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第49話『デビルズ・デカベース』

デカレン、とうとう残りあと2話。
先週ラストでアブレラさんがドロイド軍団を率いてデカベースに突撃という大事件が起こってしまい、バンのファイアー・スクワッド行き事件?なんぞに構っていられなくなってしまいました(苦笑)この件はこのまま最終回に持ち越しですね(^^;

そして今週からOPがプチ変更。頭の各キャラの顔と最後の振り返り部分の映像が差し替え。来週の最終回はOPがない可能性が高いので、今週だけのために変えたのではないかと。いやあ、しかしみんな顔が引き締まりましたね〜!特に頭の男性陣3人。女性陣はあまり変化がなく見えるのははじめっからキャラが立っていたという事なんでしょうかね。

そしてその差し替えにより、最後の振り向きシーンにテツが追加されました!その他の映像には特に追加はなく、そこだけ6人になって浮いているようなとゆうか無理矢理6人にしたせいで音楽とタイミングが全く合わなくなってしまったとゆうか一人きょとんと驚いたような目が少々間抜けに見えるとゆうかなんつうかかんつうかなんですが(←言い過ぎ)それでもおめでとう、テツ!!(ほろり)と、お祝いの言葉を述べたいと思います。やっと夜明けが来たんだね、二代目火の玉ボーイ(^^)



スワンさんの通信でデカベースの危機を知り、早く帰還しなくてはと焦るデカレンたちの前には、先週バンの肩でゆらゆらしていた一つ目君搭乗の怪重機が今だ立ちはだかる。

状況を説明してくれていたスワンさんの所にもイガさんが乗り込んできてしまい、スワンさんは変身をする間もなく倒されてしまう。

デカベース内ではボスが走る走る。素顔のまま(?)で剣を振り回し、ドロイド軍団を叩きのめすのめす。どうでもいいのですが、長いコートの裾はとっても邪魔そうですし、そうじゃなくてもボスの頭は視界があまり良くないみたいなので、そんな衣装で剣振り回して走らなきゃならない中のアクターさんは大変だろうなあ。

…いやいや、ボスに『中の人』なんていませんでしたね!失礼しました(笑)


「もうお疲れか?ドギー・クルーガー」

息を切らしてる感じのボスの元にアブレラさん参上。相変わらず腰元ダンサーズ…じゃなくてドロイド軍団を率いて登場するその姿は悪の組織の幹部みたいでかっこいいです♪


「中々良く出来てるな、地球署は……特に特殊合金アヌビシウムで強化された外壁はたいした強さだ」

「…貴様、何故その機密情報を…!?」

アブレラさん曰く、今までデカベースの中に侵入を果たした犯罪者…ドン・モヤイダとかギガンテスとかジンチェとかビョーイとかから、デカベースについての情報を『契約の一環として』仕入れていたらしい。懐かしい名前が大量に出てきたのと、あとアブレラさんの抜け目なさが実に良い感じでご機嫌♪
………………が。
どんなに外壁を固めても、窓ガラスは防弾ですらないし(ハクタクさんの回参照。あれは結局バンが犯人だったので、あの銃弾はSPシューターだったのかな?)外壁ならその気になれば誰でも調べられそうなので機密もへったくれもなさそうな気がするのですが(苦笑)
まあ、少なくともボスは重要機密情報だと信じていたようなので機密情報なんでしょう。うん。


そんな抜け目のないアブレラさんは、以前からデカベース乗っ取りを考えていたのかと思われたのですが、本人、当初はそんな気は全くなかったらしい。まあ、2クール位で登場が終わる予定のキャラだったらしいので無理ないかもしれませんが(爆)
曰く、「お前たちのお陰でこの星での累計損失が100億ボーンを越えた!…全宇宙の犯罪マーケットを仕切る私として許しがたい事態。だから、その報復に来たのだ」

