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第43話『メテオ・カタストロフ』

今週は先週に引き続きで赤&青主役回。相棒コンビ好きとしては、超大盛り上がりのうっきうきわっくわくモード続行中。
この日は折しもスカイシアターデカ素顔ショーの秋期千秋楽、そして戦隊とは関係ないですがNHK大河の「新選組」最終回、そして翌日の月曜はテレ朝版の「忠臣蔵」の最終回……と、お願いだから祭りはまとめてくるな、とてもとても嬉しいんだけどさ〜!というとても贅沢な状態でした(^^;


さて、で今週。
冒頭は、戸増兄妹の仲良しショッピングシーンから始まりました。つっても美和ちゃんの買い物にホージーが引っ張りまわされているといった感じでしたけど。荷物持ちをしながら美和ちゃんに引きづられてる兄の姿はなんとも微笑ましい光景でしたが、この人はとことん人に振り回される人なんだなあとしみじみ(笑)にしても仲の良い兄妹です。
ホージーは非番らしく、黒と青のしましまのタートルのセーターにジーンズ、ボア付きフードのコートというとてもラフな服装。先週の予告で見たときは実は「…この服どうよ?」と思ってたりしたんですが、実際見てみたら思ってたよりずっと普通でした(笑)

が、急に道の真ん中で立ち止まり、天を仰ぐホージー。
不思議がる妹に、
「いや…今何か聞こえたような気がしたんだが……」
What is 何か?何にも聞こえないじゃない!!」
美和ちゃんは険しい顔モードに入ってしまったお兄ちゃんに反論しますが……てゆうかどうにかしろよ、この言葉使い(^^;結婚相手さんはさぞかし懐の深い人なんだろうなあ。
ホージーは美和ちゃんの反論を完全に無視し、早速ライセンスを取り出しデカベースに「その後何か異常はないか」と確認。
『…別にないぜ!なんだよ相棒、久々に美和ちゃんと水入らずなんだろ!』
「そーなんですよ伴番さん。なのにお兄ちゃんったら仕事の事しか考えてないんだから!」
通信相手がバンと分かるやいなや、ホージーからライセンスを取り上げて通話を始める美和ちゃん。…身内とはいえ、そんなに簡単にライセンスを奪われてどうする、スーパークール!(笑)まあ、喋っている美和ちゃんがSPライセンスを思いっきり携帯扱いしている姿が可愛かったのでいい事にします。美和ちゃん、多分蓋に集音機はついてないと思うよ(笑)
『しょーがねえなあ!相棒らしいっつやらしいけど』
「……相棒って言うな!」
にこやかに会話をする2人にホジさん眉間に縦皺。

「伴番さんも来て下さいね、私の結婚式」
美和ちゃんの誘いに『え?呼んでくれるの?』と大喜びのバン。
「勿論ですよ、ボスやほかの皆さんも是非!!」
……は無理だと思う。地球署誰もいなくなっちゃいますから!(笑)
でもバンは大喜びで、
『行く行く!相棒がおいおい泣くとこ見てみたいし!!』
……花嫁相手に微妙に失礼な発言をかましてみたり(笑)
「誰が泣くか!…返せ!!」
堪忍袋の緒が切れたホジさんがライセンスを取り上げた事でSPライセンス私用通信終了。

デカルームでは「絶対泣くよな!」のバンの言葉に全員大きく頷き。TVの前の視聴者も大きく頷き。ボスにまで「……泣く」と言われてしまってます。ここまで肯定されるとある意味不憫ですが、でも絶対間違いなく泣きそうです。勿論「…寂しく何かナッシング!」と言いながら(笑)


「お兄ちゃん、なんで伴番さんにきつくあたるの?楽しそうでいい人じゃない」
「…知ってるだろう、俺は昔からお調子者が嫌いなんだ」
戸増兄妹in公園での会話。ブランコきこきこの美和ちゃんに支柱によっかかりのホジさん。…なんでこの二人、荷物を抱えたまま公園なんかで話をしてんだろ。恋人同士のデートじゃないんだからさっさと家に帰りゃいいのに(笑)
「…正反対だもんね、お兄ちゃんと」
「あいつはただのひらめきで無鉄砲に突っ込んでいく。命がいくつあっても足りない。俺から言わせれば、プロじゃない」

