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第33話『スワットモード・オン』

前回敵の新装備・アブレラ商事の自信作「マッスル・ギア」の前になすすべもなくぼこぼこにされてしまったデカレンジャーの5人。
んで、対抗策として「スワットモード」を修得する為に、地球署はボスとテツに任せて惑星カダに訓練に来たものの、しょっぱなの抜き打ちテストで教官とゆうか鬼軍曹に落第点をつけられてしまい、さあどうなる?って所から今週は始まります。
…って、まあ、先週の予告でしっかりスワットモードを装着している5人の映像が出てましたので、ちっとも心配はしてませんでしたが(笑)

5人はSPDの制服を教官・ブンターに預け(取り上げられ)黒のパンツにポケットごてごてのSWATベスト、つまりは本家SWAT装束にチェンジ。でも何故かTシャツは普段のSPD仕様のTシャツのまま(笑)ついでにでっかいリュックも背負ってるんですが、何故かこれだけは緑迷彩柄。ここまで来たら黒で統一すればいいのになあ(^^;
余談ですが、「プライド・スナイパー」(ヴィーノの回)の回想シーンに出てきた訓練生装束はグリーン無地のBDU(Battle Dress Uniform/迷彩服)だったので、黒のBDUはスワットモード訓練専門の装束なのかなあと。やっぱスワットといったら黒くないといけない気がしますしね♪…ってデカベースの一般職員さんも黒のBDUなんですけど(笑)
 

「今日からお前達は只の訓練生だ。腐った性根を叩き直してやる!ついてこれないなら……宇宙警察を辞めろ!」
スワット装束の5人を前に教官。…ついてけなきゃ地球に帰れどころじゃなくて、SPD辞めなきゃいけないのか。ううん厳しい。
でもマッスルギアに対抗する為には弱音なんか吐いていられない。

いつものように元気良くポーズを取る5人でしたが、
「『ロジャー』じゃない。『サー・イエッサー』だ!!」
…厳しい。
制服どころかかけ声まで取り上げられて、ちょっと困惑気味に目を見合わせる5人でしたが、すぐに気を取り直して、

いつものポーズではなく、後ろで手を組む軍隊ポーズでびしっと決める。名実共に訓練生モードです。てゆうか訓練生時代はこんな(古風な)訓練を受けていたのかな。

でも、鬼軍曹は容赦ない。
「……聞こえん」

「もう一度!」


訓練の開始です。

さてさて。一方、地球署にテツが帰ってきました。
「サノーアのギュータニウムを見つけました。本部に持ち帰った押収品の中に上手く隠してあったんです」
パネルを操作してボスに隠し場所の説明をするテツ。つうかいくらなんでも気がつけ地球署!!ってレベルの隠し方のような気がするんですが(^^;こーゆーの、凄い宇宙の科学でレーダーでぱっと見つけたり出来ないのかなあ?…出来ないから本部送りになったんでしょうけど。本部の皆様が一生懸命がらくたをばらしている姿を想像すると笑えます。

「サノーアはギュータニウムがまだデカベースにあると思っているかもしれませんね?」
「ああ、ギュータニウムを取りかえそうと乗り込んで来るに違いない」
ボスはマスターライセンス通信で、デカベース全体に警戒レベルを3にあげるように指示します。つっても一般職員はアリエナイザー相手では役に立たないと思いますし、そもそもデカベース自体窓ガラスが防弾ですらないみたいなので、何をどう警戒したもんだかって感じですけど(^^;

