越え、3階くらいの高さから下へと投げ出されてしまいます。
その、落っこちる彼女を駆付けたバン(変身後)が空中キャッチ!そのままお姫さまだっこで着地、見事に彼女を助けます。うん、ヒーローだねえ♪♪

「大丈夫?」
「はい…有難うございます……」

ここでようやく顔をあげた彼女は………ウメコ??

助けたバンも、駆付けたジャスミンも気抜けしちゃって、
「なんだよ、ウメコ、こんなの(額に宝石がついてる)つけちゃって!」
「作り込み激し過ぎ!!」
と気心の知れた笑顔を向ける。
でも、そこにマシンブルが到着して、センちゃんと……ウメコが降りてくる。

……………ウメコが二人。

「……あり?またウメコ?」
「え…(女の子を見る)…え…(ウメコを見る)…え…(女の子を見る)…へ…(ウメコを見る)…ええ〜〜〜??
すっかりパニックなドーベルマン組の二人。彼女はウメコのそっくりさんだったんですね。同じ役者さんがやってるだけあってホントそっくりです(笑)女の子の方は髪の毛を下ろしてるので大分雰囲気は違いますけど。
ブル組のセンちゃんは、「いやあ、そっくりだねえ」と驚いてんだかなんだか分からない冷静な反応をしていますが、当事者二人は驚きのあまりにすっかり凍り付いてしまっている感じです。
そのままデカベースに彼女を連れ帰った4人。

バイク組も合流してずらり揃った面子を前に、ボスがウメコと女の子の顔をしみじみと見比べています。
「この宇宙には…自分とそっくりな人間が5人いると言うがな…いやあ、似てるなあ…」
地球だと3人って言われてますけど、宇宙規模だと5人なんすね(笑)
部下達もボスの視線につられて二人を見比べまくり。つうかボスのマスクって前が良く見えないのだそうで(口の中から覗く感じらしい、ので閉じてると全く見えないとか(^^;)視線を合わせるのが大変そうです。

「トカーサ星のイオ・ヨンマールイッチ王女様。王家の伝統行事の為に極秘裏に地球にお入りになられたようですね。捜索願いが出ています。」
ひとり背中を向けて端末を相手にしてたテツが資料片手に説明してくれます。普通はコンピュータ担当のホージーがやりそうな仕事ですが、雑用みたいなもんなので後輩の仕事になっちゃうのかな(笑)
「王女様?…どうりでウメコと違って清楚で気品に溢れている訳だ」
「…なによそれ!!」
ホージーのとげのある言葉にふくれるウメコに「現実現実!」と頭をなでるジャスミン。時にホージーってウメコには遠慮なくずばずば本当なんだろうけど失礼な事を言ってますよね。イーアールの回とかもそうでしたし。…ちょっと×?とか思ったりして。放送開始当時はには×かと思っていたのですけど、最近は×でもいい気がしてきました(笑)……脱線。

「でも、どうして王女様があんな所に?」
と、実にまっとうな質問をするバンに、
「それは……その………あの…………実は………色々と………その………」
と、とてつもなく歯切れの悪い王女様。短気なバンは既にむずがゆモードで「ああ〜〜もお、はっきり言って下さいよ!」とかろうじて敬語は忘れないででもどなり寸前状態。
そんなバンの態度に王女様は更にびくつきながらも、
「すみません……実は……怖くて……逃げて……」
とぼそり。
「…もしかして、悪い奴に追われていたの?」
とバンを突き飛ばしてウメコが乗り出してくる。二人が同時に画面に出てくるシーンは合成だったり、後ろ姿吹き替えさんを使ったりでこなしていたようですが、思わずビデオを巻き戻して細かい部分を意地悪くチェックしてみたくなったり(性格悪)

「…確かに王女様なら色々と狙われる理由も、あるよね」
「ご心配なく、事情聴取が終わったら側近の方々の元へ安全にお送りします」
いつもの妙な英語もなく至極真っ当仕事モードのホージーが怯える彼女を安心させようとするのですが、
「……嫌です……私は……帰りたくない………」
とさらにおどおどモードになってしまうお姫さま。
「…もしかして、命を狙っているのは身近な誰か!?」
とまたまたバンを突き飛ばしてウメコが乗り出してくる。
「…内部の裏切りによる暗殺計画か……」
「考えられますね。だとしたら、王女様を簡単に帰す訳には…」
「しかし、既にトカーサ王家の方には、王女様を保護したと伝えてしまいました。王女様が戻らなければ、不信に思われます」とテツ。テツ仕事早!(笑)
そんな風にスペシャルポリス達が話を進める中、王女様は、「戻るのは…………」と不安そうに首を振るばかり。