…………『全宇宙の犯罪マーケット』。
……………………………………………。
そんな規模の大きい悪人だったんですか、アブレラさん…(吃驚)
出番のなかった週はきっと他の星に営業に行ってたんですね。ご苦労様です。つうか一人営業で全宇宙は無理があり過ぎです(^^;デカレンたち以上に深刻だと思われる人手不足。イガさんとか大活躍してそうだなあ。
とゆうかそこまで大規模の黒い商人を何故把握できてない宇宙警察。大物から小物まで、彼と取り引きをした犯罪者は山のようにいると思われるんですが、その誰からも彼の存在を聞き出せなかったのでしょうか?つうか「捕まえて背後関係を吐かせる」よりも「凶悪犯はとっとと宇宙の塵にしてしまえ」を優先する宇宙警察の方針の歪みがこんなところに出たって感じなんでしょうかね(苦笑)


そんな宇宙警察の企業体質の欠陥は棚に置いておいて、怒りに燃えるボス。
「ふざけるな!闇に潜んで悪をはびこらす貴様のような奴は絶対許さん!」
「現実を見ろ、クルーガー、宇宙には正義などという見えないものより、ずっしり重い札束が大好きという奴がまだ掃いて捨てるほどいる」
「…宇宙警察がある限り、悪がはびこる事はない!」

…悪の親玉と正義の司令官の対決。ぞくぞくする程かっこいいです。
が、アブレラさんのマントの右前の上の部分がちょっと破れているのがとても気になります(笑)…いや、これすっごい気になったんですが私だけですかね?(^^;


で、アブレラさんとボスとの対決になるのかと思ったら、そこに傭兵軍団が登場。
「久しぶりだな、ドギー・クルーガー」
現れたのはウニ頭とカニ頭と魚頭と虫頭。
「お前たちは……」
「そう、ユーに特殊刑務所送りにされた4人アルヨ」
怪しげな中国人のようなカニさん事ガニメデ。
「だ〜〜が、アブレラに助けら〜れた」
がぶがぶ言っているチョウチンアンコウさん事アンゴール。
「脱獄させる代わりに、最強最悪の傭兵軍団になれってね」
紅一点の虫系(なのか?)のスキーラ。
「聞けば、俺をモデルにして作ったイーガロイドにすら、苦戦しているようじゃないか」
へええ、そうなんだ〜〜!のリーダー格に見えるシリアス系ウニ頭のウニーガ。
…ウニさんと紅一点さんはともかくとして、後の二人はギャグにしか見えません。

しかも4人はアブレラ商事開発のスーパーマッスルギアを装着済み。
さすがのボスもピンチです。

一方デカレン達、やっと一つ目君を倒して、慌ててデカベースに向かいます。

さて、マスターに変身して4人と戦うボス。苦戦すんのかと思いきや割と軽くあしらっていて…見かけ倒しかよこいつら!の感が漂います。
「めちゃ、めちゃ、強〜〜い!」
「…貴様らは既にデリートが許可されている。容赦はしない!」
じゃあ、なんでわざわざ収監してんだよ。
…いや、脱獄したから許可が下りたのかもしれませんが。でもボスは彼等が脱獄した事を知らなかったみたいだしなあ。宇宙警察のシステムって謎。

そんな中でもすこしはやり手(に見える)ウニさんと一騎討ちになるボス。
「腕は衰えちゃいねえな。それでこそ倒しがいがあるぜ!」
「俺も『地獄の番犬』と呼ばれた男。お前ら如きが何人で来ようと負けはしない!」
そりゃまあ、イガさん位なら軽く蹴散らせるボスです。とゆうかイガさんクラスならたまに部下たちでも軽々撃破したりしてますが(笑)ともかく明らかにボス優勢ランプがともりまくったその時。

「…あれでも言えるか」

ウニさんが指差す先には、バーツロイドに抱えられた気絶したスワンさん。
「スワン!!」
一回上の階段の踊り場から投げ出されてしまうスワンさんを空中でがっしりとキャッチするボス。が、その瞬間に攻撃が飛んでくる。

