はじめに疑いをかけられたのは、バン。
「お前は無茶苦茶なやり方をするからな、恨みを買う確率も高いんじゃないのか?」
そんなバンの回想は、vsシェイクさん、vsギャンジャバさん、そして3話のデビルキャプチャーvsパトストライカー、23話のvsゴットパウンダー時のライディングデカレンジャーロボ初登場シーン。
「そうよね、いつも『一気に行くぜ!』とか言いながら無茶苦茶するもんね」
「どこが無茶苦茶なんだよ!!」
散々言われまくって膨れっ面のバン。
でもバンは今まで対峙してきた敵はきれいにみんなデリートしてしまってきているので、恨みを買おうにも買えない状況です。
「…でもこう言う場合、案外本人の知らない所で恨みを買っていたという事も多いんじゃないですか?」
「てことは……センちゃんだ!」
てなんで、次に疑いをかけられたのはセンちゃん。
バンの指差し拳銃ポーズに、思わず両手をあげてしまった彼は、
「なんで…?地球署一の穏健派で通ってるのに」
…自分で言うなよ(苦笑)
そんなセンちゃんの回想シーンは、フローラを守るためにぶっちぎれるとこ、カーサスさん相手にぶっちぎれるとこ、デカウイングロボを操りギネーカさん相手にぶっちぎれるとこ…センちゃんぶっちぎれ特集。
でもボスの「どれも決め手には欠けるか…」の言葉でセンちゃんも白。とゆうかセンちゃんも相手を片端からデリートしちゃってるんで、恨みを買う事はなさそうです。
不毛な責任転嫁合戦にホジさん、ため息ひとつ、デカルームから出ていこうとする。
「ホージー、どこに?」
「タイムイズマネー!今のうちにトレーニングを済ませておくのさ」
つうかこの時点でみんな大量の仕事の事をすっかり忘れ去っています。まあ、現実逃避もしたくなるでしょうよね(^^;
「あ、そういえばホージー、前に連勝を止めたチャンプはどうしたんだっけ?」
「…バンダレ星人ジーバの事か」
んなんで、お次はホージーが槍玉。
「連勝を止められた上、逮捕までされて、ホージーを恨んでいる可能性は高いよ」
ホジさんの回想シーンはイリーガルマッチの際の鼻血5ガロン裸体ファイトシーン(←命名TVブ●ス) ……のみ。他にも主役回は何度かあったけど、どいつもこいつも暗かったりなんなりで出しにくいんですかね(^^;
しかも調べた所、ジーバは一か月ほど前に仮釈放になって地球に戻ってきていると言う。
…まだ4か月位しかたってないのに1か月前に仮釈放って…。「アリエナイザー同士が死ぬまで戦う」というイリーガルマッチの歌い文句は完全にはったりだった模様です(笑)ホージーだけが特別助かったって訳ではなかったんですね。
「一回調べた方がいいね」という意見にホジさんは頷いて早速自らお出かけ。
「俺も行くぜ、相棒!」とバンもその後を追います。
…仕事から逃げたかっただけかもしれませんが(爆)
そして二人はあっという間にジーバさんを見つけます。
「久しぶりだな、ジーバ」
「あの人形を送ったのはお前か?イリーガルマッチの挑戦状のつもりか?」
…………ここまではシリアスだったんですが。
「イリーガルマッチ?もう僕には関係ないもんね〜〜♪♪」
久しぶりに会ったジーバさんは「僕は生まれ変わったのさ〜vv」の台詞通り、スキップ踏んじゃうくらいすっかり明るい人になっていました。とゆうか洗脳されたか人格改造を受けたかとしか思えない位の変わりっぷり。…宇宙警察の更生施設、おそるべし(^^;
そんなジーバさんは現在はTV局の裏方をやっているそうで、あの大きな図体で先輩にこき使われてまくっている姿に、二人はあっけに取られ過ぎて手を振って見送ることしかできない。
てか、元犯罪者のエイリアン、しかも仮釈放中の彼を雇う気概のあるTV局、凄すぎ(^^;懐深いっすね〜〜!それともそういう人を雇うと補助が降りるとかそういう大人の事情もあったりするのかな(笑)
まあ、そういう訳でジーバもシロ。
「見事に更生してくれて良かったじゃん、相棒!」
「相棒って言うな!」
てゆうか更生とかそういう次元は通り越しているような気がするんですが(苦笑)素直に喜んでいいものかどうか…まあ…良かったよねきっと多分おそらく(^^;とゆうかジーバさんがあんな可愛らしい人形を送ってくるかあ?と誰も疑問に思わないのもどうかなあと(苦笑)
