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第44話『モータル・キャンペーン』

世間はクリスマスモード真っ最中、との事で、デカの世界もクリスマス気分で冒頭からクリスマス音楽なんか鳴り響いちゃってたりして。
とあるアクセサリー屋で女性ものの指輪を物色をしているのは私服のホジさん。この人また非番かよ!!(^^;と突っ込みたい所ですが、まあ、前回の非番は途中で事件に引っ張られちゃいましたしね。非常に良くある事ですが。
しかもホジさん、店員さんに声をかけられて、
「妹へのクリスマスプレゼントなんですが…」
……妹へかよ!!(笑)
…つうか妹に指輪をプレゼントする兄ってどうなんだ。まあこの人、テレサさんの件がありますから、どこぞの女性にってのもちょっとどうかというのもありますけど。にしても指輪って…。せめてピアスとかさあ(^^;

結局店員さんに勧められたなんかしらの品物を買ったらしくご機嫌で帰途のホジさん。微妙に明るい空からは通り雨のような白い雪が舞ってます。

が。
「お前、デカブルーだな…」
と、いきなり声をかけられ、天を仰げば、歩道橋の上にいかにもアリエナイザーな人が佇んでいる。更にはその手にはボスのDソード・ベガによく似た剣。当然性能もよく似ていて、問答無用で銃モードで攻撃をしかけられ、慌てて変身して応戦するホジさん。

が、このアリエナイザーさんはとてつもなく強い。
ホジさんは殆どなす術もなく、「メリー・クリスマス!!」の必殺攻撃で歩道橋から地上に叩き付けられてしまい変身が解けてしまう。変身前は私服だった筈のホジさんが何故か制服姿になっていた事に非常に違和感を覚えましたが、まあ、きっと制服もデカメタル製なんだろう!と超強引に納得していました(笑)

既に動くことすらできずに道路に転がるホジさんに、敵は刃を掲げて近付いてくる。くしゃっと踏まれてしまう小さなプレゼントが哀れ。
アリエナイザーさんはホジさんの首筋に非情にも剣先を突き付け……たんだけど、命を奪う代わりにその胸の銀の階級章(だったということを今回知った)をさくっと外して奪い取り、
「プレゼントは貰っていくぜ」
それだけ言い残して歩き去ってしまう。
ホジさんは彼を追うように手を伸ばすのだけど、出来たのはそこまで。ほどなく意識を手放し目を閉じてしまいます。


そんなんで冒頭からいきなりやられ役を与えられてしまったホジさんは救急ベッドの上のひとになってデカベースへやってくる。意識がないどころか酸素吸引マスク付きという超重傷人モードに仲間たちもボスも真っ青。いや、ボスはもともと青い…そんなんのはどうでもいい(^^;
仲間たちの呼びかけにもぴくりともしなかったホジさんはそのまま緊急治療室(なんてものまであるのかこの基地は)送りとなってしまいます。
ドアの外に取り残された仲間たち。
「…なんで相棒が狙われたんだ…」
「胸の階級章が奪われてました」
苦渋の表情を浮かべるバンに、妙に冷静なテツ。
「階級章は宇宙警察官の証だ。宇宙警察官だから狙われたというのか…」
とまあ、そんなんで彼は生け贄にされてしまったみたいです。努力の天才っつうか地球署きっての超エリート敏腕刑事の筈なのにやられ役とは相変わらず不幸なやつ。

……と思っていたのですが。

このすぐ後、パトロールに出ていたマシンブル組のセンちゃんとウメコも同じように襲われ、そして同じように簡単にめためたにやられてしまい、やはり同じく階級章を奪われてしまいます。
こちらは二人、しかもホジさんがやられたという連絡を受けていたので、しょっぱなからスワットモードで応戦したのにそれでも結果は一緒、という事を考えると冒頭時間を使って出番を作ってもらえたホジさんはまだましだったのかもしれません(^^;