スワンを庇って傷付くボスに、したり顔の4人組。
「まともにやってすんなり勝てるとは思ってはねえさ!」

かっこいい!!
その身の程にあった考え方が非常にかっこいい。正々堂々ばかりが脳じゃない。

ボスはスワンさんを抱えたまま、攻撃の雨からひたすら逃げ回る。
そして脱出ポッドにたどり着き、彼女を詰め込み……

………その瞬間、彼の背中をめがけて銃弾の嵐が。

ボスはふらつきながらも襲ってくるカニさんをいなして、なんとか脱出ポッドをロック。
だが、続いて襲ってきたウニさんの攻撃を真正面からまともに喰らってしまいます。


一方、戦士たちはライディングデカレンジャーロボモードで急ぎ帰還中。なるほど、スピードだけだったらスーパーデカレンロボよりもこっちの方が早いのね。
が、もうすぐ帰還!というところで、先週デカベースに突っ込んだドリル君が動き出してミサイルを撃ってくる。はずみでバイクから転げ落ちるデカレンロボ。
そのままドリル君はロボ形態に変形。ちなみに操縦はチョウチンアンコウさん。
「完成!アブトレックス!!」
その名の通りとゆうか、アブトレックスさんは頭部と背中にコウモリ羽をつけているデザインで、手も爪っぽくてなんか可愛い♪
「お前に構っている暇はないんだ!!」
焦るデカレン達はさっさと片付けて帰りたいのに、アブトレックスは強い。そりゃアブレラさんが自分の名前をつけるくらいの自信作ロボなんですから強いでしょう。
シグナルキャノン如きの攻撃ではびくともせずに、逆にでかい爪で引っ掻かれるような攻撃をされ、ジャッジメントソードまで折られてしまう。

そして、ボスは大ピンチ。つうかまだ動けたのね(^^;

通路の壁際に追いつめられたボスは、とうとうDソード・ベガをたたき落とされてしまう。長い螺旋階段の中心の吹き抜けをゆっくりと落ちていくDソード・ベガ。このカメラワークは、まんまスターウォーズエピソード1ですね(苦笑)ダースモール好きでした〜!それよりなによりクワイ・ガン・ジン♪♪

スターウォーズでは結局落ちてた師匠の剣で敵を倒すんですが、残念ながらここにボスの師匠はいない。
カニさんと紅一点さんに両脇から抱え込まれちゃったボス。
そのまま、真正面からウニさんの必殺技を喰らってしまう。
ふっ飛んで壁を2枚半程壊してやっと止まる事のできたボスは素面に戻ってしまいます。


一方すっかりアブトレックスさんに足留めを喰らっちゃっているデカレン達…の目の前でデカベースが変形を始める。
「ボスが勝ったんだ!」
と喜んだのもつかの間、クローラー形態になったベースが自分達に攻撃をしてきた所で、やっと運転手がボスでない事に気が付く。
「そう、運転しているのは私だ。ドギー・クルーガーは私の部下たちが地獄に葬った」

アブレラさんの言葉に動揺しまくる戦士たちの眼前で、クローラーがベースロボへと変形していく。

…廊下その他に大量の一般職員さんが倒れている筈なんですが。
一般職員さんのうち確実に何人かは閉まるシャッターに挟まれて絶命されたかと思われます(泣)


アブレラさんはすっかりご機嫌モードで、ベースロボのボス席にどんと陣取る。残りの3人も1、2、3の操縦席にスタンバイ。
「デカベースは完全に占拠した。…あちこち攻撃に行かせてもらう。市民の味方、正義のデカベースロボが平和な町を攻撃し、破壊の限りを尽くす」
…似たような台詞をどっかで聞いたぞ(^^;あ、ジンチェか。(ep.19参照)考える事はみんな一緒なんだなあ。
「どの街を消すか、そのポイントは私の押すスイッチ次第。死ぬも生きるも、私の指先にかかっている。どうだ、面白い趣向だろう?」
思いきり調子に乗りまくっているアブレラさんに「…そんな事はさせるか!!」と怒り爆発のデカレン達でしたが、自分達はアブトレックスに足留めされてて動く事も出来ない。
「大口はそのアブトレックスを倒してから言いたまえ」
アブレラさんはモニタにスロットを映し出し、レバーで3桁の数字を選び出す。
…これ、ボス席ですよね?
何のためについてるんだ、あのスロットは。

