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巻之五十『暗黒と新世界』

先週シュリケンさんが残してくれた、ボールと言葉を胸にセンティピードに乗り込もうとする五人、ちょっときつそうにしながらハリケンホークで出陣中。
そして、先週サタラクラが集めた生体エネルギーで「弓矢を射るに相応しい姿」になろうとするタウ様、なにやら不思議な呪文を唱えております。マルちゃんといい、チュウ様といい、呪文の好きなひとたちです。

…………あと2週。


ハリケンホーク内の正義の味方達、シュリケンボールのスイッチをぱちっとやって。
どういう原理かはさっぱり分かりませんが、それが先週シュリケンさんがジャキュームタンクに打ち込んだ野球ボールと共鳴して??
なんだか良く分からないけど、次元シールドを無事突破出来たみたいです。

「見えた!」「……あれが…!」「(息を飲む)」
「……ジャカンジャの要塞」「センティピードだ………」
…台詞すらない吼太、不幸(^^;

そのまま火炎鷹でセンティピードに突っ込みます!

なんとか無事突撃成功した正義の味方達。何故か素顔に戻っています。奈留程、だから先週の最後、無意味に剣を背負ってたんだな。
…最も素顔で乗り込まなきゃいけない理由が全然分かりませんが。タウ様もともかく、七本槍だって素顔じゃ無理だろ〜!(^^;でもまあ、素顔にやらせたかったんでしょう……監督が(笑)

その昔、一時期センティピードをねぐらにしていた兄弟。
「かつて我等は、この中にいた……」
「あの時、タウザントに引導を渡していれば……」
なにやら少々微妙な気分になってしまっているようで、今さらんなこと言っても仕方ないじゃん!的な台詞を呟いています。
『…味方になってくれただけで充分だよ!』とハリケン達も思っていると思うんだけどな〜。
てゆうか、マルちゃんもそんな感じの事にこだわって結局死んじゃったじゃん(T T)せっかく光と共に生きる事にしたんだから、過去じゃなくて前を見ようよ兄弟。
あ、でも『迅雷の極意』って「過去」だっけ………(汗)

「……行こう、案内してくれ、一甲、一鍬!」
ともかく、彼等はタウザントの元に向かいます。


「500年前、このタウザントは知った………」
「あれ」の存在を。
そして今、「邪悪なる意志」の真の野望を。
「邪悪なる意志」は「あれ」を発動し宇宙を無にしたあと、闇からいでて、あらたな支配者として君臨しようとしていると。
「いいだろう、邪悪なる意志よ。我等ジャカンジャがその望みを叶えてやる。そして共に、宇宙の支配者となろう………」
なんとなく封神演技(マンガの方ね)の妲己を思い出してしまいました。最も妲己は最終的にはいい人(?)になったんですが。妲己はこういう台詞を吐く人の中で珍しく成功した例ですが、大抵は黒幕にやられちゃって「…こんな筈じゃ……」とか呟きながら果てちゃうもんですけど(汗)
……大丈夫か?タウ様??(大汗)

何故かそのタウ様のお言葉はセンティピード内に響き渡っており、実況中継を聞いちゃった正義の味方達もびっくり。 思わず立ち止まったそこは……おお!コピージャイアントじゃん〜〜〜!!(喜)うわ〜〜!サーガイン亡き後もちゃんとウェンディとっといてくれたんだ、感激〜〜!!…って別に処分する必要もないけどさ(^^;

更にそこに現れたのは……
マゲラッパだ〜〜!!!(感涙)

30話でフラビィが連れていたのが最後だとの噂の彼等。…いや、30話って私、ビデオが途中で切れちゃってて裏が取れないんです(^^;28話で羅門先生@シュリケンさんと闘っていたのは確かなんですが。
……なんにしろほぼ4ヶ月振りの登場!!おめでとう、マゲラッパ (^0^)/♪♪…かつて、こんなに冷遇された下っ端がいたでしょうか??今年は敵幹部の数が多かったので、仕方ないかな〜とは思うんですが、それにしてもねえ(^^;
そんな話をしていたら、友人に「今年は龍騎でアクターさんが大量に必要だったから、マゲラッパのアクターさんがそっちに取られてしまったのでは?」と言われ大爆笑。…あ、ありえる…(笑)