で、宇宙警察官3名をあっさり倒して階級章コレクションを続けるアリエナイザーさんはアブレラさんの所にやってきます。
アブレラさんは手の中で3つの階級章を弄びながら、
「流石ビスケス、いい仕事だ…」とご満悦モード。
「…あんな奴ら、たわいもない……」
…ここまではシリアスだったのに、問題はこの後のアブレラさんの台詞。
「この間、宇宙警察の奴ら、私の大きな仕事の邪魔をしたのだ!奴らの面目を潰してやらねば気が済まん!!」
……………………………。
……私怨かよ!!(汗)
アブレラさんはどうやら前回の『地球をブラウゴールの星にして自分はうはうは大儲け計画』を阻止されたのが余程余程悔しかった模様です。まあブラウゴールは結構な高値商品のようですから、商売人として怒る気持ちは分からんでもないのですが、でも宇宙にはこんな絶対に邪魔が入るような厄介な宇宙警察どころか生物すら住んでない惑星がごろごろありそうですから、そーゆー所でのんきに繁殖させればいいと思うんですよね。ブラウゴールの成長に特に人類とか文明とかは要らなそうですし。
……なんて言ってたらこの話自体が成り立たなくなっちゃいますが(苦笑)

まあ、そんな私怨に走るアブレラさんは置いておいて、
「俺はあいつに復讐さえできればいい…」と冷静なビスケスさん。その「あいつ」がボスである事は剣を見れば一目瞭然です。


さてさて、一方地球署。
「センちゃんとウメコまでやられるなんて……!」と残されたメンバーはボスを入れてあと4人。
それでもセンちゃんが送ってくれったデータから、犯人は「ボクデン星人ビスケス」という決闘好きのアリエナイザーだという事が判明。彼は強いと言われている相手に一方的に決闘をしかけ、既に999人も殺している犯罪者なのだそうです。


そんなどんより地球署に、ヌマ・O長官からの通信が入る。
「宇宙ネット上で三人の階級章が公開されている」
……なんですと!?
「何者かが、アリエナイザー向けに『宇宙警察なんか怖くない』などと挑発的なキャンペーンを張っておる…」
……………………。
……「キャンペーン」かよ!!(^^;
そんな庶民的な事をやるのは、我等がアブレラさんをおいて他はないと思うのですが、とりあえずもうちょっとましなキャッチコピーはなかったんでしょうか(笑)

まあ、庶民的だろうが、多少ネーミングセンスがなかろうが、なんにしろ渦中の地球署としてはたまったもんじゃない。
「宇宙警察の権威が落ちれば、悪党どもが調子ずくってワケか!」
「……許すまじ」
長官は「これは宇宙警察全体に対する挑戦だ!」と言って援軍を送ってくれると言うのですが、ボス自ら「これは地球署の問題だから地球署で解決します」と強気に丁重にお断りし、気迫に負けた長官は「お前がそこまで言うなら…だが失敗は許されない」と引き下がります。

そしてボスは、
「このヤマは俺一人が担当する。お前らはベースに残れ!」
と部下たちに無茶苦茶な命令を下して一人で出かけていってしまいます。このボスのちょっと強引な不可思議な行動のワケはこの後すぐ判明するのですが。


「…なに考えてんだよ、ボスは!」

「納得できません。これはもうボス一人の問題じゃない。俺たちの名誉がかかってるんです!」
ボスの勝手な行動(?)に口を尖らす先輩に、それ以上に怒っている後輩。
そして、後輩は先輩の静止も聞かずにボスの後を追って飛び出していってしまいます。
……この際、「こら、テツ!お前が出ていっても鴨ネギになるだけなんだから悪い事言わんからはよ戻ってこい!!」…とTVの前で思いっきり叫んでしましましたが、その数分後、本当に鴨ネギになってしまったテツに大爆笑というかなんとも言えない気分になってみたり(^^;…期待を全然裏切らないでくれるテツ、素敵過ぎ……。
いやまあ、実際てっちゃんは腐っても特キョウ、他の面子よりは健闘して「少しはやる男がいたようだな」とか言ってもらってたりもしたのですが、でも結局結果は同じ。毒霧を吐かれて動けなくなった所をめためたにやられた上に金バッジを奪われてしまいます。あああああああ(汗)


