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巻之四十三『超合体と大激突』

先週サーガインの手によって「怒りの矢のメダル」から「怒りの矢」が誕生しました。
最強ロボ天雷旋風神で立ち向かうも全然歯が立たなくてぼろぼろ、文字どおり喉元に剣(矢だけど)を突き付けられちゃって、とってもピンチ状態な正義の味方達です。 てゆうかクリスマス商戦まっただ中にこの状態は如何なものでしょうか?(笑)
そして、今までにない大手柄&大活躍を続けるサーガインも……ある意味ピンチです。


その剣が(矢だけど)振り降ろされそうとした、その瞬間。
「Come on、リボルバーマンモス!!」
シュリケンさんが今年クリスマス商戦の大物…文字通りホントにでかいんですけど、だからっつっても定価14000円はどうかなあ?親御さんの財布のヒモが固くなりそうなんですけど(汗)のマンモス君を呼び出します。
まあ、ここいらで活躍してお子さまのハートをがっちり掴んで、バンダイさんを喜ばせてあげよう!とばかりに物凄いスピードで参上するマンモス君。…だって、剣振り上げて降ろすまでの時間で来るんだもん。普段だったらビルがひとつ引っ込むかどうか位の時間だと思うんですが…(苦笑)

まあ、 頑張って活躍してくれ。せめて昨年の巨大化ガオライオンには負けるな〜!(笑)
…と思った瞬間に。
やられてしまいました(汗)
登場から1分あまりでリタイヤ。ダメダメじゃん、マンモス。
天雷旋風神も今さらのようにアルテマストームとかやってみたりするんですが、
はじきかえされてしまいました(大汗)
全然ダメダメじゃん、味方ロボ。今年の戦士達は「未熟もの」っぽさが魅力ではあるのだけど、ロボまでこれでは今年のクリスマス商戦の行方は暗そうです(^^;実際今年は玩具的には昨年の足下にも及ばなかったようですが。つうか多分去年が売れ過ぎたんだと思いますけど。

「…これ以上は危険や。みんな、一時撤退や!」
のおぼろさんの言葉に、
「からくり忍法・消え身の術!」
で、ロボットごと消える正義の味方達(汗)マンモスまで消えるかよ…んなんありかい(- -;; と思うんですが、そこはからくり忍法ってことで(謎)全く逃げ足だけはホントに早いひとたちです。

そして怒りの矢は敵がいなくなったらさっさとメダルに勝手に戻っちゃって。
「まるで生きているかのようだな…」
サーガインは感心していますが、そういえば普段武器がメダルに戻る所を見ていない事に気がついて、なら正義の味方達はどうやってメダルに戻してるんだろう…と疑問を持ってしまいました。「戻れ!」とか言うと戻るのかな(笑)
もっともそれ言っちゃうとメカ達が格納庫(もしくは地中)に戻る姿も見た事がないわけですが。旋風神メカはともかく、地中に潜る轟雷神昆虫メカは可愛いかも♪とか思ったり(^^)


そしてセンティピードで賞賛の嵐を受けるサーガイン。
「…所詮は『怒りの矢』の力だ…」
とサンダル様がいやみの一つも言ってしまう位までに。温和さが売りのサンダル様も自分より活躍する奴には冷たいみたいです。…やっぱこのひと絶対いい人じゃない。判りきってますけど。
「それよりもタウザント様、御覧下さい!」
サーガインが差し出した怒りの矢のメダルはなんかゆらゆら輝いていて。
「…それこそ、その対になる「嘆きの矢のメダル」がこの星にある証拠……」
とタウ様。でもそう言われてもどこにあるかは誰にも判らない。
「このサンダールが封印の石を手に入れたアストラム星雲にはからくりシステムとそれを使う奴らがいた。そしてこの星にもからくりシステムを使う奴らがいる……。」
「地球の忍者たちってこと?」
…納得するものの先週の様子ではハリケンジャー達も知らないみたいだし。つっても彼等歯所詮は下っ端さんたちなのだから、
「いるな…やつらの上に…姿を見せない司令塔が……」
さらりと「アストラム」の名を出して「…ライーナの星、滅んじゃったのか?(大汗)」との論議を巻き起こしたサンダル様が呟きます。
映画を見ていない人の為に。「アストラム」は映画版で出て来たお姫さま、プリンセスライーナの故郷の星です。映画の最後に彼女は故郷にかえっていったんですが…(汗)もっとも『アストラム』は星雲の名前なので、その中の別の星かもしれませんが。つうか戦隊は多分映画とテレビを連動させないと思いますが。にしても…(汗)