「バン達が早く帰ってきてくれるといいんだけど……訓練上手く言っているのかしら……」
スワンさんが心配そうに呟きます。


その頃、5人はブンター教官の指揮のもと、厳しい訓練を受けていました。
つうかひたすら走っているだけなんですが。
酸素濃度が地球の半分しかない星で、しかも砂浜で、更に重そうなリュックを背負って、しかも撮影時はまだ残暑まっただ中だったのではないかと思われる過酷な状況の元で、5人は走る、走る、ひたすら走る。
「負けるもんか!俺は宇宙一のスペシャルポリスになるんだ〜!!」
と、相変わらずひとり妙な気合いが入っているバンはまあいい。
劣悪な状況下でまずウメコが倒れる。が、センちゃんの手を借りてすぐに立ち上がります。
「ごめん…あ〜!頭痛い……」
「この星の酸素が薄いからね…」
「…毎日毎日体力トレーニングばっかり」
「こんなんで、本当にスワットモードになれるのか」
やはりちょっとへばり気味っぽいジャスミンにさりげなく手を貸してあげているホージー。毎日毎日って位だからもう既にあれから数日立ってるって事ですよね。お風呂は当然ないだろうな。トイレもやっぱし砂漠…?とどうでもいいことをちょっと思っちゃったり(^^;

あまりの過酷さに、食事も喉を通らない様子の女性陣…と机に突っ伏しちゃっているセンちゃん。
「食べとかないと、身体が持たないぞ」
赤&青はまだ余力があるようでがしがし食べてます。にしてもすんごい量が用意されているような気がするんですが。てゆうかやっぱ自炊なのかな…。教官が作ってくれるとは思えないし。

でもごはんもそこそこ、次の訓練が始まります。

「20km先のゴール地点に1時間後だ。この程度のタイムがクリア出来ないようじゃ、スワットモードなど、夢のまた夢だ!いけ、のろまども!!」
…ちょっと待て。『20kmを一時間』ってフルマラソンのランナー並みのタイムじゃ…(汗)しかも砂浜にあの装備、高地なみの酸素濃度。…無理だって普通。

…スペシャルポリスはこの位のタイムは当然なんでしょうか。恐るべし、精鋭エリート達(^^;

「走れ!」のかけ声とともに一斉に走り出す5人。
「…宇宙一のスペシャルポリスだ…あの子の為にも絶対な!!」
脇目もふらずに先頭をまっしぐらに走るバン。……の後ろで、まずウメコが倒れて、続いてジャスミンが倒れる。慌ててフォローに走る緑&青。
「バン!ちょっと待って!!」
センちゃんが珍しく大声を出して訴えるんですが、バンは後ろの異変など全く気がつかずに一人で走っていってしまいます。

そして走り続けてなんとか時間内にゴールイン。タイムは55分。…SPDなんかやってないでオリンピックに出た方がいいような気がします。まあ、それ言ったら相棒も射的で金メダル取れそうですけど(笑)
「…残り四人のクズどもはどうした?」
「4人……?」
教官に言われてやっと4人がついてきていない事に気がついたっぽいバン。この人もともと興奮すると視野が極端に狭くなる人でしたが、にしても今回は異常です。
「どうやら、クリア出来たのはお前だけのようだな、ツンツン頭。…褒美をやる。他の4人がやってくるまで…腕立て伏せだ!」
教官の非情な褒美に、一瞬「げ(汗)」という感じでへたれポーズを取ったバンでしたが、すぐ気を取り直して「サー・イエッサー!!」と腕立てを始めます。青い空に白い雲、そして太平洋の白波が目にしみます(泣)

「…ツンツン頭。お前、それ程宇宙一のスペシャルポリスになりたいのか?」
「サー・イエッサー!!」
「なれると思っているのか?」
「サー・イエッサー!!」
「…なら、宇宙一のスペシャルポリスとはなんだ?」
「サー・イエッ……………」

言葉と一緒に腕立ても止まってしまうバン。つうかやはりとゆうかなんだかよくわからないまま目指してたんだなお前(苦笑)まあ、分かってるとは思っていませんでしたけど。

「…ひとつだけ教えてやろう。答えはお前が進む先にはない。答えがあるとしたらお前のような奴には決して見えない所にある。わかったか!」
「分かりません、サー!」
「…分からなければ、お前は宇宙一のスペシャルポリスなどにはなれん。…未来永劫、金輪際な!!」
教官の言葉の真意を掴めず、意地になって腕立てを続けるバン。逆をつけば「分かれば」お前は宇宙一のスペシャルポリスになれなくもない、と言っている訳なんですが、それに気がついた様子もなし。
そしてやっと残りの4人が到着で素敵な腕立てタイム終了です。