「…しかし、ジーバでなければ一体誰なんだ……」
そこで突如空中から飛来した白いでかい物体が二人を襲う。その形状は説明し辛いのですが、しいて言えば焼く前のロールパン生地の巨大版にひもが二本ぶら下がっているといった感じ。
思案にふけっていたせいか、バンはなんとか避けられたその体当たり攻撃をもろにくらってしまいひっくり返るホージー。情けないぞ、スーパークール!(^^;
バンは慌てて相棒のとこに駆け寄るんですが、
その時。 「彼女に、近付くな!!」
その声に一瞬気を取られたバンも続いて体当たり攻撃を食らってしまう。
そのままその物体は飛び去っていてしまいました。
「…『彼女に近付くな』?」
「確かにそう言ったのね」
デカベースに戻り、女性陣の問いかけに仲良く首を縦に振る赤青。
「…わかった!!」
…とその後ろでこっそりとさか立ちをしていたセンちゃん。
「これは逆恨みとか復讐じゃなくて、むしろ逆だ、ラブレターなんだよ」
不気味人形君はプレゼント。
バンとホージーが襲われたのは、ジェラシー。
センちゃんは自分で自分の推理に納得したらしく、人形を抱えてうんうん頷いています。
「「てことは、標的はわたし?」」
…と急に笑顔になる女性二人。
「困ったわ、私ったらいつ一目惚れされちゃったんだろうvvこの人形もよく見れば可愛いじゃない?」
「そうよね、いくら情熱的だからってやり過ぎよvv直接わたしに告白してくれればいいのに」
「美しいって、罪なのね!」「ウメコは、罪じゃないから大丈夫!」
…ウメコはともかく……ジャスミン〜〜〜!(^^;
「な〜んで狙われてるってのに、二人とも張り合ってんだ?」
「複雑な女心ってやつさ」
すっかり壊れちゃった女性陣にあっけに取られている男性陣。
その後ウメコとジャスミンの回想シーンも入るんですが、ウメコは子持ちのアルパチに赤ちゃんのエイミー、ジャスミンはニワンデにチョー刑事と臑に傷を持つオヤジ二人位しか心当たりがないって事で却下。
尚も張り合う女性陣に、ボスが咳払い一発。
でも限りなく低次元に落ちてしまったレベルはもうボスにも修復不能。
その後、「犯人は対象者との接触を望んでいる」というセンちゃんの推理により、おとり捜査、名付けて「署を捨てよ!町に出よう作戦」が展開される事になります。
…絶対誰ももう大量の書類の事なんて覚えていません。
とゆうか、ボスやみんなの机の上から書類がなくなっているので、もう片付いたのかな??(^^;
で、まずおとりになったのはジャスミン。
髪をアップにしてばっちり決めた彼女は、出会いの超古典的手法「ハンカチ落とし」で対象者と思われる人との接触を図ろうとします。
……が、3時間47分歩き回っても誰もひっかかってくれない。
ライセンスに向かって怒りまくるジャスミンに、
「ジャスミン…ライセンス使わなくても…聞こえてますから!」とギター侍なセンちゃん。
とゆうかずらりとならんで影から見張ってる残りの5人。
……年末の一時的に犯罪率が上がる時期にスペシャルポリスが全員揃ってお出かけ。
……ボスと地球署の一般職員さんの苦労をお察しします(^^;
「来ないじゃんかよ、センちゃん〜〜!」
「考えられる事は二つ。ひとつは我々に気が付いたのか。もう一つはジャスミンが標的ではないという事」
「…そうよ、気が付いてたのよ!!」
安心したように笑うジャスミン。キャラ、壊れてますから!!(^^;
「いや、俺たちの監視体制はパーフェクトだ」
とてもそうは見えません。
「それは、私が行けば分かる事♪」
そして、続いてウメコがおとりになります。
ライセンスの変装モードで着替えたウメコはとってもキュート。
が、そのハンカチの落とし方はいくらなんでも変です。とかそういう次元じゃ既にないような気がしますが(^^;
一回、イケメン男性が近付いてきて大喜びするウメコでしたが、でも実は彼はTVロケ中の役者さんで単にウメコがロケの邪魔をしていたので、追い出すために近寄ってきただけで。ちなみにここでもジーバさんはしっかり働いてました。ご苦労様(笑)
「そんなあ〜〜!」と嘆くウメコを、影から意地悪く笑いながら見ているジャスミン。今日、性格悪いよあなた(^^;