「でも、仲間なんでしょ?」
「…俺はそう長くあいつの仲間じゃいられない気がする」

ホジさんの突然の不吉発言に、美和ちゃんびっくり顔。彼は「…なんとなくな」と曖昧に呟くとさっさと歩き出してしまい、美和ちゃんはあわててその後を追います。

場面は変わってデカベース。スワンさんが謎の怪電波の発信をキャッチ。
「デカレンジャー、直ちに全員出動だ!」のボスの命令でみんな一気に動き出します。今日はちゃんとテツもマシンボクサーでみんなと一緒に出動です。良かったね、テツ(^^)


現場に駆け付けた5人の前に、私服のホジさん登場。
非番もへったくれもないじゃん。
ロボを出す状況ではないどころか、まだ敵もでてきてないし。そんな状況で非番のヒラがいちいち呼び出されていてはたまったもんじゃないと思うのですが。てゆうか非番でも気分的に全然ゆっくりできなそうなんですが。地球署の刑事は絶対いつか過労で倒れると思います(^^;

「確かにここのはずだか……」
「電波の発信源になりそうなものなんてないよね〜?」
…いや、電波の発信源なんてリモコン一つあれば充分なんでしょう?と軽くツッコミを入れてみたり(笑)

「ごきげんよう、諸君」
突然空から降ってきた声にみんな振り返り。

アブレラさん、登場。

「エージェント・アブレラ!!」
「覚えていてくれて光栄だよ、かわい子ちゃん」
……か、かわい子ちゃん……(^^;アブレラさんも丸くなったというか軽くなったというかなんつうか。

「怪電波の出してるのははお前か?」と問いつめるデカレン達に、アブレラさんは「いいや、君たちに大宇宙に伝わる伝説を教えに来たのさ」といきなり語りはじめます。

星の悪魔を倒すなら、弟がいないかどうかを確かめろ。
兄を倒せばその怒りが弟に乗り移り、何十倍にもふくれあがる…

これだけ聞くと訳分かりませんが、要は先週倒したブラウゴールには弟(?)がいて、その鳴き声が怪電波となって再び巨大隕石を地球に呼び寄せているのだという。その言葉通りに、再びブラウゴールが登場。焦るデカレン達。
「隕石落下の瞬間に発生する莫大なエネルギーが地中に眠るブラウゴールを一気に繁殖させるのだ。地球は全滅するだろうが、私はブラウゴールを売りまくって大儲けさ……」
……ちょっと待て、「地中に眠る」ってまだほかにもいるんかい?(^^; んでアブレラさん、先週のブリーダーさんの仕込み(?)のおかげで棚ぼたで大儲け??つうか年末で決算でも控えてますか?(笑)

アブレラさんはさっさと逃げてしまいましたが、なにしろ再びブラウゴールが登場してますので、そっちが先だという事でスーパーデカロボで怪獣退治にかかるデカレン達。
でも、この弟怪獣君はお兄ちゃんよりも更にパワーアップした感じ。結局倒せずに地中に逃げられてしまいます。


なす術なしにデカベースに戻ったメンバー達を迎えたのは、
「結論から言うね。巨大隕石が地球にぶつかる可能性は100%よ」
というスワンさんの非常な言葉。どんなに計算してもそれは揺るぎのない事実だと。
「それじゃあ、もうブラウゴールを倒しても遅いって事ですか?」
「ええ」
いきなりそんな事を言われても、な展開。
「でも、隕石の衝突を阻止する方法は、ありますよね?」
「……一つだけあるわ。巨大隕石にぎりぎりまで近付いてってデカウイングキャノンを至近距離で撃つ」
でも、それはとても危険な方法だと。隕石の引力に引き寄せられてロボ自体が隕石に激突してしまう可能性もあるという。
「それ以外、方法はないんですか?」
「ええ………」
命をかけた特攻作戦以外の道はない、という事実にどんより重くなるデカベースの空気。
……つうか、これって惑星ひとつなくなるかどうかという結構大きな話なので、本部に応援とか頼めばいいじゃん!!とか思うんですけど駄目なんですか!?(笑)それともあれかな、宇宙警察きってのメカニックであるスワンさんが作ったメカ以上の性能のものは本部にはないって事なんでしょうかね(苦笑)