その頃。マッスルギアなサノーアさんとゾータクさんはギュータニウムを取りかえす為にデカベースに向かおうとしていました。何しろ姿を消せるこのマント。泥棒にはもってこいです♪
………が。
「ギュータニウムは宇宙警察本部に移された」
のアブレラさんの言葉に思わず立ち止まる2人。
「…顧客サービスの一環だ。まともに行っても奪還する事は出来んと教えにきたのだ」
顧客サービス!!ステキだ、アブレラさん、商人の鏡!!まあ、勿論今回のマッスルギアの活躍が次からの商売の宣伝になる訳でしょうから力も入るってモンでしょうけど。小さな努力が大きな利益。
そして焦る2人に、
「なあに、取り引きをすればいいだけだ。宇宙警察にとって大事なモノと引き換えにな!!」
と作戦の案件まで持ってきてあげてます。素晴らし過ぎです。
武器を買うならアブレラ商事。アフターフォローも保険もばっちりです♪


舞台は戻って惑星カダ。双子の月が光る幻想的な夜。
5人は揃ってテントの中で寝ています。昼間の教官の言葉が頭を離れず寝られない様子のバン。手を組んで聖者のように眠るホージー。思いっきりうつ伏せで寝てるセンちゃん…の上に乗り上げてる凄い寝相の悪いウメコ。(なのに起きないセンちゃんも凄い)ごくごく普通に眠るジャスミン。個性が色々楽しい感じです♪
って。カダって夜間は零下30度じゃなかったんですっけ??(汗)それ程防寒が効いているように見えないテントにみんな半袖で腕出して寝てて大丈夫なんですか地球人??(^^;でもまあ、そもそも海辺ってそんなに極端に温度は下がらない筈なのでブンター教官のテストの為の脅し文句だったのかもしれませんけどね。普通に植物生えてましたし(笑)

そこにドラが鳴り響き、
「全員フル装備で集合だ!!」
さっと反応してすぐ起き上がった赤&青。まだ眠そうな3人。でも外に出るとすっかり日は登りきってたので、そんなに酷い召集ではなかったみたいですけど。いや、撮影の時間設定が滅茶苦茶なだけだと思いますが(爆)
フル装備って事で、今回は上もTシャツではなく黒のBDU。もろスワット装束です。

「3時間以内にポイントαの洞窟に置いてあるコインを取って帰ってこい。間に合わなかった奴は失格だ!地球に荷物をまとめて帰るがいい!!」
「え〜!そんなあ!!」とつい文句をいうウメコでしたが、「文句があるのか?」と言われてしまうと言葉もない。
「必ずクリアして見せます、サー!!」と相変わらず一人元気のいいバン。
不安を抱えつつもとりあえず出発です。


この訓練はなんとトラップだらけであちこちからセンサーによる攻撃が襲いかかってくると言う酷いもんで。みんな木陰や岩に身を隠しながら、SPシューターで標的を壊しながら牛歩戦術で進みます。
焦って、でもなんとか急ごうとするバンに、
「あまり離れるな、最後のジャスミンがまだだ!」と相棒。
「急ごうぜ、クリアして出来る所を見せないと…」
「…分かってるさ」
「だったらもっと急げよ!!」
…とバンが声を荒げた所に「ごめん、遅れた」とジャスミン到着。
それでもバンが多少なりと後ろを見ているのは、先日の反省があるのかな?とも思えますが、でも他の4人とはちょっと溝が出来ちゃった感じです。