一方正義の味方達。
「どれもこれも滅茶苦茶や。…これはやっかいなメンテナンスになりそうや…。」
おぼろさんは五体のマシンのメンテナンスに追われています。
シュリケンさんも天空神のメンテにおおわらわです。てゆうか五体と一体。…一体位手伝ってやれよシュリケンさん(^^;
「リボルバーマンモスは?」
「それはあのお方に任せるしかない。今おとーちゃんが呼ばれて行っているからなんか聞いてくると思うんやけど…」

そして御前様のお召しにより、自ら参上する館長。
誰もが「一体どうやって出向いたんだ、ハムスター〜〜!!(汗)」とツッコミを入れたと思いますが、もしかしていつぞやの打ち出し式ボールで行ったんでしょうか(笑)

そこで御前様は語ります。

怒りの矢のメダルと対になるメダルがこの地球にあると。
それは『闇石』と呼ばれ、それを得んとしようとして忍者は生まれ、そして争ったと。
そしてそれは疾風&迅雷御前試合の後に、全流派統一の願いを込めて、ある場所に封印されたと。

「ある場所とは……?」
「誰も知る必要はない。これからも未来永劫封印され続けるのだから……」

姿を現さない御前様はとっても秘密主義のようです。なんたってボイスチェンジャーまで使ってますから(笑)

でも、その言葉に反応するように、センティピードの『怒りの矢のメダル』がひとりでに空中浮遊しちゃったりして。

こーゆー対のものはお互い引き合うのがお約束です。
んで、二つ揃って大変なことが起こって、でもそれをなんとかして、また更に封印されるか、もしくは破壊されてちゃんちゃん♪ってのがお約束です。 どうなるんでしょうね、ハリケンジャー。

空中から戻って来たメダルを当然のように手をだして取ろうとするサンダール…の一瞬前にサーガインが奪い取って。
「すべてこのサーガインに任せてもらおう!」
ガインガインを駆って街に出て。再びメダルを矢に変えて。
その力で街を火の海に。…悪役だったんだよなあ、サーガイン…って感じです。


その光景にいても立ってもいられなくなった正義の味方達は、メカもないのに出撃します。
ハリケンジャーはハリケンウィンガーで。
ゴウライジャーはバリサンダーで。
無謀にも巨大傀儡ガインガインにかかっていきます。
……はっきりいって蠅みたいです(爆)いや、むしろそのもの…特にハリケンジャー。
「貴様らの木偶人形は壊れたか!」
とサーガイン。
何を思ったかガインガインから飛び出て、そのまま空中を飛び回り飛んでるハリケンジャー達に体当たり攻撃。あまりこう早い動きが出来ない彼等は格好の標的状態で地面に打ち落とされちゃって(^^;
「全員まとめて地獄に送ってやる!俺の手でな!」
かかってくる正義の味方達ををサーガイン、その双剣を抜きであえて生身で(?)五人まとめて相手して。
五人がかりでも全然歯が立ってなくて。 強い、強いぞ、サーガイン♪ホントに強い。


……強すぎるとある意味心配なんですが……(汗)


三重連の100tハンマーもその剣で叩き斬って。
「今度は俺の番だ!」
とその剣を空中高く投げ上げて。どんな剣技を見せてくれるのかと思ったらいきなり指からミサイル攻撃(笑)お前は004かよ、サーガイン〜(^^;


そんなこんなをやっていたら、なんとかシノビマシンのメンテも終わったようで。再びメカ戦に戻ります。

シュリケンさんもやって来て再び天雷旋風神になるんですが、やっぱ劣勢気味。これはまずい!とリボルバーマンモスを呼ぼうとするんですが、でもマンモス君は来てくれなくて。
「おとーちゃん!御前様はなんて言ってたんや?」
「それが………」
詰め寄るおぼろさんに館長、御前様の問題発言を伝えます。
…そのあんまりな内容にちょっとまてよ!?状態なおぼろさんだったんですが、他に方法もないみたいなので、
「……御前様じゃない。おとーちゃんを信じるんや。そこんとこ忘れんといて」
なんてカッコいい台詞を言ってみんなに通信を入れます。

「みんな、よう聞いて。今、リボルバーマンモスを動かすのにひとつたりないものがあるねん。」
「足りないもの…?」
「祈りじゃ」
…………………は??
「忍びの力を秘めて封印された闇石。その発動には忍者の奥義を結集する必要があるんじゃ。」
「みんなの心を一つにして、祈るんや」
「すべてはこの星を守る為に……」

