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第40話『ゴールドバッヂ・エデュケーション』

今週は、バンとテツが冬の夜の防火活動のボランティアをやっている光景からはじまりました。
ノリノリで拍子木を叩きながら
「火のよーじん♪♪マッチいっぽん火事のもと〜〜♪」
と、大声を張り上げるバン。「…今時あまりマッチは使わないんじゃないかなあ…(^^;」というのが第一声だったのですが、そこは突っ込むべき場所ではないですね(苦笑)
で、その後ろでやる気ナッシングとゆうか「火の用心」法被にくるまりながら寒さに震えているテツ。「そろそろデカベースに帰りましょうよ〜〜!」とひ弱さ爆発の姿が、なんとなくガオレンのガオシルバーに見えました(笑)…思えばガオシルバーも「強い」という設定でありながら、どことなくひ弱なイメージが漂う奴でした。いやそれでもテツよりは強そうでしたけど(爆)

でも、そこでテツが赤々と燃える本当の火事の炎を発見。
二人は慌てて火事現場に向かいます。


「……なんだ、この燃え方……?」
その火事は結構派手に燃えていて…とゆうか車にビルに道路……を横断するように炎が走りまくっているといった感じのどう見ても自然現象ではない感じ。しかも妙な声も聞こえるし。
まあ、多少怪しかろうとなんだろうとかなり派手に燃えている事には変わりないので、消防車はともかく、夜とは言えやじ馬が全く出てきてないのが不思議です(笑)

「後輩、まずは消化だ!」
「ロジャ!!」
二人はとりあえず法被姿のままチェンジ。
で、どーすんのかな〜?と思ってたら、なんと正拳アクセルブローの「インパルス・フィスト!!」でちゃちゃっと消火してしまう。……便利〜〜〜!!前はわざわざデカレンロボを出して消化してたのに!!(笑)いいぞ、後輩♪
…つうかこの装備、特キョウ用なんてけちな事言ってないで、消防署に支給してあげた方が世の為になるような気がします(^^;


「こら〜〜〜〜!!俺の炎を消しやがったな!不届き千万!!」
ここでやっとアリエナイザー本体さんが登場。ロボット系で首が長くてそこにとげとげのついた小さな球状の頭がちょこんとがついてる感じのなんか不思議な造形。…好み系ですけど(笑)

そのメカ系ロボット君にバンがふっ飛ばされた所で残りの仲間たちが到着。
…宇宙警察よりも消防車だって!!…いや、もう消火しちゃったからいいのか(笑)
「火事を起こすなんて、酷い、危ない、許せないわ!!」
「火遊びで許されるのは夏の恋だけよ!!」
「……え?夏だけ??」
「うん」
夏ならいいんかい、ジャスミン。
……まあ、いいか。 いいっていってるんだし。

でも、良くないのが首長アリエナイザーさん。
「だまれだまれ黙れ!俺より注目を集める事は許さん!!
……そこかよ(^^;

んでまあ、6人そろって戦闘を開始するんですが、この首長ロボットくんは結構強い。バンは吹っ飛ばされて先ほどまでがんがんに燃えていた車の上に落下してしまいます。熱そう(汗)

……と思ったら、その車の中に苦しそうな表情の一般市民の男性の方が取り残されてまして。…よく生きてたなあ(^^;
バンはその後すぐにまた首長くんにホールドされてしまったので、「テツ!その人を助けろ!!」と後輩に指示。
「任せて下さい!!」
テツは歪んだ車の中からなんとか一般市民さんを救助。
「早く逃げて下さい!!」
……救急車位呼んでやれよ(汗)


ピンチのわりには、スワットモードにもならず、正拳アクセルブローも出さない戦士たちの代わりに、空から一人の戦士が舞い降ります。
ブレスロットル、白を基調とした独特のカラー。そして……
「あれは……」
「金バッヂ……」
「と言うことは…」
「……特キョウさん?」

……らしい。

この謎の戦士は、

「並みいる悪を、白日のもと暴き出す。光の刑事・デカブライト!」
さん……なんだそうで、しかもテツ曰く、
「………チーフ……」

え??