その直後にかけつけたボスは預かりっ子部下の情けない…もといぼろぼろな姿を間のあたりにして流石にうろたえモード。
立ち去ろうとしていたビスケスさんはボスに気がつき、
「久しぶりだな…兄弟子」
「ビスケス……貴様よくも俺の部下たちを……!!」
………てなんで。
要約すると、ビスケスはボスの弟弟子にして銀河一刀流の師範代の息子。…だったのだけど免許皆伝はボスに与えられ、自分が後を継げなかったのを根にもってとゆうか逆恨みしてボスを憎んでいるという状況らしい。
「お前のせいで道場を継げなかった俺は素浪人として生きていくしかなかったんだ!!俺の方が強いことを思い知れ!」
「…心なき剣は所詮殺人剣。銀河一刀流の奥義、貴様の剣はほど遠い!!」
そんなんで対決を始める二人。この時点でボスは変身しちゃってるので既に公平も決闘もへったくれもないような気がしなくもないのですが 、その点に関しては双方とも気にしてないみたいなのでどうでもいいらしい。

そして勝負は当然とゆうかボスの勝ち。
ついでにジャッジメントプリーズ。デリート許可判決。
ボスは怒ってるのか割と容赦なくデリートやる気まんまんな様子だったのですが、
「見逃してくれ!俺を斬ったら死んだ親爺が悲しむ!」
と言われ、ついつい過去の回想に浸ってしまい、その隙をつかれ攻撃を受けまくってしまい、しまいには変身が解け、ビスケスに踏み付けられてしまう有り様。
「兄弟子は相変わらず甘い……」
「ビスケス…貴様そこまで堕ちたか…!!」
怒りに震えた所で感傷に浸って油断して隙を見せてしまったのはボスの非。 易々と胸の階級章(ボスはあれが階級章だったのね…) を取られ、ついでに鼻っ面(あごか?)をばこっと蹴られてしまう姿は、現れたアブレラさんに無様と言われてしまっても仕方がない。

アブレラさんはビスケスさんからボスの階級章を受け取り、
「地球署署長の階級章を頂く。これで『宇宙警察なんか怖くないキャンペーン』はますます盛り上がる!その効果でアリエナイザーが殺到し犯罪天国になる。そして私の商売も大繁盛!!」

ノリノリのアブレラさんは超ご機嫌モード。きっと帰ったらいそいそとサイトの更新作業をやるんだろうなあ(笑)
まあ、実際ほんとにアリエナイザーが殺到したりなんかしたら、何しろ人数不足が激しい地球署ですから刑事たちがどんなに頑張ったとしてもあっという間にホントに犯罪天国になっちゃいそうですけどね(^^;
ただ、そんな事態になっちゃったら犯罪者たちもあえて高価(と思われる)なドロイドとか怪重機とかを買わなくても簡単に犯罪が起こせるようになっちゃいそうですので、アブレラさんが本当に儲かるのかどうかは少々謎ですが。

「残りの二人の刑事に伝えろ。仲間の階級章を返してほしくば、ポイント999まで来いとな!!」
金バッジに署長バッジ。ここまで立派なのが揃えばもう 『宇宙警察なんか怖くないキャンペーン』的には充分なような気がするのですが、どうもアブレラさん的にはコンプリートしないと気が済まないらしい。でもコレクションってのは最後の一個二個で墓穴を掘る傾向にあるんですよね(苦笑)

肉体的にも、そして恐らくは精神的にもぼろぼろになってしまったボスは、去り行く彼等を追う事も出来ず、ただ見送るしか出来ませんでした。


で、ここでCM。初めて登場のボス100番キャッチに大喜びしていました(^^)


場所は移って地球署内のメディカルルーム。
ホージー、センちゃん、ウメコ、テツの4人は仲良く酸素吸引マスク付きでお休み中。この連中は結構酷そうな怪我をしても意識を完全に失うことは滅多にないので、4人もこの状況というのは地球署始まって以来のピンチだと思われます。
で、その光景をなんとも言えない表情で見つめているのは、包帯ぐるぐる巻でやはりベッドの上の人(犬?)と化しているボス。他の連中はシャツを着たままなのにボスだけは何故か上半身裸。 …これも一種のファンサービスなんでしょうか(苦笑)