マゲラッパを片付け、ゴウライ兄弟を切り込み隊長に進み続ける五人。足下に転がっているマゲラッパがらぶり〜〜♪

そしてようやくセンティピードのいつもの広場へ到達。

「ようこそ、センティピードへ」
「初めてじゃないひともいるみたいだけど」
「……だか、一足遅かったようだな。……見るがいい!!」

思わず見たその先で、チャージが終わったタウ様が突然巨大化を始めて。
「………しまった!!」
と呟いた瞬間、そのタウ様進化の衝撃に、突然崩壊を始めるセンティピード。

「……脱出だ!」
たまらず正義の味方達は撤退を始めます。つうか、何しに来たんだよ(苦笑)…タウザントの変体を見物にか(^^;
なんたって「一時撤退」は今年の戦隊の十八番です♪まだ転がっているマゲラッパ達…ホント可愛いいよなあ……を無視して、倒れるコピージャイアント……可愛い……をすり抜けハリケンホークに乗り込み、シュシュっと脱出です。


ハリケンジャー達の後を追って、脱出してきたフラビィ&ウェンディ。
「サンダールは、間に合わなかった…?」「タウ様は!?」
そんな二人の前に……超巨大化したタウ様がくるくる回転しながら登場。おもわず腰を抜かす二人。…普通抜かします。
現れたのは「タウザント究極体」。
「怒りの矢と嘆きの弓よ……」
『射るに相応しい姿』を手に入れ、『怒りの矢』と『嘆きの弓』を手にして。着のみ着のまま脱出してきて、一体どこにからくりシステムを組んであったんだ!?とも思ったんですが、あらかじめセンティピードで発動してあったのかなとか。
…ついでに、巨大化すりゃいいんなら別にタウ様がわざわざそこまで無理してやらなくても良かったんじゃ…?とも思いますが、まあ、自分でやりたかったんでしょうね(笑)
「ついに時は来れり!!「あれ」よ!今こそ!!」
正義の味方達の悲鳴を無視し、弓を引くタウ様。

海に向かって射られた弓矢は、そのまままっすぐ海底に突き刺さって。
そこから巨大な渦が発生して。

「あれは、水がなければ産れない、ちゅうのはこうゆうことやったんや……!」
……おぼろさん、解説有難う(笑)
つうか『東映さん、この伏線忘れてなかったんだ……』とか思わず感動しちゃったりして(爆)これって『巻之八』、オタマジャクシの時のネタですからね。ハリケンは途中から見始めたって方が結構多いので、分からない方が結構多いんじゃないかな(^^;

そういう訳で化学反応でも起こしているのか、ぐるぐるいっている渦巻き。
「まもなく、あれが産まれる………」
とっても満足げなタウ様です。

でも、その時。
「でやあああああああああ!!!」
いきなりサンダールが高く飛び上がり、その剣をタウ様の眉間にぐさっと。

びっくりな正義の味方たち。
もっとびっくりなジャカンジャ女性陣。

「おのれ、サンダール………………!!」


そのままへろって倒れてしまうタウ様。

……下克上。
流石忍者番組。

……つうか、もしかしてこれで終わりなんですか?タウ様???(汗)


地上に戻ってきたサンダールに女性陣が詰め寄ります。
「サンダール、あんたってやつは………」
怒りに震えるウェンディに、サンダールは「タウザントにとって我等は捨て駒、ならばこちらも…」とこともなげに言い放ちます。
「あれの力で高みに登るのは……このサンダール。タウザントでもなく、サタラクラでもなく…ましてやサーガインではない………」
その一言でウェンディ、ずっと感じていた違和感を確信。
「……やはりあんたがサーガインを………!」
「うそ…………」
もはや善人顔も必要ないと、性悪な根性丸出しになっているサンダール。「お前達も同志の元に送ってやる!」と二人に剣を向けます。

でも二人、一瞬顔を見合わせた後、いきなり笑い出して。
「自分以外誰も信用しないって訳ね。」
「でも後二人、味方につけておいた方がいいんじゃない?」
こんなことを言い出して。サンダールと共闘をする事に。