……とゆう事らしい。

でもテツとは違って、白ってよりはシルバー系で妙にてらてら光系のスーツで、そのせいかテツよりも高級感のある(金がかかってそうな)感じで、しかも…胸あるし声もどう聞いても女性。

この女性上司さんはちゃちゃっと戦って首長くんもさっさと退散してしまいます。


「特別指定凶悪犯、コラチェク。やはり地球に来ていたか……」

変身を解いた彼女は、お姉様系のとっても美人さん。見る人が見れば「『薔薇タトゥの女』だ〜〜!」ってとこですが、まあ、それは別番組(笑)
そして、綺麗なお姉さんの出現に、「……女の人??」と驚く面々に、体型見て、声聞いて分かってやれよ!!(^^;と軽く突っ込みたい所です。

「特別指定凶悪犯対策本部一班チーフ、リサ・ティーゲルです」
「地球署署長、ドギー・クルーガーだ」

そんな訳で地球署にやってきた、テツの上司で特キョウの指揮官クラスと判明した彼女。その制服はテツと同じ特キョウカラーだけど、ブルーの部分がテツよりも明るい色で、やはり全体的にてらてら光り物系。デザインもワンピース型で黒タイツにブーツという、地球署の女性陣とは違う大人っぽいの雰囲気のものです。

そんな彼女が言うには、首長くんは、あれでいて4000千件もの放火の前科があり、しかもそのうち惑星ごと燃やした事が23件もあると言う。出身星不明、神出鬼没で、当然のように特別指定凶悪犯扱いになっているそうです。

「敵にとって不足はない!絶対捕まえてみせます!!」
気合いまんまんで張り切るバンに、
「それは結構。本件は特キョウ扱いです。よって手出しは無用」
…冷たいお姉さん。つうかこの台詞、数カ月前にどっかで聞いたような。

テツを連れていなくなってしまった彼女を見送りながら、
「私たちって…なんとな〜〜く、ちょっと……多分……嫌われてる?」
と、なんとな〜〜く、ちょっと…気弱に言うウメコ。
その発言を軽く笑い飛ばし、
「いや、……パーフェクトに嫌われている」
と、妙に冷静なホージー。…こいつ、彼女を見て、絶対『辞退して良かった特キョウ…(汗)』と思ってるに違いない(苦笑)
でもまあ、
「気にしない、気にしない。取っ付きが悪いのは多分、特キョウの特徴なんだよ」
「そういえば、テツもはじめはつんけんしてたよね!」
「なら、また俺たちが出来るとこを見せてやればいいんだよ!」
と、全然気にした様子のない地球署の刑事たち。
つうかテツがつんけんしてたなんて事は半分忘れてました(爆)まあ、つんけんしてたのなんてほんのわずか一週だけでしたしね!(笑)


で、その頃、元つんけんしてた現後輩は、廊下でチーフに殴られて転がってました。派手に転がるへたれ姿が妙に似合っていて大爆笑。

「鉄観、夕べのあれはなんだ?」
「……あれとは?」
「何故特キョウのお前がただの救助活動を行っている。しかもノーマルバッヂの下働きで」
「あれは……とっさの判断で、そうした方がいいと……!」
…嘘だ!絶対普段からの習慣だ!!(^^;とゆうか「ノーマルバッヂ」という響きがなんか凄い。「金バッヂ」と「ノーマルバッヂ」の間には憧れを超えたたっかい壁がある模様です。


テツはこの上司に全く頭があがらないようで、
「見た所、お前はここでろくな事を学んでいないようだな。あんな奴らと馴染んでどうする……」
と、言われ、
「馴染む事は悪い事じゃないと思います。『あんな奴ら』という発言を取り消して下さい!!」
と先輩達を擁護しようとしたら、
「お前が私に口答えをするとは……」
と冷たく言い放たれてしまう始末。まあ、薔薇タトゥ姐さんに口答えできる奴なんて早々いないと思いますが!(苦笑)
それでもテツは「地球署で『気持ちが不可能を可能にする事がある』と学びました!」と続けるんですが、「そんなのは劣等生の論理だ」と一刀両断。
更には、
「コラチェクの件が終わったらお前を本部に戻す。もう一度鍛え直してやる」
と言い放たれてしまいます。

…まあ、そもそも何のために残っているのかは少々謎なので当然の事のような気もしなくもないですが(^^;


「チーフ…本気だよな……」
本部送還のショックで主人に叱られた大型犬のようになってしまったテツは屋上で体育座りで黄昏中。
「そろそろ地球ともお別れなのか……」
そのまま後ろにごろんと寝っ転がり。
まあ……あんな恐いチーフがいる本部よりも、気のいい先輩達と優しい上司と素敵なエンジニアのいる地球署の方が百倍いいもんね!と素直に納得(笑)