「…スワンさん。パトウイングロボを一人で発進させる事は可能ですか?」
だんまりだったホージーがここでいきなり口を開く。
「ええ、オートコンバインモードを設定すれば」
……出来るんですか(^^;だったら代行運転をやっていたボスとかテツとかの立場は一体(笑)
つうかてことはそれさえ設定すれば、わざわざ非番の人間を呼び出さなくてもいいって事ですよね!ロボに乗りさえすれば、ひとりふたり足りなくたって大差なさそうだし(笑)なんかどおも必要以上に非番を中断させられている事が気になって仕方ないみたいです(^^;

スワンさんの返事に、ホージーは決意したように、立ち上がり、
「ボス、俺が行きます。キャノンのシューティングオペレーションは俺が一番熟練しています」
と、ボスに名乗り出る。
バンが慌てて「俺も行きます!」と次いで手を挙げるんですが、
「俺一人でいい!地上には巨大ブラウゴールがいる。それを倒すのには、一人でも多い方がいいだろう」
「でも、万が一の時の為に二人は必要だろう!」
うん、何かと一人で動くのは良くないと思うし、そもそも巨大ブラウゴール相手なんてロボでしかできないんだから、ホージーがいなくなる今、もう一人位いなくなっても大差なさそうだし(笑)
バンは相棒の肩を掴み、反論してたんですが、
「俺一人でいいんだ……」
とがっと胸ぐらを掴まれてしまう。お互い引かずですっかり喧嘩モード。
が、
「よし、ホージー。…任せたぞ」
ボスの一言でその喧嘩は中断となりました。


一人で作戦を決行する事になったホジさんはスワンさんのレクチャーを受ける。
隕石の引力でかなり揺れるかもしれないけど、でもロボにはスーパーファイナルバスター一回分の燃料しか積めないので、絶対失敗は許されない。
「確実にしとめます。その為に磨いて来た腕です」
「…お願いね、地球の為に必ず成功させてね……それから」
そして、スワンさんは返事をしようとするホージーの腕をとって、
「絶対無事で帰ってくるのよ、ホージー!!」
正義の為ならある意味喜んで殉職しかねないホージーにちゃんと釘。ホージーも一瞬はっとした様子でしたが、ちゃんと力強く頷きます。


そしてまたブラウゴール出現。あんなでかいのが地中を這い回った東京が少々心配(^^;
出撃しようとする仲間達の元に、「俺も出発します!」と駆け付けるホージー。
「後は頼んだぞ、みんな」
それだけ言って、さっさとシューターに飛び込もうとするホジさんをウメコが引き止め、
「帰ったら、焼肉屋さんで祝杯をあげようね!」
と思わずそれは牛角ですか?(笑)と言いたくなるような発言を、笑顔を作って言う。そしてホージーと腕こっつん。
そしてセンちゃんとも拳こっつん。この時のセンちゃん、無表情でちょっと恐い(^^;
そして。
視線の向こうにはどことなく挑発的な顔をしているバン。
その視線の強さに耐えられなかったのか、ホジさんは目を反らし、軽くだけ笑ってそのままシューターに飛び込む。
そしてパトウイングを発進させ、ひとり宇宙に飛び立ってしまいます。


「さっきのホージー、ちょっと気にならなかった?」
「ん〜!なんか……もう会えないみたいな……」
「ナンセンス!そんな訳ないじゃないですか」
「そうだよ、今はそれぞれ、ベストを尽くすだけだ。な、バン…………?」
……ここまで来て、なんかおかしい事に気がつく仲間達。
「あれ?バン乗ってるよね?」と焦ってみたら、

「勿論乗ってるぜ!デカウイングロボにな!!」

強引バンちゃんは強制的に相棒についていってしまっていたのでした。
ううん、よくパトストライカー普通に発進できたなあと悩んでみたり(^^;まあ、もしかしたら、スワンさんだけには言っててオートスタートして貰ったのかもしれませんしね。彼女だったら快諾してくれそうですし。

「お前、どういうつもりだ?」
「一人より二人のが絶対いいって!諦めろよ、今さら引き返せないだろ?」
思わず「ひとりより〜ふたりより〜」と自分の歌を歌い出すバンにホジさん「お前はどこまでおせっかいなんだ…」とため息。地上部隊の仲間達も思わず苦笑。

…どうでもいいですが、地上に残された4人の色合いが非常に微妙です(苦笑)赤と青が抜けちゃうと辛いもんがありますね(^^;