どうしたものか、とみんなが考え込んでしまったその時、
「ボス!私が王女様になります!!」
とウメコが志願。その発言にみんなびっくりでしたが、何しろおんなじ顔です。つうか同じ人です(笑)ボスも了解し、ウメコの「お姫さまの代わりに伝統行事を行い、怪しい奴を洗い出す計画」が行われる事になりました。



そして、ウメコは王女様の服を着て、気合いを入れてトカーサ星の侍従の待つホテルに向かいます。もちろん他の仲間も、そして逆にウメコに化けたイオ王女も一緒です。

ホテルにつくなり、
「うお〜!すんご〜〜い!ゴージャスウ!憧れのロイヤルライフ!!」
大喜びのウメコ。でもここってそんなに高級ホテルか??と思ってたら、EDクレジットで静岡県駿東郡に実在のツインでひとり一泊2万円位のホテルな事が判明(笑)決して安くはないけど高級って程でもないような(^^;ついでに今なら秋のインターネット宿泊プランでかなり割引で泊まれる模様です。ロケ地探索ツアーに如何でしょうか。温泉プランもあります(笑)

まあ、んなんではしゃぎまくるウメコでしたが、
「はしゃぐなよ、ウメコ!王女様ならもっとおしとやか〜〜にしないと」
と、バンに言われてしまう始末。バンに言われちゃったらおしまいです(笑)
そんなこんなをやっているうちにトカーサ王家関係者の人達がやってきます。二人しかいませんが、王女様が無事戻ってきて大喜びの様子です。

「この度は誠にありがとうございました…」と女性侍従のマチカ。
「いえ、当然の事をしたまでです。もし差し支えなければ引き続き警備を」と、最近『「実質上のリーダー」という説明書きは本当だったんだ…』と思われる発言が目立つホージー。本日はウメコが(王女様の振りをしていて)いないので邪魔の心配もなく絶好調(笑)
でも、おじさん侍従のゴーチャが、
「いえ、結構でございます。他人に見られてはならん、厳粛な行事。今回この訪問を知るのも我々のみです。…では予定が遅れているので失礼します」
と、冷たく言い放ち、王女@ウメコを連れてさっさと引き上げてしまいます。そのいかにもな怪しさ爆発さ加減に逆にウメコは大張り切り!……し過ぎてはずみで階段から思いきり転げ落ちてしまいます。
仲間達は痛がるウメコの悲鳴に「大丈夫かな……(汗)」とため息。 この際バンとホージーが顔を見合わせて同時にはあ……と俯いたのが印象的。この二人、最近こういう同じタイミングで同じ動きをする事が多くなった気がします。『この二人は迷コンビ』だって事を忘れさせない為の救済措置なんでしょうか(苦笑)
変装の為におでこの宝石に肌色の絆創膏を張ったイオ王女がその様子をなんとなく複雑そうな様子で見つめています。


でまあ、その『厳粛な儀式』が始まります。
「こ……これが伝統ある儀式なんですか……?」
「さようでございます。我が王家のご先祖様が遥か昔この地球を訪れれ、感銘した風習を混ぜ合わせたのがこの儀式のはじまりでございます」
「そうですか……でもこの壷は何故?」
白いカンフー服に着替えたウメコは何故か頭に壷を乗せています。
「決まりですから」
「……なんで正座なの?」
そしてお寺のような場所で正座しています。
「決まりですから」
「……しかもこの縄は?」
更に何故か手と足を荒縄で縛り付けられています。
「決まりですから」
……なんだよ、それ……(汗)
当然のように文句を言おうとするウメコに、
「まず、これを4時間乗り越えないと女王となる資格は得られません。壷を落としたり、倒れたりしたら一からやり直しでございます」
との非情というかステキな宣告。
しかも、尚も不服そうな顔をするウメコに、
「決まりですから」の一言。