寝転んで綺麗な青空を見つめてたテツの視界に、
「どうした後輩!!」
といきなりバンのどアップが乱入。
「しけった面して!!」
「俺、分かんなくなっちゃいました……」
後輩の沈んだ声に、思わずしかめっ面のバン。


その頃、デカルームでは世にも恐ろしき戦いが勃発中。

端末相手に仕事をしているチーフさんに、
「ハーブティーよ、気分を休める効果があるわ」
と、スワンさんがいつもみんなにやっているようにお茶を運んで来てくれたんですが、
「……生憎、休んでいる暇などありませんが」
と、とりつくしまもなし。
「…少し、テツのやり方に任せてみたら?」
「そんな余裕はありません。特キョウとして、すみやかにコラチェクを逮捕しなくてはいけません」
「…テツは頑張ってるわ!!」
「『気持ち』とか『頑張る』とか、下らない事を鉄観に吹き込んだのは貴方ですか?」

………恐すぎ(- -;;
リサチーフ的には、感情に流されて死んでいった仲間を山ほど見てきたので、テツにはそういう風になって欲しくない、という優しい心があるようなのですが、にしたって恐いものは恐い。
まして、
「鉄観の事は、私が決めます」
なんて、余計なお世話だよ〜〜!!とついつい(^^;
この女の(母の)戦いのあまりの恐さに、ドアの外にいるボスはデカルームに入るに入れず、ぐるぐると唸るのみです。


「……俺、なにもかもチーフに教わったんです」

感情は往々にして攻撃の計算を狂わせる、だから戦いの中では気持ちを出すなと。
「…そういやテツお前、そんな事を言ってたな……」
……バンも忘れてた模様(笑)
……あれだけきれいさっぱり影も形もなくなれば、普通忘れます。

「けど、先輩たちを見て、気持ちで戦うのも大事なんだって!!」
「そう、その通り♪」
「……でも、やはり冷静さの方が大事なんでしょうか?」
後輩は対局の考えの間をぐるぐるぐる。 それにしても、初期のテツの感じの悪さはチーフ譲りということが判明しましたが、今ののほほほほんがテツの本性なのか、単に異常に影響を受けやすいのか微妙。

バンもしかめっ面で一緒に考えはじめます。
「大事なのは冷静さじゃない。そして気持ちでもない……」
「え?」
「……正義だ!!」
「……は?」
「一番大切なのは正義だ。だから正義は勝つ!!」

全く理論になってません(^^;いつもの事ですけど。
調子に乗って「デカレッド!!」と決めポーズをばしっと決めるバンに、
「……やっぱりナンセンスかも……」
ますます悩みを深くする後輩でした。


そこにチーフからコラチェク出現の通信が入る。
チーフと合流したテツはチーフと一緒に変身。派手に燃えているマンションを二人でささっと消してしまいます。…こいつら、絶対消防署勤務になった方が世の為になる気がする(^^;

逃げまどう人々の中に、親の手を振り切り一人流れに逆行する少女が一人。「なっちゃん!なっちゃん!」と叫びながら走る彼女。なにか忘れ物をした模様です。


「俺のバースデーを邪魔しやがって!その罪万死に値する!!」

そこに怒りに震えたコラチェクさんが登場。そしてさらにそこに5人が登場。スワットモードになってチーフにいいとこを見せようとするんですが、コラチェクさんにはスワット攻撃が全然効かない。あっさりやられてしまい、チーフに庇われ、
「ノーマルバッヂ、手出しは無用と言った筈だ」
と、言われてしまう始末。全然いいとこを見せられません。

その隙にコラチェクさんはまた逃げ出してしまい、
「鉄観、追うぞ」
とチーフ。テツは先輩たちが心配で仕方ない様子なんですが、やはりチーフには逆らえない模様で、後ろを気にしつつも彼女の後を追いかけます。


逃げるコラチェク、追う特キョウ二人。
……そして、そこに先ほどの少女。
「なっちゃん」とはでっかいウサギのぬいぐるみのことだったらしくて、彼女は落ちてたそれを拾って「良かった…」と大事そうに頬ずり。
探しにこい、親。