そこに駆け込んできた残りの二人。
「ボス!もう我慢できません。俺が敵を討ちます!」
「右に同じ!!」
「進め」が欠けた信号機カラーの二人は怒りモード爆発、今すぐにでも飛び出して行きそうな勢いでボスに詰め寄ります。
が、二人に帰ってきたのは、
「地球署には、もうお前たち二人しか戦えるものがいない。本部の応援を待て」
……急に弱気になってしまったボスの言。
「そんなカッコ悪いことやってられませんよ!ボスだって言ってたじゃないですか、地球署の事は地球署でケリつけるって!!」
「…ビスケスの背後にはエージェント・アブレラがいたんだ。こうなったらもう、宇宙警察全体の問題だ」
「しかし……!」
「…奴らはお前たちだけ手に負える相手じゃない」
……確かにボスの手に余る相手を彼等がどうにか出来るとは思えない。つうかそもそも「かっこ悪い」だの「意地」だの言っている場合じゃない気がするんですが(笑)
とゆうか、ビスケスさん一人なら「個人的な問題」でも、アブレラさんが出てきたら一気に宇宙警察全体の問題になっちゃうんですね。出世したなあ、アブレラさん!!…最もボスはアブレラさんが出てきた理由が『儲け話をフイにされた私怨』なんて思ってもいないでしょうが。

ボスの言っている事は正論。
…だけどさっき「地球署の事は地球署でケリをつける」と言ったボスを誇らしく思ったであろう部下たちに今さらそんな言葉は通用しない。

「………やだ」
「バン……!」
「まだ二人残ってるんです。敵がどんなに強大だとしても、俺とジャスミンで必ず解決します」
癖のある部下達の中でもとびきり制御が難しい、諦める事を知らない彼は、言葉こそは子供のだだっこみたいだけど、その瞳は静かに真っすぐにボスを捕らえている。その隣にいるキレたら誰よりも恐いお姉さんの瞳も以下同文。
さしものボスも弱っているせいか、その強い瞳’sに微妙に引き気味。
呟くように、
「……負けたらどうする……」
と、正論な、でも弱気ばりばりの言葉を投げてみれば、
「地球署の意地です!必ず勝ちます!!」
「以下同文」
全然答えになってない返事が返ってくる。
意地で勝てれば警察は要りません。
…いやまあ、何度かそれで勝っちゃってる気もしなくもないですけど(苦笑)

そして二人は地球署の意地を勝手に背負って飛び出して行ってしまいます。
……何故だろう。無謀なのは変わらない筈なのに、先程のテツの鴨ネギに比べたらずっと安心して見てられるのは何故だろう(笑)

「あいつら…無茶しやがって……」
「…やっぱりあなたの部下ね。無茶は地球署の専売特許だもんね!」
飛び出した彼等と入れ替わるようにやってきたスワンさんはボスにさら〜〜りとイヤミ(笑)褒められたもんじゃない専売特許ですが、そもそもこの人数で地球を任されている事自体が無茶だという気もしなくもなくも。意地の前に今もし別の事件が起こったらどうする気だよ、全く(笑)
ゆっくりとボスに近寄ってきたスワンさんは、
「…あなたもホントはもっと無茶したいんじゃない、ドゥギー?」
やさしく、さら〜〜りと挑発してみたりします。


そしてマシンドーベル組はアブレラさんに指定されたポイントに駆け付ける。
出迎えたのはビスケスさんの銃攻撃。
「アブレラはどこだ!!」
…と叫ぶバンの眼前に現れたコウモリの群はアブレラさんへと姿を変える。前から思ってたんですが、彼はコウモリに(しかも複数匹に)変身できるんでしょうか?それともあれはカモフラージュでかっこよく登場する為のアイテムなんでしょうか?(マジックみたいにどっかに隠れていた本人と入れ替わるとか/笑)
「ほう…来たな。ではクリスマスキャンペーン最後のビッグイベントを始めるとしよう」
……なんか「アブレラの目指せ!宇宙一の黒い商人物語」でも見ているような気分になってきました(^^;
キャンペーン中で太っ腹のアブレラさんは豪快にイーガロイド4体を用意。そしてそのイガさんたちがまた更にボールを投げて、あらわるあらわる大量のバーツロイド、アーナロイド。その数、ざっと100体ぐらいでしょうか。合成かな?とは思いましたが、ひと画面にずらっと並んだそれは中々豪快。ボスの百人斬りの時はひと画面で表示はされませんでしたからね!(笑)