……いやな王家だなあ。

草むらに潜伏して様子を見ている仲間達も、擬装用の小枝を片手に呆れるとゆうかあっけに取られている感じ。てゆうか小枝を持つ前にその自然の中では目立ち過ぎる原色ずらりの制服をどうにかした方がいいと思うんですけど(^^;
そんな中、イオ王女、
「本当なら、あれを私が……よかった」とぼそり。
脇にいたバンが「え?」と聞き返すんですが、「いえ…」と軽く逃げられてしまいます。

そして……………………………4時間経過。

ウメコの足は真っ赤で、その表情は恍惚と化し、すっかり別世界にイッてしまった頃にやっとこの修行…もとい儀式は終了となりました。
頭の壷を外された瞬間、横倒しにごろんとなってしまったウメコに、「休んでる時間はありません!」と非情過ぎる侍従の声。


そして、謎の壷持ち踊り、壷持ち滝修行、頭上の林檎を弓撃ち落とし儀式、と謎の儀式は次々と行われ、とどめはなんと橋の上からのバンジージャンプときます。

おい、どの時代のどこの国のどんな風習に感銘を受けたんだよご先祖!!(^^;

そのあまりの高さにあっけにとられるウメコにまたまた手渡される壷。
「…なんでまた壷?」
「決まりですから」
「なんなのよそれ!」
切れて地が出てきてしまったウメコに、
「…どうなさいました?今日の王女様は先程から少々変でございます。いつもなら素直になんでもして下さいますのに…」
とゴーチャ。((やばいやばい…))とウメコは大人しくなり、そして代わりにいつも素直になんでも言う事を聞いているらしいイオ王女に((あの子、いつもこんな我慢してる訳?))と、心の中で悪態をつき始めます。で、そんな事を考えているうちに、足にバンジー用のロープをくくりつけられてしまう。

またまた影から見守っている仲間達は「もし、あのロープが途中で切れる仕掛けになっていたら…!」と焦りはじめるんですが、なす術もなく、ウメコは奈落に向かって投げ落とされてしまう……………………が、ロープは切れる事はなく、でも代わりにそのロープは弾力がもの凄く強いやつだったみたいで、ウメコは壷と一緒にびよんびよん思いっきり弾みまくり。

そのやってる本人死に物狂いな光景に、安堵と脱力でへたり込む仲間達。
そんな中、イオ王女。
「良く弾みますね……」と笑顔でぼそっと一言。
その台詞を聞き逃さないのが野生のカンの鋭さ自慢のバン。
「……どうして笑ってられるんですか?いつ暗殺されるか分からない中でウメコは頑張っているのに、不謹慎じゃないですか?」
「それは……」
「ウメコは命をかけてるんですよ!」
あいも変わらず煮え切らない返事を繰り返す王女様に、半キレ気味で、でもなんとかぎりぎりで敬語を忘れずに諭すように喋り続けるバン。

その勢いに押されたのか、イオ王女が爆弾発言。
「命は大丈夫です。絶対に!」
え………???と固まるスペシャルポリス達。
「それ、どういう意味だよ!?」
目を見開いたバンはすっかり敬語を忘れてイオ王女に掴みかかります。


その頃、ウメコは更に次の儀式「火の輪くぐり」に挑もうとしています。
ウメコの眼前には激しく燃えさかる火の輪が連続で5個。一個一個の間隔がそんなにない上、風が激しく吹いているので、どうしろという感じです。
「こ……これをくぐれと……?」
「決まりですから」
下手をしたらヤバいんじゃ!と訴えるウメコでしたが、なんとトカーサ星人は火に強い種族なんだそうで。つまり彼等にとって、火の輪潜りは感覚的には水浴びとかと大差ないんですかねえ。
((私、トカーサ星人じゃないんですけど……)) と半泣き状態のウメコでしたが、なにしろ「決まりですから」の王家。「やりゃいいんでしょ!」反ヤケ状態で火の輪の前に立ちます。
この際、儀式に使う壷は3個もしくはそれ以上ある事が判明(笑)儀式の為にわざわざスペースシップに乗せて持ってきたのかなあ。
それよりなにより、この儀式を総てクリアした今までの女王達に乾杯。