走る彼等の障害物状態となってしまった少女。
「邪魔だ!!」
「…危ない!!」

幼い少女に容赦なく火炎攻撃をしようとしたコラチェクさんを、テツは体当たりで必死に止める。なんとか直撃はそれたものの、倒れて泣き出してしまう女の子。
テツは直ぐさま女の子のとこに駆け寄り、
「大丈夫?」と優しく抱き起こしてあげる。
「いたいよ………」
「火傷か………」
ウサギさんをしっかり抱いたまま泣きじゃくる少女の足には赤い跡。その傷はそう大きくはないものの、少女はなにしろ小さい。ショックもあってとても自力で逃げろ!とは言えないような状態です。

「鉄観、何をしている」
ふと我に返れば、コラチェクと戦うチーフの姿。
「俺は、この子を病院に!」
「そんなことをしている場合か!」
「でも、早く見てもらわないと!!」
大人には優しくなくても小さな女の子には優しいです。

反抗期まっさかりのテツに、チーフため息ひとつ。
「半人前の特キョウなど、ノーマルバッヂにすら劣る。先にデカベースに帰って本部に戻る準備をしておけ」
冷たく言い放ち、自分はコラチェクを追っていきます。


そしてコラチェクさんは倉庫の中へ。
燃え盛る倉庫の中で、何故か抜け殻のように立ちすくむコラチェクさん。チーフは必殺技をかまして一気に倒そうとするんですが…確かに倒れたんですが……なんかおかしい。
その瞬間、背後から巨大な炎が巻き起こり、チーフを一気に包む込む。チーフはなす術もなく、通信すらできぬままに完全に炎に巻かれてしまいます。

一方、少女を救急隊員に引き渡すテツ。
「もう、大丈夫だからね」
「うん!………ねえ?」
「?」
「あの悪い人は火傷はしないの?お洋服の中に炎が入っていったよ」
少女の言葉に一瞬思案顔のテツ。
次の瞬間、はっと何かが閃いて、慌ててチーフの元に向かいます。


テツが駆け付けた時にはチーフは完全にやられてしまい、素面に戻って倒れてしまっていました。
「チーフ!!」
さんざんえらそうな事を言っていても、どんなに強くても、例え特キョウでも、戦隊においては単独行動はよくないの見本のような状況と言えるでしょう。
「お前も焼かれにきたか!」と、高笑いの声は聞こえるものの、やはり抜け殻のような感じで立ちすくんでいるコラチェクさん。
「チーフ、コラチェクは俺が捕まえます……」
テツはチーフの静止を聞かず、コラチェクに近付いていきます。
「お前ごときに、俺が捕まえられるもんか……!」
「……それはどうかな?」

ブレスロットルに手をかけるテツ。
目の前には動かないコラチェク。
先ほどチーフがやられたのと全く同じ状況。
……先ほどの件で、背後から炎が襲ってくるのが分かってるんだから、それをちゃんとテツに教えてあげればいいのに、敗北に打ちひしがれる硝子のエリートさんはそんな余裕はない様子で(笑)チーフは思わず現実から目を背けてしまいます。

「お前の本体は……こっちだ〜〜〜!!」

テツは立ちすくんでるコラチェクさんでなく振り向いて炎の方を攻撃。悲鳴とともに炎がコラチェクさんの顔の中に……入っていく。
その光景を目をまるくしながら見つめるチーフ。

「コラチェク……お前の出身はパイロウ星。その実態は炎。そのスーツは地球上で自由に動き回る為のものに過ぎない!!」
………宇宙って広いなあ(^^;
実体が炎そのものである彼は地球上では燃やすものがないと消えてしまうって事なんでしょうかね?それでもわざわざスーツまで着て地球に来る根性に脱帽ですが……そこまでしてまで目立ちたいんでしょう(笑)
それにしても、今の今まで実体でなくスーツと見抜けなかった特キョウって一体。…まあ…宇宙は広いですから無理ないのかな。

「…なぜそれを……」
「お前が傷つけた少女が教えてくれたんだ!!」
その言葉に驚くチーフ。

テツはチーフに背を向けたまま、
「チーフ、犯人を逃がして人助けをしている俺は、特キョウとして半人前かもしれません。でもバッヂの色がどうであろうと、俺は人を守りたい」
恐らくは、自分が教えていない筈の言葉を語るテツにチーフは呆然。
そして、テツは(多分)にっこり笑って、
「……だって俺、刑事ですもん」
その言葉にはっとするチーフ。