「…随分と頭数だけは揃えやがったな!」
キャンペーン中ですからね。

そして二人は変身してドロイド百人斬りに突入。
しかし数が数だし、しかも時々イガさんとかが出てきたりするので、どうしても劣勢気味。「多すぎる…」「きりがないぜ!」とちょっと弱音を吐いてみたり。さっさとスワットモードになってDリボルバーをぶっ放せばちょっとは違うんじゃないかと思うんですが、あえてそれをしないのは話の展開の都合上か(苦笑)


そしてそこに……超重傷人モードで寝込んでいた筈の青緑桃が駆け付ける。
「大丈夫か、バン、ジャスミン」
「なに?相棒たちこそ大丈夫なのか!?」
「あんな大怪我してたのに…!」
……怪我してたどころか、彼等があんなに騒いでても目覚めもしなかったのに。
「これくらいの傷で寝てられないわ!」
「地球署のスペシャルポリスはお前らだけじゃないんだ」
……もしかしたら、目覚めてなかったんじゃなく目覚めないように睡眠薬でも飲まされてたのかお前ら?(^^;って位の素晴らしい復活ぶり。だって意識さえ戻れば重傷だろうがなんだろうがそれこそ意地で這ってでも取り戻しに行きそうじゃないですか、彼等って。そんな彼等の性癖を知っている地球署のメディカルスタッフだったらやりかねない。
「置いてくなんて、ナンセンスですよ、先輩!!」
テツもワンテンポ遅れて登場。いや、置いてったんじゃなくてあんたが目覚めなかったんだろう!とツッコミつつ(苦笑)
この際、やってきたみんなの胸にちゃんと階級章がついていない事に感心してみたり。…ううん、でもスーツってデカメタル製なんですよね?変身すると制服についていた階級章がスーツの方に移動してくるんでしょうか??仕組みが全然分かりませんが、考えても分かるもんじゃないと思うので気にしない事にします。

「みんな…無茶しやがって……」
嬉しいながらため息中のバンに、
「無茶なのはお互い様だ、バン。お前らの無茶で目を覚まされたぞ!」
と、何故か一人だけ変身していないボスが肩をぽんっと叩く。
そして、
「みんな、地球署の意地を見せてやろう!!」
と言って、
「エマージェンシー・デカマスター!!」
と何故か一人だけの変身シーン。
…目立ちたかったのかよ、ボス!!(笑)…まあ、主役回ですしね!!

5人はその後を追うかのようにスワットモードにチェンジ。…ひとり取り残されたテツが相変わらず哀れですが(^^;本日は結構しっかりと名乗り上げをやらせて貰えたからまあいいかな。


7人ずらりと揃ってとりあえずドロイド軍団をあっさり撃破。その後はボスはビスケスさんとの一騎討ち、残りの6人はアブレラさんとの戦闘になります。
で、ボスの方は置いておいて(おいおい)アブレラさんがすごいのなんの!デカブレイクのパンチを軽く受け止めるとこから始まって、Dリボルバーの一斉射撃を防弾マント(?)で華麗にかわし、お礼代わりにマントの中から竜巻攻撃(??)を放つ。スワット5人+特キョウを相手にしても全然不足はなしとゆうかむしろお釣りが来そうなこの勢い。
……強かったんだ、アブレラさん……(感動)
そんな感想を多数の方がお持ちになったのではないかと思われます。

なにしろ彼のイメージと言えば営業に走りまくるサラリーマン。愛想は忘れず、へつらっても心は錦。お代を踏み倒されも新製品を撃破されても全然めげずに新装備開発&新顧客開拓に余念がない。部下どころか上司の存在も見えず、一人ひたすら走りまわりでそのうち過労死するのではと心配で……(汗)
……とても今年一番の敵を表現しているとは思えない言葉のオンパレード。