スロットで攻撃ポイントを314と決めたアブレラさんは早速移動を始める。
「待ちやがれ、コウモリ野郎!」
「警視庁、聞こえますか?ポイント314の避難勧告を………!!」
ジャスミンが妙に冷静な判断の通信を送っている途中で、アブトレックスからの電流攻撃。バイクロボは転倒。
倒れなかったデカロボはしつこくもシグナルキャノンで攻撃を続けるのですが(全然効果がないのは分かってると思うけど他にもう武器ないし…)逆に「アブトレックス・ビーム」を浴びせられてしまい、とうとう爆発、そして炎上。
「先輩〜〜〜!!」
テツの叫びがこだまします。


そして一方ベースロボはポイント314に向かってどしんどしん進撃中。一歩ごとに道を派手に破壊しながら進んでましたが(あれ、空からみたらくっきり足跡として見えるんだろうな)いつもあんなもんなのか。いや、普段は相当気を使って歩いてるのかな(苦笑)

そしてポイントたどり着いた時には、もう町はもぬけのカラ。
「地球人どもが避難した後か…」
…なんて避難の手際がいいんだ警視庁(^^;
とゆうか流石は怪重機が跋扈する街に住む住人。
いつ非常事態が起こっても冷静に避難する心構えが出来てるんでしょうね。すばらしいことです(笑)

「…つまらんが約束通り、破壊しつくしてやろう…」
そしてボルカニックバスターで街をまるごと吹っ飛ばし。
1ポイントがどれ位の広さだかは不明ですが、見た感じ半径10km圏くらいは余裕でふっ飛ばしてそうです。…ホントに避難が終わってるのかよ(汗)
「…この大惨事を見て、さあどう出る宇宙警察。動かなければまだまだ続くぞ…!!」
かなり悪の組織の親玉の風格が板についてきたアブレラさんが楽しそうに叫びます。


そして、
「先輩!!」とロボを降り素面に戻ってきょろきょろするテツの元に先輩達がやってくる。みんな傷付いてぼろぼろですが命に別状はないどころか結構元気そうです。…かなり派手に爆発したのになあ。画面には特に映ってはいませんでしたが、爆発寸前に脱出したのかな。

つうかこの瓦礫の山のぼろぼろな状態ってデカロボの爆発の余波なんですかね。人気はまったくないですが、すごい人的被害出てそうだよなあ…。
あ、でもなにしろ避難の早い市民達です。普段からロボ戦が始まる時には既に避難は終わっているのかもしれない。…模範になれそうな素早い避難に拍手を送りたいですが、個人的にはそんな街には済みたくないです(^^;オフィスも仕事にならないだろうなあ。

ベースロボは奪われ、デカレンロボは炎上ときて、ついでにデカウイングロボはベースの中。まさに「どうすればいいの!?」状態。
…普通に考えれば本部に応援を要請するべき所なんでしょうけど、そんな事は露とも考えないのが地球署。

そんな中、ジャスミンは背中からライセンスを取り出し(女の子の制服にはポケットがないのでライセンスは背中に刺しているらしい。不便だなあ(^^;)「ボス、応答して下さい!!」と必死に訴えかける。

通信している本人も半分無理だろうと思っていたと思うんですが、予想に反してじゃりじゃりの通信音の中から、
「みんな……無事か……」
とボスの声が聞こえてきて。
それはとても弱々しいものでしたが、みんな慌ててジャスミンの元に駆け寄ります。