「……分かった………」

なんだか分かったような良く分からないような命令ですが、もの判りのいい生徒たちは先生の命にしたがってみんなでお祈りをはじめてしまいます。
……当然誰も操縦してくれないメカは動けません。
「抵抗は無益と諦めたか!貴様らにはお似合いだ!!」
動かない木偶人形はサーガインにやりたい放題ぼこぼこにされてしまいます。あちこち爆発しちゃって祈る方も集中出来なくて大変そうです(^^;


でもお陰さまでなんとかその祈りは通じたようで、マンモス君がやっと来てくれました。

「みんな!今こそ合体だ!!」
合体…つうかリボルバーマンモスの上に天雷旋風神のっけただけですが。相変わらずなんつーかいいかげんとゆーか…(^^;
そして、からくりボールが次々と打ち出され、そして全部起動していって……

………天雷旋風神+マンモスにぺたぺたはりついて。

………可愛い………(笑)

すべてのメカが合体。それが今年のおもちゃの営業方針だとは分かっていましたが。
………ここまでやるかい(^^;
すべてのボールとメカを持っている人は早速天雷旋風神+マンモスにからくりボール武器をつけ始めた事でしょう(笑)私もこれをやりたいが為だけに一瞬だけすべてのアイテムを買いたい!と思っちゃいました(爆)いや、買わないでしょうけどね(苦笑)

そんなんで、今年のクリスマス商戦爆発の「絶対究極奥義・アルテマレインボー」…ようするにからくりボール武器を飛ばすだけなんですが(笑)で、ガインガインを撃破です!
ついでに怒りの矢のメダルもゲットして、正義の味方的にはおーるおっけー♪って感じです(^^)



もっとも、傀儡が爆発した程度ではやはり死なないサーガインで。
「このままではセンティピードに帰れん……まずやつらの首……!……そして改めて怒りの矢を………!」
よろよろしながら、体中煙りを吹きながらも歩き続けて。
「聞こえるか、ハリケンジャー!俺はまだ生きてるぞ!俺と戦え、ハリケンジャー!!今こそ…決着を………!!」

その叫びはハリケンジャー達に届く……その前に……。

……現れた見覚えのある影。
「サンダール…………?」
「諦めが悪いな、サーガイン」

サンダール……??

邪魔立てする気か?と叫ぶサーガインに 『いつぞやの手合わせの続きだ』と軽く言い放って。
「…面白い!抜け!!」
今の自分の状態でサンダールにかなう訳がない。でもそんな気丈な台詞を吐く彼に。
「……それには及ばん。貴様など刀の錆にもならない………」
今までのサンダールでは考えられないような台詞を吐いて。

そして。
その言葉の通りに。剣も抜かずにその波動攻撃だけでサーガインの双剣を叩き割って。
剣が折れて、驚愕するサーガインのその隙をついて。

折れた剣先を素早く掴んで。

サーガインの腹部に突き立てて………!?



一瞬何が起こったんだか判らなくて。



でも傀儡は明らかに損傷を受けて、そしてサーガイン本体にもその衝撃は伝わって。
その手から剣が落ちて。
「……俺を倒したらからくりシステムが!」
サンダールが自分を殺そうとしている、その事実に気がつき、叫ぶサーガインに、
「心配無用、データは全てバックアップを取ってある。」
確信犯的な台詞を吐くサンダール。
怒りの矢も自分が取り戻すとうそぶいて。

「貴様の存在理由はもう何処にもない」


……………おい。

「……邪魔なんだよ」

……………サンダール………。

「御立派な戦士顔も気に喰わん」

……………き、貴様………………(汗)

「早いとこ………逝け!」

その扇子を振り上げ、サーガインに振り降ろして。

傀儡の中でまっぷたつになるサーガイン本体………………!!


「…………無念!!!」

サンダールの後ろで爆発し、燃え上がる傀儡。


………サーガイン??


ねえ、サーガイン?


貴方はいつだって、どんな時だって傀儡から飛び出して来たじゃない。
それこそ身一つになって飛び出して来た事だってあったじゃない。

こんな死に方は、貴方には似合わない。

こんなシリアスな死に方をするよなキャラじゃなかったでしょう?ねえ??


なんだかんだと、最後まで生き残ってくれると思っていたんだよ。


ねえ、サーガイン……………。


爆発した傀儡の破片の傍らに、突き立つ彼の剣が。


……こんなカッコいい死に方をするようなキャラじゃなかったじゃなかったでしょう?

ねえ、サーガイン。

何ごともなかったかのように。
また、楽しそうに新しい傀儡を見せてよ。

「我が究極の傀儡!」


その言葉を聞かせてよ…………。


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