「なんだって?命を狙われてなんかいなかった?」
イオ王女の告白にあっけに取られるポリス達。
「はい……みなさんが……そのように勘違いなさっていたので……それなら…そういう事にしてしまえばと……」
「じゃあ、ウメコはあなたの身代わりに儀式をやっただけ?」
………まあ、確かに事情聴取のシーン、王女様は一度も頷いていないのに彼等が勝手に話を進めてしまってましたからね。勿論否定せず、どころか自分が逃げ出す程嫌な事をウメコに押し付ける彼女はいい性格とは言えませんが、何しろあの儀式ですからねえ。
「しょーがねえ王女様だなあ」と呆れるバンの言葉に、「すみません……」とますます小さくなる彼女。
「まあ、でも危険がないってわかってよかったじゃない」
となだめるようにセンちゃん。
いや、現在ウメコ火の輪を前にすっげえ危険な状態なんですけど(^^;
ウメコの危機を知ってか知らずか、
「…ウメコを解放しなきゃ!…侍従さんにちゃんと事情を話せるよね?」
「…………はい……」
異星の女王様の我侭に振り回されていただけと言う事が判明したスペシャルポリス達は、イオ王女を連れて儀式の会場(つうか広場ですが)に向かいます。


一方、燃え盛る火の輪の前のウメコ。
ふと目をそらすと、女性侍従のマチカがすっとメガネを外し、その硝子が太陽光を反射してきらっと光るのが目に入る。
そして、それを追うように、遠くの茂みの方で何かが光ったような……?
………と、思っていた所に、
「ウメコ〜〜!もういいぞ〜〜!」
と、ずらりと揃って走ってくる仲間達。
「みんな!どうして??」と、ウメコは勿論、それ以上に侍従達がびっくり。
ホージーが事情を説明しようとしたその時。

輝く銃弾が………………ウメコの左胸を直撃。

「王女様!」
ウメコ!!


一瞬凍った後、侍従のゴーチャとバンとセンちゃんが倒れたウメコの所に駆け寄る。バンはともかくセンちゃんの機敏さにちょっとびっくり。やはりマシンブルの相方だからなんでしょうか。
残りの面子は王女様を囲んで外部を警戒し銃を構えます。『嘘から出た真』状態に一瞬緩んでしまった気を必死に引き締める刑事達。

その後、遠くの茂みに光る何かを見つけたテツが走り出す。その後にセンちゃん、続いてバン、最後にホージーと男性陣全員が走って行ってしまう。…今日はなんかセンちゃん機敏だぞ?どうした(笑)

4人が駆付けた先には、 どことなく仮面ライダーガイとゆうか王蛇とゆうかその辺に似た感じのどでかい銃を抱えたスナイパーのアリエナイザー。「ひゃー」とか「けけけ」とか笑うのが印象的な奴で、接近戦も意外に強くて男性陣4人は手玉に取られている感じです。


そして、撃たれたウメコを王女と信じ、必死に揺すり続ける侍従達。

「御免なさい……私のせいで……ウメコさんが………」

泣きそうな表情でかけていたサングラス外すイオ王女。
その顔は当然イオ王女とゆうかウメコそっくりなので、二人のイオ王女に今度は侍従達がびっくり。
そして、
「じいや……私が本物の……イオです」
と、額の絆創膏を外す。

「王女様はご無事だったんですね!!」と一転して大喜びのじいや、おもいっきりウメコを投げ捨てて本物の王女様の元に駆け寄り、がしっと抱きつきます。
「……ごめんなさい!」「よかったあ!」
「よくないわよお!!」
と、感動の再会の背後でゾンビのごとくすくっと起き上がるウメコ。
「……たく……防弾チョッキ着てたって痛かったんだからね!」
と、服を開きS.P.Dマーク入りの防弾チョッキを見せつける。成る程、恐らく男性陣はウメコが防弾チョッキを着ているのを知っていたから、応急処置とか病院とかそういうのを全く考えずに敵の元に走ったんですかね。
「あなたは……」
「私は宇宙警察地球署刑事、胡堂小梅!!トカーサ星人マチカ!」
「はい!」