地上部隊はそのままロボ2体でブラウゴール君と対戦。
でも攻撃しているうちにブラウゴール君は突然大きくなってしまって、仕方なしにデカベースロボの出撃を仰ぐ事になります。ベースロボ操縦席のマスターとスワンさんのツーショットになんか大喜び♪


そして宇宙部隊は隕石のとこに到着。
隕石は青く光る宇宙のコンペイ糖って感じで見るからに怪しそうな感じです(^^;
二人はロボをキャノン状態に変形。とっととかたをつけようとするのですが、あまりの揺れに照準が全然定まらない。
「…もう引力圏内かよ……」
「バン、お前は姿勢制御を頼む!」
「ロジャ!」
……ついてきて良かったね、バン!(笑)
ホジさんひとりじゃどうにもならなかったよ、きっと(笑)やっぱひとりよりふたりですね(^^)


そんなんで限界ぎりぎりまで踏んばって、なんとかターゲットロック。無事爆破。
モニターに出てた「HIT」の文字がなんかゲーム画面みたいでした(笑)


「やったぜ!」
安心したのか……何故かコクピット内で変身を解除する二人。なぜ解除する。普段はしないのに!(笑)まあ、ぶっちゃけストーリーの都合なんですが(苦笑)もしかしたら変身した状態というのはそれだけでも体に負担がかかるもんなのかな〜と思ってみたり。ちょっときつい服とか体系補正下着でも着ているような気分で(笑)


……………が。
砕けた隕石の中から、また隕石が登場。
「何!?」「嘘だろ、そんなの…」と目を見開いて驚く二人。
その隕石はぽっかり大穴が開いてて、その中で赤い光が光っているという謎の形状。ホジさんは「こいつは常識を遥かに越えた隕石だ…」と言っていましたが、隕石と言うよりはモンスターに近い形状のような気がします(笑)というか人造物だろこれ!(^^;としか言えないような代物で。

まあ、何であれ、もうファイナルバスターは使えない。

「どうする、相棒?」
「まて…落ち着いて考えろ……」
そう言ってはいるけど、もう既に全然平常心じゃなさそうなホジさん。
でも、バンがいるからこそ俺がしっかりしてないと!という風に気を張っている部分もあると思うので、ホントにバンがついてきてくれて良かったね(笑)どうもひとりでほっとくには不安定な部分が多々あるスーパークールくんです。


そしてホージーは決意したように、
「これしかない……バン、お前はパトウイングを分離して帰れ」

「…どういう事だよ」
「あの赤く光っているコアを破壊すれば隕石は崩壊する筈だ。俺がデカウイングキャノンで体当たりする」
「……俺一人だけ助かれって言うのかよ…」
「二人行く必要はない!」
ホジさんの地球の平和のためには仕方ないけどそりゃないじゃん!的なアイディアにバンは当たり前ながらに不服顔。つうか、無人のメカが3機もあるんだからそいつらを自動操縦で体当たりさせて二人とも避難すれば済むような気がするんですが。3機もありゃ一機くらい当たりそうな気がするし(笑)
バンは尚も反論を続けるのですが「この作戦のリーダーは俺だ!」の一言で「分かった…」と大人しくなります。

「あばよ、相棒………」
浅い呼吸を繰り返すバンは、決意を決めたようにスイッチを押す。


『自動操縦に切り替わりました』

……無機質な機械音声が鳴り響いたのは……ホージーのコクピット。
赤いランプが点滅するコクピットで予想外の状況に目を見開いて焦るホジさん。
「お前………………!!」
「相棒は……美和ちゃんの結婚式に出なきゃ駄目だろ……」
相棒の焦り声に、バンは伏せていた目を開いてにっこりと笑う。

そして、ホージーの乗るパトウイング2が切り離される。
パトウイング2はデカウイングキャノンの取っ手部なので、さくっと切り離しが出来るんですね。成る程〜〜!
「お前、どうする気だ!?」
相棒の焦りまくってる声に、

「一度くらい、『相棒』って呼ばれたかったな………」

思わず気絶しそうな台詞に満面のにっこり笑顔。いやあ、実に素敵ないい表情ですね♪♪
……なんて喜んでる場合じゃない。ちょとまてちょとまて〜〜〜!!