「ボス!無事だったんですね!!」
ジャスミンが大喜びで呼びかけるものの、

「いや……駄目だ……体が動かん……。俺の事は…もう忘れろ…」

帰ってきたのは、あまりに弱々しく、そして残酷な言葉。

当然戦士たちは反論するんですが、「ばかやろう!」叫ばれてはっと我に返る。
「よく聞け………デカベースの………!!!」
そこで、通信は途切れてしまう。
後は彼等がどんなに呼びかけても返答は返ってこない。
…叫ばなければ最後まで話せたかもしれないですね(笑)
この時点でボスの殉職をほんの少しだけ心配しましたが、30話過ぎならともかくこの段階で今さら殺す事はないだろうと割と余裕で見てました(^^;


ショックのあまりに声をなくす戦士たちでしたが、そこにライセンスのコール音が響き渡る。
「地球署、応答せよ、聞こえるか!!」
その声はヌマ・O長官。
…誰もライセンス開いてないんですけど、なんで声が聞こえるんだ(^^;
つうか誰に向けて通信してるんだろう。グループ通信で「地球署全員」とか設定してるのかな。
…てことはアブレラさんにも筒抜けって事なんでしょうか(苦笑)

「ヌマ・O長官………」
なんとかホージーがライセンスを開く。
「全宇宙の各惑星分署における資料を総合した結果、エージェント・アブレラの正体が判明した」
長官曰く、アブレラさんはレイン星人。7つの銀河にまたがる惑星間戦争を影で引き起こしたアリエナイザー。金儲けのためだけに第12銀河を消滅に至らせた、最悪と言える武器商人なのだと。
……いや、いいんですが。
じゃあなんでクライムファイルに載ってなかったんだよ。
やはり宇宙警察はよく分かりません(- -;;
でも、それより何より驚いたのは、ヌマ・O長官の羽がきちんと生えそろっていた事でしょう(笑)まあ、メインの飾り羽(?)はなんか大人しくなっちゃっているような感じですが、「かなり抜かれた」先週の感じからは考えられない位きれいに揃ってて。
…だから長官、あんまり怒ってなかったんだな(苦笑)

「奴は…そこまで巨大な悪だったのか……」
ホージーがぼそり。
大丈夫です。視聴者だってそんな事夢にも思っていませんでしたから(笑)
「…事態は深刻だ。デカベースロボによってこれ以上一般市民に被害が出る事は、なんとしても避けなくてはならない」
長官の言葉を裏付けるように、差し込まれる逃げまどう一般市民の映像。そこで一生懸命誘導をやっている一般警察さんに萌え。お仕事ご苦労様です。頑張って下さい〜〜!

「ロジャ、俺たちの力で絶対デカベースを取り戻し…」
「その必要はない。既に、宇宙警察各惑星の主力部隊が結集して地球に向かっている。到着次第、デカベースロボを爆破する」

その言葉に目をまんまるくして驚く戦士たち。
だって、デカベースの中にはまだボスがいるんですから。
そして多分生き残っている一般職員さんも大量にいるでしょうから(^^;

「そんな、デカベースの中には!!」
必死に反論する戦士たちですが、下っ端戦士たちが何を言おうと上層部の判断は変わらない。
「お前たちの戦力ではもうどうにもならん。…クルーガーも私の立場なら、同じ決断をする筈だ。…主力部隊の到着まであと二時間。お前たちはもう手を出すな」
「しかし!!」
「…くれぐれも無茶をして、命を落とすんじゃないぞ…」
そうして通信は一方的に切られてしまいます。


長官の「大事の前の小さな犠牲」発言に言葉に声をなくし、でも言われる通り何も出来ない自分達の無力感に落ち込みながらいらつく戦士たち。

でも、そこでホージーが、
「……俺たちは、なんだ?」
と、いきなりぼそり。
非常に曖昧な問いでしたが、少しの間の後、
「俺たちは……ボスに選ばれた刑事だ!」
バンが叫ぶように答える。
「そう、ボスが、選んでくれたチーム!」
ショックのあまりに膝を落としてたジャスミンも立ち上がってくる。
「悪を憎み」「正義を愛し」
「それぞれの個性を組み合わせて勝つ!」
「…俺たちは、そういうチームの筈だ!!」
…台本を読んでるかのように台詞を綴る戦士たち(爆)でもなんとか元気を取り戻したようです♪簡単に言えばみんなでやれば怖くないという事なんでしょうか。それにしてもこういう時にホージーが言い出しっぺってなんか意外。