何考えてるの?ウェンディ??
本気??それともなにか考えがあるの??(汗)

……彼女達の考えが分からないけれど……。でも少なくとも目の前にいる正義の味方達をさっさと始末するという点だけに関してはサンダールと同じであって。
正義の味方達と残りの三本槍、戦闘を始めます。

でも、正義の味方達も負ける訳にはいきません。地球のため、そして思いと力を残してくれた仲間達のために。おぼろ研究所ではおぼろさんが、なんとか「あれ」発生を喰い止めようと必死でキーボードを叩いています。自分達も、今、自分達の前にいる敵をなんとかして。
はじめはちょっとやられちゃってたけど、変身してからは結構強くて。時に本日の変身、ハリケンの間にゴウライが挟まってるという不思議な立ち位置でしたね。「宇宙統一忍者流」を印象つけよう、ってことでしょうけど。

結構簡単に三本槍を追い詰めて、ビクトリーガジェットを発射!
……龍騎だったらこんなのんきに構えをしている間に後ろから敵に蹴り飛ばされそうなものですが(笑/先生とか)まあ、ここは戦隊ですからね!(そういう問題か)

情けなく思いっきり吹っ飛ぶサンダール。
して、なんとか受け身を取った彼の目に映ったのは、地面に突き刺さったフラビィとウェンディの武器……!!

…フラビィとウェンディ、まさかこれで終わり………???
…いや、多分それはないと思うけど………(汗)


「虫けらどもがいつまでもちょろちょろと……邪魔はさせん!!」
完全に切れたサンダール、扇子を使っていきなり巨大化してしまいます。
負けじと正義の味方達もシノビマシンを召集します。

なんか久々にのんびりメカ登場&乗り込むシーンを見ていたんですが、…ううん、やっぱりハリケンドルフィンのコクピットはどう見ても頭部にあるよなあ…。轟雷旋風神の時、七海は一体どこに…(悩)
まあ、それ言っちゃうとレオンの頭部がコクピットの吼太も、旋風神の時は横向きになっちゃうので調子狂いそうですけど。それにどうやら角の下にコクピットがあるっぽいカブトはいいとして、まっぷたつになるクワガのコクピットは一体どうなって……とか…まあ、この手の事は戦隊では言ってはいけないお約束なのかな(^^;

今回はしょっぱなから轟雷旋風神で出撃です。
「見せてもらおう。地球忍者のからくり巨人の性能とやらを!!」
……とうとう言っちゃったよ、この台詞〜〜!!(爆笑)スタッフさん、完全に遊んでますね(^^;

そんなシャア@サンダールと戦闘を始める訳なんですが、どうも向こうの方が一枚上手っぽくて。
ローリングサンダーハリケーンも効かない。それならばとマンモスさん呼び出すもそれでもダメ。逆に巨大サメ頭攻撃で吹っ飛ばされちゃう始末。
ふっとばされ衝撃で綺麗に旋風神と轟雷神にばらけてしまう轟雷旋風神。…いや、5体がばらばらになるんならともかくと、それいくらなんでもは無理あるだろ〜〜!(- -;;


その時、渦から飛沫となんやらエネルギーが吹き出して。
「ついにあれが産まれる。新しい宇宙が産まれる!このサンダールが新しい支配者になるのだ!!わっはっはっは〜〜!!!」
ぐおぐおいっている水の渦をみながら、なんか完全にイっちゃった感じで笑うサンダール。てゆうかサンダールさん、「邪悪なる意志」の存在をすっかり忘れてませんか?(^^;

そんな光景を見ながら。
「もう一度、轟雷旋風神で行くぞ!!(汗)」
と鷹介が言うんですが…でも今さら合体し直しても必殺技効かなかったし…。

んでも ゴウライからは返事がなくて。
「我等が奴等の懐にいた時に、奴等を倒していればこんなことには……!!」
またもや、今さらなような台詞を呟く兄者。だから後悔したって始まらないって〜〜!
「兄者…………サンダールは我等の手で!」
「………一鍬……」
「………兄者…!」
素顔とオーバーラップしながら2人のアップ。
時にハリケンだったらこういう時マスクから素顔?を出して会話するもんですが、ゴウライはこういう映像オーバーラップで処理しますよね。なんでだろ。やっぱあれをやると微妙にギャグになってしまうからでしょうか(笑)

とりあえず眼前のサンダールを自分達が引き受けて、なんとかハリケン達を前に進ませようと決意をした兄弟。轟雷神を立ち上がらせます。

「一鍬!」
「ああ!!」
…と……??一鍬の手にメダル………??
「シノビメダル、セット!!」

……一鍬がシノビメダルを……………!!