「それに、小さな女の子を助けることで、事件が見えてくることもある。…でしょ?」
「鉄観………」
かたくなだったチーフが、やっとテツのやり方を認めた瞬間でした。


で、その後、コラチェクさんはより大きな……怪重機くらいのサイズがあるスーツに衣替え。
そこに、すっかり忘れ去れてた感のある、地球署のデカレンたちがデカウイングで登場。
へろってる特キョウ師弟の代わりに、デカウイングロボでコラチェク(巨大)さんと対峙するんですが、あっさりと必殺技の巨大炎に巻かれてしまいます。

「表面温度、3200度!どんどん上昇中!」
「機内温度、72度!ぐんぐん上昇中!!」

「……あの炎には耐えきれない。機体はともかく、中の人間が危険だ!!」
テツに肩を担がれた形のチーフが不安げな表情で言う。
……いや、人間がまずいのは分かる。
3000度を超しても大丈夫なデカメタルって凄い………(^^;
あ、でもウイングロボって平素から大気圏突入をばんばんやっている訳ですから、ある程度の耐熱構造は標準で持っている筈ですよね。って、大気圏突入時にどれ位の温度になるのだか分かってませんけど。つうかそれいっちゃったらデカバイクとか、そしてデカマシン全て惑星間航行が出来るんですから、みんなそれなりの耐熱構造に……訳わかんなくなってきましたので、辞めます(汗)

そんな訳で殺人的な炎に巻かれている5人ですが、勿論そんなもんでめげる奴らではない。
「…ちっとも熱くねえ。何故なら、俺たちの胸の中にはもっと熱い炎が燃えているからだ!『正義』って名のな!!」
そして、それだけの理由で彼等は炎に勝ち、コラチェクさんに反撃開始。
滅茶苦茶だ。
……まあ、昨日今日始まった話って訳でもなし(^^;気持ちはどんな物理的な不可能も可能にする万能アイテムです。


「…呆れたな。これが奴らの言う『気持ち』ってやつか…」
呆れを通り越して感心している風のチーフ。
「……でも、悪くはない。」
「え?」
「なんか……いい」
「……!!そうなんですよ!」
………気分は数カ月前にデ・ジャ・ヴ。
似た者師弟。
とゆうかそれだけテツがチーフの影響をばり受けなんだと思いますけど。
そして、彼等は燃えるハートでコラチェクさんをあっさり倒してしまいます。


考えれば、テツの時も「出来るとこを見せた」というよりは「どんな悪条件にも耐える気力と根性を見せた」といった感じでしたよね。地球署の一番の武器は、「燃えるハート」というよりは、ターミネーター並のタフな身体なのかもしれません。


ラスト。荷物をまとめ、ボスに報告書を出しているチーフ。
スワンさんをちらっと見て、
「…鉄観に、特キョウの前に刑事だと教えたのは貴方ですか?」
とぼそり。
「……いいえ」
「誰も教えてはいない。テツが自分で学んだんだ」
「そうですか……」
いつの間にか、ひとまわり大きくなっていた教え子に、ちょっと寂しそうなチーフ。教育ママも子離れの時期が来たようです。(失礼な)

そこにちょっと沈んだ顔のテツと地球署の愉快な先輩たちが戻ってきます。
テツはバツが悪そうに目を反らすんですが、
「みなさん、これからも鉄観をよろしく頼みます」
のチーフの言葉に 、

「…それってつまり…まだここにいていいって事ですか?」

……笑い転げ。
いや、そうなんだけど、いろんな意味で何が間違っている気がしなくも(^^;

「任せて下さい!俺達が責任を持ってテツをしごいてやりますよ!!最高の特キョウにする為にね!」
先輩たちも大喜び。
まあ、そんなんで、テツは地球署に残れることになりました。めでたしめでたし。

………………が。
「じゃあテツ!まずはデカルームの掃除だ!」

「肩揉んでもらっていいかな」
「おやつの買い出し〜!」
「書類の整理整頓」
「バスルームの掃除もね♪」

雑用係かい。

更に、ここでテツが爆弾発言。
「ナンセンス!いつもやってるじゃないですか!!」

…………………………………………。
…「いつも」なのかい(^^;

確かに雑用をやっている姿がよく目に付く彼ですが、ホントのホントに雑用係だったんですね!!納得です!!

そんなじゃれあい光景を苦笑しながら見守るチーフ。
それでいいのか特キョウ。

これで晴れてチーフ公認の地球署雑用係となったテツ。
有能で(多分)便利な雑用係兼便利屋を失わずに済んだ地球署の事務処理の未来は明るいです♪


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