でも元気を取り戻した所で、デカレンロボが壊れてデカベースが奪われてボスがいなくなっしまったという最終回間際にふさわしい絶望的な状況が変わる訳ではない。

そんな時にはセンちゃんのシンキングポーズ。
…シリアスなシーンから思いっきり浮いてましたが、そんなのは昨日今日始まった事ではないので気にしない。

彼のひらめきでデカベース跡に行った彼等は、地下倉庫にデカウイング達を発見します。
「パトウイング……」
「いつもはデカベースの中にある筈なのに」
「スワンさんならこんな事もあろうかと、地下格納庫に下ろしてくれてるかもって思ったんだ」
…スワンさんがイガさんに襲われた時に最後に押したスイッチがこれだったんですね。
いやでも。
確か、デカベースの地下施設って、変形する際にベースの一階部分に収納されるんじゃなかったですっけ?(超全集上巻参照)それとは別に地下格納庫があるってことなんでしょうか?(悩)
それより「いつもはデカベースの中に」って…デカベースのどこにそんなスペースがあるんだよ(^^; まあ、確かにウイング達は上部から発進されますが、中身からっぽ状態でそれでいいのかデカベース状態ですもんね。つまりはデカベースのほとんどって格納庫ってことなんでしょうか(苦笑)
そして「スワンさんが下ろしてくれた…」デカウイング達も微粒子状に分解されて転送出来るんでしょうか(苦笑)…いや、出来かねない(^^;

ともかく、
「これさえあれば、なんとか行ける」
「いや、なんとかじゃないだろ。『絶対』だろ?ボスやスワンさんの為にも、俺たちは絶対勝つ!!」
そして全員で円陣を組んで、拳を合わせてグットラックポーズ。がつっと息が合っているのがかっこいいです♪


さて、一方アブレラさん。逃げまどう地球人どもを前に超ご機嫌です。
「逃げまどえ、地球人ども。そして地球署を、デカレンジャー達を恨め!!」
そろそろ警視庁の避難誘導も間に合わなくなってきている状況下で、再びボルカニック・バスターの準備。…何発くらいまで撃てるんだろうな、あれ。

でもそこにウイングロボが駆け付ける。
「おのれ、白鳥スワン。デカウイングロボを隠していたのか……!!」
悔しがるアブレラさん。
とゆうかあんなでかいもんがない事にもっと早く気がつけ!(笑)
ついでに言えば、ベースロボだけでなくウイングロボも使って攻撃をしかければ、彼のいう所の『もっと面白い状態』になったんじゃないかなあと。…それじゃあデカレン達の起死回生がなくなっちゃいますが(^^;


すっかり元気を取り戻した戦士たちの前にアブトレックスが立ちはだかるんですが、バイクロボでよろめかせた所にウイングロボ連続蹴りで奴を高いビルまで追いつめる。
そしてデカウイングキャノンに変形しビルごと破壊。
ま、まともに吹き飛ばしてたんですけどいいんですか?(^^;まあ…大事の際の小事ってことなんでしょうね…。
そしてここでチョウチンアンコウさんは退場。

「おのれ、よくも私のアブトレックスを……!」
怒るアブレラさんと部下3人はデカウイングロボを始末しようとするんですが、ウイングロボはちょこまかしていて中々攻撃が当たらない。
「面倒だ、ボルカニック・バスターで始末する!!」
…スピード的に絶対逃げられちゃうだろうから無駄ですって!とか思ったんですが、アブレラさんはバカのひとつ覚えのようにひたすらボルカニック・バスター。ベースロボにはそれくらいしかないという事情もあるのでしょうが。