呼ばれてなんとなく背筋を伸ばしてしまうマチカさん。
「メガネに光を反射させてスナイパーに合図していたのはお見通しよ!」

その言葉に「マチカ、あなた…」と驚きを隠せないゴーチャとイオ王女。
マチカはジャスミンに手錠をかけられてしまい観念。王女を殺して、外戚関係にある自分の一族が王家を継ぐ事が目的だったそうです。こちらは終わってみれば普通の事件でしたね。

でも、ウメコの怒りは誰にも止められない。
「それからあなた!」
「う!」
あまりの迫力についたじろいでしまうゴーチャさん。
「厳しくするのはいいけど、あんな儀式で言い訳?」
「え…その…ですから……決まりですから!」
「決まり、決まりってあなたね!決まりだからって意味も分からずやる価値あるの?もっと時代にあった王室の未来を考えていかないでどーするのよ!」
「……ごもっともでございます……」

じいやがたじろいでる姿に感動していたイオ王女にもお説教1発。
「いくら引っ込み思案で強く言えない性格だからって、いつもいつも黙って言う事を聞いてちゃだめ!理不尽な要求には断固抵抗するべきよ!」
「はい……」


……そこまで一気に言い切ってどうにか気がすんだらしいウメコ。
「じいや、王女様は頼みましたよ!」
と微妙に残ってる王女口調でゴーチャに命令すると、ジャスミンとともに暗殺者のと戦う仲間のもとに向かいます。…マチカは?(^^;


「スナイパーのくせに接近戦も強い」けけけ笑いスナイパーさんは、男性陣4人は手玉に取っていたものの、怒りに狂うウメコには全く歯が立ちませんでした(笑)
ロボ戦にも持ち越されますが、まあ、たいして何もなくスーパーデカレンロボの連打パンチで片付けてお終いです。 省略し過ぎのような気もしますが、殆ど印象に残っていないのも事実です。影薄かったよなあ、この人……(^^;



ラスト。
お姫さま装束に戻ったイオ王女とじいや。
「この度は、重ね重ねご迷惑をおかけしました」
そういうじいやの手には何故か例の壷が。
「本当に、すみませんでした」
深々と頭を下げるイオ王女。…ウメコと同じ顔の筈なのにやはりイメージが全然違います。髪下ろしてる・あげてるの違いがかなり大きいのだと思われますが(素顔の役者さんはイオ王女の方がイメージ近いし)でも役者さんってホント凄い。
「…でも、私、ウメコさんから学びました。本当に言いたい事は勇気を持ってきちんと言うべきなんだと。じいや、星へ帰ったら色々と話をさせて下さい。歴史ある王家の何を守り、何を変えていけばいいのか」
「……かしこまりました、王女様」
よかったよかった。これで間違いなくあの謎の儀式はなくなる事でしょう。どうせ感銘するなら今度はもうちょっと正確に感銘を受けてもらいたいものです。

で、今日の立役者のウメコ。
「めでたしめでたし。私も命をかけた甲斐があったよ!暗殺者がいなかったら、あ〜〜んな儀式、やりたくなかったもん」
その言葉に思わず顔を見合わせる仲間達。
そっか、ウメコは偶然の暗殺者の来訪に誤魔化されて?真実を知らなかったままだったんですね。知らぬが仏。
でも、ウメコに勇気を貰ったイオ王女。
「ウメコさん、あなたにも勇気を出して言います。……暗殺者が偶然本当に出てきたけど、最初は嘘でした。儀式をやりたくなくて押し付けたのです!…ごめんなさい!」
勇気を出しての必死の懺悔。
ウメコは始めは「なんだ、そんなことか〜!」と軽く流してたのですが、そのうちその言葉の意味に気がつき大激怒。必死でウメコを止めようとする仲間達を怒りパワーでまとめて吹き飛ばし、ついでに「知ってたんなら教えてよ〜〜!」とこんどは仲間達にやつあたり&追っかけ回し。最後はウメコ車掌の電車ごっこのような微笑ましいじゃれ合い状態になってしまい、イオ王女とじいやは顔を見合わせて楽しそうに微笑んでました。


そして、じいやの持っていた壷は、記念にとウメコにプレゼントされた模様です。…見る度にあの苦行を思い出しそうでちょっと嫌な感じかもしれません(笑)

prev

index

next
←HOME