敵組織不在のデカレンの中で命を削って文字どおり飛び回るそのど根性は、不況にあえぐ日本の多くのサラリーマンの共感を呼んだ事と思われます。
戦え、アブレラ!!その根性さえあれば、いつの日かきっと大儲けうはうはになれる日が来るよ!!
……だが、悪い事は言わない。早いとここんな厄介な星からは撤退した方が幸せになれると思うよ、きっと(^^;

……すっかり脱線しましたが、当サイトはこんなアブレラさんを熱烈応援中です(苦笑)


それでもなんとか 6人掛かりで少々卑怯とも思えるような攻撃を喰らわせまくった末に、なんとか階級章を奪取する6人。てゆうかアブレラさん、律儀にちゃんと奪った階級章持ってくるんだもんなあ。えら過ぎ(苦笑)


ボスの方はさっさとビスケスさんを片付けて(はしょり過ぎ)、
「観念しろ、アブレラ!!」と、部下たちの真ん中を陣取ってアブレラさんに詰め寄る。
でもアブレラさんはくっくと笑い、
「勝ったつもりか?……ビグドローワー!!」
と怪重機を呼び寄せ、自ら操縦席に座る。
祝!アブレラさん怪重機初搭乗!!
しかもビグドローワーだよ!!ビグドローワーとは京都編の時に出てきた通称「タンス君」の事なんですが、今回はアブレラ仕様ということでか見事に金ぴか成金っぽくてどうよ?(^^;と思ったんですが、実際は成金じゃなくてボルカニック・バスター対策だったんですけどね。でもやっぱ成金っぽく見える気がする。

そして、デカレンたちはデカベースロボにまとめて搭乗。
この際、テツの席がなくて、空いた場所に立ち尽くしているテツが不憫すぎて泣けました(ほろり)…場所がない事自体は助っ人戦士の宿命みたいなもんですが、それにしても彼はどこまで悲惨な扱いを受け続けるのでしょうか。

当サイトはそんな不憫なテツも応援してます(笑)


んなんで成金君は必殺技「ジェノサイド・ビーム」を放ち、ボルカニック・バスターと正面から激突。……勝てるわけないんですが(苦笑)結局ビクドローワーは大破。でもアブレラさんはちゃっかりと脱出。
「おのれ地球署。もう許しはしないぞ……!!」
捨て台詞を残し、そのまま華麗に(?)飛び去ってしまいます。

来週は年末恒例の総集編集。
てことは。
祝!アブレラさん年越し決定!!
彼は当初の予定では2クール(半年)位で散る予定のキャラだったそうなのですが、なかなかどうしてとうとう年越し。
嬉しくて涙が出そうになりました(ほろりほろり)


ラスト。夕日に照らされて赤く染まるベースロボの前に佇む7人。
「アブレラめ!ここまで追いつめたのに!!」
「地球の平和を取り戻すには、やつを一刻も早く倒さねば」
「宇宙警察の名誉と威信にかけて!」
「正義は必ず、勝つ!」
「はい、必ず!!」
「…頑張らなくちゃ!!」
「エージェント・アブレラを倒したその時こそ、勝利の雄叫びをあげるぞ!!」

…気がついたらすっかりアブレラさんにターゲットロックオンとゆうか、今までの地球でのアリエナイザーの事件を全て彼のせいにしてしまう勢いの地球署の面々。アブレラさんも随分出世したもんですとゆうか多少逆恨みも受けているような気がしなくもないです(^^;

しかし。
………残り話数はあと6話。
………てことはもしかして。
アブレラさん、ラスボス決定!???
それを物語るかのように、彼等が見つめる空にはアブレラさんの高笑いの映像。
すごいよ、アブレラさん!!普通の敵みたいでかっこいい!(笑)


そんなんで、気がついたらすっかりアブレラ祭りとなってしまってた今週の感想ですが「…そういえば今週はボスの主役回だったんじゃなかったっけ?」と今さらのように思い出してみたりしました(^^;
…すみません、ボス(汗)


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