そこでテツが急に、
「そうだ!犯人が狙っているのはジャスミンさんでもウメコさんでもありません!」
「じゃあ誰よ!?」
「ジャスミンさんでもウメコさんでもなく、デカベースにいる女性……!」
「……………私?」
…と振り向くスワンさんの後ろにずらりと並ぶ面々。いつの間にかボスまで合流しています。
「てことは、スワンさんにおとりを頼むってことか?」
「私がおとりに…なるほどねえ」
思案顔のスワンさんに、
「駄目です!スワンさんにそんな危険な真似はさせられません!」
「うむ!!」
と、超真剣な息子とダンナ(笑)
スワンは「大丈夫よ〜!昔取った杵柄なんだから!」と実地付きで訴えるんですが(むしろ少なくとも変身後は5人のノーマルモードよりは強いと思うんですが)息子とダンナはどうしてもそれを許してくれない。つうかとうとうボスまで壊れちゃったよ〜〜!(^^;
「でも私が行かないと犯人が捕まらないんでしょ?」
おっとりと言うスワンさんに、
「俺が行きます!俺だって昔取った杵柄です!!」と息子。
…………そしてテツはスワンさんに化けて町に出ます。
その背後には全然尾行になっていないカラフルなお伴6人。
「…誰がスワンを〜〜〜!」…とボスまでとうとう参加。
…残された地球署の一般職員の皆様に深く同情いたします(^^;
身長182センチの巨大スワンさんはどうみてもスワンさんとは別物なのですが、とゆうかスワンさんの服はパンツなので知らなきゃ女装だと分からないかもしれない(笑)まあ、男性で栗毛の巻き毛の人は早々はいないとは思いますが(苦笑)
そこに、先程バンとホージーを襲った焼く前の巨大ロールパン物体が現れる。
「誰だ!!……なの〜〜!?」
無理しなくても絶対スワンさんには見えませんから気にしなくていいよテツ(^^;
でも白い巨大物体は、
「やっと会えた……」
……いいらしい。
やっとこさ姿を現した犯人を捕らえようと飛び出す外野の人たち。
「出たな、ストーカー!!行くぞボス!」
「ろっじゃあああああああ!!!」
ぼ、ボス………(- -;;;
もう何も言わないから、さっさとスワンさんにプロポーズして一緒になってテツを養子に取ってやって下さい……。
が、外野6人組は白い物体が吐き出した糸のようなものに巻き付かれ、身動きができなくなってしまいます。ボスなんか口にまで糸が巻かれちゃって悲惨です(^^;
「お前だな!!…………ね」
無理するな、無理しなくていいからテツ(^^;
でもテツは、
「真っ白き、癒しのエトワージュ、白鳥スワンを狙っているのは!!」
と、しっかりポーズ付きで名乗りあげをやってくれる………。
総集編回は話もキャラも壊れる傾向にはあるんですが、それにしても今年は壊れ過ぎ。そろそろもうどうでも良くなってきました(汗)
「白鳥スワンって言うのか。いい名前だ、思った通りだ!」
その瞬間。
白い物体は糸となって消え、中から虫のようなエイリアンが現れる。…繭だったのね(^^;
「アモ〜〜レvvv」
うっきうき気分で飛びかかってくる虫さんに、とりあえずテツはパンチを一発。
でも、虫さんは「腰の入ったいいパンチだ!」と全然こたえていない。
どころか
「さすが俺のアモ〜〜レ!」と大喜びで抱きついてくる。
焦ったテツは、
「違う!俺はスワンさんじゃない!!」
スワンさん服を脱ぎながら、
「宇宙警察、特別指定凶悪犯罪担当捜査官、姶良鉄幹だ!」
……栗毛巻き毛のカツラを被ったまま言われても説得力は皆無です。
「……なに?お前の本当の名前は「あいらてっかん」と言うのか?」
「そうだ!」
「いい名前だ〜〜!白鳥スワンなんてぺっぺっぺ〜〜だ!あいらてっかんの方がずっといい!」
……なんか様子がおかしい。
「覚えてないのか?二人の運命の出会いだ!イリーガルマッチを一緒に見たじゃないか!」
…彼は実はイリーガルマッチの際に、女装テツの隣にいたエイリアンさんらしい。そういえばやたらテツに絡んでた人がいたなあ…と記憶の片隅でおぼろげに(^^;
彼はあの際テツに一目惚れし、一生懸命調べてテツが地球署の警察官だと言う事を突き止めた。が、悲しかな、彼はさなぎの時期に突入してしまったと。