一鍬役の姜さんが以前から「俺だけ『シノビメダル、セット』やってないんですよ〜!」って言ってて。
なんでも、『カブトスピアー』は当初は一鍬の所持メダルになる予定で、撮影して、アフレコまでちゃんとやったそうなんですが、あとから「…『カブト』なんだからカブトがやった方がいいだろう」と言う事になって…カブトスピアーは「あれはカブトはカブトでも『カブトガニ』だろう…?」と誰もが思うと思うんですが……まあともかくそうして撮影され直してしまったんだとか。不憫。

ともかくともかく。
おめでとう、一鍬(^0^)/♪♪
あまりに嬉しくて、ついイラストを書いてしまった位です♪(こちら

そして、一鍬が始めて発動(!)させたソードスラッシャーを手にサンダールに切り掛かる轟雷神。
「あれ」の出現に油断しまくっていたサンダール、思わずサメ剣を落としちゃって。その隙をついて轟雷神、見事な後ろ一回転宙返りでサンダールの後ろを取って、がしっと羽交い締め。
「鷹介、七海、吼太、こいつは我々の手で!」
「 お前らは逃げろ!!」

そして…手にしたソードスラッシャーでサンダルさんを正面からぐさっと。

……それは轟雷神にまで突き抜けて。

…………………………………………。

私のゴウライビートルが〜〜〜!!(T T)

…いや、次元は既にそんな場所にはないんですが(汗)

そんでも兄者よりも先に好きになった(笑)ゴウライビートル。最近はすぐ合体しちゃうので単体で動く姿は登場時位にしかお目にかかれないんですが、あの土からぼこっと出てくる愛らしさったら♪♪ぽ〜〜んと飛んでくるスタッグも実に可愛いんですが、でもやっぱしビートル!
OP後の映像、いまだに初期も初期、『巻之10』の五体メカ戦の時の映像を使ってくれていますが、あれを見る度「…やっぱ可愛い……(うっとり)」とつい呟いちゃってたりして。

……まあ、ゴウライビートルの話はこれ位にしておいて(^^;

「無念……だが、この星も終わる。宇宙も終わる。滅びるのだ……!」

今にも爆発しそうなサンダールと。

相打ち(つうか道連れ)で、コクピット内ばちばちいっちゃってる轟雷神。

それでも最後の瞬間までサンダールを放すまいとしているのか脱出しようともせずに操縦桿を握りしめ続けるゴウライジャー。マシンの受けた衝撃に耐えきれなかったのか、二人とも素顔に戻っちゃって。

それでも、力を振り絞って。
雄叫びをあげる。

……爆発のその瞬間まで。


おもわず旋風神のコクピットから飛び出す七海。鷹介、吼太も後を追って。

でも、彼等の目に映るのは、燃えさかる、巨大な炎柱のみ。

「いやあああああ!!!」
その場にへたり込む七海。
鷹介、吼太はなんか呆然と立ちすくんでいる感じで。

「二度と、影にはならないって、一緒に闘い続けるって…誓ったじゃないか!!…ばかやろう、ばかやろ〜〜!!」

そうだ、ばかやろ〜〜〜〜!(T T)
サンダールなんかと心中するなよ、兄弟!!(泣)

…もっともこの時、過去の回想映像とか出なかったし、わりとあっさりしていたので「…生きてるんじゃないかな〜?」とも思いましたけど(^^;大人的にもそうですけど、なにより子供的にゴウライを殺すのはまずいと思いますしね。