断崖絶壁をロープで伝って降りて、洞窟に突入。
その時、2番手で入ったホージーが足元のトラップにかかってしまい、警報が鳴り響く。標的の位置が掴めずおろおろするホージー。一番しっかりして見えた彼もそろそろ限界の様子です。
「危ない!!」
標的の位置に気がついたセンちゃん、ホージーを突き飛ばして銃撃をかわしシューターで破壊。おお、かっこいい♪
「サンキュ……」
ちょっと放心状態気味のホージーがお礼を言ったその時。
別方向から赤外線が走り、センちゃんの足を打ち抜く。
「うわああああああ!」
悲鳴をあげて倒れるセンちゃんに慌てて駆け寄る3人。この際、ホージーが「セン!」とセンちゃんを呼び捨てにしててちょっとびっくり。ホージーが放映開始直後しばらくまでは「センちゃん」じゃなく「セン」と呼んでいた事は青ファン系サイトでは有名な話ですが、ああ、こりゃ一部ファンサイト系では祭りが起こるだろうな〜!と(笑)…脱線(^^;


一方地球では、サノーアさんとゾータクさんが街中で暴れ出していました。
「やられた!標的はデカベースだとばかり思っていたのに!」
「このまま放っておく訳にはいかん!いくぞ!!」
「ロジャ!」
こちらは夢にまでみた白&犬タッグの登場です♪てゆうかデカマスター久しぶり〜!映画を除けばヘルズ三兄弟の件以来ですよね!


さて、カダ。怪我したセンちゃんをホージーが手当しています。凄く痛そうな感じでとてもまともに歩けるような状態ではありません。
「ごめん、みんな先に行って」
「でも!!」
「私ももう限界……」
そろそろもう体力的にも精神的にも披露ピーク状態。

「時間がないぜ!このままじゃ全員失格だ!!」
あれ?あなたまだいたの??なバン。一応後ろ見てたのね。←厭味

「……バンなら今からでも間に合うわ」
肩で息している感じのこちらも限界値に近そうなジャスミンが真剣な顔で言う。
「お前だけでも先に行け。…宇宙一のスペシャルポリスになるんだろ」
自分を庇って怪我したも当然のセンちゃんを置いて行ける訳のないホージー。センちゃんも苦しそうな顔をしながらも視線を向けてきます。
「分かった……」
仲間達の言葉を受けて、バンは一人でポイントに向かって走り出します。
てゆうか誰か一人がコインを取ってきて後一緒に帰れば問題ない気もするんですけど…そういう問題じゃないんですかね(苦笑)


さてさて、地球の夢のダックチーム。
派手に暴れまくっているゾータクさんの元に駆けつけ、二人で揃って変身、決めポーズをやってくれます。5人と一緒にやるとどうしても浮き気味なんですけど、2人だといい感じですね(^^)

でも、ビル街を一気に破壊する程の力のマッスルギアに2人とも苦戦気味。光速拳もDソードベガも歯が立たない。どんな凄い威力だマッスルギア。
どころか、まともに攻撃を受けて素面に戻っちゃったテツ、そのまま姿を隠していたサノーアさんに羽交い締めに捉えられてしまいます。
「テツ!!」
焦るボスに、
「お前も変身を解除しろ、さもないとこいつの命はない………」とサノーアさん。
また人質になってるよこの男。
「分かった…言う通りにしよう……」
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい。
そしてテツを人質にとられたボスは、素直に素面(?)に戻ってしまいます。
いくらマッスルギアが強いとはいえそれでいいのか特キョウ。
金バッヂの価値が激しく下落していっている気がする今日この頃です。


場面交互でまたカダ。
ひとり進んで行ったバンは洞窟の奥にロープレ宜しくの祭壇の上のコインを見つけます。
「あれか……」
満面の笑みで、でも流石に限界値なのか多少足元あぶなっかしく進むバン。
……祭壇の目前で床が落ちます。お約束です。
なんとかヘリに手をかけて落下は免れたものの、下は針の山どころか炎が吹き出しています。悪質です。
その時、上で何者かの気配がする。
「助かった!相棒か?…センちゃん?ジャスミン?ウメコ??」
……が、顔を出したのはクラレンスK9。
「そうだよな、俺だけ先に来たんだから……」
((答えはお前の進む先にはない……))
何故かブンター教官の言葉が頭に響く。