ベースロボが「貯め」に入ったその時、
「先輩、今だ!!」
とのテツの声に合わせてデカロボの後ろからバイクロボが飛び出し、そこから赤青緑黄桃の五人が飛び出しベースロボの上部に着地。
「生憎だったな!」
「俺たちと鉄とでロボを乗り換えてたんだ!!」
スワットモードの5人はそのままベースロボ内部に侵入。

……いや、でもさっきアブトレックスをデリートしたとこまでは、確実に5人はウイングロボに、そしてテツはバイクロボに乗ってたぞ…いつ乗り換えたんだよ……??戦士たちも微粒子上に分解されて転送できそうな気分になってきました(笑)まあ、もうどうでもいいや。

そしてウイングロボに残ったテツはベースロボの足留め役。
「こいつは俺に任せて下さい。これ以上の破壊はさせはしない!!」
…勿論それも大事な役目なのは分かるんですが、最後の最後までハブられる彼にちょっと涙が出てきました(^^;


形勢逆転、そしてベース内に突入した5人はドロイド達を簡単に蹴散らしアブレラの元に到着。
「もう観念しろ!デカベースロボを止めるんだ!」
Dリボルバーを突き付けておどしモード。

でもアブレラさんは余裕で
「…追いつめたつもりか?笑えるね………」

そして彼が手元のスイッチを押した瞬間に……戦士たちの変身が解けてしまう。何が起こってるんだか理解できなくて、自分の手を見つめておたおたしているメンバーが可愛い(笑)

「私がデカベースの全てを掌握している今、お前たちの変身システムも私の意のままだ!」
……しつこいですが、アブレラさんが座っているのはボスの席ですよね?
何のためについてるんだ、あのスイッチは。
ライセンスがあれば誰でも変身出来る訳ではないようなのであまり使い道はないと思うんですけどねえ。…部下の反乱抑止用?(^^;


再び形勢逆転、変身が解けた戦士たちはウニさん達の手によって通路に投げ出されてしまう。
「もうどうすることも出来まい。でも安心しろ、お前たちだけでなく、宇宙警察そのものが間もなく消滅する」
「なんだと!?」
「冥土の土産に教えてやる。既に衛星軌道上に一斉攻撃システムをしかけてある。何も知らずに宇宙警察の主力部隊どもは、あっという間に木っ端微塵だ!!」
…こういう「冥土の土産話」をするとろくな事がないんですけどねえ(^^;
ともかくいきなりの展開に目を丸くして驚く戦士たち。
「主力部隊さえいなくなれば宇宙警察はすぐにでも滅ぼせる。そうなれば、私の理想の世界が訪れるのだ。邪魔な宇宙警察のいない、金だけがすべての犯罪の世界がな!!」

……なんとアブレラさんの真の目的はそこにあったらしい。
私怨じゃなかったんだ……(吃驚)
やっぱアブレラさんは宇宙をまたにかける大物の黒い商人だったらしい。ごめんね、私怨だって疑っちゃって(笑)いやまあ純粋な私怨も大いにありそうですが。


ウイングロボのテツも攻撃を受けて苦戦中。
でも全員通路に出てきちゃってるんだから、今ベースロボは誰が運転してるんだろ。…運転得意なバーツロイドかな(^^;

地球署の、そして宇宙警察消滅(とゆうか大打撃)の瞬間が刻々と迫る。
次週、いよいよ最終回です。


今週のエンティングミニコント。
「どうなっちゃうんだろ…」と怯えるギンと「センちゃんがいる限り大丈夫じゃ!」と励ますハクタク婆さん。この二人、OPのクレジットで名前が出てきていたのでどこで出てくるのかと思っていたらこんな所で(笑)微笑ましくて可愛かったです(^^)

しかしベースロボがあれだけ暴れても、なお宇宙警察を恨むどころか応援してくれる一般市民さん達って…いい人達過ぎとゆうかなんつうか。アブレラさんの読みはこの辺から既に狂ってきている気がします(^^;


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