「一甲ちゃん、一鍬ちゃん…………」

おぼろさんも呆然としています。

その時、海の中のぐるぐる渦巻きから天に伸びる水柱が立って。
それに飲み込まれ、天に登っていくタウ様と『怒りの矢』。

空に、無気味な黒く渦巻いた『穴』が現れて。

その時、研究所がぐらっと揺れて。
研究所だけでなく、世界中に異変が。
空に開いた穴からタウ様のイナズマにも似た攻撃が地上に降り注いで。あちらこちらで爆破炎上する建物、車、傷付き倒れる人々。…戦隊とは思えない程に一般市民に大被害が出ている模様です。

「破滅です。終末です。この星は、地球は一体どうなってしまうのでしょうか!?」
テレビ放送でアナウンサーが叫んでいます。こんなひとの不安をあおりまくるような放送をしていいのでしょうか、ニュース番組(^^;
時に言われるまで全然気がつかなかったんですが、このアナさんってサタラクラの声をやられていた島田さんなんですね。あわててOPのクレジット確認したら、しっかりお名前が出てました。ううん、確かに改めてビデオを見てみると声がサタラクラだ〜〜!!(笑)


ゴウライジャーまでいなくなってしまい、なすすべもなくただその攻撃に翻弄されるハリケン達に、おぼろさんが「あれ」を止める唯一の方法を通信してきて。
「あれは怒りと嘆きの弓矢で無理矢理産み出されたもんや!同じ事を逆手順で……」
「……あの穴の向こう側から矢を打つ……!?」
なんかFFのラスボス戦のようなBGMがかかっています。そおいやあFF9には「永遠の闇」なんて敵がいたなあ(笑)
そっとハム館長を手に取り、話を続けるおぼろさん。
「でも…たとえ矢を打てたとしても、あれの向こうには『邪悪なる意志』が………」
そこで再び研究所をひどいゆれが襲って。衝撃でものがどんどん落ちてきて。

写真立てに入った館長とおぼろさんの写真が落ちて、割れる。

「無事に戻って来れる保証は………!!」
「……おぼろ!!危ない!!」
「え?うわああああああああああ!!!!」

途絶える通信。

「おぼろさん達まで……………」

落ち込みを通り越して、途方に暮れるハリケントリオ。

つうか、通信が途絶えただけだろ?
……殺すな(笑)

でも、これでゴウライの生存を確信しましたね(苦笑)もし、ゴウライを殺す事があったとしても、おぼろさん達を殺す事はありえないですし。大体館長には『最終回に人間体に戻る』という重要な使命がありますし(笑)
主役はあくまでもハリケンの三人なので(ゴウライは結局脇……(T T))最後はハリケンだけで、誰の力も借りずに、って形にする為にこのような展開にしたんでしょうね。


「……とうとう、俺達三人だけに………」

案の定、ハリケントリオ怯えて怖がっています。

「どうしたらいいんだ、俺達…………」
「誰も、助けてくれない」
「誰も、決めてくれないんだ………」

……甘いなあ、とつくづく(^^;でも実にハリケンっぽくて嬉しかったです。

ずっと、誰かが命令して、助言してくれて。
ずっと、誰かが助けてくれていて。

「未熟さ」を売りにしていた今年の戦隊。

すっと目を閉じた鷹介の脳裏には、ゴウライ、シュリケンさん、御前様、おぼろさん、そして人間館長が彼等の名を呼んでいて。お前達なら出来る、って。信頼した目で自分達を見つめていて。

「……俺達、弱音を吐いてる場合じゃねえよな………」
鷹介の言葉に、七海も吼太も頷いて。
「地球を…宇宙を救えるのは私達しかいないんだもんね……」
「こんなところでくじけてたら……仲間達に笑われるよな!」

いつまでも「未熟者」ではいられない。
ようやく元気を取り戻した彼等、地球を守る為に再び立ち上がります!

「よおし!みんな、気合い入れていくぜ!!」
なんか昨年の戦隊のリーダーみたいな(笑)鷹介の台詞を合図に、気合い入れに(?)なぜか敵もいないのに名乗りを始めます。
この時の彼等、旋風神を飛び出した時からずっとマスクから顔出し状態の格好で。つまりは戦隊最終回恒例、「素顔の役者がスーツの中に入る」の前段階バージョンみたいなものですね。今年は分かりやすくていいなあ(笑)

そして再び旋風神に乗り込んで出撃です!
「行こうぜ!あれの向こうに!!」


次週、最終回です。


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