なんとか穴から脱出したバン。転がってて息絶え絶えな限界突破状態だけど、目の前にはやたら派手な祭壇と目的のコイン。
その怪しげなロウソクの炎とともにまたブンター教官の言葉が蘇る。

((お前のような奴には決して見えない……))


「そうか……俺は見ようとしてなかったんだ……」
何かを急に悟ったバン。目の前のコインに背を向けると、振り返りもせず今来た道を戻って行きます。


そして時間は経過し、待ちくたびれた感のあるブンターさんの元に、やっと訓練生が帰ってきます。
……5人で。
ホージーがウメコを支え、そして……バンがセンちゃんに肩を貸して。
バンがみんなと一緒に帰ってきたのがなんか妙に嬉しかったんですが、なんでバンがセンちゃんを支えてるのか?とちょっと不思議になったり。絶対責任を感じまくってるであろうホージーが手を貸しそうなのにな。まあ、途中で交代したのかもしれませんけど。どう考えたってセンちゃんよりもウメコに手を貸す方が楽そうですし。

「45分の超過だ!それが何を意味するのか、分かっているのか?」

答えになってるようななってないような返事を返す訓練生達。
教官はバンの前に立ち、
「ひとりなら間に合った筈だ…何故戻った?」
と、どこで見てたんだお前は!?的な質問をしてくる。クラレンスにカメラでも仕込んであるのかな??(^^;
「…答えが見つかったからです。サー」
即答のバンにちょっと面白そうな感じの教官。
「…では聞こう。『宇宙一のスペシャルポリス』とは、何だ?」

「最初のテストの時も、今回も、俺は自分の事しか考えてなかった。…何の為に5人でいるのか、見ようとしなかった…それにやっと気が付いたんです。
宇宙一のスペシャルポリスとは、宇宙一のチームの一員になることです。サー!!」
その言葉に残り4人がバンの方を振り返る。ホージーなんか「うん」と頷いてみたり。今回恐らくはバンの視界の狭さを強調する為にやたら仲間思いに書かれたホージー。冷静に判断しつつ、常に回りに気を配り、助け庇っている姿は妙にかっこ良くて嬉しかったです♪でもいまいち目立ってないのが彼なんですが。

バンの言葉に頷いたブンター教官の爆弾発言。
「只今をもって、訓練を終了とする」
え……………??
「スワットモードを認めるということだ」
はい…………???
「もはや教えることは何もない」
ちょっとまて、これで終わりなのか??(^^:

『毎日毎日、体力トレーニングばかり…』だったんだよね??
てゆうか画面見てる限り走ってしかいなかったじゃん!あとはバンが腕たせ伏せやってたくらいで。
まあ、つまりはスワットとは仲間を見つけたり…って、みんなで協力して一丸となってやるのがいい事だという戦隊の基本ルールを思いっきり(美化)強調して「みんな、ともだちとはお互い助け合って仲良くしようね♪」というメインターゲットであるお子さまへのメッセージなんでしょうが、
にしても走るだけでいいのか。
…もしかしたら、スワットモードを装着するのに一番必要なのは強靭な肺機能なのかもしれません。

ともかく訓練終了に喜び合う5人。
そこにブンター宛に通信が入ります。相手は…なんとスワンさん。
「ブンター…」
「スワンか?久しぶりだな。タダガモ星の事件以来か」
「…悪いけどのんびり挨拶してる場合じゃないの。サノーアがドゥギーとテツを捕まえて、引替えにギュータニウムを要求してきてるの」
なにい???(^^;
「みんな、早く帰ってきて。二人を助けて!!」

てゆうか。
テツが捕まってんだから出てこいよ特キョウ!!
辺境の地のスペシャルポリス(しかもスワット一年生)に任せとく場合じゃないだろうが!!