「何言ってるんだ、バカ!!」

ホジさんは大焦りで、操作パネルを押しまくり、しまいにはやけになって安全バーを外そうと必死でもがくんですが、自動操縦は解除不能。思わずパネルを拳でガン!と殴る。
しかしなんて強固な強制自動操縦機能なんだろう。しかも他マシンからスイッチ一つで設定可能。…なんの為についてんだかな。

「あばよ……相棒」

静かに呟いたバンは再びエマージェンシー・スワットモード。両手を操縦桿に置いたままどころか、胸には既にSPライセンスを装着済み。戦隊の戦士たちは話数が進んでくると設定無視して気力で変身が出来るようになる傾向にあります(笑)

デカウイング2は飛行機形態に戻って方向転換。残ったデカウイングキャノン(銃身部分)は真っすぐに隕石の中に突入。

「やめろバン、命令だ、戻れ…………戻るんだ!!!」

ホージーの叫びも空しく、地球に向かって飛行するパトウイング2の後ろで大きな爆発。
しかもここでCM。時間既に46分。CMスタート最遅記録とか取れそうです。

これがもしレッドのバンでなかったら。
これがもし今クリスマス商戦で絶賛発売中のデカウイングでなかったら。
………もうちょっとどぎまぎ心配したんでしょうけど(苦笑)こりゃ絶対どうにかして助かるな〜!とかなり余裕気分で見てました。


CM終わって時は既に48分。役者ネタばれ(^^;で今週で話が終わる事が分かってなかったら「…続くのか??」と思ってしまいそうな時間です。
先週に続いてスペシャル赤&青キャッチの後、先ほどの爆発のリピート。

驚愕の表情で後ろを見つめるホージー。
「バン………応答しろ、バン!バン!!バン!!!

………返事はない。

宇宙空間を飛んでいるウイングの中は寂しいくらいに静か。

気が抜けたように座席に体を預けて目を閉じ天を仰ぐホージー。
「ばっかやろう…なんでだよ、なんでお前が………」
……弱々しく語り始める。

「俺のかわりはいくらでもいる。努力さえすれば、俺程度には誰だってなれる。…だがバン、お前のかわりは簡単には見つからないんだぞ!!」

「予定より早く特キョウ試験を受けたのも、今のままじゃお前に負ける気がしたからだ。…一度お前と離れて、ひとまわり大きな俺になって、もう一度再会したいと思ったんだ」

独白を続けるホジさんはすっかり涙顔。とゆうか特キョウ……そうだったんだ。「テツが特キョウなら俺にもなれる」と思ったからじゃなかったんだ(笑)
とゆうかですね、その『努力』が出来ないのが一般庶民なんですって!だからあなたは『努力の天才』なんですって!!だからこそあなたはエリート揃いの宇宙警察の中でさらに「エリート」と呼ばれ、「みんなの憧れ」と呼ばれるんですよ!その辺分かってます!?…絶対分かってないよなあ…(汗)

「お前は俺にとって最高の……最高の相棒だったんだぞ!!」

…………………………!!!!!!

本放送を見てたときは絶句。とゆうか気絶寸前。
いま、こうして感想書くためにビデオ見返してても、未だにとり肌もので(苦笑) ついついビデオのコントローラー握りめて震えてたりします。…はたから見たら相当ヤバい人に見える事でしょう(^^;

ホジさんは顔に手をあてて完全に泣き出してしまいます。
テレサさんの件の時も泣いていたような……気もしたけど、今度は回りに誰もいないって事もあってか完全に男泣き。ジンチェの時も泣きかかってましたけど、どうしてこの人には泣きそうな話ばかり回ってくるんだ。おかげですっかりデカの泣き担当になってしまっています。

でも一通り泣くだけ泣いたら、顔を上げてしっかり前を見るのがこの人。
やはり気力で(?)チェンジすると力強く操縦桿を握りしめます。最も自動操縦なんであまり意味はなさそうですが。


地上ではロボ3体がブラウゴール(弟)相手に苦戦中。ベースロボのひざ光線、指ミサイルと叩き込んでみるんですが、まだ立ち上がってくる。
そこに、
「こちらホージー」
と、宇宙組から連絡が入る。
とりあえず隕石爆破は成功したと聞いて胸を撫で下ろす地上組たち。

でも、
「しかしバンは……殉職しました……」
の報告に全員凍り付き。

「何?」「嘘!」「先輩が?」「嘘だろ?」「嘘よね?」「どうして…!」
この状況下で嘘ついてどうする。 しかも言ってるのはそんなたちの悪い嘘なんか絶対言わなそうなホージーだし。まあ、ホジさんが殉職ならともかく(爆)殺しても地獄から這い上がってきそうなバンが死んだと言われてもにわか信じられないのは仕方ないですが。しかも一緒に行ったホージーが生きてるんだし。