「一刻も早く抱きしめたいと思うのに出来ない!しかし贈り物で気持ちを伝える事はできる」
「…あの不気味人形がか?」
「気に入ったか?」
「んなわけあるか!!」
「照れるなアモ〜〜レ!!」
しかも彼は無気味人形君に監視カメラを仕込んで、ずっとテツの事を見ていたらしい。なるほど、だからあの目がきょろきょろ動いてたんですね。
目の前で繰り広げられる脱力系やり取りに、やっと糸から脱出したメンバー達はため息。
でも当事者のテツは必死。
「まて、お前は勘違いをしている!」
「?」
追いかけまわされて焦ったテツは、やっとカツラを脱ぎ捨てる。
「俺は、男だ。今も、あの時も女装をしていただけだ!」
「男……?それはなんだ??」
「………は?」
「生まれた星の違いなどなんだ!関係ないじゃないか!!」
ジャスミンがため息一つついて、ライセンスでデータを調べる。
「アモーレ星人、恋に生まれ、恋に生きる宇宙人。雌雄同体のため、性別にこだわらず、全方位の恋愛が可能。その情熱は滝をも昇り、岩をも砕く、だって!」
「なんですって!?」
焦りまくるテツに襲いかかる?アモーレさん。
その様子を助ける気もなく眺めている仲間達。
「スワンじゃなくて良かった。……テツならなんとかするだろう」
「ふあああ〜〜!(欠伸)帰ろ帰ろ」
「おこたでみかん……パーフェクト」
そして襲われてるテツを残してさっさと引き上げて行ってしまう。…薄情(苦笑)
「こうなったら…エマージェンシー!!」
半分やけくそで一人で変身するテツ。まともに名乗り上げをやってるのが却って物悲しい感じ(^^;
「デカブレイク……?」
「そうだ、特キョウだ!痴漢の罪で逮捕する!!」
…………金バッジが泣いてます。
…………リサチーフが見たら、どんな顔をするだろうなあ(^^;
でも滝を昇り、岩を砕くアモーレさんの情熱は変身後もちっとも代わりはない。しかも彼は意外に強く、特キョウの必殺技をどんなに喰らってもへっちゃらで立ち上がってくる。
…この人、もしかしてヘルズ兄弟より強いってことになっちゃうのかな。それはちょっと嫌だなあ(苦笑)
技が全然聞かなくて焦っているうちに、テツは糸で縛り上げられてしまう。
「先輩達、助けて下さい〜〜!」
立ち去る薄情な背中達に助けを求めてみても、
「良かったね、テツ、癒しの存在ができて!」
「とっても良くお似合いですわ!」
自尊心を傷つけられまくった女性陣に皮肉言われながら笑われるだけ。そしてその二人の間で楽しそうに笑ってるホージー。…つうか林さん、素ですね完全に(^^;
その後テツはアモーレさんにあっつ〜〜い情熱的なキスを(マスク越しに)送られてしまうのですが、仲間達はその光景を見て笑い転げるだけ。……ひどいなあ。
でももしアモーレさんが普通のアリエナイザーなみにやわかった(?)ら、テツは上司や同僚の目の前で「ジャッジメントをしてないアリエナイザーを勝手にデリート」をしてしまったことになり、テツ本人は自業自得としても、管理役のボスもなんかしらの責任を……とかなりかねないので、押さえ込まれてマスク越しにディープキス位で済んで良かった良かった(笑)
「よいお年を!そして来年もよろしくお願いします!!」
にこやかに言う先輩達の後ろで、「助けて下さい〜!」というテツの悲惨な叫びがこだましていました。合唱。
…そしてその戦いはエンティングコントの時間になっても尚も続いており、
「…こうなったらデリートだ、デリートしてやる〜〜(泣)」
「アモ〜〜レvv」
気が付いたらすっかり夜になってしまっており、
「まだやってる…」
と呟いているあたり、みんなは一回おこたでみかんでも食べてから出直して来たのかな(苦笑)
そして、その後ろで鳴り響く除夜の鐘の音。
その鐘の音は、テツの耳には届いていたのか。
……何よりも、大晦日だったのに、全員揃って出勤して泣きたくなるような量の仕事をしてたんですね、このひとたちって(^^;ならまあ少しぐらいさぼっても(?)まあいいでしょう。
…つうか元旦も当たり前のようにごく普通に全員で出勤してそうで怖いです(-
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