……と思うんですけどねえ(苦笑)その辺がストーリーの都合というモンでしょうけど。(それ言っちゃ終しまいですが)

「お前達のライセンスに、スワットモードのデータを転送しておいた。全員すみやかに地球に戻り、敵のケツをふっ飛ばしてこい!!」

「違う!…『ロジャー』だ」


そうして訓練生達は、再びスペシャルポリスに戻ります。


で。一方。
「どうだ?気分は。爆発まであと二時間。宇宙警察がギュータニウムを持ってこないとお前達の命はなくなる」
というサノーアさんの足元……。
樽の上に起爆装置という超クラッシックな爆弾(アブレラマーク付)にぐるぐる巻きに縛られているテツとボスの姿が。
……これは笑っていい所ですよね??
てゆうか笑い転げ過ぎておかしくなりそうでした。ビバ!人質!!
これだけでもお腹いっぱいだったのに、
「ナンセンス!すぐに先輩達が来てくれる」
テツ……あんたは私を笑い死にさせたいのかい…(撃沈)
なんて美味しいキャラなんだ。既に30分後の番組のコタローと大差なくなってきている気がします。
しかしこれでいいのか特キョウ(以下略)

「この前ぼこぼこにした奴らか?冥土の道連れになるだけだ」
余裕で笑うサノーアさんに、
「そうか?多分…前とはひと味違うぞ……」
こちらも余裕のボス。とゆうかボス、スワットモード習得してないのかな??


さて、そろそろ素敵に長くなってきてしまっているので後は簡単に。
突撃を警戒しているゾータクさん&アーナロイド集団の元に、やってきましたヒーロー軍団もといスワット軍団♪やたらごついベストにやたらでかい銃を抱えて、ついでに細かい装備が色々増えているその姿は戦隊と言うよりも宇宙刑事のようです。まあ宇宙警察なんですけど(^^;

スワットモードは、暗視システム、透視システム、通信システム、熱探視システムといった最新技術を駆使したマスク装備を使ってあとは超強力な銃Dリボルバーで打ちまくるというのが基本。通信はともかく映像まで送れるのが便利だなあ。なんか今時っぽくていいですよね(笑)
ともかく最新装備に敵なし。わりとあっさり追いつめデリートしておしまいです。

「おのれ、デカレンジャースワットモード。マッスルギアはまだ改良の余地がある……」
悔しそうに飛び立つアブレラさん。でもまだ商売を諦めてないあたりが素敵です♪


喜び合う5人の元にボスとテツがやってきます。縄は誰かが解いてくれたのかな?自力脱出?
「みんな、よくやったな」
とボスのお褒めの言葉。
そこに通信が入る。…相手はブンター教官。
「よう、クルーガー。その様子じゃ無事なようだな。最も心配はしていなかったがな」
「感謝する…」
「俺とお前は犬猿の仲だ。そんなお前に礼など言われたくない。だか…中々面白いクズどもだったよ…」
大好きな葉巻きをふかしながら笑う姿に「ああ…」と頷くボス。とゆうか犬猿の仲って…。やっぱり犬と猿だから仲が悪いんでしょうか。てゆうか「犬」と「猿」ってはっきり言っちゃっていいんでしょうか(汗)まあ、本人達が言っちゃってるんだからいいのかな。
でも、ブンター、クラレンス連れてるくらいだから、犬嫌いって訳ではないんでしょうね(笑)

そして本日最後の大爆笑。
「かっこいいなあ。スワットモード‥‥」
テツ〜〜!!!(^^;
特キョウなんだからとっくにスワットモードなんか習得済みだと思ってたのに違うんかい??羨ましがってどーすんだよ!君は仮にも特キョウなんでしょう!?ちったあプライドってモンがないのかい。え?そんなつまらないプライドは地球署に来て捨てた!?…そうですか。…そうかい…。
……今後の彼の立場が少々心配です。

「これで「あの子」との約束に一歩近付いたって感じ?」
「宇宙一のスペシャルポリスになれそ?」
「ああ、でも俺一人じゃない。みんなで宇宙一のチームになろうぜ!! な、相棒♪」
「…………相棒って言うな」
ワンテンポ遅れてちょっと照れた感のあるお約束ツッコミで本日は終了。妙に長くなっちゃいましたけど楽しかったです。カダ修行♪ちょっと浜松に旅行に行きたい気分です(笑)


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