地球に戻ってきて、やっとこさ自動操縦モードが終わったらしいパトウイング2の操縦桿を握りしめるホジさん。

「これはバンの……俺の相棒の弔い合戦です!!」
うわあああああ〜〜〜〜〜〜〜!!!
言っちゃったよ、『相棒』って。
こんな状況下では流石に誰も「またアリエナイザーに取り憑かれて…」とは思わないでしょう(笑)
つうかまじ鳥肌もん、とゆうか気絶もん。

更には、
「許さねえ!!!」
と、ブラウゴールの周りをハエのように(失礼な)飛び回り攻撃。 微妙にブラウゴール、逆恨みされてるような気がしなくもないですが、まあ、あんなややこしい隕石を呼び寄せていたのはブラウゴールであるのは確かですので、仕方ない。

すっかり感情的になってしまったホジさんは普段の冷静さ(←そうか…?)はどこへやら。怒りに任せてひたすら攻撃。ここは普段ジャイラー操縦で飛行機には慣れていると思われるホジさんならではの中々憎い展開。
公式サイトによると、このパトウイング2のみの切り離しは、模型をいじっているうちにたまたま出てきたアイディアだとのことですが、そうとは思えない位自然に綺麗にまとまっていると思います。
しかもけなげに飛んでいるパトウイング2がどんどん可愛くなってきて、なんか急にウイングロボが欲しくなってきてしまいました(笑)クリスマス前にやるな。


ホージーが充分に敵の目を引き付けた所でボスが待避指示。
最大奥義「ボルカニック・バスター!!」をかましてみるんですが、それでもまだ立ち上がってくるブラウゴール君。
そのあまりのしぶとさに、ボス、思わず「おのれ……」なんて呟いてみたり。 他のメンツも「折角先輩が命をかけて地球を守ってくれたっていうのに…」といい加減なすすべもない状況に狼狽え気味。

でもこんな危機的な状況でも、地球署の母は強い。
「諦めちゃ駄目!3体のロボのエネルギーを一つに合わせるのよ!!」
スワンさんがみんなに激を飛ばしたその時。

「だったらこれでやろうぜ!!」

みんなの通信機に届いたのは、聞き慣れた……そして死んだ筈のバンの声。
「デカウイングキャノン」ー「パトウイング2」の謎の飛行物体で無事帰還してきたバンに、みんなびっくり、そして大喜び。いやあ、死ぬ事は絶対ないと思ってはいましたけど良かった良かった。この時期にパトウイング2が一機で取り残されてしまったら切ないなんてもんじゃないですしね!(笑)

「お前……本当にバンなのか………?」
「…嘘の俺なんていないっつーの」
驚き過ぎていまいち信じられない風体のホジさんにバンがいつも通りに、そして優しく声をかける。
「しかしどうして……」
「あのコアを見ててひらめいたのさ。接近するだけすれば、Dリボルバーでもコアを破壊できそうだ。そうすりゃ体当たりしなくても済むかもってな!」
お見事。
つうか無茶苦茶(^^;

いくらコアだけとはいっても引力圏ばりばりの距離ですから吸い込まれても不思議じゃない、とゆうか普通吸い込まれそうなもんでしょう。それ以前にデカスーツは宇宙に出ても平気なんですかい!…知らなかったよ(笑)
「そんな発想……俺には出来なかった……」
普通出来ません。から安心して下さいホジさん。
「ちょっと熱かったけど…俺って天才かと思ったぜ!!」
デカスーツの耐熱温度は一体何度なんでしょうか。
まあ、気力と熱いハートで限界なんて簡単に越えてしまうひとたちです。あまり気にしててもしかたないのですが、それにしても。…まあ…なんであれ無事で良かった良かった。

「バカ野郎!!………お前……」
あんなに焦って、あんなに泣いて、あんなに怒って、思わず「相棒」とまで言ってしまったのに、目の前の同僚は相変わらずののんき風体。ホジさんも思わず怒鳴ってはみたもののすっかり脱力状態でシートにもたれかかり。

「デカウイングキャノン」ー「パトウイング2」謎の飛行物体はパトウイング2の脇にやってくる。
ここでとどめの一言。

「寂しかったんだろ?相棒!」

……寂しいどころか泣きまくってましたって!うろたえまくってましたって!(笑)
でもそんな事を素直に言えるホジさんではない。
大きなため息一つ。
「……んな訳あるか!相棒って言うな!!」
「…それ聞いたら、やっと地球に帰った気になったぜ!!」

赤&青主役回のお約束に大喜び♪♪やっぱこーじゃないとね、この二人は(^^)


その後、「デカウイングキャノン」ー「パトウイング2」は取っ手部と合体し、やっと通常のデカウイングキャノン形態へ。
そして地上で待っていた3体のロボの手に支えられて、
「オールスター・アルティメットバスター!!」
という凄いスペシャル状態でとどめの一撃。
これが今年の最終形態になると思いますが、いや、中々考えましたね〜〜!てっきりベースロボに他のマシンがくっついて強引に超合体ロボとかになるもんだと思い込んでましたんで。
「何故か支えてるだけでパワーが伝わる」戦隊の法則で結果ロボ4体分のエネルギーを持ったこの渾身の一撃で、流石のブラウゴールくんもお陀仏です。

最後の「ゴッチュウ!」はスワンさんも含めたオールスターで、なんか燃えました♪
そしてバンの「メガロポリスは日本晴れ!」に合わせてロボ4体でガッツポーズ。(キャノン形態じゃかっこがつかないからわざわざロボ形態に変形したらしい)でっかいベースロボお父さんに3人の子供♪って感じで微笑ましくていい感じでした(^^)


「ではでは、『地球が無事で良かったね記念パーティー』の始まり始まり〜〜!」
ウメコの司会の元、本当にはじまった焼肉パーティー。つうか「ここもしかして牛角??」と思っていたらホントに牛角だったそうで(^^;美味しそうに肉を頬張るメンバー達の幸せな顔がコマーシャルとタブって仕方なかったです(苦笑)ボスがいないのが残念だったけど、現実的に考えたら仕方ないですよね。肉汁であごひげが汚れちゃっても大変だし(笑)

幸せそうな顔で肉を摘むホジさん。
「ん〜〜〜!タンソルト
ちょと待て。何語だそれ。小さなお子さまが勘違いすると大変なので(そんな事は絶対ないと思いますが/笑)つうか、次に牛角に行った時に思わず間違えて口走ってしまいそうなので(苦笑)おかしな発言は控えていただきたいものです(^^;

「テツ、制服汚すなよ!!」とにこやかムードだったバン、焼けたタン塩が最後の一枚の事に気がつき「頂き!!」と箸を伸ばす。
……が、そこにホジさんの箸のお手つき。
明らかにホージーの箸の方が遅かったと思われるのですが、
「縁起が悪い。箸をどけろ」
「やだ!!」
縁起の前に行儀が悪い二人。お互い肉を摘んだままにらみ合って立ち上がり。
「お前は俺のなんなんだ」
「相棒だ!!」
「……だったら譲れ」
「これだけはやだ!!」
また頼めばいいじゃん!!(^^;という誰もがもつ疑問は今の二人には通じない。非常に低レベルな次元ですっかり喧嘩モード。それにしても大人げない。さっきまであんなに感動の場面を演じてたのに!!(笑)
「…ケンカ好きだよね〜!ホントにもお。カルシウム足りないんだよ…」
呆れながらもマイペースでもぐもぐしているセンちゃん。カルシウムを充分に摂取すれば彼のようになれるのでしょうかね(笑)
「ま、なんかその方がほっとしますけどね」
「ほらほらバンも辞めて!ホージーさんも!!」
呆れつつも楽しそうな仲間達。時にこの席、七輪が2個しかないので、赤&青でひとつ、残りの4人がもうひとつという配置で使ってて。喧嘩を誘発するための配置のようですが(笑)まあ話の都合上。

その後、堪忍袋の緒が切れたジャスミンが、二人の間の肉をぱくり。
「あ〜〜!」「おい!!」と騒ぐものの、ジャスミン相手に怒る気にはなれないらしく脱力して椅子にへたれこむ二人。大人げない、を通り越してただのバカ達(笑)
そして「また頼めばいいでしょ!」のウメコの言葉に『そーゆー手もあったか!!』とやっと気がついたらしい二人は早速オーダーのために店員さん呼び止めにかかる。
……提供は「牛角」でお届けしました(笑)


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